企業研究を進めるうえで大切にしてほしいことは「自己理解」です。自分がどんなスキルを持ち、それをどう活かしたいのかを考えることが、納得のいく企業選びにつながるからです。ただ、自己理解は簡単ではありません。キャリアセンターの職員の方や大学の先輩など、周囲のサポートを積極的に活用しながら、自分の強みや価値観を深掘りしてみてください。
まずは偏見を持たずにさまざまな企業を見ることが大事です。例えば、同じディーラーでも当社にはショールームがありませんし、お客様は個人ではなく運送会社などの企業です。どちらかといえばBtoCよりBtoBの営業に近いと言えます。また、乗用車のディーラーの場合、お客様は老若男女さまざまな人がいますが、当社の商談相手は、ほとんどが企業の部長や社長クラスの方です。当然、身に付くスキルや成長の度合いも違います。これはどちらが良い、悪いという話ではなく、同じディーラーという仕事でも会社によって全く異なる性質を持っているということ。広い視野を持ち、いろいろな角度から企業を見ることで、新たな発見がたくさんできると思います。
企業研究は自分の可能性を広げるチャンスです。自分の強みを活かせる環境を見つけるために、ぜひ多くの企業と出会い、柔軟な視点で選択肢を広げてください。
新川 哲生さん/人事部 部長