最終更新日:2025/3/17

戸田工業(株)【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 化学
  • 環境・リサイクル
  • 半導体・電子・電気機器
  • 非鉄金属

基本情報

本社
広島県

取材情報

事業について伝えたい

IT化や環境問題に向き合い、新たな事業領域に挑み続ける!

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明るい未来に貢献!研究開発で活躍する先輩社員にインタビュー

▼創造本部 商品開発2部 乾式技術1グループ
前田 千澄さん/2020年入社

▼創造本部 商品開発1部 基礎技術開発1グループ
脇田 剛志さん/2020年入社

創業から200年の歴史を誇る化学素材メーカー「戸田工業」。その研究開発で、多くの可能性を秘めた化学材料と日々向き合い、新たな価値の創造に挑み続けている若手先輩社員に、それぞれの仕事内容を通して、同社の製品が私たちの暮らしとどのように関わっているのかを紹介していただきました。

仕事のやりがい・魅力は?

学生時代からずっと取り組んできた化学分野に携わることができて毎日がとても充実しています!先輩や他部署のメンバーとの関わりを通して視野を広げることができました。
自分が手掛けた製品が、これからのより良い暮らしに貢献できると思うと大きなやりがいを感じられます。若くして責任ある仕事を任せてもらえる環境も魅力的ですね。
色、硬さ、強度、磁性、化学的特性の異なる素材を、ニーズに合わせて自由自在に合成することで、幅広い用途に対応できる、付加価値の高い製品を提供します。

生活に欠かせない磁性材料を創り続ける

当社では「酸化鉄」をはじめ、幅広い分野に渡って活用される多くの製品を手掛けています。その中でも私が担当しているのは、ハードフェライト粉末という磁気の特性を生かした磁性材料です。磁性材料というと馴染みがないものかもしれませんが、実は磁気の特性を生かした製品は身の回りにたくさんあり、自動車や家電などのモーターやセンサーなどにも欠かせない材料となっています。その他コンピューターの磁気記録媒体や、通信機器のノイズ対策などに用いられる電波吸収体など、多くの先端機器や電子部品に磁性材料が使用されています。一般的にイメージする磁石としての用途も合わせると、本当に幅広い分野に貢献している材料です。

開発業務では、市場のニーズに合わせた特性の向上や使いやすさを追求した新しい磁性材料の開発のほか、既に取引があるお客さまのニーズに合わせた製品の改良や、工場で安定して生産するための検討なども行っています。改良や検討では、粉末の粒子のサイズや形状、分布など様々な条件をコントロールし、試行錯誤を重ねながら、お客さまや製造現場の要望に合った製品を創りあげていきます。その過程では、ただ実験を繰り返すだけでなく、状況に応じて製造や品質保証、営業など、関連する部署のメンバーと何度も打ち合わせを重ね、チームでより良い製品を目指していきます。時には難しい課題もありますが、誰もが「お客さまの要望に応えたい」という想いで取り組んでいて、最終的に思い通りの製品が出来上がった時の達成感はやっていてよかったと感じます。お客さまに喜んでいただけることが、何よりのやりがいに繋がっています。

磁性材料は古くから多方面で使われてきた製品ですが、現在も様々な電子部品や電波吸収体などに使用され、最先端技術の発展に大きく貢献しています。今後も小型化や機能の向上など、市場のニーズに合わせて追及し続けられる分野だと思うので、これまでの多くのノウハウや特性を生かしつつ、新たな可能性にも挑戦していきたいと思います。
(前田 千澄)

二酸化酸素を分離・回収!カーボンニュートラルに貢献する新たな取組み

学生時代は大学院まで化学分野の研究に取り組んでいました。当社は私の地元である広島県の化学系メーカーで、200年の歴史を誇る老舗企業。多くのノウハウを培ってきた指折りの「酸化鉄」メーカーでありつつも、時代のニーズに柔軟に対応しながら新しい分野に挑戦し続けているところに魅力を感じて入社しました。

現在所属しているグループでは、大気・土壌・水をクリーンに保つための材料の開発や、地球温暖化防止のためのエネルギ一生産システム開発まで、多様な側面から環境問題の解決に取り組んでいます。その中でも私がおもに担当しているのは、工場などから排出される二酸化炭素の削減や再利用に貢献できる材料の開発です。酸化鉄をもとにした化合物で、安全・安価に二酸化炭素を吸収できる「ナトリウムフェライト」を活用した、CO2固体回収材の開発を中心に手掛けています。現在は国からの資金援助を受けながら2027年頃の実用化を目指したプロジェクトが進行中で、国立大学およびパートナー企業とともに、CO2固体回収材の性能向上や製造方法の確立に取り組んでいます。その他、工場のボイラーなどから排出されるCO2を効率よく分離回収するプロセスの確立や、回収装置の開発なども進めています。このプロジェクトが実現すれば、CO2排出量を削減できることはもちろん、回収したCO2を新たに原料として利用することで無駄なく資源を活用でき、カーボンニュートラル社会の実現にも大きく貢献できます。地球の未来を担う研究開発に、日々大きなやりがいを感じています。

入社前は研究開発職というと個々に実験に取り組むイメージでしたが、実際は多岐に渡る部署と連携し、打ち合わせを重ねながらチームで仕事を進めていきます。また現在は担当案件が新規材料ということもあり、営業担当者に同行してお客さまに専門的な説明をする機会も多くあります。そのため、社内外のさまざまな分野の人たちから新たな情報や刺激をもらうことで、自分の開発の視野を広げることにも繋がっています。新しい製品や付加価値をイチから自分の手で生み出し、大きく育てていけることは、研究開発職の醍醐味かと思います。今後はさらに、営業やマーケティングなどにも挑戦しながら、自分が手掛けた製品にずっと長く携わっていきたいです。
(脇田 剛志)

働きやすい環境で、個人の判断が大いに生きる

学生時代は広島県の大学で化学系の分野を学んでいましたので、中国地方の化学系企業を中心に就職活動をすすめていました。その中でも当社は、本社を訪れた時に色々なところで社員同士の会話が弾んでいて、楽しそうに働いている様子が印象的でした。手掛けている製品は大学で研究していた分野とは違いましたが、この人たちと一緒であれば、相談しながら新しいフィールドに挑戦できると思ったのが入社の決め手です。実際に働いてみると、当社の研究開発職は実験をするだけでなく、様々な部署と連携しながらチームで取り組む仕事が多いので、普段から誰とでも気軽に声を掛け合える温かい雰囲気の職場は、とても働きやすいですね。社員同士でのレクリエーションの費用を会社が負担してくれる制度もあり、同期メンバーと定期的に集まったり、他部署の人と交流を深めるきっかけになっています。また、当社ではここ数年の女性の産休・育休の取得率と復帰率が100%で、男性の育休取得実績も多くあります。子どもが小学校を卒業するまで時短制度を利用できるなど、ワークライフバランスを実現できる環境も整っており、将来を見据えて働ける職場です。今後も多くの人との関わりを通して視野を広げながら、成長してきたいです。(前田)

当社は200年の歴史の中で、酸化鉄を軸にしながらも、時代のニーズに合わせてさまざまな材料や技術の開発に挑戦してきました。現在もIT化や環境問題などに伴う新たな課題に挑み続けていていますし、今後もその挑戦にチームの一員として携わっていけることは、当社で働く魅力の1つだと思います。また、当社は大規模な組織ではありませんので、1人ひとりの存在がとても大きく、それぞれが重要なテーマに向き合いながら仕事に取り組んでいます。若くから重要な案件に携わることはプレッシャーもありますが、それ以上に大きなやりがいや充実感を味わうことができますので、自分の考えやアイデアを存分に生かしたい方や、自分の力で社会に貢献したいという人にとって、最適な環境だと思います。また、当社は福利厚生も手厚く、教育体制も整っていますので、安心して働けるところも魅力的です。長期休暇や有休休暇を利用してまとまった休みもとれるので、リフレッシュしながらメリハリをつけて働くことができます。社員同士の交流も盛んで、普段から仲が良いのでとても働きやすいですね。(脇田)

学生の方へメッセージ

企業研究をする上で、まずは誰もが知っている企業名や、身近で聞いたことのあるブランド名から探す人も多いことでしょう。けれど実はその有名企業やブランドの背後には、名前こそ世に出ることは少ないですが、社会に大きく貢献しているBtoBの中堅企業が多く存在しています。知名度だけで選り好みせずに、まずは自分の興味のある分野や、やりたいことを軸にして幅広い視点で会社を探してみると、今まで知らなかった企業の魅力に出会うことができると思います。

当社もみなさんが名前を聞く機会はあまりないかもしれなせんが、BtoBの化学素材メーカーとして幅広い事業を展開し、自動車、家電やスマートフォンをはじめ、現代の暮らしに欠かせないモノづくりを支えています。特に「酸化鉄」においては指折りのメーカーでありながら、若手のうちから重要な案件を主体的に手掛けることができ、成長スピードが速いのも特徴です。また、開発から製造、営業と一連のモノづくりの流れに携わりながら、チームでプロジェクトに取り組んでいきますので、やり遂げた時の達成感はとても大きく、多くの人との関わりを通して幅広い知識を身に着けることができます。「若くから活躍できる」「チームワークを大切にしたい」という軸で会社を探す人は、ぜひ当社の魅力を参考にしてください。

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一緒に支え合いながら成長してきた同期のメンバーは心強い存在。今でも定期的に集まっています。

マイナビ編集部から

磁器の絵付けや漆器、歴史的建造物などに欠かせない顔料であるベンガラ製造業として創業以来、200年に渡って多くのノウハウを培ってきた化学素材メーカー「戸田工業(株)」。酸化鉄の国内屈指のメーカーでもあり、多様なニーズに応じた酸化鉄の製造はもちろん、様々な無機材料の特性を活かした素材やパーツを世界の先進企業へ提供している。

取材を通して社員の多くが同社の魅力として語ってくれたのが「若手の時から責任ある仕事を任せてもらえる」ということ。入社2年目からは1人ひとりに重要なテーマが与えられ、各プロジェクトの主要メンバーの1人として携わっていくことが多い。実務担当者として上司や幹部から意見を求められる機会も多く、主体的に仕事に取り組める環境だ。また、入社時には約半年間の新人研修があり、現場での実務中にも人事面談があり、自分に合った環境でキャリアを築くことができるところも嬉しい。その後も2~4年目には毎年人事担当者との面談があり、多職種へ挑戦することも可能。さらに勤務地を限定するエリア職コースと総合職コースの変更も1年ごとにできるので、1人ひとりのライフプランに合わせて柔軟な働き方を実現できる。その他、休日や福利厚生も手厚く、将来を見据えて安心して活躍できる環境が整っている。

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事業規模は拡大しているが、規模のわりに人数が少ないため、若くから責任ある仕事を任せてもらえる環境。自ら考えて行動するので、やりがいも達成感も大きく得られる。

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