最終更新日:2025/4/11

中谷グループ[グループ募集]

  • 正社員

業種

  • プラスチック
  • 日用品・生活関連機器
  • 印刷・印刷関連
  • 文具・事務機器関連
  • 芸能・映画・音楽

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

現場を支える先輩たちの活躍!

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70年に渡り培った技術力を活かし、大手企業のモノづくりを支える

私たちの身近にあふれるボールペンや家電、デジタル機器などのさまざまなプラスチック製品。そんな生活に不可欠な製品を、長年に渡り支えてきた同グループの第一線で活躍する先輩たちに、モノづくりの裏側を伺った。

K.Mさん/中谷産業(株) 製造部保全課/2018年入社
N.Kさん/(株)エフエヌ 品質保証部/2017年入社
O.Tさん/中谷商工(株) 中沼工場 技術部技術課/2022年入社

先輩たちの仕事風景

プラスチック製品を製造するため、成形機に金型を設置している製造部保全課のK.Mさん。製造する製品を切り替えた際の金型交換なども保守管理担当の役目です。
品質を保証するため、抜き打ち検査でできあがった製品を測定している品質保証部のN.Kさん。定められている通りの品質が担保されているどうかをチェックします。
新しいラインを動かすため、設定条件などを機械に入力している技術部技術課のO.Tさん。日々のメンテナンスや不具合発生時の復旧対応なども技術部技術課が担っています。

<中谷産業(株)>私たちの身近にあるプラスチック製品を生み出すための環境を整えています【K.Mさん】

中谷グループでは、設立から約70年間、プラスチック成形の技術を磨いてきました。CD・DVDケースでは国内で高いシェア率を誇っており、私たちの生活に必要なボールペンやコピー機のトナーカートリッジなどの幅広い分野のプラスチック製品を大手企業と連携しながら世に送り出しています。

ここでプラスチック製品ができるまでを簡単にご紹介しましょう。活かされているのは射出成形という技術。ペレットと呼ばれる原料やマスターバッチ(色づけの原料)を成形機に供給し、自動で計量して溶融、金型に勢いよく流し込んで形を作ります。

私が担当しているのは、その成形機の保守管理業務で、品質の良い製品が滞りなく生産できるよう、環境を整えるのがミッションです。タンクに汚れがないか、金型に欠損がないかなどを日々点検し、不具合があった場合には清掃や修理、部品交換を行っています。そのほか、材料の状態に合わせて機械の調整を行ったり、製造する製品を切り替えた際の金型交換なども保守管理担当の役目です。やりがいを感じるのは、関わったプラスチック製品を流通店の棚で見つけたときですね。つい最近も、大好きな作品のDVDケースが自社製品だったと知って大きな感動を味わいました。

経験を重ねたことで業務の幅が広がってきており、最近ではお客さまとのやりとりも増えています。今後は「こういうものを作れませんか?」といったお客さまのご要望に対して、プロフェッショナルの目線でアドバイスを送り、力強く応えていけるようになりたいです。

~K.Mさんのとある一日のスケジュール~

●8:10
 始業
 作業計画書を確認して当日の作業内容を把握
●8:15
 樹脂(原料)の切り替えを行うため設備を掃除機やエアーブローで清掃
●10:00
 休憩室で小休憩
●10:10
 清掃作業の続き
●12:00
 昼休憩
●12:50
 機械の条件を調整して切り替えた樹脂でテスト成形を実施
●15:00
 休憩室で小休憩
●15:10
 テスト成形でサンプリングを行って品質に問題がないかを確認
●16:00
 翌日の作業内容の確認と準備
●17:00
 終業 

<(株)エフエヌ>安心で安全な製品を世の中に送り出すための重要な役割を果たしています【N.Kさん】

(株)エフエヌは、高いプラスチック成形技術を活用し、さまざまなプラスチック部品や加工組立品を供給し続けています。

私は品質保証業務を担当しており、一日、数十万個製造しているラインから決められた頻度で抜き取り検査を行い、異常(変化)がないか、日々確認をしています。そのなかで、異常を発見した際は上長へ報告し、技術部門、製造部門と対応を協議します。

新しい製品の製造立上げをしていく際は、製造稼働前に試作品を統計的手法を用いて品質が安定しているかを確認する重要な役割があります。私たちの活躍が表に出ることはほとんどありませんが、安心で安全な部品・製品を送り出す「品質の要」として重要な役目を果たしており、私自身が携わった部品が市場に並ぶと、達成感を感じます。

この仕事を6年以上経験し、今では新入社員を教育する立場になりました。教える難しさを日々感じながらも充実した毎日を送っています。これからも、後輩たちに私が得てきた技術や知識をしっかり教育し、部門全体の力量を上げていきたいです。

~N.Kさんのとある一日のスケジュール~

●8:10
 始業
 設備の清掃
●8:30
 部内ミーティング
 前日までの進捗報告と当日の予定をメンバー間でシェア
●9:00
 抜き取り検査の実施(デイリー作業)
●10:00
 休憩室で小休憩
●10:10
 週一回の定例ミーティング
 案件ごとの課題に対する打ち合わせ
●11:00
 抜き取り検査の続き
●12:00
 昼休憩
●12:50
 新たな製品づくりに向けた試作品の品質チェック
 形状や長さ、真円度などを測定してデータをPCへ入力
●15:00
 休憩室で小休憩
●15:10
 引き続き試作品の品質チェック
●16:30
 作業日報の入力
●17:00
 終業

<中谷商工(株)>製品づくりに不可欠な設備の導入やメンテナンスをしています【O.Tさん】

私が所属する中谷商工(株)は、中谷グループの中枢事業であるプラスチックの射出成形と組立、及びリサイクルを主に手掛けている企業です。なかでも、大量生産される製品を多く手掛けており、大手メーカーのコピー機に使用されているトナーカートリッジもその一つです。私は、使用済みのトナーカートリッジをリサイクル利用するための洗浄機械や検査機器の導入検討、そのほかにも導入時の組立・設定、自作の機械の設計・組立、日々のメンテナンス、トラブルが発生した際の復旧対応などを担当しています。

やりがいを感じるのは、身の回りにある製品づくりに関われていることです。学生時代に、自身が愛用していたボールペンの部品が当社で製造されていることを知り、「どんな風に作られているんだろう?」と興味を覚えたのが当社へ入社したきっかけでした。ですから、今でも自社の工場で普段から見慣れている製品が生み出されているのを見るとワクワクしますし、誇りにも思います。

また、自作の機械を設計し、組立て動かしたときに、狙い通りの動きが見られたときにもやりがいを覚えます。さらに現場で自作した機械が活躍している様子が見られたときにはちょっとした感動も覚えます。一方、エアシリンダーなど手順書に沿った使い方をしないといけない設備を扱うこともあるので、設計する際には周りの上司や先輩たちにアドバイスをもらいながら、入念に安全面を検討するようにしています。

今後は、トナーカートリッジ関連の機械しか扱ったことがないので、当社の中枢事業であるプラスチック射出成形関連の機械の導入や立ち上げに関わることが、今の私の目標です。さまざまな経験を積みながら知識やスキルを身につけ、幅広く活躍できる人材へと成長していきたいです。

~O.Tさんのとある一日のスケジュール~

●8:10
 始業
 技術課と品質保証課で合同ミーティングを実施
 前日までの進捗報告と当日の予定を確認
●8:20
 新しい設備の導入に伴う配線作業
●10:00
 休憩室で小休憩
●10:10
 配線作業の続き
●12:00
 昼休憩
●12:50
 新しい設備を動かすためのプログラムの作成
●15:00
 休憩室で小休憩
●15:10
 新しい設備をテスト稼働させて動作の確認
 バグを修正して導入作業完了
●16:30
 報告書などの作成・メールチェックなど
●17:00
 終業

学生の方へメッセージ

学生のうちは、会社がどんなところで、何をしているのかをみなさんの目で実際に見ることは少ないかと思います。実際に、当社の会社見学会などでも、そんな学生さんたちの本音を毎年耳にする機会があり、社会人になることへの不安が少なからずあることを感じています。

自分がしたい、なりたい業界に絞って企業研究をすることも大事ですが、働く環境が自分のライフスタイルに合っているかどうかを考えることもとても大事です。「こんなはずではなかった」といったミスマッチを起こさないためにも、会社見学会やインターンシップには積極的に参加してみることをオススメします。

例えば、当社では充実した福利厚生を取り入れるための活動、環境や働きやすさに配慮した服装の自由化、誰もが管理職を目指せる環境づくり、さまざまなことに力を注いでいます。こういった会社見学などでしかわからないこともたくさんあるため、多くの先輩の声や仕事の風景に触れながら、自分にぴったり合う“一社”を見つけてもらいたいと思います。
(総務課 A.Kさん)

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CD・DVDのケース、ボールペン部品、トナーカートリッジなど、私たちのまわりにある身近なプラスチック製品を多く製造している当社。

マイナビ編集部から

中谷グループは、4社で成り立っている。1951年の設立以来、プラスチック成形のノウハウを蓄え、現在ではOA機器、文具、医薬、精密機器などの分野をまたいで幅広く取引を行っており、プラスチック成形のプロフェッショナルとして日本のモノづくりを力強く支えてきた。

同グループの一番の強みは、金型の設計・製作、成形、加工、組立、検査に至るまで、すべての生産工程にワンストップで対応できる体制にある。各工程との連携がスムーズで利便性が高いため、お客さまからの要望をいち早くモノづくりに活かすことができるのだ。また、豊富な成形設備を取りそろえており、ノウハウも豊富。大きなモノから小さなモノ、形状が複雑なモノまで幅広く対応できることも同グループが選ばれ続けている大きな理由といえるだろう。

もう一つ、同グループの活躍の強みとして挙げられるのは、風通しの良い社風のなかでイキイキと活躍している社員たちの存在だ。今回取材した3名の社員たちは、「周囲の社員への相談のしやすさ」を職場の魅力として伝えていた。まさに、所属の部門や会社を超え、グループ全体が一つのチームとなって、プラスチック成形の新しい未来を創造しているイメージである。モノづくりに興味がある人はもちろん、チームワークを活かしながら成長したい人にもぜひ注目してもらいたい一社だと取材を通して感じた。

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2024年8月にオープンしたばかりの新社屋の内観。快適かつ効率よく働ける広々としたオフィスが広がっている。

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