最終更新日:2025/4/28

(株)全農ビジネスサポート【JA全農グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 食品
  • 不動産
  • 損害保険
  • 農林・水産

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ITから金融まで。農業を多角的に支える全農ビジネスサポート

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2020年入社の若手たちが、就職活動と社会人1年目を振り返る

JA全農グループのビジネスをバックアップする役割を担う全農ビジネスサポート。2020年入社の若手たちが、どんな夢を描いて同社への道を選んだのか。取り組んできた仕事内容も含め、聞いてみた。

日江井 朋哉さん
事務集中システム部 購買グループ
農学部農学科卒

長瀬 裕人さん
管理販売システム部 販売事業グループ
情報通信学部通信ネットワーク工学科卒

田口 萌さん
保険部 個人保険課
農学部食料農業システム学科卒

先輩からのアドバイス

「ITとは関係ないように思える会社でも、実は子会社としてIT企業を抱えているケースは多々あります。気になる企業の子会社も視野に入れてみてください」(日江井さん)
「自分が何をしたいのか、明確にしておけば、効率的に企業研究を進められるはず。やりたいことを軸にして、そこを基点に幅広く見ていくようにしましょう」(長瀬さん)
「一人で抱え込んでしまうと、なかなか迷いから抜け出すことができません。ゼミの先生や大学の支援課などと相談しながら、企業研究を進めるとよいでしょう」(田口さん)

【日江井さん】IT未経験でもチャンスが広がる。温かな職場環境も魅力

大学では養豚場に関する統計学を専攻し、「豚が足を怪我したら、どれくらい生産性が落ちるのか」といったテーマを追いかけていました。並行して酪農学研究部に所属しており、畜産業の面白さに魅かれていくものがありました。ただ、研究テーマが統計学ですからITと親和性が高く、研究室の先輩もIT企業に就職した人が多かったので、就職活動が始まる頃にはほぼIT一本で考えるようになっていました。

IT系を志望しているとはいえ、どんな業界なのかは具体的にわかっていなかったので、規模の大小を問わず様々な形態のIT企業の説明会に参加。まずはどんな企業があるのかを知るところから始めました。また、ほぼIT未経験だからこそ誠意を見せようと思い、officeソフトに関する資格を取ったり、基本情報技術者試験に向けた勉強を個人的に始めたりもしていました。

当社は農業とITという私の背景がフルに生かせる環境ですが、その存在を知ったのは就職活動の終盤。まさかJA全農にIT業務を担う子会社があるとは思わず、たまたま見つけて興味を持ったことがきっかけです。調べてみると研修がとても充実しており、情報系出身でなくともエンジニアとして受け入れている点に安心感を覚えました。フランクに話してくれる社員の雰囲気の良さにも心魅かれ、ここで働いていこうと決めました。

新人研修は半年程かけて行われます。私たちはコロナ禍のため短縮されましたが、リモート環境で手厚く学ぶことができましたし、配属後もOJTを通して丁寧に指導を受けることができています。夏には事務集中システム部に配属され、JA全農が行う購買事業に関わるシステムの開発や保守運用を担っています。JA全農では農家に対して農機具や肥料を販売しているのですが、その取引内容をシステム上に記録して請求や支払いにつなげるのがこのシステムの役割。私は問い合わせ対応、エラーの原因調査、細かな改善作業などに取り組んできました。

わからないことだらけで苦労しましたが、OJT担当の先輩をはじめ周囲の人たちの温かな支援のおかげで、以前はできなかったエラー対応なども解決できるようになり、自分の成長を感じています。最近では、新機能開発のプロジェクトに加わり、日々新しいことに挑戦しています。技術者気質の先輩たちに追いつけるように、これからも頑張っていきたいですね。

【長瀬さん】情報学の背景を生かしながら、社会を支える仕事に携わってみたい

大学時代は情報学の中でも通信ネットワークを専攻し、研究室ではAIの性能比較をテーマにしていました。就職について考えるようになったのは3年生の夏頃。最初はIT系のほか、全く異なる飲食や医療業界のワンデー仕事体験に参加して、視野を広げました。

就職活動本番を迎えてからはIT業界に絞り込み、ソフトウエア開発やネットワーク、維持管理サービス系などを幅広く見ていきました。IT技術を主体にしているのか、IT技術をほかの産業に生かしているのか、大きくその2点に分けて考えていたのですが、後者の領域の企業として全農ビジネスサポートと巡り合いました。

印象に残ったのは、社員の人柄の良さ。説明会でも面接でも、学生と丁寧に接してくれて安心感を覚えたのが、入社の決め手の一つとなりました。JA全農というバックボーンがあるからには、食の大切さを重要視している企業であり、私自身、ITを使って社会に貢献できる仕事に携わりたい気持ちが強くなっていたので、当社の事業形態には大きく賛同しました。

選考対策として重視していたのは面接の練習です。決められた時間内で伝えたいことを資料なしで正確にアピールするにはプレゼン力が必要であると考え、自宅で練習したり、学内の就職支援センターの方に手伝ってもらったりしてスキルを磨きました。エントリーシートにおいては文字数制限を意識して、アピールポイントを短く、論理的に示すようにも心掛けました。

入社後はJA全農本所と各都道府県本部をつないで、青果・花きの販売のやり取りを管理するシステムに関して、維持管理を手掛けるチームに所属しています。私はユーザーの問い合わせ窓口となるサポートデスク業務を主に担当。学んできたITの知識以外にも、JA全農独特の仕事への理解を深めるのが難しいと感じることもありました。

それでも1年も経つとシステムや業務の理解も進み、ユーザーに対して専門用語をかみ砕いて説明しながら、解決方法を論理的に説明する力が身に付きました。データベースの確認なども一人でできるようになり、昔はできなかったことができるようになった瞬間にやりがいを見出しています。とはいえ、まだまだ先輩に頼ってしまっている部分もありますので、もっと勉強を重ねて知識を身に付け、これから入ってくる後輩を引っ張り、助けられるくらいのレベルになりたいと思っています。

【田口さん】安心して働きつづけられる環境が整っている

私は大学時代、農業経済を専攻し、ゼミでは農作物の流通について学ぶべく農家のもとを訪れて調査をしたりしていました。就職活動に関しては3年生の6月から少しずつ準備を始め、月1回ほどのペースで食品会社やホームセンターなどのインターンシップに参加していました。

大学が関西でしたので就職活動が本格化してからは関西圏の食品会社を中心に訪問。しかし、「間接的ながらも、JA全農関連組織でも食や農業に関わることができる」とゼミの教授から教わり、全農ビジネスサポートの選考に進んでみることにしました。説明会に訪れたとき、総務の人たちの柔らかく話しやすい雰囲気に安心感を覚えたのが印象に残っています。

入社の決め手となったのは、食に関わっていける点はもちろんのこと、福利厚生が整っていて、土日もしっかり休みがとれること。仕事と趣味を両立させたい私にとっては絶好の環境だと感じました。地元の関西から東京に出るのは勇気がいりましたが、新しい環境で暮らしてみたいという気持ちの方が強かったですね。上京するにあたり住居にかかる費用が低額なことも安心材料でした。

配属された保険部では、JA全農グループ各社で勤務している職員の方に向けて、自動車保険や火災保険といった損害保険の提案を行っています。最初は研修を受けたり、事務処理をしながら仕事の基礎を習得。保険販売に欠かせない募集人資格を取得した夏以降には、接客にも携わっていくようになりました。私自身、説明するのは得意ではないのですが、保険の案内はまさに“説明”が鍵を握る世界ですから、相手にどうやって正しく保険の内容を伝えていこうか、試行錯誤を繰り返しました。隣で電話に出ている先輩の対応を聞いてみたり、OJT担当の先輩に質問してみたりして、少しずつできることを増やしていったつもりです。

現在ではお客さまの質問にも堂々と答えられるようになり、成約をいただくことも増えました。契約締結後、「ありがとう」と声をかけてもらえたときのうれしさは格別ですね。一方で、まだ経験のない業務がありますから、これからも多くの挑戦を重ねることで、“わかりやすく説明する力”を身に付けたいと思っています。現在はJA全農グループで働く方向けの保険提案が多いですが、いずれは農家の方と関りを持てるよう様々な保険商品の取り扱いにチャレンジしてみたいですね。

学生の方へメッセージ

企業研究では先入観を持たず、できる限りたくさんの情報を収集すると良いでしょう。特定の業界に限定せず裾野を広げて見てみたとき、思いがけず自分の希望や適性とマッチした企業に出会える可能性があるからです。

また、企業の事業内容についてより深く研究してみると、漠然とイメージしていた以上に幅広いと気がつくこともあるでしょう。例えば、JAグループ内で多岐にわたる専門的なサービスを提供する当社の業務内容は、不動産・施設管理、商品販売、広告宣伝から、ITを活用したクラウドサービスの提供、ITシステムの開発・構築・保守と実に多種多彩。現場の人間に直接話を聞くことで初めて、見えてくる世界も多いのではないでしょうか。

少しでも気になる企業があれば、インターネットで調べるだけでなく働く先輩たちと直接話してみることをお勧めします。その際、事業内容や福利厚生はもちろん、会社の雰囲気や社風、風通しの良さについても確認すると良いでしょう。それらは実際に社員と話してみなければ確認しづらい箇所でもあるからです。入社後にギャップを感じて後悔することのないよう、ぜひ雰囲気を肌で感じてください。

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若手たちが生き生きと働く全農ビジネスサポート。社員同士の仲も良く、困ったときに当然のように助け合える文化も根付く。

マイナビ編集部から

全農ビジネスサポートは、JA全農グループの事業活動を多角的にサポートする重責を担っている。実際、グループ各社が用いるITの開発や運用を全面的に担うと同時に、不動産や保険、施設管理、商品販売、広告宣伝なども手掛けるなど、その機能は文字どおり多岐にわたっている。配属先によって求められる専門性が異なるが、社員たちはグループ内外の研修プログラムを活用しながら、まっすぐな姿勢で自己研鑽を積んでいる。

今回は2020年入社の3名に話を聞いたが、専門性を磨くのに苦労しながらも、周囲の先輩の温かなサポートを受けながら一歩ずつ前に進んでいる姿が見て取れた。社風も穏やかで風通しが良く、上司たちも当たり前のように相談し合いながら、チームワークで課題を解決しようとする姿も見受けられる。新人に対しては、面倒見のいい先輩たちが、OJT担当に任せっきりにすることなく、部署を挙げて支援してくれるという。不安なく働ける環境がここには広がっている。

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IT面を担う情報サービス事業本部は、新宿駅前のオフィスビルに拠点を構える。新宿駅とはデッキで直結。低層階には商業施設があり、買い物などにも便利だ。

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