最終更新日:2025/4/17

学校法人文化学園【文化学園大学/文化服装学院/文化ファッション大学院大学/文化外国語専門学校】

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 学校法人
  • 教育
  • 出版
  • 専門店(その他小売)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

主体性と使命感を持ってチャレンジ。やりがいを感じることで自らの成長を実感

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学生と教員を支えるために、自分たちができること。

本学園で働く職員たちは、全国に通用する教育機関としての看板に世界最高レベルのファッション教育というさらなる価値を与えるべく、日々、アクティブに行動している。ここでは若手から中堅職員の仕事ぶりに迫る。

奥墨 真子さん/写真中(2021年入職 大学院国際文化交流研究科修了)
文化外国語専門学校 教務部 学生課

市山 侑樹さん/写真右(2019年入職 大学院人間総合科学研究科修了)
文化ファッション大学院大学 教学事務室

伊藤 雅章さん/写真左(2010年入職 経営学部卒)
文化服装学院 事務局 学務部 学務課

休日の過ごし方は?

奥墨さんは学生時代に文化財の研究をしていたので、卒業後は趣味として博物館や美術館巡りを楽しんでいる。また、健康維持とリフレッシュを兼ねてヨガ教室にも通っている。
市山さんは学生時代、体育会野球部で活躍していた。現在文化学園の野球部にも所属しており、休日は動画サイトを見ながらトレーニングに励んでいる。
学生時代はライフセーバーだった伊藤さん。今でも仕事に余裕がある時は海へ行き、サーフィンを楽しんでいる。最近は料理を作ることも多く、新しいレシピに挑戦している。

【奥墨さん】留学生への対応を通して、学びたい気持ちを支える喜びを実感。

高校時代に1年弱、カナダに留学して世界の文化に興味を持った私は、大学と大学院で文化財や世界遺産について国際的な視点から研究を重ねていました。英語で書かれた論文や資料を探るなどして常に英語がある環境で過ごしていただけに、将来は英語を使った仕事をしたいと夢を描いていました。しかし、就職活動を迎えて社会の現状と自分の将来を改めて考え直し、別の方向に進もうと決心。アルバイトで塾の事務をしていたとき、頑張って勉強する子どもたちや、指導する講師陣をサポートする仕事にやりがいを感じていたので、就職活動では教育業界を志望しました。

文化学園に関しては、何人かの友人が文化学園大学で勉強していたのですが、やりたいことや夢に向かって真っすぐに進んでいる姿を見て、前向きな学生が多いという印象を持っていました。エネルギッシュな学生と関わることで私自身も成長したいと感じ、学園の門を叩きました。

配属された文化外国語専門学校では、職員がマルチに活動しており、学生課でも学生の生活面のサポートに加え、広報・学生募集に取り組んでいます。世界各国からの留学生を受け入れている学校だけに、学生や入学希望者と接する際には英語を使う場面が非常に多くなっています。例えば、入学相談を受けたときには、ビザの取り方や出願書類の用意の仕方を英語でレクチャー。諦めていた英語を使った仕事に携われているのは、当初の夢が叶った形となりやりがいを感じています。

印象的だったのは、アフリカからの留学生の対応。新型コロナワクチンを打ちたいけれども、1回目を接種した後に来日したため、2回目の接種についての相談を受けました。医務室の先生との連携で会場を探し、無事に接種をすることができました。その学生は学んだばかりの日本語で「ありがとうございます」と応えてくれたんです。さらに、しっかりと気持ちを表すためにも日本語が上手くなりたいとも話してくれて、私の関わり方が留学生の向上心につながったのだと、感動を覚えました。

今後は国によって異なる価値観や文化を理解し、それぞれの学生や入学希望者に寄り添ったサポートをしていきたいと考えています。いずれは海外で行われる留学フェアにアドバイザーとして参加する機会もあると聞いています。さまざまな物事にチャレンジしながら自分を高めていきたいですね。

【市山さん】国内外の学生の高度な学びを支え、ファッション業界の発展に貢献

大学院でスポーツ科学を専攻し、地域のスポーツクラブや学校の運動部活動を経営という視点から研究していました。学部時代には保健体育の教員免許を取得しており、就職先として教員も視野に入れていましたが、教育と経営という自分の背景を活かすなら学校職員がふさわしいと考えるようになりました。ファッション教育を主軸とする文化学園はスポーツを学んだ私にとって全く真逆の分野。だからこそ、面白みにあふれていると入職を決めました。

文化ファッション大学院大学は、日本で唯一、海外でも珍しいファッション分野に特化した独立大学院で、様々な国からの留学生が数多く在籍しています。所属する教学事務室では、カリキュラム編成や入試業務など学校運営に必要な業務を7人のみで行っており、他の学校での一課の仕事を1人で担うこともあるため、全員がリーダーのように責任感を持って取り組んでいます。私はその一員として、留学生のビザ管理や奨学金の申請といった業務を通して、学生たちが安心して学べる場作りに励んでいます。

留学生は日本語を学んでから入学してくるとはいえ、必ずしも全員が語学に長けているわけではないため、入職当初はどうやってコミュニケーションを取るべきか試行錯誤しました。私が英語や中国語を覚えれば早いように思えるかもしれませんが、大部分の講義は日本語で行われる以上、それでは学生のためになりません。丹念に言葉をかみ砕き、学生の理解を一つひとつ深めていくことを心がけて接してきました。

奨学金の申請書類で難しいのは、学生の研究計画を求められた際に拙い内容だとなかなか採用に結びつかない点。ですが、私自身も大学院出身なので、計画の質はわかります。書類の添削をした結果、奨学金が受給できるようになり、学生に喜んでもらえたときは嬉しい思いに包まれました。また、修了生のほとんどが国内外のファッション業界で頑張ってくれるだけに、活躍の姿が伝わってくるのも楽しみの一つです。

ファッションに特化した研究者たちを支えるのも職員の大切な役割。最先端の研究内容に触れて私も刺激を受けていますが、今後は先生たちの研究を支援し、学外に発信することで当大学院の魅力をより多くの人に知ってもらいたいと考えています。教育と経営を融合した場で働きたいとこの世界に飛び込んだので、そうした取り組みを通して今後何十年も続く文化学園の礎づくりに貢献したいですね。

【伊藤さん】入試対応から学校イベント運営へ。異なる業務を経験し、自らの成長へつなげる。

私は入職以来、文化服装学院の職員として学生と教員の支援に関わってきました。最初の8年間は学務課に所属。主に入学試験業務を担当し、受験シーズンには年間1000人から1500人の受験生の願書処理や入試手続き、合否通知の発送といった各種事務処理を行っていました。一方、受験シーズンに入るまでは、高校生に対しての入学相談が主たる業務となり、首都圏の高校を回って入学説明を行うほか、地方出張して進学ガイダンスの場に立つなどしていました。

この業務は、未来ある入学希望者と接することができる点が仕事へのモチベーションに繋がります。ガイダンス会場に集まってくれた入学希望者に対して、その人の目標や夢につながる道を選択するお手伝いをした結果、入学につながると私自身も嬉しく感じました。さらに、無事に卒業してファッション業界で活躍していく姿が見られると、本当にやりがいにあふれている仕事だと感じることができました。人の人生に関わる責任重大な立場でもありますから、正しい情報を収集し、伝えるという地道な努力の繰り返しも怠りませんでした。

2018年4月からは教務一課に異動。教員の採用や人事、その事務手続きを行う部署なのですが、私の場合、毎年11月の文化祭で行われるファッションショーの企画運営の柱となる仕事も担当していました。例年2万人が来場するファッションショーであり、メディアの注目度も高いのでご存知の方もいるかもしれません。準備は毎年3月頃からスタート。ショー作品は、外部の企業さま約50社から生地などの材料をご提供いただいているのですが、その材料を提供してもらうため、私が学生の要望をもとに、各社へ出向いて協力をお願いしていました。

学務課では入学相談で高校生や学生に向き合うなかで文化祭ファッションショーに憧れる高校生の声を何度も聞いていたので、教務一課に異動しても入学した学生の想いを実現できるよう企業との交渉の仕事にも気持ちが入りました。現在は教務二課への異動を経て学務課へ戻り、以前担当していた入学試験業務に携わっていますが、教務での経験が活かされており、学校の中ではどのような仕事も必ず繋がっていくものだと感じます。

年代的に私は中堅職員という立場になっています。今後は異動経験によって獲得した多角的な視点をより多くの職員に伝え、より質の高い教育を提供する学校を目指せるよう、意識を共有できればと考えています。

学生の方へメッセージ

最近、入職した新卒の後輩を見ていると、相手の意図をしっかりと理解しようとする姿勢や、自分で物事を考えたうえで意見を発信したり、行動をしたりしている姿が見て取れます。新人でありながらこれほどに周囲から信頼されていることも珍しいと思うほど、コミュニケーション力が高い人材なのだと感心させられています。上の世代とも下の世代とも円滑にコミュニケーションを取ることができれば、足りない知識を補うことができ、おのずと仕事は循環していくもの。対人支援業務でもある学校職員を目指す方は、特にコミュニケーションという点は意識して入職してほしいと思います。

ファッションという専門性が高い学問を究めている文化学園ではありますが、私もファッションは好きであるものの、入職当時は専門的な知識を持っていたわけではありません。しかも建築や国際文化など、学園全体を見れば多様な分野にフィールドが広がっていますから、本学園の教育分野に少しでも興味があれば問題なく成長できるかと思います。

就職活動は大変なことも多いでしょうが、訪問した会社の“色”を知ることが、選択をしていく上で重要になるはずです。説明会や職場見学に参加することはもちろん、その企業や団体が発信しているSNSなどもチェックしながら、少しでもリアルな表情に近づき、自分の色と合うか否かを判断してみてください。
<伊藤さん>

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職員たちは学生と教員の双方を陰ながらバックアップする存在だ。誠心誠意を込めて対話を交わし、一人ひとりの夢の実現に向けて全力を尽くしている。

マイナビ編集部から

日本のファッション教育の中心に立つ文化学園は2023年で創立100年周年の記念すべき年を迎えた。今回、教育組織の業務を担当している3人の一般職員に話を聞いたが、アクティブに行動しているその姿から、どうしても“受け身”なイメージを持たれがちな学校事務という仕事が根底から覆された。ファッションはもとより造形や建築、国際文化などの分野でクリエイティブな人材を輩出しているからこそ、働く職員もまた創造性豊かなのだという点が3人の話からひしひしと伝わってきた。

グローバリゼーション、イノベーション、クリエーションの3本柱を掲げている文化学園は、世界に通用する教育機関として飛躍しようとしている。100周年を迎えた今、ここにサステナビリティとダイバーシティという2つの視点も加え、さらに広い視点からファッション教育に向き合っていこうとしている。

文化学園のさらなる飛躍を支えていく職員に求められるのは、論理的な話し方、考え方ができるコミュニケーション能力にほかならない。また、新しいことを成し遂げるには、行動力を伴った積極性も重要になる。さらに、グローバル化に対応するという観点からは、語学力があることが望ましいだろう。こうした資質を1つでも備え、学園発展の原動力になりたいという熱意のある人を文化学園は求めている。

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1923年の創立以来、ファッション教育の中心に立ち続けてきた文化学園。日本人のみならず数多くの留学生を受け入れ、世界規模でのファッション文化の発信に努めている。

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