最終更新日:2025/4/4

トヨタカローラ山口(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 専門店(自動車関連)

基本情報

本社
山口県

取材情報

研修・教育について伝えたい

1年かけて無理なく学ぶ研修体制。頼れる先輩がいるから、未来の自分もイメージできる

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全国屈指のトヨタ車ディーラーで、お客様を支えるプロへ。

■徳山店 営業スタッフ/永谷 聖玲菜さん/2024年入社(左から2人目)
■徳山店 営業マネージャー/礒部 峻さん/2017年入社(右から2人目)
■総務部主任 採用担当/岩倉 美香さん/2016年入社(右)

顧客本位の細やかなサービスで、全国有数の販売実績を誇るトヨタカローラ山口。創業60周年を迎える今、地域における新しい店舗運営のスタイルや社員の働きやすさを模索し、次の10年20年に向けた挑戦を始めています。
長い目で見て新入社員を育てる研修制度やワークライフバランス向上の取組みもその1つ。今回は入社半年の新人と指導担当の先輩、制度をよく知る人事・採用担当の3名に同社ならではの魅力や、それにつながる人材育成体制について伺いました。

座談会メンバーの紹介

学生時代は法学を専門に学んできた永谷さん。急な進路変更を家族に心配されたこともあったが、人間関係に恵まれて新しいことを学べる今が、とても充実しているとのこと。
小学校から大学までテニスに励み、後輩の面倒を見ることも好きだったという礒部さん。「明るく元気に」をモットーに、何でも相談してもらえるLSを目指しています。
採用担当の岩倉さん(左)と守野さんは2人とも中途入社。だからこそ分かる自社のワークライフバランスや人間関係の良さを、学生の方へも積極的に伝えています。

1年かけてじっくり無理なく学べる環境。尊敬できる先輩のもとで、将来の理想像も描きやすい。

当初は公務員志望だったこともあり、一般企業の就活を始めたのが周囲より遅れたため、私が当社の企業説明会に参加したのは大学4年次の秋頃です。その時対応してくれた人事の方がとても話しやすく、これまでにない温かな雰囲気に惹かれました。会社見学では、女性の先輩が実際に商談を進めている姿も見せていただき、「自分もこんな風に働きたい」と気持ちが一新。就活当初はまったく考えていなかった業界へ、飛び込むことになりました。

自動車に関する知識は何もなく、「セダンって何?」というレベルでの入社だったため、研修期間が丸々1年間用意されている当社の教育体制には本当に助けられています。配属先店舗ではLS(リーディングスタッフ)の先輩について、商談の流れや契約書類の作成ノウハウを実地で勉強。何でもその人に相談できるので心強いですし、「1年目は販売をしなくても良い」という会社の方針のもと、集中して仕事の基本を学ぶことができます。
3ヶ月目にはLSと一緒に、ご夫婦でファミリー向けの新車を探しに来られたお客様を対応しました。既に欲しい車種は決まっていて、他社との比較で迷っているという段階。先輩が購入の背景やライフスタイルなどを深掘りし、ご家族にピッタリ合うグレードやオプションを提案する姿を間近で見て、「人柄で売る」とはこういうことかと、改めて将来の働き方をイメージすることができました。当社には2世代、3世代と続いている長いおつきあいのお客様も多いです。相手のことを考えて動くからこそ信頼していただけるのだと、先輩方の様子を見て実感しています。

LSは「まずは明るく元気に出勤すること、それだけで良いよ」と言ってくれる人です。お客様と話をする楽しさや納車時の特別な時間も経験させてもらい、毎日が本当に充実しています。ほかの先輩方も皆さん、聞けばイヤな顔をせずに相談に乗ってくれますし、月に1度は本社での集合研修で同期と近況を話す機会も。近くの店舗の同期とは、食事に行ったり遊びに出かけたりすることもしばしば。とても居心地が良く、恵まれた環境です。
研修期間を終えてからの目標はまず、お客様に頼られるスタッフになること。自分自身が成長することで、これまで店舗の皆さんに助けていただいた分を少しずつ返していきたいと思っています。
(永谷さん)

LSとして自分自身も学べる環境。「明るく元気に」の信念のもと、一緒に営業の楽しさを感じたい。

トヨタカローラ山口では独自に「LS制度」という新人教育の仕組みを設けています。最初の1年間は教育担当であるLSについて、学びに集中できるという制度です。私は昨年、前任店舗で初めてLSを務め、現在は2年目。販売方法だけでなく、商談の始め方やお客様との関係の作り方、営業のやりがいなども伝えていけたらと思っています。
私自身はもともと人と関わる仕事がしたくて営業職を志望してきました。中でもクルマは価格帯の大きな買い物で、10年20年先まで長いおつきあいが続くもの。特にファミリー向けの車種が多い当社なら、自分の性格とお客様層が合っていると考えて、入社を決めた経緯があります。これまで関わってきたお客様は数え切れないほどですし、それぞれに印象深いエピソードがあります。加えて、クルマを売った時に店舗の皆が「すごい!」「良かったね」と心から喜んでくれることが、私にとって大きなやりがい。1人では決して味わえないチームとしての喜びを、新人の方にもこれからたくさん経験してもらいたいです。

月1回、指導する側を対象としたLS研修を実施しているのも当社の特徴です。社内での情報共有をはじめ、外部講師によるオンライン講習で、より専門的な指導ノウハウを学ぶ機会も。知識を伝える「ティーチング」と相手に合わせて成長を促す「コーチング」の違いなど、こういう考え方があるんだと知るだけでも、指導のやり方は変わってきます。
私は現在、LSとして1人を担当すると同時に、店舗の新車販売マネージャーとして複数の後輩を指導する立場でもあるので、具体的なアプローチを学べるのは助かりますね。例えば「ティーチング」で全員に伝えることは一度に共有し、「コーチング」では相手ごとに、性格や理解度に合わせて指示。感情的に怒るのではなく、なぜ、どういう意図でこういうことを言うのかをきちんと伝えて、理解を促すことを心掛けています。
とはいえ難しく考えすぎず、私自身のモットーは「明るく元気に」。最初は特別な知識や営業としての自信がなくても、「ここで頑張りたい」「成長したい」という気持ちがあるなら、きっとどんな人でも成果を残せると思いますし、新人の方にも安心してやりたいことに向かってほしいです。
(礒部さん)

ライフステージが変わっても長く続けられる職場。1人ひとりの成長を見守れることがうれしいです。

2019年から始まったLS制度は最初の1年間、新入社員はクルマの販売をせずに研修をしっかり行っていくという制度です。機会があれば商談を進めても良いけれど、基本的には指導担当のLSについて、全体の流れを学ぶことを重視。LSを担うのは多くがその店舗のトップセールスのため、商談のスタートから書類作成、アフターフォローまで数多く経験することができます。まずは「売らなくて良い」という環境で、頼れるLSに何でも相談できる安心感。さらに月ごとの集合研修で習熟度を振り返り、自分の知りたいこと、足りないことを改めて学ぶこともできます。教える立場のLS側も毎月、研修を受けて体系的に指導ノウハウを学ぶため、「人によってやり方が違う」と戸惑うこともありません。LS制度が始まってから、社員の定着率は格段に上がりました。

2年目のひとり立ち前には上長との面談があり、そのまま営業職として働くか、サポートスタッフや事務職の道へ進むかを選択できます。1年間LSの仕事を見る中で、「自分には営業は向いていないかも」と感じても、自社内で新しいキャリアを選ぶことが可能。お客様向けのイベントを企画したり、広報を行ったり、IT担当としてより使いやすい社内システムの開発に携わったり、その人の個性や得意分野を生かして、活躍できるフィールドが広く用意されています。辞めることなく、自社内でより自分に合ったキャリアを考え、成長を続けられる環境。結婚や育児などライフステージが変わってもほぼ100%の社員が働き続けてくれることが、人事担当としてもとてもうれしいです。

私自身、2度の産休・育休取得経験があり、当社のワークライフバランスの良さを実感しています。時短勤務ですが家に仕事を持ち帰ることはなく、その分勤務時間中はメリハリをつけて業務に集中。有休も半日単位で取得できるため、子どもの行事などにも対応しやすくなっています。
年末年始やお盆、GWには会社全体で7日間程度の長期連休も。退勤後、ジムへ立ち寄ったり英会話教室に通ったり、プライベートを充実させている人が多く、激務と思われがちなディーラーのイメージがガラリと変わりました。
社内は、ちょっとしたサポートでもお互いに「ありがとう!」と言い合えるアットホームな雰囲気。学生の皆さんにはぜひ、実際に足を運んで温かな空気感を知っていただけたらと思います。
(岩倉さん)

学生の方へメッセージ

学生の皆さんの中には「どんな仕事が自分に合うか分からない」「第一志望に落ちてしまった」など、悩んでいる人もいると思います。私自身、もともとは公務員志望で一旦は就職浪人も考えていたほど。ですが、たまたま出会った当社の説明会をきっかけに、今では本当に楽しく仕事をさせてもらっています。大切なのは、あまり頭の中で企業のイメージを固めすぎないで、実際に足を運んで自分に合った会社かどうかを判断することだと思います。そこで働いている人の雰囲気や職場全体の空気感に触れて、「好きだな」「楽しそうだな」と感じられる会社を見つけてください。(永谷さん)

後輩の指導を通じて感じるのは、どんな人でも、やった分だけ成果を残せるということです。専門知識がないという人も、毎日出勤していれば、自分が扱う製品のことは少しずつ覚えていけるものです。私はよく「明るく元気に」という言葉を使いますが、これも実は技術として身につけられること。コミュニケーションが苦手と言っていた人が、話し始めのコツを掴んでからは、幅広い世代のお客様に慕われているということも少なくありません。
必要なのは素直に周囲の言うことに耳を傾け、実行できるかどうか。当社にはLS以外でも、サポートしてくれる先輩が大勢います。ゆっくり時間をかけて成長できる環境なので、「こんな雰囲気の中で働きたい」と感じたら、ぜひ安心して飛び込んでみてください。(礒部さん)

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入社後1年間はLSについて学ぶことに集中できる環境。お客様との関わり方から契約書類の作成まで実地で教わるので、2年目以降の働き方もイメージしやすくなります。

マイナビ編集部から

1965年の創業以来、トヨタ車の販売や整備、損保対応など、細やかなサービスを通じて山口県内のカーライフを支えるトヨタカローラ山口。2018年にはカフェやイベントスペースを併設した複合店舗をオープンさせるなど、独自の戦略と全国トップクラスの販売実績が、全国の他社ディーラーからも注目を集めている。
新入社員を一から育てていくための多彩な取り組みも特徴の1つだ。多くのディーラーが1年目から販売経験を積ませるスタイルなのに対し、同社の「LS制度」では最初の1年間を、クルマを売らなくて良い完全な研修期間として設定。機会があれば販売してもよいが、基本的に指導役となるLSについて業務の流れを身につける体制を取っている。
今回、研修を受ける側・指導する側、さらに人事採用担当の皆さんからお話を伺う中で感じたのは、落ち着いて学べる環境と頼れる先輩がいるからこそ、次のステップにつなげやすいということ。LSを務める先輩は店舗のトップセールスであることが多く、目指すべき姿を間近に見られることも、若手の成長につながるのだと思う。
今回登場いただいた新入社員の永谷さんも、店舗一丸のサポートを受けながら「毎日とても楽しく働けている」とのこと。全国のトヨタ車ディーラーをリードする同社の提案力や質の高いサービスは、丁寧に人を育てる温かな社風から生まれるのだと感じられた。

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暖色のイメージカラーで彩られた徳山店のショールーム。キッズルームや授乳室、バリアフリーフロアも備え、ファミリー層が気軽に足を運べる居心地のよい空間です。
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