医療法人社団五色会【こころの医療センター五色台】

現在は療養病棟で勤務しており、日々緩和ケアの患者様や寝たきりの患者様に対しての褥瘡予防に努めるといった看護業務を行っています。中でも、緩和ケアについては初めて関わるため、患者様本人が意思表示できない状態で家族が医療の選択に迫られたときに、家族や医療スタッフがあらかじめ本人の意思を理解してなければいけないと学びました。その上で、患者様や家族に後悔のない最期の大事な時間を過ごしていただけるように、患者様・家族・医療スタッフが一つになって看護をおこなっています。

精神科看護の魅力として、患者様の身体だけでなく心も看ることが出来る点であると感じました。最初は認知症や不穏になる患者様の精神的ケアに悩んだり、対応に困る場面が何度もありました。そういったときに先輩看護師からのアドバイスや、実際に患者様に対する声掛けの様子を見て、心もしっかりと看ていくことの大切さを学びました。

私自身が看護師を目指したころから、患者様とのコミュニケーションを大切にして寄り添える看護師になりたいという目標がありました。看護学生の頃から患者様とのコミュニケーションをしっかりとることを心がけており、社会人になってからも限られた業務時間の中でも、一人一人の患者さんとしっかり向き合いたいと考えていました。当院を見学した時にこの病院は患者様と向き合い、学びながら成長できる環境だと感じ、働きたいと思うようになったのが入職を決めた理由です。

患者様としっかりコミュニケーションをとったり、相手の表情や思いなどを読み取り、心にも寄り添える看護師になりたいです。そのためにはチームワークや多職種との連携は医療現場では重要になってくると思うので、そういったことを大切にしながら何事も目の前の課題に対して最後まで責任をもってやり遂げていく姿勢を変えずに努力していきたいと思います。