最終更新日:2025/4/22

(株)九州ケーズデンキ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 専門店(家電・OA機器)
  • 専門店(書籍・音楽・インテリア)
  • 専門店(その他小売)

基本情報

本社
茨城県、鹿児島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

従業員ファーストから生まれる顧客満足と、「がんばらない経営」が示す真の成長戦略。

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うれしい!楽しい!から頑張れる。三者三様の飛躍の軌跡。

「がんばらない経営」を掲げながら、目覚ましい人材成長によって根強いファンを獲得してきた「(株)九州ケーズデンキ」。執行役員店長、部門長、3年目販売員それぞれに“がんばらない成長戦略”の秘密を伺った。

ケーズデンキ春日浦店 執行役員店長 Sさん(2007年入社)
ケーズデンキ熊本十禅寺店 部門長 Oさん(2014年入社)
ケーズデンキ熊本十禅寺店 係 Mさん(2022年入社)

学生のみなさんへ。先輩からひとこと!

「ノルマがないからこそ、お客さまにじっくり向き合うことができ、そこで育まれた信頼関係が“人で選ばれる店づくり”とリピーターの定着につながっています」(Sさん)
「十数年前の就活中、当社で働く姿を想像してとてもワクワクしたのを覚えています。頭で考えるだけでなく “なんかいいかも!”という直感も大切にしてください」(Oさん)
「性別やライフステージによらず、誰もが自分らしい働き方&キャリアを実現できるのが『ケーズデンキ』という舞台。仕事も人生も自分の理想を追求しましょう!」(Mさん)

無理をしない、させない。「がんばらない経営」がお客さまに愛される人をつくる/Sさん

新卒入社4年目に副主任に昇格したのを皮切りに、主任、部門長、副店長、店長職を拝命。執行役員店長となった現在は、“本拠地”春日浦店の店づくりに取り組みながら、本社やエリア内の他店舗とも密に連携し、「ケーズデンキ」のさらなる活性化に取り組んでいます。

当社には創業当初から一貫して守り抜いてきたユニークな経営思想があります。それが「がんばらない経営」。「仕事なのにがんばらなくていいの?」と驚かれるかもしれませんが、ここでいう「がんばらない」とは、決して楽をしたり怠けたりして良いという意味ではありません。常に正しいことを選択し、それを確実に継続していくためには、成果を急がず・急かさず、一歩ずつ着実に前進することが大切という考え方を示したもの。「無理をしない」と言い換えることもできると思います。

販売業でありながら販売ノルマを設けていないのも、損得勘定ではなく、本当に求められる商品を提案することが真の顧客満足につながると考えているから。そんな企業風土のもとでは、お客さまのご要望に耳を傾けるのも、最適な商品をご提案するのもとても楽しく、私たち従業員の満足度も高まります。お客さまも、社員も、そして会社も。三者がWIN-WIN-WINの関係でつながり合える、そんな素晴らしい店づくりを実現しているのが「がんばらない経営」なのです。

「がんばらない経営」では社員がプライベートを犠牲にすることも許容していません。お客さまに喜んでいただく店づくりは、それを担う従業員の心身が健康であってこそ。予定していた仕事が定時内に終わらなければ、急を要する事案でない限り、翌日に回しても問題はないはずです。かくいう私も、その他の業務が立て込んでいるときは、月に1度の臨店活動を、各店長とのメールのやり取りに代えてしまうことがあります。役職者であっても、決して無理はしない。その姿勢を示すことも、上に立つ者の大切な役割です。

そんな当社のスタイルが確かにお客さま満足に結実していると感じるのは、店頭に立っているとき。消耗品から大型家電までスマホで簡単に購入できるこの時代にあって、当店はいつもたくさんのお客さまでにぎわっています。「今日は○○さんいる?」「修理は〇〇さんに対応してほしい」とご指名をいただくことも多く、お客さまからの厚い信頼を獲得するスタッフが育っていることを日々とても誇らしく思っています。

手厚い社内制度と仲間の惜しみない協力のおかげで、仕事と育児を楽しく両立中!/Oさん

黒物家電を中心とするAVC売り場の部門長として、売り場の管理や人材育成を行っています。店頭ではシーズンに合わせて売れ筋の商品を中心に売り場づくりをしたり、売り場の一員として日々店頭での接客を行ったり。人材の育成においては円滑なコミュニケーションを重視し、折ごとに声をかけながら、話やすい・相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。副主任・主任時代は自分が先頭に立って部下・後輩を引っ張っていかなければという気持ちが強かったのですが、現在はどちらかと言うと後ろからその成長を見守るイメージ。何か困っていることはないか。無理をしている人はいないか。些細な変化も敏感に感じ取りながら、仲間たちが楽しく安心して働ける舞台を整えたいと思っています。

一方で、実は私自身も周りに支えられている身なのです。というのも、年長と小学2年生の2児の母でもある私は、目下一日6時間半の時短勤務中。限られた時間で何ができるかを考え効率的に動いているつもりではありますが、一度店頭に立てばお客さま対応が最優先。常に計画通りにコトが進むわけではないので、やむなく仕事を残して退勤しなければならないこともあります。そんなとき心強いのが、残してしまった仕事を快く引き受けてくれる頼もしい後輩たち。その後の進捗も逐一報告してくれるので、こちらからも毎回しっかりと感謝を伝えています。

「職位によらず家庭を優先すべき」という考え方が浸透する当社では、私のように仕事と育児を両立しながら働く社員が少なくありません。育休は最長3年間、育児短時間勤務は最大子どもの小学校卒業までと制度も手厚く、私よりさらに短い一日5時間勤務を選択している人もいます。ただ、いくら制度環境が整っていても、周囲の負担を増やしてしまうのは心苦しいもの。そんなとき心の支えになっているのが、育休からの職場復帰の際に上司に言われた「仕事はいつでもできるけれど、子育ては今しかできない」という言葉。一年半におよぶ育休ブランクを経ての職場復帰で、知識や情報面での遅れにも不安を抱えていた私にとって、この何気ないエールがどれだけ心強かったことか。事実、思う存分子育てができるのは、せいぜい十数年のこと。今は会社からのサポートも仲間の協力も遠慮なくいただきながら、将来、同じように仕事と育児の両立に奔走する仲間たちをフォローすることで、しっかり恩返ししたいと思っています。

人を大切にする企業姿勢と、頼れるコーチャーの存在が、理想の自分像に近づけてくれる/Mさん

家電にも販売職にも特別思い入れがあったわけではない私が当社に心惹かれたのは、たまたま参加した当社の企業説明会で「従業員がストレスなく働ける環境をつくることが、お客さま満足につながる」という考え方に感銘を受けたから。もともと「安心して長く働ける会社」「人に喜んでいただける仕事」を念頭に就職活動を行っていたこともあり、「ここなら理想的な働き方ができる」と確信しました。

「従業員がストレスなく働き、お客さま満足に結実している」もっとも分かりやすい例が、「ノルマフリー」の販売戦略です。ノルマがあると販売スタッフはどうしても「できるだけたくさん買ってもらおう」「高い商品を選んでもらおう」と無理をしてしまいがち。それが行き過ぎると、お客さまのニーズを無視した押し売りにつながってしまう恐れもあります。けれど、一切個人ノルマを設けていない当社では、お客さまの利益を最優先に考え、本当に価値のある商品、心から自信をもってお勧めできる商品をご提案することができます。その結果お客さまの納得度も高まり、最善の流れでご購入を後押しすることができるのです。また、ノルマがなければ社員間競争も生まれませんから、仲間同士でフォローし合い、仕事の成果を喜び合えるのも、当社で働く大きな魅力のひとつだと感じています。

また、家電知識ゼロからの挑戦だった私にとって何より心強かったのが、入社後1年間、つきっきりで指導&サポートしてくださったコーチャーの存在です。接客や品出しなど業務の流れを一つひとつ丁寧に指導してくださるだけでなく、私の成長進度を見ながら理解の浅い部分を書き起こして渡してくださったり、接客中は常に声の届く場所にいて相談しやすい環境をつくってくださったり。とても細やかに成長を支えていただいたことを、今でも昨日のことのように覚えています。今では副主任に昇格され他店舗でご活躍中ですが、今も折ごとにコーチャーに言われたことを思い出し、日々の業務に反映することもしばしば。今の私があるのは、コーチャーのおかげと言っても過言ではありません。

そんな私の目下の目標は、同じ店舗に立つ後輩たちの成長を優しく、力強く支えながら、そのコーチャーのように「近くにいるだけで安心できる存在」になること。そのためにもまずは私自身の商品知識や提案力をしっかり補完し、より良い店づくりにいっそう貢献していきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

就職活動は、自分とじっくり向き合う貴重な時間。せっかくさまざまな業種・企業への門戸が開かれている期間なので、知識や興味の有無にかかわらず、できるだけたくさんの説明会に参加して将来のイメージを膨らませてみましょう。かくいう私も、はじめは一切業種を絞らず「長く安心して働ける職場」を軸にさまざまな企業を検討。その結果、「こんな会社で働いてみたい!」と思える当社に出合うことができました。大切なのは、周囲と足並みをそろえることではなく、自分にとって悔いのない活動と選択をすること。決して無理せず、けれど、できる限りチャレンジングに取り組んでください。(Mさん)

学生のみなさんの中には「仕事に追われる生活になるのではないか」「自分の時間を楽しめなくなるのではないか」など、将来に不安を抱えている人もいることでしょう。もちろん、世の中には膨大な数の企業があり、さまざまな考え方がありますから、働き方も千差万別あると思います。その中でも「従業員ファースト」を掲げる当社は、どこよりも従業員を大切にする会社だと自負しています。従業員が楽しく幸福に働いているからこそ、お客さまが集まり、ご満足いただける店づくりができると考えているからです。まずは気軽にHPや説明会を覗いてみてください。きっと想像以上に楽しく、働きやすい舞台の一端に触れることができるはずです。(採用担当/Kさん)

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「当社の月平均残業時間は2~3時間(注:一日平均ではありません)。自分のプライベートを大切にできるからこそ心に余裕が生まれ、人のためにも一生懸命頑張れます!」

マイナビ編集部から

「がんばらない経営」「従業員ファースト」など、小売業界ではあまり聞くことがないようなワードが次々と繰り出された今回のインタビュー。ご登壇いただいた社員3名の話をじっくり読み込んでもらえれば、それが決して非現実的なものでないこと、そしてむしろ、それこそ非常に地に足の着いた経営思想であることを理解してもらえるはずだ。

親会社の「(株)ケーズホールディングス」が掲げるスローガン「キビキビと、お客様に伝わる本当の親切を実行しよう」と表現は違えど、込められた想いはまったく同じ。目先の数字を追求することに躍起になって厳しいノルマを課し、従業員に無理な“がんばり”を強いてしまえば、「お客様に伝わる本当の親切」は決して実践することができない。ノルマの鎖を外すからこそ、「お客さまのお役に立ちたい」「喜んでいただきたい」という純粋な親切心が芽生え、心通う接客や価値あるご提案が生み出されるのだと思う。

その上で、同社ではその活躍を後押しする成長支援や、長期キャリアの実現を支える多種多彩な制度環境を整備し、自発的な成長・挑戦意欲をこれでもかと言わんばかりに駆り立てる。「会社から大切にされている」という実感は、お客さまに心から寄り添い会社の利益のために懸命に努力するエネルギーになる。その好循環が同社の力強い成長力の源泉となっている。

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売上至上主義と一線を画し、独自の経営戦略で家電業界に存在感を放つ「(株)九州ケーズデンキ」。緩やかながら確実に強さを増し続ける同社から、今後も目が離せそうにない。

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