最終更新日:2025/4/24

因幡電機産業(株)【東証プライム上場】

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  • 上場企業

業種

  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(精密機器)
  • インテリア・住宅関連
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

事業について伝えたい

SDGsが注目される前から、持続可能な社会づくりに貢献するINABA

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人と技術と商品で「社会」を未来につなげる

持続可能な社会を目指して、環境・社会・ガバナンスを意識した事業活動を推進する「技術商社」。豊かな社会の実現を目指すINABAの取り組みを総務課の上林さんに語っていただきました。

■上林大悟さん
総務部 総務課
2016年入社

SDGs目標
◎目標7 :エネルギーをみんなに そしてクリーンに
◎目標12 :つくる責任つかう責任
◎目標13:気候変動に具体的な対策を

INABAの魅力はここ!

電設資材を扱う業界No. 1の専門商社であり、メーカーとしての顔を持つ当社。各部門が連携し、卸から自社製品までをボーダーレスで提案できるのが強みです。
業界を牽引する企業として、社員一人ひとりの環境意識を高める取り組みを進めています。環境問題の研修もあり、誰もが持続可能な社会づくりに貢献できます。
SDGsは今に始まったことでなく、ずっと以前から事業を通じて取り組んでいます。2023年にはサステナビリティ推進室が新設され、さらなる取り組みと開示を強化しています。

豊かで快適な社会づくりを支える「技術商社」

INABAは、電設資材業界No.1(※)の専門商社です。優れた技術を持つメーカーの商品を全国に流通させており、電設資材部門では照明やエアコンなど建物に欠かせない設備供給で豊かで快適な社会づくりに貢献しています。産業機器部門では電子部品から制御機器、IoT、ロボットなどでモノづくりの現場を支えています。
まさに電気に関わる機器の川上から川下までがINABAのフィールドなのです。

商社にとどまらず、メーカー機能を併せ持つこともINABAの強みです。現場のニーズに即応した開発力が評価され、空調用被覆銅管や配管関連部材、住宅関連部材などで自社ブランドを確立。国内のシェアも高く「技術商社」としての確固たるポジションを築き上げ、各部門の社員がタッグを組み、お客様のあらゆるニーズに全社体制で対応しています。

さらに近年注力しているのが産業用ロボットです。工場現場の省人化や生産性向上に欠かせないと注目されていますが、INABAが推し進めるのは人との親和性が高い「協働ロボット」。安全柵なしで人と協働して作業でき、設置や操作の簡易性で導入しやすいのが大きな特徴。2018年から本格的に注力しており、さまざまなメーカーのロボットが揃うショールームの設置やセミナーも開催しています。
(※)東洋経済新報社「就職四季報2026-2027年版」

持続可能(サステナビリティ)な社会と企業の長期的成長を目指すESG

皆さんは、ESGという言葉を知っていますか?
ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字からなる言葉です。地球規模の環境・社会問題などの顕現化、国際機関の取り組み推進などから重要性が謳われており、企業価値を高め、長期的成長を目指す上で、ESGの観点がとても重要となります。
INABAではESGの重要性を認識し、持続可能な世界の実現のために3つの価値創造に取り組んでいます。
1つ目の「多様な商材とユーザーニーズとの橋渡し」では、お客様と仕入先様をつなぐ最高のハブ(結節点)となるビジネスモデルを強化。安全衛生や環境への取り組みを取引先様と共同で推進していくとともに、お客様の期待を越えられる技術商社のプロフェッショナルとして、日々努力を続けています。
2つ目の「安全な社会資本の整備への貢献」では、生活や産業を支える社会インフラの整備に寄与し、防火、耐震、防水など安全・安心な社会資本整備に向き合っています。
3つ目の「人と技術と環境の調和」では、変化するライフスタイルや働き方の多様化に対応するとともに、先進技術を誰もが使えるやさしい技術へと変えるお手伝いをしたいと考えています。

これまでも、これからもSDGsに貢献

INABAの経営理念は「省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」ことです。これを実現するために、ESGの観点からマテリアリティ(重要項目)を設定し、中期経営計画を実行しています。

近年注目を集めているSDGsも、INABAにとって特別なことではありません。
ESGを意識した事業活動を推進してきた当社は、SDGsが謳われるずっと以前から、持続可能な社会づくりに取り組んできました。次にご紹介するのは、これまでの当社の取り組みがSDGsの目標達成につながる一例です。

まず1つ目の『エネルギーをみんなに そしてクリーンに』では、20年以上前から太陽光発電設備を販売・普及させ、時代のニーズを先取りする取り組みを行ってきました。昨今では、様々な設備と連携可能なビルオートメーションコントローラーを利用したエネルギー利用の見える化や省エネの実現を提案しています。
2つ目の『つくる責任つかう責任』では、リサイクル資源の活用、廃棄物の削減を目指し、自社製品である被覆銅管においてリサイクル率100%を達成しています。
3つ目の『気候変動に具体的な対策を』では、当社にとどまらず、当社がかかわるサプライチェーンのCO2排出量を把握し、削減するための施策に取り組んでいます。
さらに頻発する災害から暮らしを守るための『安全』『防災』にも注力しており、自社製品の「クロスロックシリーズ」は空調機器の振れ止め金具として、地震時の機器の落下や配管の断裂等を防いでいます。

INABAは、未来へと続く社会の実現のために、これからも事業活動を通じて様々な場面で課題解決に努めながら、豊かで快適な社会づくりに貢献していきます。

学生の方へメッセージ

企業研究をする上で心がけてほしいのは、大まかでもいいので幅広く業界研究をすることです。学生のうちは、多くの会社を知らないかもしれません。B to B企業であればなおさらです。早い時期から企業研究を進めることで、幅広い業界情報の蓄積ができ、自分の可能性が広がると思います。もう一つ大事にしてほしいのが、人とつながることです。インターンシップなどで会社の人と話す、サークルやアルバイトの先輩に話を聞くなど、人とのつながりが多くの情報をキャッチする秘訣です。

商社に限れば、会社ごとにカラーが異なります。当社は上司や先輩との垣根が低く、人間的で温かい社風が大きな魅力です。ここ数年は新人社員も増え、先輩が手を貸し、いろいろなことを一緒に乗り越えていく関係づくりがしっかりと根付いてきました。さらに事業を通じて持続可能な社会を目指しており、社員が自分の頭でSDGsやESGを考えることを大切にしています。商社を目指す皆さんには、社風や働き方だけでなく、持続可能な社会づくりにどう貢献できるのかといった観点からも企業研究を進めてほしいと思います。
(人事担当)

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若手から大きな裁量権が与えられるINABA。人材育成がさらなる企業成長の鍵となる。

マイナビ編集部から

因幡電機産業は、電設資材で業界No. 1(東洋経済新報社「就職四季報2026-2027年版」より)を誇る専門商社だ。私たちが当たり前のように使う電気機器から街のランドマークとなる建物の電気設備まで、知れば知るほど社会貢献度の高さがわかる。さらにメーカーとしての機能も併せ持ち、現場のニーズに即応した開発力で防災や住宅設備分野で強い存在感を放っている。

今回はSDGsに関するお話も伺ったが、こうした取り組みは今に始まったことでなく、数十年前から事業を通じて行なっているという。また持続可能な社会の実現のために、ESG(環境・社会・ガバナンス)を意識した事業活動を推進していることも見逃せない。同社では2023年にサステナビリティ推進室を新設し、さらに取り組みを強化していくという。

これには社員一人ひとりの力も欠かせない。同社では新人研修に環境問題を組み入れるなど、誰もが身近なところから環境を考える基盤づくりを行っている。上林さんは「近い将来、『このエアコンはCO2をどのくらい排出するのか?』と聞かれる時代が来ると思います。SDGsやESGは、社員やサプライチェーン全体で取り組むものです」と語ってくれた。業界を牽引する企業ならではの使命感を強く感じた取材だった。

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東証プライム上場。業界のリーディングカンパニーとしてますます存在価値を高める因幡電機産業。人の役に立ち、自分も成長したいという人に注目してほしい会社だ。

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