(株)明日葉【ソシオークグループ】

子どもたちのメンタルケアに携わりたいと思い、もともとは心理カウンセラーを目指していました。ただ、大学時代ずっと続けていた学童のアルバイトを通して、児童指導員という仕事に興味を持つように。子どもたちと近い距離で付き合うことができ、一人ひとりに寄り添える点に魅力を感じたのです。就職先として当社を選んだ理由は、施設見学のときの印象。スタッフも子どもたちも楽しそうにしていて、「この輪のなかに入りたい！」と思って入社を決めました。

児童指導員の主な仕事は、「学童クラブ」などで学校から帰ってきた子どもたちを迎え入れ、遊びや宿題を見守ることです。行事や誕生日会の企画・運営、お迎え時の保護者対応、名簿や日誌の作成なども、日々の業務のひとつ。1年目は折り紙をしたり、絵を描いたりと、積極的に子どもたちとコミュニーションを図り、一人ひとりの個性を理解していきました。

2年目には、少しずつ子どもたちの個性に合わせて対応ができるように。例えば、なかなかオモチャを片付けない、負けず嫌いな性格の子には、「私のほうが片付けるのが早いよ～」と競争心をあおりながら、ヤル気を引き出します。3年目に入ってからは、次第に事務的な作業を任される機会が増えてきました。それでも、できるだけ子どもたちと一緒に過ごす時間を確保するよう心がけています。

この仕事の魅力は、子どもたちの成長をダイレクトに感じられることです。1年生のときは落ち着きがなかった子が、2年生になって下級生の面倒を見ているのを目にしたときには感動しました。また、足し算や引き算でつまずいていた子が、かけ算ができるようになっている姿を見たときもうれしい瞬間。生活面と学習面、両方の成長を見られることが、児童指導員という仕事の醍醐味だといえるでしょう。忘れられないのは、私が異動することを聞いたときの子どもたちの反応。「寂しい」と悲しんでくれて、手作りの表彰状を作ってくれた子もいました。

子どもたちは感情表現が豊か。そして自分の感情を、ストレートに伝えてきます。日々接するなかで、素直な気持ちを表現することの大事さを実感。子どもたちとのコミュニケーションを通して学ぶことが多く、私自身も成長させてもらっています。

〈山本さん〉

教育学部出身で、当初は小学校の先生になるのが夢でした。ところが教育実習に参加して、勉強面を中心にサポートする教員の仕事より、生活面をサポートする仕事の方が自分のやりたいことに近いことに気づきました。そこで子どもたちの生活面にも深く関われる、学童での仕事に注目しました。手厚い教育制度が整っていたことから、当社を志望。また、職場見学を通して活気ある雰囲気に触れ、この会社で働きたいと気持ちが固まりました。

入社にあたって不安もありましたが、ありがたかったのが入社前に実施された研修です。配属予定の事業所で8日間にわたって学び、仕事への理解を深めることができました。入社後は、オンライン研修とOJTを通して実践スキルを習得。月1～2回、事例をもとに子どもをほめるスキルを学んだり、おやつのアレルギー対応の知識を身につけたりする研修もあります。また、定期的に1～2年目の若手交流会があるのも魅力。多くの学びの場があるおかげで、不安が少しずつ安心に変わっていきました。

私が配属されたのは、未就学児とその親御さんも利用する「児童館」。乳幼児と運動遊びをしたり、工作をしたりする機会もあります。「児童指導員＝小学生と接する仕事」と思っていた私にとって、入社後に感じたいい意味でのギャップ。幅広い年次の子どもの成長に関われることができ、「保育士の資格取得にチャレンジしよう」という新たな目標も生まれました。

入社5カ月目には、子どもたちが登館した際に行う「こんにちはの会」と、自宅に戻るときの「帰りの会」の司会を任された私。できることが増えていくことで、自分の成長を実感しています。子どもたちと一緒に成長していけることが、今のモチベーションになっています。

まだ1年目ですが、自分のアイデアや得意なことを活かせるシーンが多いのも魅力です。毎月1回、小学生向けの工作があり、その内容は社員が持ち回りで決定。私が企画した「毛糸を使ったフォトフレーム製作」に子どもたちが挑み、「できた！」と喜んでいる姿を見たときはとてもうれしかったです。また、次のお楽しみ会では私の趣味のフラダンスを披露する予定。自分らしさを活かして子どもたちを笑顔にできるので、日々大きなやりがいを感じています。

〈川窪さん〉

今の職場には、20～40代まで幅広い年次のメンバーが揃っています。一体感が抜群で、午前中の事務作業をしているときに、子どもたちの情報をしっかり共有。オープンな雰囲気なので、質問や相談もしやすく、とても働きやすいです。常に周囲が、若手のことを気にかけてくれているのも特徴。私がミスをして落ち込んでいたら、先輩たちが「自分も同じような経験をしたことあるよ」「山本さんのやり方で大丈夫だから」と励ましてくれました。そんな環境だからこそ、どんなときでも子どもたちと笑顔で向き合うことができるのです。

当社は、ワークライフバランスにもしっかり配慮しています。年間休日が120日あるほか、有給も取得しやすい環境。好きなアーティストのライブにも行きやすいのがうれしいです。産休・育休取得後に復帰して、時短勤務で活躍している先輩も多数。ライフステージが変化しても、安心して長く働き続けられます。

今後はケンカの仲裁をもっと上手にできるようになるなど、子どもたちへの対応力を磨いていくことが目標。また、憧れの先輩たちのように、リーダーや責任者を任される人材へと成長していきたいと考えています。

〈山本さん〉

子どもが好きなメンバーが揃っていることもあって、職場はとてもあたたかい雰囲気です。困っていたらすぐに手を差し伸べてくれるような環境。だからこそ、失敗を恐れることなく、新しい仕事にどんどんチャレンジできるのです。

オンとオフのメリハリがつけやすいのも、当社の大きな特徴。残業はほぼなく、定時であがることができるので、社会人になってからも毎週水・木曜は趣味のフラダンスのレッスンに通うことができています。週末はしっかり休めるので、フラダンスのイベントにも毎回参加。多いときは月に3回、ステージで踊っています。

直近の目標は、保育士の資格を取ること。当社には保育士の資格取得支援制度があります。筆記試験対策のテキストの補助やグループ会社の保育士から実技試験対策講座を受講することも可能です。合格すれば受験費用を会社で負担してくれますし、手厚いサポートが魅力の制度です。この制度を活用し、少しでも早く取得したいです。そうすることで、乳幼児にもしっかり対応できる児童指導員を目指したい。赤ちゃんのときから小学校卒業まで、子どもたちの成長を長く見届けられる職場なので、今後にワクワクしています。

〈川窪さん〉