最終更新日:2025/4/26

グッドタイムリビング(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • サービス(その他)
  • 医療機関

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ゲストを中心としたケアで、第三の人生をもっと輝かせるために!

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ゲストの暮らしを支えるケアアテンダントの仕事とは?

有料老人ホーム・高齢者向け住宅を運営するグッドタイムリビング。今回はグッドタイムリビング嵯峨有栖川でケアアテンダント主任として活躍中の覗渕さんに、入社理由からメッセージまでたくさんのお話を伺った。

■覗渕 明日美さん
グッドタイムリビング嵯峨有栖川 ケアアテンダント 主任
(2012年入社)経営学部出身

先輩の横顔

常に笑顔を絶やさず、ゲストへの思いやりを大切にしている覗渕さん。同社では介護記録のデジタル化やインカムの携帯などを早い段階で導入し、質の高いサービスを提供中だ。
自分も同じ施設で一緒に生活している一員だと思いながら、日々のケアを担当している。賑わいのある毎日が、覗渕さんにとってもやりがいになっているそう。
介護を担うケアアテンダント、ケアプランを作成するケアマネージャー、日常の健康管理を行う介護師など専門スタッフで情報共有を徹底し、チームでゲストの暮らしを支える。

大好きな高齢者の方々と関わる仕事に就きたくて入社!和やかな雰囲気の職場に安心

就職活動中は「自分が何をしたいのか?」が分からず悩んだ時に、これまでの人生を振り返りました。その時に思い浮かんだのが、近所の高齢者の方々が私のことを家族のように可愛がってくださったこと、そして、祖母と同居していたので“おばあちゃんっ子”であることでした。高齢者の方々と関わるのが好きだったので、私にはそういった仕事が向いていると考え、介護業界に興味を持つようになりました。就職情報サイトなどいろいろな会社を調べていく中で、介護業界では「自立支援を目指します」という紹介文が多い印象を受けました。この仕事を始めた今でこそ自立支援の大切さは分かりますが、当時は介護のことがまったく分からなかったのでピンときませんでした。その中で当社の「高齢者施設に入っても、その方らしい暮らしをオーダーメイドで提供します」「一対一の介護を提供します」などの紹介文が、経営学部出身の私には分かりやすく、ここであれば高齢者の方々のためにサポートができると思い、入社を決めました。

もともと母が高齢者施設で働いていたので、何度かついて行ったことがあり、学生時代から「高齢者の皆さんが、楽しそうに暮らしている場所」というイメージを持っていました。施設は違いますが、入社後も印象は変わらず、働き始めてからは自宅での生活が難しい方にとってはこういった場所が必要だと、より思うようになりました。実際にケアアテンダントの立場になって間もない頃は、ゲストの皆さんの暮らしを支えていく難しさを実感しました。その方のために何かサポートをしたくてもどうしたら喜んでいただけるのか分からず、ご要望をいただいても何をしたら良いのかなど悩むことがたくさんありました。ですが、教育担当であるプリセプターの先輩をはじめ、同じ職場の皆さんがチームで支えてくださったので、徐々にどうするべきかが分かってきました。さまざまな問題に直面することもありますが、ゲストにとって必要なケアを最大限提供するために、皆で考え話し合うことができるので、相談もしやすい職場ですね。

何よりも大切なのは人と人とのコミュニケーション!ゲストとの思い出

これまで関わったゲストとの思い出はたくさんありますが、特に印象に残っているのは、まだ経験が浅かった入社1~2年目の時のことです。慢性の肺疾患があり、寝たきり状態のゲストでした。私の苗字は「のぞきぶち」なのですが、なぜか私のことを「がくぜんさん」と呼んでくださっていました。お部屋を訪問するたびに、その日の状態を伺うと「お~!がくぜんさん、今日は元気やで」「今日は調子悪いんや」など本音で答えてくださる気さくな方でした。なかなか食事を召し上がってくださらない時や、体を拭くのを嫌がる時もありましたが、介護技術が足りない中でも「私、頑張るんで、ちょっとだけでも!」と言いながら一生懸命に接していると、「せやな、しゃあないな。あんたが言うんやったら頑張るわ」とおっしゃり、最終的にはケアを受け入れてくださったことが嬉しかったですね。専門職なので本当は技術がないといけないのですが、未熟ながらもその方のためにどうすればいいのかを考えながら、コミュニケーションを取っていけたことが印象に残っています。私が休みだった日に体調が急変し亡くなってしまった時はつらかったですが、だからこそゲストに対して「生きておられる時に何をするべきか」を学ばせていただきました。

他にも、入社して間もない頃は、ゲストに厳しいお言葉をいただくこともありました。例えば、お食事の前に私がゲストの前に行って、嚥下(えんげ)を良くしたりするために口腔ケア体操をレクチャーするのですが、初めは下手で一緒にやっていただけないこともありました。一生懸命に取り組んでいるとだんだんと信頼していただけて、一緒にやってくださるようになった経験も。介護技術の向上も大切ですが、何よりも大切なのは人と人とのコミュニケーションだと感じています。私もこのゲストハウスで一緒に生活している一員だと思ってもらい、ゲストが気軽に声を掛けることができる、一緒にいて安心できる存在になれるよう日々努力しています。そして、どうすれば笑顔で穏やかに生活してもらえるかを考え、その方に合ったケアを皆で相談しながら、日々笑顔で元気にゲストの暮らしを支えています。

ゲストの皆さんの暮らしを支える喜び!チームメンバーの存在も心の支えに

私は、できるならゲストの皆さんが自宅でご家族と一緒に暮らすのが一番良いと思っていますが、さまざまな事情で難しいこともあります。ゲストの中には、初めて高齢者施設に入居する時に、「もうここから出られない」と思ってしまう方もいらっしゃいます。ですが、ゲストハウスは自由に外出できますし、食事も2種類から選んでいただくことができます。ご要望によってはアラカルトというメニューでご提供することもできます。また、ゲスト間でお友達を作り、トランプで遊ぶこともありますよ。お看取りの際は、スタッフ同士で話し合いを重ね、その内容をご家族とも共有しながら進めていきます。そのような一つ一つの対応がご家族にも喜ばれ、感謝のお言葉をいただくこともあるのが、当社ならではの魅力ですね。

ケアアテンダントだけでなく、他の職種の皆さんと協力しながら、どうすれば安心して笑顔で「人生最良の時」をここで過ごしていただけるのかをチームで考え、ゲストの皆さんの暮らしを支えていくことに、やりがいと魅力を感じます。私のちょっとしたアプローチや工夫によって、ゲストの笑顔が増えると嬉しいですね。例えば、お薬を飲まないとおっしゃっている時に無理強いすると、余計に飲みたくない気持ちが高まってしまいます。そういう場合はすっと引いて、時間を変えて別のスタッフがご提案すると、飲んでくださることが多いので、細かく状況を共有し、チームでケアをすることがとても大切です。

入社して間もない頃は、誰もがどうしたら良いか分かりませんし、葛藤している人も多いかと思います。ケアアテンダントはそれぞれ自分の介護観を持っていますが、全員が「ゲストのために」を想い、日々のケアに取り組んでいます。それぞれのスタッフが、ゲストを想って相談したり実行したり一歩一歩成長してくれることは、主任として嬉しく思います。とても信頼できる上司と、支え合える同僚がいることがこの仕事を続けられる理由であり、モチベーションでもあります。私は入社後に結婚・妊娠・出産を経験し、保育園にすぐに入ることができず育児休暇は1年半取得しました。まだ子どもも小さく急病で休むことがありますが、同僚たちが「お互い様ですよ」と快く休ませてくれるので、ライフステージが変わっても働きやすい環境です。

学生の方へメッセージ

学生の皆さんの中には、「自分が何をしたいのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?私自身がそうだったので気持ちがとても分かります。皆さんのこれまでの人生を振り返り、どんな事が好きで何をしている時が楽しいのかなどを考えてみると、興味があることに気づけるかもしれません。

また、福祉関係は学校で専門知識を学んでいないと難しいと思うかもしれませんが、私は経営学部出身で、福祉関係の知識はゼロの状態で入社しました。「高齢者の皆さんが好き」「誰かのお手伝いをしたい」「相手が何を求めているのかを考えてサポートしたい」という気持ちがあれば、学生時代に学んだことは関係ありません。専門知識は研修やプリセプターの先輩が丁寧に教えてくださるので、心配いりませんよ。

私は現在主任を任されていますが、いろいろなことができたから主任になったのではなく、ケアをする中で責任感が芽生えて今があります。それまでは自分の気持ちを言葉にするのが苦手でしたが、ゲストのことを自分が中心になって考える中で、いろいろなことを順序立てて考えられるようになり、何か問題が起こった時に、どこに着地点を持っていったら良いのか皆で考えながら、そこを逆算して考える力が身につきました。多くの人と関わりながら学び成長できる仕事だと思います。

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穏やかな口調で明るい笑顔が印象的な覗渕さん。自身の学生時代や就活を振り返り、じっくり自己分析しながら、自分の気持ちに正直に就活をして欲しいと語ってくれた。

マイナビ編集部から

大和証券グループが運営する介護福祉施設であるグッドタイムリビング。同社独自の介護・福祉事業では、利用者様を「ゲスト」と呼び、上質な雰囲気が漂う介護施設を「ゲストハウス」と呼んでいる。工夫を凝らした住環境が整い、広々としたエントランスにはさまざまな用事を頼めるフロント、家族や友人と共に過ごせるパーティールーム、美容サロンも完備。「生活の質を豊かに」という、介護への向き合い方を体現している。

今回取材をしたのは、グッドタイムリビング嵯峨有栖川でケアアテンダント主任として活躍中の覗渕さん。明るいお人柄でインタビュー中も終始笑顔が絶えず、ケアアテンダントとしてキャリアも積んでいるが、ゲストや後輩への想い、そして学生へのメッセージまで、飾らない言葉で語ってくれた。施設や専門スタッフがチームとなりゲストの高品位な暮らしをサポートする環境が整っているのは強みだが、実際に働く人々の人柄が同社の魅力だ。どの職種や立場であっても、全員が「ゲストを思いやる気持ち」を持っており、同じ方向を向いてゲストに必要なケアを提供している。これは手厚い教育制度に加え、一人ひとりの持ち味を大切にしながら育む社風もあるからだと感じた。

「人生にグッドタイムを」というブランドメッセージどおり、施設も人も魅力あふれる環境で、ゲストに「第三の人生=人生最良の時」を、楽しんでもらいたい人に、ぜひ選んで欲しい企業だ。

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広々として温かみがある雰囲気のレストラン。毎食2種類から選べるメニューを用意し、四季折々のスペシャルメニューや実演調理などのイベントも開催している。

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