最終更新日:2025/3/18

(株)JR西日本中国メンテック

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 鉄道サービス
  • 検査・整備・メンテナンス
  • サービス(その他)
  • 不動産(管理)
  • 鉄道

基本情報

本社
岡山県、福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

JR西日本グループの一員として、鉄道車両や駅の清掃を中心に快適&安心な空間を提供

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多様なキャリア形成の道があり、経験を通じて成長できる

中国および九州エリアで、JRの列車や駅の清掃を中心に、ビルメンテナンスなど多彩な事業を展開するJR西日本中国メンテック。三者三様のキャリアを歩む先輩社員に、幅広い仕事を経験できる同社の魅力を聞きました。

■大濱 雄昭(写真右)
駅・ビルメン事業部(岡山県勤務)
2017年入社/帝京大学 経済学部卒業

■助守田 純也(写真左)
広島西事業所(広島県勤務)
2019年入社/広島修道大学 法学部卒業

■乗次 祐里奈(写真中央)
新幹線事業部 車両事業課(福岡県勤務)
2021年入社/福岡大学 人文学部卒業

取材こぼれ話

「現場では駅を利用する多くの方と接し、今は法人のお客様や社内のメンバーとのやりとりが中心です。立場の異なるいろいろな方と関わって視野が広がりました」(大濱さん)
「JR西日本グループの安定した経営基盤があり、現場作業の機械化やロボットなどの先端テクノロジーも積極的に導入されています。“安定と進化”が魅力です」(助守田さん)
「いろんなキャリアの人と一緒に仕事ができるので、一つの考え方に偏らずに幅広い角度から意見を聞くことができています。それぞれの強みが生かせる職場です」(乗次さん)

【大濱さん】いろいろな部門を経験してきたからこそ、全体を見て仕事ができています

Q.入社してからどんな仕事をしてきましたか?
新人研修を経て、広島駅や駅ビル、競技場の清掃業務を経験しました。その後、バックオフィス部門へと移り、最初は人事課で給与計算や新卒採用を担当。このタイミングで、岡山、米子、広島、福岡エリアの4社が合併されて「JR西日本中国メンテック」が設立されることになったので、その準備にも関わりました。合併後は経理部で事業所ごとの収支管理や、会社の資金をどこに投資すれば効果的に収益がアップできるのかを検討する業務を経験し、現在所属している駅・ビルメン事業部へと異動。清掃品質の管理や契約内容の見直しなどを図っています。

Q.これまでのキャリアが生かされていると感じるのはどんな時ですか?
経理部への異動が決まった当初は数字が苦手だったので正直嫌だなと思っていましたが、今となっては新たな知識が得られて良かったと思っています。事業内容のことも、お金に関することも、会社全体を一通り把握できているので、施策を考える際に自分の中で答えが出せたり、やるべきことの方向性が見えたりするというのは私の強みです。以前、上司から「どんな仕事でも全体を見るように」とアドバイスを受けたことがあります。その言葉を大切にしており、これまでのキャリアで培ってきた視野の広さを今の仕事に生かしています。

Q.今後はどんなキャリアをめざしたいですか?
契約の見直しや新規提案など、法人営業寄りの業務が多い今の仕事にやりがいを感じています。その一方で、これまでいろんな部門を経験してきたので、また新しい仕事に挑戦してみたいとも考えています。同じ業務で他のエリアを担当したり、役職を上げてマネジメント業務を行ったりなど、選択肢はいろいろありますね。当社では、やりたいことを上司に提案して、頭ごなしに否定されることがありません。意欲をくんで応援してくれる上司に恵まれているので、これからも積極的にチャレンジしていこうと思います。

【助守田さん】新サッカースタジアムの清掃を契約から現場指揮まで担当しています

Q.入社してからどんな仕事をしてきましたか?
最初は広島駅や駅ビルの清掃を担当。コロナ禍には静まり返った広島駅の光景を目にし、駅が広島の玄関口としてにぎわいを生んでいることや、その清掃を担っている意義をあらためて感じました。2年半の現場勤務後は業務推進課へと異動。現場で必要な物品の購入、契約の管理や収入計画の策定、清掃とは別事業となる駐車場管理業務などを経験。現場では日々の清掃作業のことしか見えていませんでしたが、バックオフィス部門を経験することで、契約内容やどれくらいの収益や費用で成り立っているのかなど清掃事業の全体像や流れが見えてくるようになりましたね。

Q.現在の仕事内容を教えてください
業務推進課で契約業務をするなか、2024年2月に開業した新サッカースタジアムの清掃について、受託契約を担当しました。契約内容や使用する清掃機械などの検討に最初から関わり、開業と同時にスタジアムの清掃業務へ異動。十数名のスタッフを管理しながら私も清掃に携わっています。自分で契約内容を決めた案件の清掃を担当することによって見えてきたものがたくさんありますね。反省材料も見つかったので、今後、契約業務に関わることがあれば生かしていきたいです。また、新人の頃とは違い、現在は現場でスタッフをリードする立場になりました。人を動かす仕事から学ぶことも多くあります。

Q.今後はどんなキャリアをめざしたいですか?
バックオフィス部門と現場の仕事を行き来して、点と点が線でつながりました。現場の課題も、契約の細かな項目も把握しているので、今後は会社の経営により深く関わるような業務にチャレンジしてみたいです。また、スタジアムの清掃を通じて現場の面白さも感じているので、より上の役職で現場を管理する仕事にも興味があります。元々、鉄道や駅が好きで当社に入社したという経緯があるので、駅の清掃にも携わってみたいですね。いろんな可能性が広がっているので、私自身、これからのキャリアが楽しみです。

【乗次さん】新幹線清掃の現場を知っているからこそ、現場に寄り添った管理が目標です

Q.JR西日本中国メンテックに入社した理由を教えてください
鉄道や航空業界で働くことへの憧れがありました。高校時代は毎日電車通学だったのですが、きれいに清掃された車両に乗れて気持ち良かった経験があり、日々の暮らしに身近な列車や駅の清掃でたくさんの人に快適さを提供できる仕事に興味をもちました。地元の福岡で働きたいとも考えていましたが、勤務地の希望を聞いてもらえることにも安心感がありましたね。

Q.入社してからどんな仕事をしてきましたか?
福岡県那珂川市にあるJR西日本の車両基地で新幹線の車両清掃をしていました。16車両の新幹線を1日に10本ほど清掃するので、想像以上に体を使う仕事です。いずれはバックオフィス部門で働きたいと考えていたので、清掃作業のどこが大変なのか、どんな時にやりがいを感じるのかなど、現場でしか分からないことを理解するように意識していました。その後、経理部で各事業所のさまざまな経費の請求業務などを担当。最初は経理業務について何も分からなかったので苦労しましたが、先輩方に教えてもらいながら少しずつ成長できました。毎月の決算処理などをミスなく終えるたび、安心とやりがいを感じていましたね。

Q.現在の仕事内容を教えてください
新幹線の清掃事業に特化して物品管理を担当し、新しい清掃方法検討なども任されています。座席の濡れを感知するサーモカメラの導入など、現場の作業が効率よく行われるよう機械化も推進。現場から「助かった」「うれしい」といった声をいただけることが何よりの喜びですね。その一方で、私が知っているのは福岡の車両基地での経験だけなので、エリアが違うと同じ新幹線の清掃でも使っている物品が異なり、作業の様子がリアルにイメージできません。現場の苦労を知っているからこそ、日々清掃業務を行うスタッフに寄り添った施策を考えたいと思っているのですが、経験不足からそれが十分にやれていないことが今はもどかしいですね。そのため、いろんな現場を理解することを直近の目標に置いています。

学生の方へメッセージ

【大濱さん】
はじめは金融業界を志望していたのですが、就職活動を進めるなかで当社に出会いました。いろんな業務を経験しながら成長し、やりがいを感じています。この実体験から、最初から業界を絞り込まずに、いろんな業界や企業に目を向けることをおすすめします。どんな企業の話でも聞けるというのは就職活動中だけの特権なので、そのチャンスを生かしてほしいですね。

【助守田さん】
私は鉄道に関係する企業を探すなかで当社のことを知り、「JR系でこんな企業があるんだ」と興味をもったことが入社のきっかけです。駅や車両基地だけではなく、今私が担当しているようなスタジアムなど、多彩な現場や事業が当社にはあります。日々の暮らしのなかで接点をもてる企業は限られているので、聞いたことがない社名の企業こそ積極的に研究してみると、新たな発見があると思います。

【乗次さん】
私は鉄道・航空業界に絞って就職活動をしていたので、対象となる企業が限られ、一つひとつの企業を時間をかけて検討できました。その一方で、もっと別の業界も見ておけばよかったかなという思いもあります。業界を絞る、絞らない、どちらにもメリットとデメリットがあるので、それを理解した上で就職活動に臨んでください。

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2021年に4エリア合併で「JR西日本中国メンテック」が誕生する数年前から、旧各社で新卒採用を開始。若手社員が年々増えており、各部門の中心となって活躍している。

マイナビ編集部から

JR西日本中国メンテックでは、入社後に新人研修を経て、まずは現場に配属されることになる。今回取材した3名もそれぞれ、駅や車両などの清掃業務からキャリアをスタートさせており、現場を管理する側のバックオフィス部門に移ってから現場経験が大きく役立っていることを体験談を交えながら語ってくれた。

バックオフィス部門といってもその業務内容は多様で、3人が現場を経て歩んできたキャリアもそれぞれ異なる。新しい部門に異動することで最初は戸惑いや苦労もあったそうだが、多彩な業務にチャレンジすることで知識や経験が点から線、面へと広がっていくことの面白さについても聞くことができた。

取材中、職場の雰囲気について話が及んだ際に共通して聞かれたのが「多様性」というキーワード。一人ひとりが異なるキャリアを歩んでいるからこそ、それぞれの知見を持ち寄って仕事に生かしているという。「いろんな人がいるので同じ方向性に固まらずに多様な意見を聞くことができます。そのおかげで、視野を広げることができています」という若手社員の言葉が印象的だった。

JR西日本中国メンテックは、JR西日本グループという安定した経営基盤を背景に、さまざまな仕事にチャレンジして成長していける企業だと感じられた取材になった。

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入社後に現場を経験した後は、現場マネジメントや本社・支店での人事、総務、経理、各事業(新幹線車両、駅・ビルなど)の企画や管理など、多様なキャリア形成の道がある。

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