最終更新日:2025/5/12

(株)銚子丸【東証スタンダード上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 外食・レストラン
  • 食品
  • 専門店(食品・日用品)
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
千葉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日々の努力を積み重ねることで、お客さまに「おいしさ」と「楽しさ」をお届けしたい。

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寿司店「銚子丸」の高度なサービスを支える社員たちの想い。

一都三県で寿司チェーンを展開している銚子丸。手ごろな価格で本物の江戸前寿司を楽しむことのできるサービスで高い人気を集めている。今回は同社で働く3名の先輩社員から、お話しを伺った。

◆遠藤 広望さん(写真左)
営業部 大井店
2023年入社 理工学部 科学生命理工学科卒

◆早川 太一さん(写真右)
営業部 亀戸店
2021年入社 観光学部観光学科卒

◆菊池 幸枝さん(写真中)
研修指導課 アシスタントマネージャー
2008年入社 商業科卒

銚子丸はこんな会社です。

分からないこと、できないことは、先輩や上司が納得のいくまで教えてくれる環境です。学ぶ機会が数多くありますから、職人としての成長も早いと思います。(遠藤さん)
店舗には新卒の若手から、高級寿司店出身のベテランまで、様々な人が働いていますが、全員が同じ方向を向いて、より良いサービスを追求しています。(早川さん)
当社では新卒入社から3年で店長に昇格する人もいるぐらいに、頑張る人を評価してくれる会社。努力次第で責任とやりがいの大きな仕事を任せてもらえます。(菊池さん)

【遠藤さん】食とサービスへの興味から、研究職志望から寿司職人へ。会社の理念に共感して入社を決めました

私は大学時代に理工学部で学び、将来は研究者として医療の分野に進むことを目指していました。しかし、飲食店でのアルバイトを経験したことにより、自分が本当にやりたいのは食に関わる仕事や、接客業ではないかと考えるように。そこで、就職活動を始めた当初は食品流通や食品商社を中心に企業研究を行っていました。しかし、就職活動が進んでいくにつれ、お客さまと直接触れ合い、料理やサービスで喜んでいただける環境で働きたいと感じ始めたのです。そんな時、出会ったのが銚子丸。会社説明会で聞かされた「真心を提供し、お客さまの感謝と喜びを頂く」という理念に共感し、この会社で働くことを希望しました。

入社後は約2週間の新人研修で当社の理念や、それを行動に移すための考え方を学んだ後、魚のさばき方、切り付け方など、調理の基礎を習得。現在の勤務先である大井店でのOJTがスタートしました。最初に経験したのはホールでの研修。店頭でお客さまをお迎えしつつ、店内を歩き回って店の配置などを理解。ホール担当の先輩社員からはお客さまとの接し方や笑顔の作り方、声の出し方なども教えていただきました。その後はOJTの場をキッチンに移し、まずは鯵や鰯の仕込みを習得しました。

そして配属から2週間がたったころ、いよいよ寿司の握り方の研修がスタートしました。最初のうちは思うようにシャリを握れず、かなり苦労したのも事実です。しかし何度も練習を繰り返すうち、先輩からも合格をいただくことができ、入社から1カ月半がたったころには寿司職人としてお客さまの目の前で握ることに。最初は緊張のあまり、サビを抜くのを忘れたり、ご注文の数を間違えるなどの失敗もしましたが、少しずつ経験を積んで、仕事にも慣れてきました。

大井店は銚子丸の中でも比較的、規模の大きな店。そのため、私が一日に握るのは1000貫を超えることも。とにかく数を経験できるため、職人としての成長も早いと思います。目標は入社3年で店長に昇格すること。調理の技術だけでなく、店舗マネージメントの知識も身に付けていきたいと思っています。

【早川さん】「自分も未経験で入社した」という店長の言葉に励まされ、職人として成長を続けてきました

学生時代、私は観光学部で学び、ある旅行会社での長期間のインターンも経験。「このままうちの会社で働きなよ」と言っていただき、ほぼ就職先も決まっている状態でした。しかし、就職活動を始めたとたんにコロナ禍による外出自粛がスタート。旅行業界では軒並み新卒採用がストップしてしまいました。改めて就職活動を始めることにした時、就活サイトを通じて偶然、出会ったのが銚子丸でした。私は銚子丸のお店には以前に何回か食事に行ったことがあった程度。しかし企業研究を進める中、会社の理念や一部上場企業という安定性にも魅力を感じ、この会社で働きたいと思うようになりました。

新人研修を終えて、配属されたのは亀戸店。ここで調理の本格的な研修がスタートしたのですが、私はそれまで料理の経験がほぼゼロの状態。最初はとても不安だったのですが、誰よりも腕が良いと言われてる店長から「自分も未経験で入社した」という言葉を聞き、頑張ろうという気持ちを持つことができました。特に苦労したのはしゃりを握ること。しゃりは三手で握るのが基本とされているのですが、最初はまったく形になりません。寿司職人の仕事の奥深さを実感しながら、少しずつ技術を身に付けていきました。

入社から4年がたつ現在では、鯛や鰤などの魚をおろすことから、軍艦や巻物の調理、握り寿司まで、一通りの仕事ができるようになっています。毎日、自分の成長を実感することのできる日々だっただけに、とても楽しかったですね。現在、目指しているのは店舗の寿司職人のリーダー役である「座長」というポジションに昇格すること。そのために取り組んでいるのは、自分の目の前にある仕事に没頭するだけでなく、店舗全体の状況を把握し、社員やパートさん、アルバイトさんに指示を出すことです。パートさん、アルバイトさんのシフトを組む仕事も任されるようになり、少しずつマネージメントのスキルを身に付けています。

銚子丸はスタッフ全員がお客さまに満足していただくことを目指し、全力で働く風土のある会社。お客さまとの触れあいを楽しみながら、職人としても社会人としても大きく成長できる環境です。

【菊池さん】入社6カ月で女将に抜擢。店舗で学んだ経験や知識を、多くの社員に伝えていきたい

私は高校卒業後、商社の事務職やアパレルの販売員などを経て、2008年から銚子丸のホールスタッフとして働き始めました。もともとは気楽なパートのつもりだったのですが、気が付くとこの会社の理念やサービスへの考え方にすっかり魅了されるように。「大好きなお店のために、もっと自分にできることはないか」と考えて働くうち、入社6カ月目にはホールスタッフのリーダーである女将に抜擢されていました。

銚子丸では店舗を「劇場」、スタッフを「劇団員」と見立て、お客さまに最高の「演技」をご提供することをサービスのコンセプトとしています。その中で女将は主演女優ともいえる存在。お店の主人としてお客さまをおもてなしするとともに、ホールスタッフの教育やマネージメントをおこないます。

女将を務めていた時代、私が心掛けていたのは、お客さまから声がかかる前にご要望をかなえて差し上げること。目も耳も使って店内の様子に集中していれば、どこかでカチャンという音がすれば「お箸を落としてしまったお客さまがいる」と分かります。なんだかキョロキョロされている方がいらっしゃるなら、それはお水が欲しいのか、トイレを探されているのか。お客さまが「すみません」と声を上げる前に変わりのお箸が届いたら、感動していただけます。

そんな取り組みを3年ほど続けるうち、今度は社長から直接「本社に所属して、ホールスタッフのインストラクターをやってくれないか」とお声がけをいただくことに。現在は研修指導課のアシスタントマネージャーとして、新規やリニューアルの店舗に対してのスタッフ教育を担当しています。また社員が調理や接客の技術を学ぶために用意している約450本もの動画コンテンツの制作に関わるのも大切な仕事のひとつ。まだ研修指導課の規模が小さいので、直接、指導を行うことができている対象は限られてしまうのですが、今後は新入社員全員や、既存店舗への定期的な研修にも携わっていきたいと考えています。

私にとって銚子丸は、自分の人生を変えてくれたかけがえのない存在。ここで働けることが本当に幸せだ、と感じることのできる仕事や人と出会うことのできる会社です。

学生の方へメッセージ

新卒として企業研究ができるのは、長い人生の中でも今だけです。だからこそ、皆さんには、はじめから特定の業種・業界に絞り込むのではなく、できるだけ視野を広げて会社選びを進めていただきたいと思います。さまざまな業種・業界の企業を見て回るうちに、「やってみたい仕事」「面白そうな仕事」が見つかるはずです。その上で、気になる会社の「企業理念」を調べ、それが自分の価値観や考え方に合っているかどうかという観点から、志望企業を絞り込んでいくといいでしょう。最近はオンラインのインターンシップも増えてきているので、特定の地域に縛られることなく、全国各地の気になる企業をどんどん研究していただきたいですね。

また、自分がどのように成長していきたいかを思い描くことも大切です。この点、当社は未経験から『お寿司の握れる管理職』になれる会社です。魚を捌いたり、お寿司を握ったりする技術を習得しながらマネジメントのスキルを身に付け、座長や店長へのキャリアアップを実現できるだけでなく、本社の仕事に携わるチャンスもあります。こうしたキャリアステージの幅広さは、当社ならではの魅力といっていいでしょう。

(人事担当/小島 勉さん)

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私自身も新卒で当社に入社し、寿司の握り方、魚のさばき方を学んできました。職人や店長を経験したことで、飲食業の本質を知ることができたように思います。(小島さん)

マイナビ編集部から

銚子丸は千葉・東京・神奈川の一都三県で、寿司チェーン「すし銚子丸」「すし銚子丸 雅」など約90店舗を展開している企業。いわゆる「回転寿司」と位置付けられがちな店舗だが、同社が提供しているのは手ごろな価格で、本物の江戸前寿司を楽しむことのできる中価格帯のメニューだ。

一人2万円、3万円の高級店には滅多に行けないけれど、せっかくお寿司を食べるならちょっと良い店がいい、という多くの消費者のニーズを実現している。実際のところ、同社では2023年から作り置きのお寿司を流すレーンを廃止しており、提供しているのはすべてオーダーを受けてから職人が握ったものだけ。名実ともに「回転寿司」ではなくなっているのだ。

タッチパネルで注文を受け、高速レーンでテーブルに届けることで効率化を図る一方、セントラルキッチンを設けずに調理工程をすべて店舗でおこなうなど、同社の取り組みには「合理的なこと」と、「一見、無駄に思えること」が混在しているようにも見える。しかし、それらはすべて、自分たちが理想とするサービスを実現するためのものなのだ。

今回の取材で感じたのは同社で働く社員が、こうした会社としての取り組みをしっかりと理解し、自分自身の目指すべきものとして実現しようとしている風土だ。飲食に興味のある人はもちろん、手に職を付け、長く安定して働きたいという人にとっても大きな魅力を持った企業だと感じた。

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寿司職人として店舗で働く社員の多くは、調理未経験での入社。新人研修や店舗でのOJTを通じて高度な技術を身に付け、「座長」「店長」へとキャリアアップしていく。

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