最終更新日:2025/4/14

阪神園芸(株)【阪急阪神東宝グループ】

  • 正社員

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業種

  • 建設
  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

心を”ほっ”と和ませる、高い技術力と実現性が持ち味の”みどりに携わる仕事”

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個性を活かしてキラリと輝く!総合緑化事業会社

商業・スポーツ施設やマンション、公園など、活躍するフィールドは多彩!阪神園芸(株)で、みどりに限らず育ち・育てる立場になった3人の先輩たちに、この仕事のやりがいや魅力を聞きました。

■梅田 正太郎さん
造園工事部 本店工事課
2019年入社
信州大学 農学部 農学生命科学科(森林・環境共生学コース)卒業

■菊川 楓月さん
施設管理部 本店管理課
2021年入社
兵庫県立大学大学院 緑環境景観マネジメント研究科修了

■澤田 歩佳さん
FM(ファシリティー・マネジメント)事業部
2023年入社
近畿大学 農学部 環境管理学科卒業

阪神園芸(株)の魅力はココ!

「社員の半数以上が20代の当社は、若手のうちから責任ある仕事に携われます。早くから経験を積みたい人にとってチャンスの多い会社です」(梅田)
「元気のいい人が多く、一体感があるのが魅力。困っている人を放っておくことはありません。植物の専門知識がなくても好きという気持ちがあれば成長できますよ」(菊川)
「同年代の若いメンバーが多いので、何でも気軽に相談ができ、上司や先輩方も優しい人ばかり。若いうちから幅広い業務に挑戦できることが魅力ですね」(澤田)

「自分が手掛けた!」と胸を張れる経験を積み、若手のうちから成長できる

農学部での学びを活かせること、もともと興味のあったみどりに携われることが決め手となり、入社を決めました。以来、造園工事部に所属し、官公庁やゼネコンから依頼された公園工事、商業施設やマンションなどの建物周りの造園緑化を担当しています。公園や広場を創意工夫して造るこの仕事は、とても面白くて魅力的。図面はありますが、向きや配色を加味し、要望通り植物を配置するのは簡単なことではありません。だからこそ実現できた時は「自分がやった!」と胸を張れますし、やりがいを味わうことができます。

今でもよく覚えているのは、2年目の5月に初めて「現場代理人(現場全体の責任者)」を任された案件。遊具の改修工事に携わり、書類作成から実際の測量、協力会社との打ち合わせに指示出しなど、最前線で現場を取り仕切る役割を担いました。もちろん、いきなり私一人に全て任されたのではなく、すぐそばでこの道数十年の大師匠にフォローしていただき、無事にやり遂げることができました。お客様である自治体の担当者からもお褒めの言葉をいただき、納得のいく工事をすることができたので、とても達成感がありました。このとき大師匠から教えられたのが「若手でも言うべきことは言わなあかん」ということ。なんでもハイハイと引き受けるのではなく、できないことはできないと伝える大切さを教えてもらいました。

3年目からは主任として、自分も後輩を育てる立場になりました。特に意識しているのは一人ひとりの仕事の進め方を尊重することです。技術はきちんと指導しますが、現場をどう進めるかはその人次第。たとえ失敗したとしても、そこから学ぶことがあると思うので、自分のやり方を押し付けないよう気を付けています。

2023年春に、1級造園施工管理技士の資格を取得しました。当社は資格の取得支援にも力を入れており、先輩方の試験対策などを参考に勉強できるのがありがたいです。合格した先輩方の模範解答はとても役に立ちました。秋には億単位の現場で代理人を担うことが決まっており、今は身の引き締まる思いでいます。今後も多彩な現場で経験を積み、大師匠に一歩でも近づけるように成長すると共に、後輩たちが居心地よく働ける環境づくりにも励みたいと思っています。(梅田)

利用者さんの声がやりがい!学生時代から描いていた「人とみどりをつなぐ仕事」

私は植物についてもっと学びたいと思い大学院進学を決めたので、最初はその知識をダイレクトに活かせる植物園などへの就職を考えていました。しかし業界研究を行うなかで「植物に興味のない人にもみどりに関心を持ってもらえる仕事はないか」と考えるようになり、緑化工事の業界に興味を持つようになりました。なかでも当社とは学生時代からご縁があり、緑化工事に専門家として参加した先生に同行することで、現場を経験することができました。これが会社を知る良い機会となり、入社を決めました。

入社と同時に任されたのが、学生時代から携わっていた先ほどの現場の緑化工事でした。施工管理をメインに植栽にも携わり、工事終了後は引き続き維持管理を担当しています。施工して終わりではなく、品質向上のため、現在は元日を除く364日、交代で誰かが現場に常駐するようにしています。具体的には、当社が壁面緑化・屋上緑化を行った各エリアの除草作業や折れ枝撤去などが主で、入社2年目から現場リーダーとして他のスタッフへの指示や情報共有、協力会社との連携を図っています。壁面に樹木を植える緑化はあまり例がなかったことから、工事前に取り組んでいた実験のデータを参考にし、作業手順や安全に関する注意事項などを盛り込んだ管理マニュアルを一から作成しました。植物の開花や飛来する虫の記録を続けていると、都会の真ん中の施設でも虫や鳥たちの森への中継点になっていることが実感でき、とても興味深いです。

また私は入社前から「人とみどりをつないでいきたい」と思っていたので、それを感じられるのもやりがいです。利用者さんから「きれいに手入れされているね」とお褒めの言葉をいただくたび、人とみどりをつなぐ役割を担えているのかなと手応えを感じています。すでに保有する「2級造園施工管理技士」に続き、「園芸装飾技能士」を取得するのが目標です。当社が管理を任されている近隣施設も含め、地域のみどりに携わるメンバーが一丸となり、互いに連携しながら人とみどりをつないでいけたらと思っています。(菊川)

公園運営の多彩な業務を通じて、地域のみなさんにみどりの魅力を伝えたい

中学校の授業で環境に興味を持った私は、農学部環境管理学科を専攻しました。大学時代に授業はもちろんのこと、特に注力したのがクラブ活動で、小学生を対象にした環境教育に取り組んでいたんです。自分たちで目的やプログラムを考えて、大学で育てた野菜を使った実験などを行いましたが、子どもたちの一喜一憂する姿にやりがいを覚えました。この経験から、人とみどりの間に立つ仕事に就き、より多くの人たちに環境について関心を持ってもらいたいと思うように。そんな中で当社と出会い、多彩な事業内容や人事担当者の人柄に惹かれて入社を決意しました。

入社後に配属されたのがFM事業部です。当社が指定管理者となった神戸市のとある公園は、遊具や芝生広場、レストラン、ショップのほか、2024年に水族館やホテルがオープンした注目のレジャースポットです。私は施設の維持管理や運営に従事し、スタッフの皆さんに協力していただきながら、樹木の植栽や剪定、お客様対応、園内の巡回、イベント企画、広報など幅広い業務に携わっています。来場される方は子どもから高齢者まで年代が幅広く、また共に公園を盛り上げるショップの方とも関わるため、さまざまな立場の皆さんが、不備や不快に感じられることはないのかを常に意識。またスタッフ同士の情報共有はもちろんのこと、自分一人で判断せずに確認を取り、チームワークを大切にしながら業務を進めています。

この仕事での喜びは、「芝生がとてもきれい」「家ではできない体験ができ、子どもたちが喜んでいた」といったお客様からの声を、直接お聞きできることです。その1つひとつが嬉しく、要望などは気づきのきっかけになります。特にクリスマスリースの手づくりイベントの企画では、自分の提案したことが採用され、参加された方に喜んでいただけたことが嬉しく、自ら考え提案することに、大きなやりがいを感じました。

最近、公園全体で来場者アンケートを実施し、良い点と改善点が具体的に見えてきました。この結果をもとに、みどりを身近に感じられる居心地のいい場所を提供することで、その魅力を伝え、人とみどりをつないでいきたいと思います。(澤田)

学生の方へメッセージ

企業を選ぶ上で、好きなことや興味のあることに絞ることは大切ですが、事業内容や仕事内容の情報を多角的に捉えることも必要です。
たとえば当社の主な事業である造園緑化工事や緑地の維持管理においては、単に〈緑に囲まれて仕事ができる〉〈木々や花などに触れられる〉という視点だけではなく、緑化を通して景観を整えることで施設や街にどのような良い影響が生まれるのか、緑地管理にはどのような資質が求められるのかなど視点を広げてみることも大切です。
お客様である施設の管理者やオーナーと話し合い、工事や維持管理の計画を立て、施工スタッフと協力しながら進めていきます。そのためにはコミュニケーション能力を磨くことも必要ですし、専門知識を付けるためには資格の取得も必要です。当社では資格取得に向けたサポートも実施。受験費用の負担や合格時の手当、報奨金の支給なども行っています。またCS(顧客満足)に向けた取り組みも推進。
“好きなことを仕事にする”、そのためには何が求められているのか、その先のフィールドの広さ・深さにも着目し、企業研究を進めて下さい。〈人事担当〉

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「農業、環境、造園など理系出身の方はもちろん、文系出身者も活躍中。みどりが好き、興味があるという方なら入社後に学び、資格を取得して成長できます」(人事・上野)

マイナビ編集部から

造園緑化、特殊緑化、室内緑化などの各種工事や、緑地や公園などの維持・運営管理のほか、スポーツ施設の管理も手がける阪神園芸(株)。多岐にわたる既存事業を守りシェアを高めるのはもちろん、さらに同社が注力するのが公共施設の指定管理者の受託だ。今回、担当部署で活躍する先輩(澤田さん)のお話も伺ったが、既存施設の価値向上を目指し、今後も新たな指定管理事業をスタートする予定だ。

「みどりに関わる事業だけでなく、まちづくりにも携われるのが当社の魅力。理系の知識が活かせるだけでなく、都市政策など文系の方が活躍できるフィールドも広がっています」と人事担当者。イベント企画やにぎわい、地域のコミュニティーづくりなど、アイデアが活かせる仕事も多く、自分なりのやりがいを見つけることができるだろう。

ほかにも同社では学びの機会が数多く用意されており、感性を磨くため美術館や寺社巡りなどの実施や、業務に関わる数多くの資格取得支援も手厚く行っている。会社のバックアップを受けながらスキルアップできる環境が整っているので、入社後も成長を続けたい方に、ぜひ注目してほしい企業である。

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阪神園芸(株)が手がける屋上広場がこちら。シンボルツリーのケヤキのほか、山間部にしか生息しない珍しい植物にも出会える場所は、多くの人の憩いの場になっています。
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