最終更新日:2025/4/24

因幡電機産業(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(精密機器)
  • インテリア・住宅関連
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

主体的に挑戦を続ける先輩たちの仕事への“想い”と“未来”

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頼れる先輩もいるから安心!自分ならではの創意工夫で社会に貢献

電設資材を扱う商社ながら、メーカー機能も併せ持つ因幡電機産業。ビジネスパートナーとして寄り添う営業や、ニーズに応えるセールスエンジニアの姿があります。先輩社員3人に仕事のやりがいや面白さを伺いました。

(写真左から)
華岡 陸さん
電設カンパニー 西日本統括部 
経済学部卒 入社3年目(取材時)

中村 真子さん
産機カンパニー メカトロシステム部 
人間福祉学部卒 入社6年目(取材時)

青地 大騎さん
電材カンパニー 西日本統括部 
経済学部卒 入社4年目(取材時)

仕事で大切にしていることは?

「お客様との会話を大切にしています。業務の話だけではなく、どんな性格で、どんなことが好きな方か…などを汲み取りつつ、長いお付き合いをめざします」と青地さん。
「依頼や相談をお客様から受けた場合、その本質をきちんと考え、先を読むということ。そこからより良い提案に向けて動くようにしています」と華岡さん。
「お客様との信頼関係を築くことですね。レスポンスの早さはもちろん、日々多忙なお客様が、私たちにどうされたらうれしいか…という視点で動いています」と中村さん。

お客様の懐に飛び込み、「1番の相談役となれる営業」を!因幡電機の次世代を担う存在をめざして邁進中。

私は、照明器具など電気に関わる商材を、大阪府にある電材問屋さんに販売する営業の仕事をしています。基本的に商材の知識は業務を通して学んでいきますが、仕入先メーカーさんの勉強会にも定期的に参加させていただくなど、自ら学ぶ機会も多いため安心して業務に取り組むことができています。やりがいを感じるのは、お客様に頼ってもらえる時。「青地くんだからお願いしたんだよ」という言葉をいただいた際は、モチベーションが高まりましたね。営業の仕事では、何よりもお客様と良好な関係を築くことが大切だと考えています。まずは間違いなく商材を納めることの積み重ねが基本ですが、密なコミュニケーションも欠かせません。例えば、趣味の話で盛り上がったり、自分のプライベートな相談に乗ってもらうことで、お客様と距離を縮めるよう心がけています。

会社には優しくて気さくな先輩方が多く、どんなことでも教えてもらえる環境です。また、明るく勢いのある後輩もたくさんいるので、楽しく働くことができています。入社後、何度かミスをすることもありましたが、そんな時も先輩方がアドバイスをくれたおかげで、失敗から多くの学びを得ることができました。失敗に対して落ち込み過ぎず、次へと向かっていく前向きな気持ちがあれば、当社で活躍できると思います。

最近は、日本で行われる国際的なイベントの建設工事に携わっており、新しい駅の電力供給に関わる資材を納入することができました。"土台をつくる"という意味で社会貢献への実感が湧き、大きなやりがいに繋がりました。今後は、貢献できる幅を広げるためにも、まずは自分が担当しているお客様からの受注拡大、さらに新規取引先の開拓も積極的に行っていきたいですね。そして、いずれは因幡電機を支えるような、次世代を担う存在になるのが目標です。
(青地さん)

お客様からの言葉の本質を考え提案することが、商社営業の価値。行動力と経験で“任される”人材へ!

受変電設備や太陽光発電などの強電設備から、放送用のスピーカー・テレビ、インターホンなどの弱電設備まで、電気で動く商材をメーカーさんから仕入れて、電気サブコンに直接販売するのが私の仕事です。入社するまで知らなかったモノも取り扱うという点と、お客様が電気のプロということで、最初は自分の知識不足で戸惑うこともありましたが、「華岡さんから買いたい」と思ってもらえるよう、日々の業務に取り組んでいます。

営業活動では、お客様と直接顔を合わせてお話しすることを心がけています。例えば、たまたま別件で取引先の事務所の近くを通る用事があれば、電話をして少し訪問させてもらい、世間話やちょっとした情報交換で、細かなニーズを汲み取るようにしています。以前は、上司や先輩からのアドバイスをもとに訪問していましたが、今では自ら率先して出向くようになりました。

初めて任された仕事はとても思い出に残っています。新設される幼稚園に受変電設備を納品するという案件で、まだ右も左も分からないなか、先輩や仕入先メーカーさんに相談しながら進めていきました。この仕事を通じて、一連の流れを実際に体感できましたし、次への反省点や、自分が身につけておくべきことも見えた、大きな転機となりました。これまでの経験を経て成長したと思うことは、お客様の発した言葉の本質を繊細に感じ取れるようになったことです。かつては、「ある商材を手配してほしい」と依頼された際、指示通りに手配していましたが、今では「この現場であれば他の商材の方が良いのではないか…」と、自分なりの考えも含めて提案するようにしています。これが、商社営業としての自分が介在する価値だと思うからです。これも先輩から学んだことの一つであり、“お節介”のような営業をすることで、お客様の要望により良いカタチで応えることができると信じています。

社内はとてもフレンドリーな雰囲気で、若手にも大きな仕事を任せるという風土はありますが、決して放任ではなく、ともに歩んでくれる方々ばかりの印象です。今後の目標は、社内外問わずもっと頼ってもらえる存在になることで、そのためにもまずは行動を起こすことを意識し、お客様との親交を深めながら、より多くの経験を積んでいきたいですね。
(華岡さん)

セールスエンジニアとしてお客様の課題解決を多角的にサポート。個人の裁量が大きい風土で自分らしく!

所属する産業機器事業のメカトロシステム部は技術部隊です。私はセールスエンジニア(営業部隊の技術フォロー担当)として、お客様の要望に合わせて、製造現場の自動化を実現するためのシステム提案を行っています。具体的には、営業とタッグを組み、直接お客様のところへ出向き、ヒアリングから仕様検討、提案や納期の調整までを一括でサポートしています。私たちの提案をもとに、実際に装置や設備を導入いただき、「自動化によって、コストの削減やムダが省けたことで生産効率がアップした」というお話を聞くと、「お客様の業務を支えられた」というやりがいを感じることができ、それが仕事を頑張る原動力になっています。お客様からの要望はさまざまで、全く同じ仕事というものはありません。そのため、ニーズに合わせた最適な提案の難しさとともに、常に新鮮さも感じることで、意欲的に業務に取り組むことができています。

直近では、お客様である某食品メーカーが大規模な設備投資を実施するにあたり、無人搬送車導入の提案を行い、無事に受注することができました。しかし、実際の導入に向けたプロジェクトは始まったばかりで、関連する7社(お客様や当社のほか、無人搬送車メーカー、付帯設備メーカー、ソフトウェア会社、建屋の設備工事業者、電気工事の管理業者)を取りまとめています。このプロジェクトは3年と長期間にわたるため、各社の方針が変わることもあります。そのため、お客様のところに間違いなく商材を納めるという目的からはブレないことを前提に、各社の想いを汲み取って信頼関係を築くことで、円滑にプロジェクトを進められるよう心がけています。

当社は、私たちが適切なビジョンや計画を立ててそこに向かっていれば、自身の意見に寄り添って、背中を押してくれる環境があります。お客様に対してどのように提案し、進めたいかを上司や先輩に相談しながら、最終的には個人の裁量に任せてもらえることが増えてきました。世の中では、絶えず新しい技術や製品が生まれています。そのため、最新の情報を自ら探し、知識として身につけ、さらに技術力として発展させていくことが求められます。これからは、もっと多くの仕事に携わり、自分の成長をお客様の課題解決につなげていきたいと思います。
(中村さん)

学生の方へメッセージ

将来働く場所を考える際は、皆さんが興味のある企業で働いている「人」を知るということにも目を向けてみてください。職場環境の風通しの良さは、モチベーションを高めながら、安心して働けることに繋がると思います。積極的に足を運んで、それぞれの企業がどんな雰囲気で、どんな人が働いているのかを見てくださいね。皆さんが生き生きと働ける場所が見つかることを願っています。
(青地さん)

始めは何社も見て回るのも良いですが、様々な情報に惑わされ過ぎず、時には自分の直感を信じて決断することが大切だと思います。私が企業研究を通して当社に興味を持ったきっかけは、ここで働く人でした。一緒に働きたいと思える魅力的な先輩に出会い、ここなら頑張れるのではないかと感じたため、入社を決めました。皆さんも、自分の心に素直に従って、納得して働くことができる企業を見つけてください。
(華岡さん)

この期間は人生の大きな分岐点となるため、妥協せず、自分のやりたいことに本当に合う企業かを最後までしっかりと考え、見極めることをおすすめします。現在の注力事業など、企業の方針を知ることで、自分の働く姿をイメージすることができると思います。大変なこともあると思いますが、皆さんの頑張りが素敵な人生につながることを応援しています。
(中村さん)

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若いうちから裁量権を与えられ、自ら考え仕事に取り組む先輩たち。「仕事を通じてどうなりたいのか、どんな人と働き成長していきたいのかをぜひ考えてみてください」。

マイナビ編集部から

電設資材業界No,1(※)の専門商社として、成長を続ける因幡電機産業。現在は、顧客に商材を届けるだけでなく、ステークホルダー(顧客、仕入先、競合他社、その他関係会社)の期待や要望に応え、社会的責任を果たすことも使命として考えている。

今回、3名の社員の取材を通じて、「個」としての意志の強さを感じながら、「組織」としてのつながりも強い職場であることを知り、安定感がある企業だと感じた。加えて、人材育成にも力を入れており、新入社員教育だけではなく、各階層に合わせた教育も積極的に行われているからこそ、社員の成長、そして組織の成長は止まらない。近年、技術領域にも事業の幅を拡大し、商社としての役割を果たすだけではなく、+αの価値を提供していることにも注目したい。今後は、国内だけでなく海外にも目を向けて事業展開を行うことで、因幡電機の強く、しなやかな姿勢が当業界をもっと賑やかなものにするだろう。
(※)東洋経済新報社「就職四季報2025-2026年版」

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商社に加え、メーカーとしての側面も併せ持ち、空調関連から防災製品、住宅設備などの分野でも開発力を発揮。産業機器の領域でも注目されている。

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