最終更新日:2025/4/17

日本設備工業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計
  • プラント・エンジニアリング
  • 環境・リサイクル

基本情報

本社
東京都

取材情報

研修・教育について伝えたい

半年かけて新入社員のための研修を実施。設備工事を基礎から学び、自信を持って現場へ

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安心して学び、働けるよう個人の環境に合わせた支援制度も多彩

人々の快適な生活に欠かせない空調設備や給排水衛生設備。その設備の施工管理を担う日本設備工業では、社員の教育や能力開発に力を入れている。現在新入社員研修に参加する3人に、同社の研修や制度の魅力を聞いた。

■N.Bさん
リノライフ事業部
専門学校 建築デザイン学科卒業/2024年入社

■S.Tさん
東北支店
建築学部 建築学科卒業/2024年入社

■R.Sさん
東京本店
経済学部 経済学科卒業/2024年入社

一日の過ごし方

「勤務時間中はしっかり仕事に打ち込み、帰宅後は無理のない範囲で勉強をしています。今は2級管工事施工管理技士の資格試験合格を目指してチャレンジ中です」(Bさん)
「社会人になって時間の使い方を意識するようになりました。やらなければならないことをしっかり計画的に進め、効率よく与えられた役割を果たしていきたいです」(Tさん)
「仕事の時間はしっかり集中して学び、休日はリラックスして過ごせるようにメリハリのある生活を意識したいです。休日は映画を見たり友人に会ったりしています」(Sさん)

引っ越しや新居の手配も会社がサポート。安心して研修での学びに集中することができています

将来の選択肢として営業や企画職への道を考えたこともあったのですが、手に職をつけたい、子どものころから関心があったインテリアについて学びたいと、建築系の専門学校に進学し、インテリアや建築、デザインについての知識を身につけました。
本格的にインテリアについて学ぶうちに、私は人々の住環境を良くする取り組みがしたいのだと気づき、建物の設備の重要性に目を向けるようになり、エアコンやトイレ、洗面所など、天井や壁の裏側にある設備や配線、配管ついて追求したいと思いました。時代が変わっても、人が暮らす建物には空調や水回りなどの設備への需要は変わりません。建物がある以上、決してなくならないこの分野の知見を深めることに意味があると思いました。

地元も通っていた専門学校も仙台だったのですが、東京で設備工事に関わる仕事がしたいと思っていたところ、専門学校の企業説明会で日本設備工業に出合いました。人事の方の朗らかな人柄に惹かれ、ここで経験を積みたいと入社。入社にあたっては引っ越しが発生したのですが、その費用はもちろん、東京での新居選びも会社がサポートしてくれました。会社に通いやすく住みやすい場所に住むことができただけでなく家賃の補助もあり、安心して東京での生活を始めることができました。

現在は新入社員研修の最中です。入社後は半年かけてしっかり研修を行うのは、設備工事の企業では珍しいのではないでしょうか。
新入社員が全員参加する研修なので、23人の同期みんなの関係性も深まります。研修中は空調や衛生設備の基本知識を身につける座学でも、施工現場の見学でも、お互いに応援し合いながらこれから必要となる知識の習得に打ち込むことができています。

これから配属となる予定のリノライフ事業部は、マンションの衛生設備の改修をメインに扱う部門。女性施工管理者として居住者がいる環境で仕事をすることになります。私だからこそできる細やかな対応や、安心感を与えられるような居住者に寄り添った施工管理ができるのではないかと考えています。
一人ひとりが個性を活かして活躍できる場はたくさんあるはず。これからどんな経験と成長をしていけるのか楽しみです。
【N.Bさん】

先輩たちの経験談にふれる機会もあり、施工管理者として自分が目指す姿について考えるきっかけに

私が建築の分野に興味を持ったのは、実家が工務店を経営していたことが大きな理由です。一言で“建築”といっても、関わり方は多様。物事を計画的に取り組んでいく性格の私は、段取りが命ともいわれる施工管理の分野が向いているのではないか、そう考え目指す方向を定めました。
日本設備工業を知ったきっかけは、学生時代にバレーボール部を通じて交流があった先輩が働いていたことと、実際に人事の方々と話し、親しみやすい雰囲気に惹かれたのがきっかけです。施工管理というキーワードで幅広く企業研究をしていたところ、自分に合う環境に出会えたのは嬉しかったです。

入社後に配属となるのは、私の地元である東北支店(宮城)。最初の希望が通っての配属です。しかしその前に当社では、東京の本社で半年間の新入社員研修が行われます。同期全員が集まるこの研修で、地方の支店に勤務する予定の人は会社が用意した寮で暮らし、同期同士の交流を深めるという経験もできるのも嬉しいです。

学生時代は建築学科で学んでいましたが、設備に関する知識はほとんどありませんでした。研修で設備のこと、施工管理としての工程の計画から竣工までの流れや資料作成、CADの操作や図面の読み方などを学ぶ中で、学部で学んだことと施工管理の実務が少しずつ結びついていくことに面白さを感じています。

この研修では座学や現場見学に加え、複数の先輩社員の経験談を聞くプレゼンテーションも実施されました。まだ現場に出たことがない私たちにとって、先輩たちから聞く施工管理者としての使命感、作業を行う職人さんたちとの関わり方など、実務を想像することができ、将来に向けてモチベーションも高まります。
先輩たちの話を聞くと、自分の考えをしっかり持って現場をまとめる大切さ、指示を待つのではなく自ら行動することが成長につながることもわかりました。失敗をしてもそこから学べることもありますし、大きな問題になる前に先輩たちが不備に気づくよう導いてくれる環境もある。それを知って、先輩たちとの交流をさらに深めていきたいと思うようになっています。
正式配属後に自分が担当する現場も決まりました。研修で学んだことを活かしつつ、わからないことはどんどん先輩たちに質問して、自分のやるべき仕事を見つけながら現場に貢献できる力を磨いていきたいです。
【S.Tさん】

未経験でも不安なく現場に立てる、半年間の丁寧な研修。仕事に対する責任感や心構えも身につきました

大学卒業後、自分のやりたいことがわからない、そんな学生時代を過ごしていました。それなら将来的になくならない仕事を選んでみようと衣食住に関わる分野で働くことを目指し、企業研究や自己分析を進めることに。大学ではバスケットボール部に所属していたことから、体育会系の部員に向けた会社説明会に参加し、そこで“住”の分野に対する関心が高くなっていきました。
また自己分析を深め、自分は営業職よりは技術職に適正があるのではないかと気づき、文系学部からでも挑戦できる住まいに関わる技術職として、施工管理という職業があることを知りました。
建築の現場をまとめる力、調整力が必須となる仕事だと聞き、部活動でキャプテンをしていた経験が活きるかもしれないと思いました。

建築や施工管理のことは何も知らないまま入社したので、新入社員研修で聞く話はすべてが初めてのこと。エアコンの使い方はわかるけれど、設置の方法はわからないというレベルです。
研修で一緒になる同期には大学で建築系の分野を学んでいた人もいたので、ついていけるかと不安な気持ちもありながら、そこは「いつかなんとかなる」という姿勢で挑みました。
施工管理の役割に対して、現場で作業する職人さんたちに指示をする人だと思っていましたが、実際は作業を安全に工程通りに進めていくために、さまざまな業務がありますが、研修で施工管理を行う現場の取り組みを見て、図面作成のツールや3D化するソフトの進化などICT技術によって効率化が進み、無理のない働き方ができる環境になっていることを知る機会にもなったと思っています。

建築の現場はゼネコンが主となって進行しますが、空調や衛生設備の分野は私たちしか監督できない仕事です。人々が快適にその建物を使用するために、なくてはならない役割を担っているという責任感も身につけることができました。
研修終了後は新築や建物改修の現場における、空調設備の施工管理を担当することが決まっています。現場で作業をする職人さんたちが気持ちよく自分の仕事に打ち込めるようなサポートができる施工管理者になることが目標です。現場では先輩たちはもちろん、職人さんたちとのコミュニケーションを増やし、どんなことでも吸収していこうという意欲で向き合います。
【R.Sさん】

学生の方へメッセージ

当社では社是として「従業員を大切にする」ことを掲げています。会社として社員の幸せがどこにあるのかを考え、ワーク・ライフ・バランスが充実した環境の中で仕事に打ち込み、生活を豊かにする、そんな暮らしが送れるような支援をしていきたいのです。
そのサポートのひとつが、新入社員研修です。入社後半年をかけて、しっかりと集中できる環境を整えております。仕事をしながら学ぶのではなく、まずは仕事をする上で必要となる基礎知識とスキル、業務に直結する技術や考え方をしっかり身につけてから、半年後に現場に出ていく。この制度を導入したことによって、仕事への理解度のバラつきもなくなり、配属後のミスマッチや現場の先輩社員たちの負担も軽減できるようになりました。
そのため当社には、出身学部を問わないさまざまな背景を持つ人が集まっています。

施工管理という仕事は体力を使う職種でもあるので、どうしてこの職に就くのかと聞かれることもあるでしょう。そこで自分の芯になるものを見つめ、専門性を高めたい、好きなことを追求したいなど、この仕事だからこそ得られる意味を見出していってほしいと思います。
自身の将来ややりたいことをしっかり心に決めて入社をすれば、仕事を通じて自分のことをより好きになれるはずだと思います。
【人事部人財育成室 安原亮さん】

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施工管理者としての現場経験を経て、現在は新入社員研修の講師を務める安原さん。「若手に大切なことを伝えるという役割にやりがいと楽しさを見出しています」

マイナビ編集部から

1966年に建築設備の総合エンジニアリング企業として創業した日本設備工業。現在は建物のエアコンをはじめとする空調設備や洗面所などの水回りに代表される給排水衛生設備の施工管理を事業の中心とし、全国の集合住宅や店舗、商業施設、工場、病院などの建築現場やリニューアル施工の現場でそのサービスを展開している。

同社では「我が社は社員のものであり、その成長は社員の力により、その成長は社員と社会の幸せのためにある」という社是を掲げている。その理念にのっとり、今回取材に対応してくれた新入社員が参加した半年間の研修をはじめ、キャリアや役割、目的などに合わせてさまざまな研修や教育プログラムが用意されているのが特徴だ。社員一人ひとりの持っているスキルや個性に合わせ、丁寧に育てていくことを大切にする同社。その体制によって建築や建設分野の知識ゼロからでも、しっかり一人前の施工管理者として成長していくことができるのだ。新入社員研修に参加した社員からは「半年間毎日、学びの場を共にしているので、どんなことでも相談し合える同期のつながりができる」という声もあった。

学生時代の学びの枠をこえ、建築に携わりたいという思いを持つ人であれば、自信を持って現場に立てるよう育てていくという同社。そのための教育や研修制度、先輩社員たちの想いや指導力も充実している。社員の成長したいという意欲を受け止め、最大限に伸ばしていく環境だ。

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2023年には新しく研修室も用意。座学も実技も学べる環境を整えている。また社員同士が気軽にコミュニケーションできるリフレッシュスペースもあり、伸び伸び働ける。

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