最終更新日:2025/4/23

社会福祉法人松原愛育会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 医療機関

基本情報

本社
石川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

働きやすい環境(給与体系・福利厚生)を整え、利用者主体の支援を実現!

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利用者と職員の“幸せ”を真剣に考える職場です。

石川県内にある7つの拠点で、約30のサービスを提供する「社会福祉法人松原愛育会」。障害のある利用者がその人らしく生き生きと過ごせるよう、福祉のプロフェッショナルとしてさまざまな支援を行っています。

今回は、障害者支援施設と生活支援センターで活躍する若手職員にインタビュー。入職の理由、現在の仕事とやりがい、職場の雰囲気などについて、たっぷり語っていただきました。

●越村 裕太さん(障害者支援施設 ふじのき寮/2022年入職)
●川島 美月さん(救護施設 七尾更生園/2021年入職)
●小坂 英利子さん(生活支援センター 雪見橋/2017年入職)

※取材記事の所属については取材当時のものです

「社会福祉法人松原愛育会」の魅力

「2013年に建て替えられたふじのき寮は、完全個室&全フロアWi-Fi完備です。負担が少ない機械浴や見守りカメラなども導入されているので、安心して働けます」(越村さん)
「職員はみな、親切でやさしい方ばかり。震災直後にしばらくお休みする時も、私を気づかい率先して仕事をカバーしてくれました。とてもあたたかい職場です」(川島さん)
「有休・産休・育休・介護休暇・看護休暇など、福利厚 生が整っています。 ボーナスも十分に支給されるため、プライベートも充実!」(小坂さん)

行動の裏にある思いを汲み取ることで、利用者さんの笑顔を支えています。

私は以前から子どもが大好きで、大学も保育士資格が取得できる学部に進学しました。授業の一環として当法人のふじのき寮の実習に参加したのですが、これまで障害分野について学んでこなかったため、分からないことだらけです。突然大きな声を出す利用者さんに驚く私に、先輩職員は「目の前の出来事だけを捉えるのでなく、その行動の裏にある思いを汲み取る」ことの大切さを教えてくれました。大きな声を出すのにも必ず理由があり、利用者さんが何を訴えているのか考えるよう心がけたところ、利用者さんの笑顔が見られるように。これまで保育園の先生をめざしていた私の目標が、障害分野での就職に変わった瞬間です。就職活動では、実習時に感じた先輩職員の人柄、きれいな施設・設備に惹かれて、迷わずふじのき寮を希望しました。

現在はふじのき寮で、利用者さんの食事や入浴、排泄など日常生活の介助や健康状態の観察を行なっています。学生の頃、障害を持つ方々はあまり外出しないイメージを持っていましたが、ここではランチやショッピングなど頻繁に外出を楽しんでいるのに少し驚きました。言葉を使ったコミュニケーションが難しい方でも、ほかの手段でしっかり意思疎通ができることも、入職後の新しい発見です。日常生活の介助で大切にしていることは、自分の価値観を押し付けないこと。利用者さんの目線で考えるため、周囲の環境の変化や直前の行動まで気を配っています。利用者さんの中には、自立心が強く職員の介助や支援を苦手とする方もいるのですが、助けを必要とする時には「越村さん!」と呼んでくれるんです。心を許してくれているのだと思うと、本当にうれしい。

コロナ禍では当法人の別施設でクラスターが発生。1週間応援部隊として施設に勤務したのですが、防護服に身を包んだ私は利用者さんにとっては知らない人です。それでも普段と変わらずコミュニケーションをとっていたら、最後には「ありがとう」と声をかけてくれました。これまでやってきたことが間違いでなかったと、大きな自信につながりました。プライベートでは結婚し子どももできたため、自分と家族の幸せを真剣に考えるようになりました。今後は仕事でも一緒に働く職員と利用者さんを巻き込み、施設をいい方向に導く職員として活躍したいと思います!
(越村 裕太)

毎日が新しい発見の連続!利用者さんも職員も自然と笑顔になる職場です。

保育学科の実習として、障害者の就労支援を行う施設で経験を積みました。これがきっかけとなり、将来も障害者支援施設で働きたいと考えるように。就職活動期間中はコロナ禍だったため、Webを中心に金沢市内の施設を調べました。その中で、奨学金返済手当や資格取得支援制度が決め手となり、当法人に入職を決心。入職するまで、軽度の障害者としか接したことがなかったのですが、私が所属する愛育学園の利用者さんの半数以上に強度行動障害があります。最初の頃は、自分の思いをストレートに表現する利用者さんに驚かされることもありましたが、いまはとてもピュアだと感じています。現在は衣食住の介助や生活相談を通して、その人らしい生活を支援しています。時に、言葉で思いを伝えられない利用者さんとのコミュニケーションに悩むこともありますが、そんな時は先輩職員が大きな支えとなってくれます。利用者さんからの「ありがとう」「大好き」の言葉も、大きな励みです。

外出するとなかなか施設に戻れない利用者さんがいたのですが、施設に戻ると好きな音楽や入浴が待っていることを上手に伝えたところ、スムーズに帰宅できように。このように一緒に目標を達成できた時は、何ものにも代え難いよろこびが得られます。ほかにも新しい発見と学びの連続で、変化に富んだ毎日は私にとってとてもおもしろい。少し前、これまでまったく言葉を発しなかった利用者さんが、突然「ごちそうさま!」としゃべったのです。はじめて声を聞いた感動と驚きに、施設中が笑顔に包まれました。

日常生活の介助のほかにも、月に4回開催される美術教室も担当しています。外部講師ととともに、「この色どう?」「絵の具を使う?」と利用者さんをサポート。毎回同じ絵を描く方、その日の気分を大胆に表現する方……さまざまな利用者さんと楽しみながらも、筆の運び方などからその日の調子を判断したりもしています。完成した作品はアート展に出展するほか、Tシャツやバッグなどのオリジナルの「AIGoods(アイグッズ)」として商品化。イベントなどで販売するのですが、すでにファンもいるんですよ!今後は利用者さんによりよいサポートを行うため、介護福祉士の資格取得をめざしたいと考えています。今年1月の能登半島地震で被災しながらも、前向きに頑張れるのも、常に支えてくれる職員のお陰です。
(川島 美月)

支援制度を利用して働きながら資格を取得することで、支援の幅が広がりました。

大学で学んだ福祉の知識を生かして働きたいと思い、福祉就職フェアに参加しました。そこで当法人を知ったのですが、当時はあまり気に留めることはありませんでした。真剣に就職を考えはじめた時にゼミの先生に相談したところ、実際に入職した先輩方からの評判がいい施設があると当法人を教えていただき、施設見学に参加することに。そこでやわらかな施設の雰囲気、先輩職員の笑顔に惹かれ、ここで働きたいと希望しました。現在私が所属する雪見橋は、グループホームやショートステイ、ホームヘルプサービス、相談支援とさまざまなサービスを展開しています。その中で私はグループホームの職員として、利用者さんと接しています。

当グループホームは、ある程度身の回りのことが出来る軽度の障害のある方々が
生活をされています。ですので、食事や入浴、排泄などの支援度は低く、地域の中で過ごすために必要な情報を伝えたり、金銭管理の支援をしたりすることが主な役割となります。また利用者さんの多くは作業所や一般企業でお仕事をされているため、その相談に乗ることも。仕事内容の困りごと、職場の人間関係の悩みなど、利用者さんの思いに寄り添い、勤務先の担当者と連絡を取り調整しています。先日はある利用者さんの買い物の見守りをする中で、セルフレジの使い方を一緒に練習しました。利用者さんが一人で買い物に行けるようになった姿を見ると、私自身も本当にうれしく感じます。

2023年には当法人の資格取得支援制度を利用して、介護福祉士の資格を取得しました。まず受験資格を得るためにスクーリングの必要があるのですが、勤務時間内に参加できるためとても助かりました。資格取得後には奨励金が支給されるのも、大きな励みとなります。スクーリングで具体的な身体介護を学んだことにより、実際の仕事でもホームヘルプサービスを兼任するなど支援の幅が広がったんですよ。法人理念に「愛で、あなたを支援します。」を掲げる当法人は、職員一人ひとりがとても丁寧に支援に取り組むのが特徴です。私が学生の頃に職場見学でそのあたたかさを感じたのと同じように、多くの方にも当法人の魅力を肌で感じてほしいと思います。
(小坂 英利子)

学生の方へメッセージ

当法人は、障害のある方の生活を支援するさまざまな事業を行っています。どの事業も利用者の“幸せ”を支える仕事のため、けっして容易ではなく、とても奥が深いのが特徴です。利用者の“幸せ”を深く追求する職員たちには、同時に自身の“幸せ”についても深く考えてほしいと思っています。そして利用者も職員も“幸せ”であるために、大切なことは「働く環境」です。就職活動中はHPの情報だけで判断するのではなく、できるだけ多くの施設に足を運び、利用者が施設で過ごす様子や職員が働く様子を間近で感じてください。そして職員と直接交流して、リアルな声に接してほしいと思います。

福祉施設の業務の多くは生活支援であり、施設によっては寝食を含め、生活を共にすることがあります。そのため、働く環境は自身の生活基盤になることが予想されます。実際に足を運んで自身の目で見て確かめ、可能であればインターンシップや職場体験などにも積極的に参加いただきたいと思います。
(人事担当)

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「当法人の施設だけでなくできるだけ多くの施設に足を運び、視野を広げてください。直接肌で感じることで、多くの発見があるはずです」

マイナビ編集部から

日本海側で最初の知的障害児施設「愛育学園」を開所した「社会福祉法人松原愛育会」。現在は職員数約470人、利用者定員約600名、約30のサービスを提供する法人として、“利用者主体の支援”に取り組んでいる。

“質の高い支援=利用者の幸せ”を実現するためには、“整った職場環境=職員の幸せ”が必要と考える同法人。職員が安心して長く働き続けられる環境を整えるため、給与体系と福利厚生の充実に注力するのが特徴だ。給与は国家公務員行政職俸給表1を基準とし、さらに毎年確実に昇給。住宅や通勤などさまざまな手当が充実している。数年前から奨学金返済手当も加わり、若手職員をきめ細かにサポート。福利厚生で好評なのが、900円で映画が観られる割引券やグルメや観光がお得に楽しめる各種優待サービス。ほかにも民間保険に加入することで、不慮のケガや事故を手厚く補償してくれるなど、万が一の備えも万全だ。

福祉に興味のある人にとっても、そうでない人にとっても。同法人には、自己成長を遂げながら、長く働き続けられる環境が整っていると感じた。

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愛育学園のギャラリースペースには、利用者が美術教室係で制作したアートがズラリと並ぶ。カラフルなデザインやパンチのある構図など、どの作品にも惹きつけられる。
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