最終更新日:2024/7/3

高松建設(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 住宅
  • 不動産
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

1年目から実務を任され、成長している若手社員たち

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工事、営業、設計の各部門で活躍する高松建設(株)の若手社員たち

配属後は担当を持ち、現場で経験を積む高松建設(株)の若手社員。部署が異なる入社2年目までの3人に集まってもらい、入社の動機から仕事のやりがい、今後の目標までじっくり語ってもらった。

(写真・左から)
●杉田梨夏さん(工事本部/2022年入社)交通システム工学科卒
●梅野萌佳さん(営業本部/2023年入社)国際学部卒
●阿部真子さん(設計本部/2022年入社)住居学科建築デザイン専攻卒

私の休日

小学校から大学までバスケットボール部だったという杉田さん。「体育会系で体力に自信があります。じっとしていられないタイプで、休日はジムに行って汗を流します」
「連休と有給休暇をつなげて、旅行に行くのが好き」と話す阿部さん。お気に入りは沖縄だそうで「今年は石垣島に行って、初めてダイビングを経験しました」
休日は友人たちと買い物に出かけたり、食事をしたり、出かけることが多いという梅野さん。「同期と一緒に遊ぶことも多いです」と初めての東京ライフを楽しんでいる。

何もなかったところに建物が完成したときの達成感が施工管理の醍醐味です!

兄が土木関係の施工管理に携わっていて「建築の施工管理もおもしろいのではないか」というアドバイスをくれたことがきっかっけで、ゼネコンを志望しました。当社がエリア別採用を行っていることと、社内の雰囲気の良さで入社を決めました。

入社1年目は9階建ての賃貸用マンションを担当しました。このときは配属と同時に工事が始まり、マンションを建てる最初から最後まで、すべてのプロセスを経験することができました。現場の流れを通して知ることができて、とても勉強になりました。
その後、本社の安全環境の部署で建築工事に必要な手続きなどの経験を経て、施工管理の現場に復帰しました。現在は所長と先輩、私の3人で10階建ての賃貸マンションの施工管理を担当しています。私は主に安全管理を担当していて、足場の計画をして図面を描いたり、危険箇所がないかをチェックしたりしながら、職人さんたちが安全かつ働きやすい環境をつくるように現場管理をしています。

この仕事のやりがいは、なんといっても工事が終わり、建物が完成したときの達成感です。何もないところに建物ができて足場をはずし、外観が見えたとき、この瞬間の感激は何ものにも代えがたいですね。完成までにはさまざまな工程や職人さんたちの作業、そして私たちの管理業務があります。大変ですが、全員の力を合わせてつくる感動はひとしおです。
その中でいちばん大切なのはコミュニケーション能力だと感じています。職人さんたちや関係者との連携がうまくいかないと、工事がスムーズに進まないからです。コミュニケーションを取るために私が心がけているのは、知らないことはすぐに聞くこと。その場の雰囲気でつい聞きそびれてしまったために、仕事が進まなかったという苦い経験があり、それ以降は「知ったかぶりをしない!」と決めています。正直に「わからない」と言えば、職人さんたちも先輩たちも丁寧に教えてくれます。

当社の魅力は、多くの若手社員が活躍していることだと思います。現場の責任者である所長も年次の近い人が多く、気軽に相談できますし、コミュニケーションが取りやすいです。
尊敬する若手の所長もいらっしゃるので、私も現場の経験を積んで、1級建築施工管理技士の資格を取得し、その所長のようになりたいと思っています。(杉田さん)

一級建築士の資格を取得し、「実施設計」を自分でやってみたい

子どもの頃、家族でモデルルームを見学に行ったことがきっかけで、チラシの間取り図を見たり、家具の配置を考えたりすることが好きになり、住宅の設計に関心を持ちました。大学では建築デザインを専攻し、就職活動ではハウスメーカーかゼネコンかで迷ったので、さまざまな企業のインターンシップに参加しました。当社もその中の1社でしたが、自社のオリジナル設計で建築を行うので、設計の自由度が高いこと、社内の雰囲気の良さにひかれて入社を決めました。

入社1年目、全体研修と設計部の研修が終わるとすぐに、ひとり1件の担当物件を持ち、上司に指導してもらいながら企画設計に取りかかることに。ここで早くも学生時代の設計とは異なることを痛感しました。担当した物件はマンションで、敷地に高低差があり、その処理から考えていかなければならなかったからです。学生時代は法的規制などほとんど考えずにデザインしていたのですが、現実には建築基準法はもちろんのこと、さまざまな法令に沿ってデザインをしなければなりません。そういう意味では勉強することが多く、それがいちばん苦戦しているところです。
しかし、企画設計によって作成したプランをお客様に気に入っていただくことで受注が決まると思えば、仕事へのモチベーションも自然に上がります。私のご提案した設計プランが初めて採用されたとき、決まった瞬間の現場には立ち会えなかったのですが、報告を受けたときはとてもうれしかったですね。

企画設計の魅力は、日々の業務の中で、自分のプランに対して、設計部内の上司や営業、お客様、いろいろな人からフィードバックをもらえることです。それによって、新たな視点や気づきが多く、より設計が楽しくなるのと同時に、自分の成長も感じられます。ときには「これではコストが合わない」や「構造的に無理がある」と言われたこともありますが、それらをすべてクリアしたうえで、自分の個性を反映させるのが企画設計だと考えているので、自分の意志を伝えて、みなさんに納得していただけるいいプランを考えられるように頑張っています。

私の直近の目標は一級建築士の資格を取得することです。今は企画設計が楽しいですが、一級建築士になって実施設計を経験してみたいです。もし自分の企画設計で受注し、実施設計も担当できれば、こんなに楽しいことはありません。その日をめざして、腕を磨きたいと思います。(阿部さん)

営業職は担当エリアのお客さまとのつながりがすべて

就職活動の軸として、お客様と深く関わりが持てる営業職であることと、規模の大きなものを扱う会社に入りたいと考えていました。その選択肢の一つがゼネコンで、実家が大阪本社の近くにあったこともあり、親しみも感じていたのでエントリーしてみました。試験は大阪で受けましたが、東京の規模拡大というお話をうかがい、東京での配属を希望しました。

研修が終わり配属後は、先輩に同行し、営業スタイルを学ぶというところから始まりました。先輩の仕事をじっくり見ることができたのは、とてもいい勉強になりました。特に当社の営業職は、建物を建てる契約をいただくというよりも、土地活用のコンサルティングという側面が強いのが特徴です。そのため、社員ひとり1エリアを担当し、担当エリア内を徹底的にリサーチします。私が受け待ったエリアもまったく知らない場所でしたが、毎日エリア内を歩き、そのエリアの特性や「この場所をどういうふうに活用したらいいだろう」と考えながら活動しています。

営業は断られるのが基本だと考えていて、断られてもまた訪問するところから始まると思います。「継続訪問」とひとことで言うのは簡単ですが、これがなかなか難しいです。しかし、そこであきらめたらお客様との関係はつくれないので、1度断られたとしても、お客様のお役に立てる情報をご提供することを考えて、継続して訪問するようにしています。

営業職はお客様とのつながりがすべて。お客様とプライベートなことまで何でも話し合える関係性を築き、信用・信頼をいただくことで当社の強みをお伝えし、話を聞いていただけるようになることが重要だと考えています。(梅野さん)

学生の方へメッセージ

■年次の近い社員が多いので、交流が多いのが当社の社風だと思います。施工管理の仕事は厳しいと思う方もいるかもしれませんが、会社によってやり方や考え方はかなり違うと思います。当社は、通勤時間を考慮して担当する現場を配置するなど、社員の働きやすさに注力してくれているので、とても仕事がやりやすいです。施工管理に関心のある方は、ぜひ見に来てほしいです。(杉田さん)
■就職活動をしていると、ときに「自分は何がしたいのか」「どの道に進めばいいのか」分からなくなることもあると思います。それでも「ちょっと気になる」と感じた企業があれば、実際に行ってみることをおすすめします。私自身、いろいろな企業のインターンシップに参加して、最終的に「ここだ!」と思えた当社に決めました。これは自分の直感みたいなものですが、これが合わないと続かないと思います。(阿部さん)
■当社の魅力は働きやすい環境が整っていることです。私が勤務している東京本社は2023年に完成したばかりの新築ビル。快適な環境で仕事ができると効率が違うと思います。また年次の近い先輩が多いので、仕事でもプライベートでも話しやすく、心強いですね。自分にとってそこが働きやすい環境なのかどうか、それをしっかり見極めて、会社選びをしてほしいですね。(梅野さん)

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年間休日は125日と、ワークライフバランスも取りやすい。社員同士の仲がいいので、休日も一緒に出かけるなど、遊ぶことも多いそうだ。

マイナビ編集部から

関西に本社を構える高松建設(株)は、2023年に東京本社ビルも新たに完成し、関東エリアでのビジネスにも注力している。同社は営業職による地域密着型のコンサルティングと、設計から工事までをすべて自社で行い、クオリティの高い建築物を手がける企業である。
同社の名が特にクローズアップされたのは、阪神・淡路大震災後ではないだろうか。震度6~7の激震区内にあった同社の100棟以上の建築物の中で、倒壊や半壊した建物は1棟もなかったことから、その耐震構造や施工技術が賞賛された。

今回の取材では、年次の浅い若手社員を中心にお話をうかがったが、全員が異口同音に1年目から仕事の現場に入り、経験を積んでいると言う。しかしそれは成長を急がせているわけではなく、より多くの経験を積ませようという方針のようだ。先輩社員が担当したほうが効率的であったり、新入社員に任せることで失敗のリスクも高まったりするが、それは承知のうえで若手をきちんと育成しようという社風が見える。100年の歴史とブランドにあぐらをかくことなく、誠実に建築物を造り、人を育てる、非常に好感の持てる企業であると感じた。

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2023年に完成した港区芝にある東京本社ビルは最新の設備を整えており、都心の一等地にあることを感じさせる。

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