最終更新日:2025/3/1

オー・ジー(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 商社(薬品・化粧品)
  • 商社(建材)
  • 商社(紙・パルプ)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

メーカーとユーザーをつなぎ、新しい価値を無限に生み出す独立系専門商社

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現場の最前線で活躍する先輩社員にインタビュー

あらゆる化学品を取り扱い、企業間の架け橋を担う化学品専門商社「オー・ジー(株)」。今回は、それぞれの部署で活躍する3人の先輩に、仕事の内容ややりがい、働き方について、お話いただきました。

■片山翔太さん(写真左)
営業本部 大阪支店 精密化学営業部 
2019年入社
関西学院大学大学院 理工学研究科 生命化学専攻修了

■杉岡りりなさん(写真中央)
営業本部 大阪支店 精密化学営業部 
2018年入社
関西外国語大学 外国語学部卒業

■上島賢也さん(写真右)
営業本部 大阪支店 合成樹脂営業部 
2020年入社
関西学院大学 経済学部卒業

取材こぼれ話

若いうちからいろいろなことにチャレンジさせてくれる、前向きで風通しの良い社風も当社の魅力。海外の仕事がしたいという希望も1年目から実現しました/片山さん
今後は貿易関係の知識も深めていきたいと思っています。具体的に考えているのは通関士の資格。すでに独学で勉強も始めています/杉岡さん
目標は、フィルムのことなら上島に聞け、と言われるような頼れる存在になること。フィルムの構成まで提案できるよう知識の習得にも努めていくつもりです/上島さん

知恵と工夫を凝らし、どんな時もお客様の生産体制を守り抜く

大学院では、特殊な環境で生きる微生物を人間のために活用する方法をテーマに研究を続けていました。専門性の高い研究のため、それをピンポイントで生かせる仕事は少なく、就職はいろいろなことに広く携われる仕事にしようと決めていました。この業界に興味を持ったのは、研究の過程でさまざまな化学品に触れていたから。その中でもできるだけ多くの知識が得られる環境が良いと思い、限られたものを扱うメーカーではなく、より広い商品を扱える商社を選択しました。

入社後は、精密化学営業部の電子材料グループに所属し、リチウムイオン電池メーカーなど、電子部品を扱うお客様を対象に、「機能性を高めたい」「軽量化したい」など、さまざまな要望に基づく添加剤や接着剤などの化学品を提案しています。

リチウムイオン電池は日々改良され、進化しており、新しい材料の提案も尽きることはありません。そうした材料を用いて作り上げられたリチウムイオン電池は自動車などに活用されているので、社会のインフラを支えているという実感を持つこともできます。

ただ、どんなに小さなものでも材料の供給が止まってしまうとリチウムイオン電池の生産、ひいては自動車の生産が止まってしまうということになりかねません。この1~2年は世界情勢の影響もあってモノの調達に苦労することが増え、時には難しい対応を迫られることもあります。当社でも、あらかじめ在庫を確保したり、物流を船便から航空便に変更するなど、さまざまな工夫をしていますが、生産をつなぐことの大変さを実感しているところです。

そうした経験も生かしながら、今後は当社が主導してモノを作って販売するなど、メーカーのような役割も果たせる体制を増やしていきたいと思っています。部署によってはすでに実現しているところもあるので、精密化学営業部もそれに続いていきたいですね。(片山さん)

知識の量に比例してできることも広がる!どんな商品も自由に提案できる独立系商社

1年目は営業企画部で各種申請書の管理や、予算の確認などを担当し、2年目からは紙パルプ分野で営業を経験しました。そして、入社6年目の2023年、精密化学品分野に異動し、現在は、電子材料グループで半導体メーカーやコンデンサメーカーのお客様を対象に、さまざまな原材料の提案・販売を行っています。

仕事の進め方はお客様によって異なり、たとえば、信頼関係が構築できている既存のお客様であれば、「次の開発のためにこんな材料を探してほしい」「既存の材料に替わる別の材料がほしい」など、ご要望を直接伺って材料を選定し、提案します。一方、これまで取引のない新規のお客様であれば、お客様の特性を理解し先輩方や仕入先担当者の力も借りながら、どのような原材料を提案できるか考えることから始めます。その提案が受け入れられ、原材料を海外から輸入するということになれば、輸入の調整や在庫の管理なども行っています。

紙パルプ分野から精密化学品分野と全く異なる分野に異動したので、一から学ばなければならないことも多く、最初はとても大変でした。しかし、先輩が参考になる本やデータを紹介してくれたり、手厚くフォローしてくれたこともあって、半年が経った今では知識が確実に積み上がっていると思います。また、以前の部署では、フィルム加工会社のお客様も担当していたのですが、半導体の製造工程でフィルムが使われることもあって、前部署で培った知識や経験が生かせるのも面白いところ。当社は独立系の商社で、幅広い材料を自由に提案できますから、自分の知識と考えをしっかりと持ち、最適な提案でお客様の売上に貢献していきたいと思っています。

働き方もそれぞれの裁量に任されており、私自身、残業は月10時間以下、有給もほぼ消化しています。仕事と子育てを両立しながら時短勤務やシフト勤務をしている先輩もいますし、近年は育休を取る社員も増えてきました。福利厚生も整っているので、長く働きたいという人にも最適な環境だと思います。(杉岡さん)

社会情勢や時代の流れを読みながら、他拠点も巻き込んで輸入材料の拡販をめざす

商社か証券会社で働きたいと考えており、商社に関しては早いうちから業界研究を進めていました。そこで、商社には総合商社と専門商社があり、専門商社の中にも繊維系、鉄鋼系、化学系など、それぞれに特徴があることを知りました。化学系に惹かれたのは、特定の業界に限らず、いろいろな業界に広く関わっていけるところ。扱える商品が多ければその分知識も身につくと思い、化学系商社の中でもより幅広い商品が扱える独立系の当社を選択しました。

当社では、営業に配属されても入社後1年間は担当顧客を持たず、知識の習得にあてることになっています。その中で一番役に立ったのは、化学工業日報を読み部署の業務に関連しそうなトピックをまとめて報告するという業務。文系出身なので化学の知識はほぼ0からのスタートでしたが、最初の1年間で業務に必要な知識をじっくり積み上げていくことができました。

そして、2年目から徐々にひとり立ちし、現在は、フィルムメーカーから仕入れたフィルム製品などの包装資材を、お客様であるフィルム加工業者に提案・販売する仕事をしています。仕入先から紹介されたフィルムをお客様に提案することもありますし、お客様から「こういうフィルムがほしい」と言われて最適な資材を探すこともあります。包装資材というのは、私たちの生活にとても身近なもので、そうしたものに関われる面白さは日々感じています。スーパーやコンビニで誰もが目にするペットボトル商品のフィルムなどに関わることもあるんですよ。

最近は、国内の原料高の影響もあって、海外からフィルムを輸入して販売することも増えてきました。今年度の部署の目標にもなっているのですが、今後は大阪の合成樹脂営業部だけでなく、他拠点も巻き込んで、輸入フィルムの拡販に取り組んでいきたいと思っています。(上島さん)

学生の方へメッセージ

今はさまざまな媒体からたくさんの情報を簡単に取り入れることができますが、大切なのはその精査。企業研究をする際には、会社の業績、仕事内容、自身の報酬、福利厚生など、自分が大切にしたいこと(=軸)をしっかりと定めて、膨大な情報を一つひとつ精査しながら、必要な情報を効率よく集めていくことが重要です。その上で、興味のある会社があれば、インターンシップに参加するなど、対面でのコミュニケーションを取って、その会社の良い面やそうでない面を、自分の目でしっかりと確かめてほしいと思います。

当社のような商社の場合、部署や職種によって仕事が全く異なるので、それぞれの部署や立場で働く先輩たちの生の声を聞くことも大いに参考になるでしょう。最近は、当社のように先輩との座談会やインターンシップを行う企業も増えてきましたから、そうしたチャンスを逃さないようにしてください。

自分の軸がわからないという人もいるかと思いますが、企業研究において自分の軸を見つけることは絶対に避けては通れないこと。自分の人生を振り返り、何に興味があったか、何が楽しかったか、友人たちとどんなコミュニケーションを取ってきたか、その中で自分はどういう役割だったかを思い出しながら、自分に何が向いているのか、これからどうしていきたいのかをじっくり考えてみてください。(人事担当 中島さん)

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「当社は人を大切にする企業。そうした社風や社員たちの人柄を知るためにも、ぜひ足を運んでほしいと思います」

マイナビ編集部から

日々の暮らしから最先端の科学技術まで、あらゆる分野に役立つ幅広い化学品を取り扱う専門商社「オー・ジー(株)」。独立系ならではの圧倒的情報力と商品力で、メーカーとユーザーをつなぎ、新しい価値を生み出している。

前段の取材記事ではあまり紹介できなかったが、先輩たちが揃ってアピールしていた同社の魅力は、社員の人柄と人間関係の良さ。「商社は人なりとよく言われるように、お客様のビジネスを支えていくのは、私たちの人間力。個々の能力はもちろんのこと、意見やアイデアが言いやすく、それが上まですぐ通るという風通しの良さも、当社の高い人間力につながっているのだと思います」と片山さん。

また、杉岡さんによると、食事に行ったり、遊びに出かけることも多いのだそう。上島さんも、「海釣りやテントサウナ、バイクを楽しむ仲間も社内にいます。何かしたいなと思ったとき、社内を探せばどこかにそれをやっている人がいますから、新しいことも始めやすいし、部署を超えた交流もできてとてもいいんです」と語る。

日々勉強や情報更新が欠かせない専門性の高い仕事に、息切れすることなく挑戦し続けることは難しい。だからこそ、そうした心地よい人間関係やオフの楽しみで息を抜くタイミングを作ることが大切で、それが自然にできている同社のような会社を選べば、息長く頑張っていけるに違いない。

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営業には文系出身者も多く、新人研修をはじめとする学びの機会も充実。業務に関する知識だけでなく、この先自分がどうなりたいか、キャリアを考える機会も用意されている。

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