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最終更新日:2025/4/14
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部署名防府工場製造課(取材時)
仕事内容黒鉛電極の製造工程を管理し安定した品質のためのシステムを構築
研究室では有機化学と光化学について学びました。光を当てるたびに繰り返し機能を発現する有機化合物のデザインとその機能性について研究しました。就職活動では、光化学で学んだ「色」に関われる仕事に就きたいと思い、主に染料や塗料メーカーの研究職をまわっていました。その中では、東海カーボンは少し変化球ではありますが、カーボンの「黒」は全てを吸収する色ですし、いわば究極とも言えるのかな(笑)。黒色のインクトナーなどに利用されている水性カーボンブラックに興味を持ち、応募しました。選考を受けてみて、一番しっかり話を聞いてもらえたというのが、東海カーボン入社の決め手です。
黒鉛電極の製造工程を管理する仕事に従事しています。黒鉛電極というのは、製鉄業の中でも電炉方式と言われる鉄スクラップを溶かしてリサイクルする炉で使用されます。電気炉で使用される黒鉛電極の先端温度は3000度以上にもなります。高品質かつ不良が発生しないよう、製造工程でデータ解析し、システムの改善点を研究し、次につなげていくことが私の仕事です。より安定した品質を目指すことで、コスト削減にもつながります。
黒鉛電極は、作り始めてから4~8カ月程度かけて製品になります。製造過程では不良が発生する事もありますが、製造期間が長いので、発見が遅れるほど影響範囲が大きく、挽回するのにパワーがかかります。それゆえ、原因究明のため現場と密に連携すること、一つ一つの工程を確実につなぐことが大切だと考えます。最近は、不良を止められる数が増え(不良率を減少させることが出来ており)、また、製造段階で不具合を感知できている実感があります。品質やコストの安定化に貢献できることにやりがいを感じます。
まだ入社して3~4カ月のころでしょうか。OJTの先輩と試験品の計画を立案し、半年以上をかけてその試験品の製造工程を確認し続けていました。工場には、エラーを未然に防ぐための「技術標準」という守るべきものを記したリストがあります。製造方法や品質に影響があるリスクなどをデータに則って示した、技術の結晶のようなものです。このリストに、試験結果をもとにした新しい標準が残ったことですね。工場に貢献できる仕事ができたことは自信につながりました。
現場との密なコミュニケーションで知見を深め、常に改善提案することでより安定したシステムを構築し、組織に貢献する大切さを学びました。ジョブローテーションが基本なので、この先どのような職務を担当することになるかはわかりませんが、限られた時間で結果を出せるよう、さらに要領よく、スピード感をもって生産性を上げていきたいと思っています。