最終更新日:2025/4/17

清原(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 日用品・生活関連機器
  • アパレル(メーカー)
  • 繊維

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

人と人を繋ぐ仕事で成長を続ける先輩たち。ファッション業界の“頼れる存在”を目指す

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服飾資材商社の大手・清原で描けるキャリアに迫る

アパレル各社に対し、ボタン・ファスナーなどの服飾資材を調達する商社として、業界内で確固たる存在感を放つ清原。それぞれの場所で活躍する3名の社員たちの話から、同社で描けるキャリアをイメージしてほしい。

■ S.Yさん(写真右)
アパレル事業部 第3部 営業1課 / 課長代行
2008年入社/工学部卒

■ M.Bさん(写真左)
アパレル事業部 第3部 アシスタント3G
2016年入社/経営学部卒

■ M.Kさん(写真中央)
アパレル事業部 第3部 営業1課1G
2023年入社/人間社会学部卒

一日の仕事の流れ

「その週の動き方を週頭に決め、午前中は社内で業務を行い、午後から納品や提案、情報収集のために取引先を回っています。移動中もPCで効率的に仕事を進めています」Yさん
「発注の締め切りは午前中が多いので、出社後はメールの確認と発注業務に注力しています。午後は残りの発注分や出荷、伝票などの業務を終え、帰宅します」Bさん
「午前中に事務処理をし、午後はお客様先を回っています。異動後、約半年はいろいろな先輩に同行して営業の仕方を学び、最近は単独でも訪問を始めました」Kさん

営業として磨いた問題解決力。チームをまとめる立場として次なる成長を目指す/Yさん

●これまでのキャリア
総務、営業アシスタントを経て、4年目から営業職に就いています。最初に総務で広く社内の各部門や商品の流れを見ておけたことは、のちにお客様とやりとりする上で非常に役立ちました。営業部門に異動してからは、大手6社を担当し、各ブランドのデザイナーとの関係構築に努めました。担当先のブランドは、百貨店、若者系、セレクト系などいろいろと経験しており、長年スポーツをやってきた経験も活かし、スポーツ系と他のジャンルを組み合わせた提案を行う機会もありました。

●営業としての心がけや強み
取引先とは日頃からパートナーとして気軽に話せる関係を築きつつ、問題発生時には理由を突き詰めて説明するなど、メリハリのある対応を心がけていました。連絡いただければ、電話一本で解決策を提示できるくらいの知識と手配力は身に付けてきたつもりです。工場や取引先の方々から「本当にありがとう」といった言葉をかけていただけることも嬉しいですが、「助けてもらえないか」とピンチの時に声がかかるのは、長年の関係性があるからこそなので、自分を頼りにしてくれていると感じます。

●課長代行になってからの変化
課長代行になってからは、チームメンバーと関係を一から築くことに努めました。変わらずプレイヤーとしても動いていますが、以前より俯瞰的にチームを見ていますね。メンバーの皆が前向きに楽しく自発的に取り組めるような雰囲気になるよう盛り上げようという気持ちです。
また、取引先の上層部の方々とのやりとりも増えており、良好な関係を築くためには、業界の流れや情報をもっと深掘りしていかなければと感じています。近年は暑い時期が長くなり、新たなアイテムの打ち出しを考えているブランドも多いので、自由な発想力を磨くべく、異なる業種の展示会などにも積極的に足を運んでいます。

●営業メンバーに期待すること
育成においては、バイタリティや考えて動く力を身に付けてほしいと思っています。成長するためには、わからないことを素直に聞ける姿勢やゴールから逆算したタスク管理も必要ですが、若手には何はともあれ、元気のいい挨拶ができるよう促していますね。お客様への訪問の際も大きな声で挨拶をして、こちらの存在を認識してもらうことが、関係構築のスタートです。

営業の売上を支えるやりがい。事務だけではない営業アシスタント職の魅力/Bさん

●これまでのキャリアと成長
入社以来、営業アシスタントを担っています。サンプル作りの段階から関わり、提案と確認を繰り返して量産が決定すると、何千着、何万着というアイテムのパーツを仕入れ、納品するまでを管理する役割です。お客様からの発注内容が仕様書と相違がないかを考えて細かくチェックをして、違和感があった際に確認することもアシスタントにとって重要な作業。そして、仕入れや発注のスケジュールを管理するため、月や週単位だけでなく、一日の中でも「何時までにどう動く」と細かいデッドラインを意識しながら仕事をしています。私は海外工場も担当しているので、膨大な物量を確保したり、輸出入関係の書類を作成したり、国内よりもかなり前倒しで発注を入れたりと、幅広い経験を積めています。

●仕事の楽しさ・大変さ
荷受けや出荷で実物商品を確認する際、キラキラした珍しいファッションパーツを見られることが純粋に楽しいです。工場との関係を構築し、仕入れ値交渉なども自分で考えながら対外的なやりとりを進めているので、うまく流れを作ることができ、お客様から感謝の言葉をいただけることも嬉しいですね。在庫の確保や日程調整が大変な局面もありますが、お客様と工場の間でうまく落としどころを見つけられるよう最善策を考えています。
新人時代には、ファスナーの発注にミスが生じてお客様の要望とずれた仕上がりになったため、全て取り外して付け替え、再納品をしたことがありました。当社の扱うアイテムが60万点以上あるため、お客様の希望に沿ったファスナーを手配することができましたが、アイテムが多いからこそ細かくチェックをしながら進めることが大切だと感じた出来事でした。

●営業との関係性
縁の下の力持ちとして、営業さんたちの売上を支えられることに、やりがいを感じています。営業さん一人ひとりの個性や仕事の仕方が異なるため、仕事の進め方も柔軟に対応するようにしています。また、工場と関わる機会が多いので、「このブランドもお願いしたい」と指名をいただくこともあり、日頃からの信頼を感じられてありがたいですね。

●今後の目標
現職にやりがいを感じているので、今後も現場に近いところで営業アシスタントとしてのキャリアを歩んでいきたいです。引き続き業務効率を追求し、後輩たちの面倒も見られるようになることが今後の目標です。

多彩なブランドのデザイナーと一緒に服作りができる、営業の楽しさを実感/Kさん

●これまでのキャリア
当社では営業部に配属された場合、全員が営業アシスタントを経験し、業務を通してモノの流れや商品について学びます。そして私は2年目から希望だった営業職を選択しました。もともと「ボタンなどのパーツの提案を通じて、デザイナーさんと一緒に服作りがしたい」という思いで当社に入社しており、その希望どおり、今はよりモノづくりに近い営業というポジションで仕事ができています。

●営業アシスタントとして学んだこと
お客様から来た注文に基づいて仕入れ先への発注をするところから、荷受け、梱包、伝票作成といった一連の業務を担ったことで、当社が扱っている商品の流れについて理解が深まり、営業活動をする上での土台作りができました。
また、円滑にスケジュールを進めるためには、営業、お客様、縫製工場などとのこまめな状況連絡が欠かせないので、自然に報連相の姿勢が鍛えられました。慣れてきてからは、「営業が商談に必要になりそうな情報を予測して、事前に情報収集をしておく」といった主体的な動きもできるようになりました。

●営業としてのやりがい
当社は60万点以上のアイテムを扱っており、「このブランドにはこれが合うだろう」といった傾向を予測しながら提案商品を持参します。デザイナーさんが提案を気に入ってくださり、「これいいね!」と仰っていただける瞬間が一番嬉しいです。学生時代、接客のアルバイトでお客様の意向を察する力を磨けたことも、役立っているように思います。
在庫がわずかなものは早めに手配しておくなどして、「助かった」「早く提案してくれてありがとう」といった言葉をいただけることもやりがいに繋がっています。お客様が欲しいアイテムの生産工場や納期の目安について見当がつき、迅速に「いつまでに届けられる」といった回答ができるのも、営業アシスタントとしての経験があってこそ、ですね。

●これからの目標
まだまだ先輩たちにフォローしてもらっている状況なので、まずは独り立ちを目指したいです。問い合わせ数が多いときは焦りがちなので、落ち着いて着実に回答できるようになることが課題です。周りの先輩方はどんなに忙しくても気にかけてくださいますし、そんな先輩方の対応方法からの学びが多くあります。将来的には、お客様から「Kさんじゃないと」と頼られる存在になれるよう頑張ります。

学生の方へメッセージ

【Yさん】
当社の仕事は一般には見えにくい立ち位置にあるかもしれませんが、「清原」と名乗れば、すぐに何の会社か理解していただけるくらい、業界内では知名度が高く、社員数500名以上と規模も大きな会社です。社内体制も整っていますし、営業力の高いメンバーも大勢在籍しているので、安心して成長できる環境だと思います。これから入る後輩たちを、私もしっかりサポート、フォローしていくつもりです。

【Bさん】
アパレル業界に対して華やかなイメージを持っている方も少なくないと思いますが、細かい作業や地道に取り組む作業も多くあることは、志望時に知っておくと良いかもしれません。それでも、洋服が好きな人にとって、心ときめくような商品を扱えるのはこの業界ならではだと思いますし、関係者向けのセールや展示会に足を運び、「私が手配したものだ!」と自分の仕事の成果を感じられる瞬間があることも、皆さんにお伝えできる当社の魅力です。

【Kさん】
就職活動で「良い人間関係が構築できそうだな」と思える会社に巡り会うことができれば、社会人になってからの人生は、とても豊かになると思います。私は就職活動中、アパレルからインテリア・内装業界まで幅広く見て歩きましたが、当社に出会って入社でき、毎日とても楽しく働けています。見つかるまでは大変かと思いますが、「ここだ!」と思える一社を、焦らずに探してほしいですね。

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商品の流れを理解するため、営業部に配属された場合は全員が営業アシスタントを経験。その後、営業や営業アシスタントとしてのキャリア形成を本格的にスタートしていく。

マイナビ編集部から

三者三様のキャリアを伺えた今回の取材。トレンド性や天候・季節にも左右されるアパレル業界のモノづくりは、スピード、臨機応変な対応、徹底した工程管理が欠かせない。同社では営業と営業アシスタントが強力にタッグを組み、提案、発注、仕入れ、納品のサイクルをスムーズに回すことで、多くのブランドや生産工場からの信頼を得ている。

Yさんは、清原の営業は人と人を繋ぐ仕事である、と語っていた。「これでは消費者が困るはず」「この納期では厳しい」といったことも必要なときには臆せずに伝え、可能な限りの対策案を提示しているという。同社に間に立ってもらう意義を普段から仕事ぶりで示しているからこそ、信頼に足る存在として各所から頼られているのだろう。

人が中心である仕事だからこそ、社員たちがイキイキと働くための環境整備にも余念がない。一例として、同社は経済産業省が認定する「健康経営優良法人認定」を2025年3月に取得。申請した数千社の企業中、上位500法人が与えられるホワイト500も認定されている。これは労働時間の削減や有休取得促進をはじめとした細かな要件をクリアしたことの証。長期間の療養が必要となった際に収入を維持できる制度など、社員たちが安心して働ける環境を整えている。

「人」の力で動かす同社の仕事に魅了された方は、バイタリティをもって同社の門を叩いてみてほしい。

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「健康経営優良法人認定ホワイト500」は経済産業省より受ける、健康経営に取り組む優良法人の認定制度。同社は2020年より6年連続で取得している。

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