最終更新日:2025/4/11

(株)鍜治田工務店

  • 正社員

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • インテリア・住宅関連
  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • 住宅

基本情報

本社
大阪府、奈良県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

基礎固めを万全に。だから早く成長できる!

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若手の活躍を実現する1年間の研修と充実のサポート体制

タワーマンションや大型物件を手掛けている他、商業施設や医療・福祉施設、工場など非住宅の物件も施工している鍜治田工務店。名古屋と東京に支店を開設するなど、活躍のステージを全国へ広げています。

創業100年以上の歴史を有し、安定成長を続けている鍜治田工務店。その原動力である若手社員の中から、入社2年目と3年目の社員3名に、それぞれの仕事内容や仕事上のやりがい、今後の目標などをインタビューしました。

・Y.H.さん(写真左)
名古屋支店 工事部/2023年入社

・Y.I.さん(写真中)
名古屋支店 工事部/2023年入社

・S.N.さん(写真右)
名古屋支店 技術部/2022年入社

鍜治田工務店の明日を担う若手技術者たち

「研修が1年間と長いため、横のつながりが強くなりました。また、研修期間中に会社の部活動などに参加できたため、縦のつながりも強くなったと思います。」Y.H.さん
「現場では明るく振舞うこと、また話し掛けやすい雰囲気作りを心がけています。」Y.I.さん
「業務では、優先順位を付けて対応をすること、また、不明点があれば関係者に確認して、しっかりと理解した上で進めることを意識しています。」S.N.さん

苦労よりも大きなやりがいと達成感/Y.H.さん

就職活動では、建築系を軸にして地元の名古屋市近辺で働ける企業を探していたところ、知人が当社で働いていることを知りました。当社には、しっかり基礎を学んでから現場に出られるという充実した研修制度があることに魅力を感じ、入社を決意。入社後は、名古屋での勤務を希望し、名古屋支店に配属されました。

研修では、多くの時間をかけて施工図について学びました。最初は、既にある図面を手描きで模写するところから始まり、製図に慣れてきた段階で、自分が研修に行っている現場の施工図を設計図から読み取る研修に移行しました。研修先の現場は、既に施工図があるため答え合わせができますし、実際に現場に建っているものを見ながら、形をイメージしやすい状況で描くことができました。施工図を描く手順も分かり、理解が深まったので、施工図研修があって良かったと思います。

現在、配属されている現場はマンションの新築工事で、コンクリートに関わる業務をメインに担当しています。具体的には、鉄筋が設計図通り決まった位置に、正しく本数が入っているのかを確認しています。ただ確認するだけでなく、事業主に対して施工図通りに施工されていることを報告するため、状態が分かるようタブレット端末で撮影し、データとして保存・管理をしています。

今の現場には、多くの人たちが関わっています。何百人もの職人さんたちとコミュニケーションを取り、皆で協力して建物をつくり上げることはなかなか味わえるものではないと思いますし、そこに一番面白みを感じます。こういう風に建てていきたいという意思を全員が共有し、実現できたら、きっと楽しいだろうと思います。また当社の場合、タワーマンションなどの大型物件が多いため、必然的に規模は大きく、工期も長くなります。その分、苦労も責任も大きくなりますが、それ以上のやりがいと達成感が得られると思います。

今の目標はマンションに関わる工事のすべてを知り、自分で工事の計画を立てられるようになること。そして施工図も自分で描けるようになりたいです。資格も取れるものはすべてチャレンジしたいと考えています。

ぶつかったことで築けた信頼関係/Y.I.さん

当社への入社を決めた理由は3つあり、1つ目は全国展開をしているということでした。当社は本社のある大阪はもちろん、名古屋・東京でもタワー物件を手掛けており、特に名古屋と東京では、今後さらに発展していくための人材を募集している点に惹かれました。2つ目は、全社的に女性の技術者が増えていますが、まだまだ少数派であるため、チャレンジするにはもってこいの環境だと思えたことです。3つ目は、社員の雰囲気が良かったところです。私は関西の出身で、入社前から当社の現場を見ることがありましたが、近くを通ると社員の方が挨拶をしてくれるなど、とても良い印象を持っていました。このような明るい現場なら、やっていけると感じたことが入社の決め手になりました。

現在は19階建てのマンションの建設現場で、主に内装工事を担当しています。この現場は杭と基礎の段階から関わっていますが、まだ入社2年目ということで、おぼつかない点もあるため、先輩に教えてもらいながら、様々なことにチャレンジしています。ある時、私が会社の指示を受けて「こうして欲しい」と現場での作業について職人さんに伝えたところ、職人さんもプロで経験も豊富なため、「それは違うのではないか」と意見をいただいたことがありました。その時は職人さんの意見を尊重したのですが、再度自分たちが考えた方法を説明したところ、職人さんも納得して施工してくださり、上手く納まってお褒めの言葉をいただくことができました。ぶつかりながらも仕事を通して信頼関係を築けた感じがして、大きなやりがいを感じました。

当社の現場員の数はそれほど多くありません。必然的に1人当たりの役割は大きくなりますので、多くのことが経験できますし、豊富な知識を得てスキルアップもできます。さらに、早い段階から様々な業務に取り組むことも可能です。また、新人も戦力として認められますし、所長とも頻繁に話す機会があり、困ったことを気軽に相談することもできます。部長も一緒に現場に入ることもあり、あまり隔たりを感じることなくコミュニケーションを取れるので、全体的にフラットで働きやすい会社だと思います。

自分を成長させてくれる環境です/S.N.さん

大学では、人の動きをどう建築に取り入れるかといった建築計画を学んでいました。それに伴い、内装関係やディスプレイなどが気になっていましたが、内装などの建物の中身を知る・学ぶ以前に建物自体のつくり方を学ばなければダメだと思い、建築に方向転換しました。出身地である大阪の建設会社やゼネコンを探していたところ当社を見つけ、社風や会社の雰囲気、特に新入社員の1年間の研修など、教育に力を入れている点から自分を成長させてくれる会社だと感じ、入社を決めました。

入社後は工事部に配属され、施工管理の仕事に従事し、現在は技術部に所属しています。技術部は、建物を建設する前に数値的な根拠に基づいた計画を立てて検討し、現場に渡すという部署です。入社2年目に異動したのですが、現場経験が浅いため、今は現場実務も学びながら頑張っています。また、建設をする上で重要な建物の強度に関する計算にも今後携わっていけるよう日々努力しています。学生時代に3Dモデルを使っていたため、最近マンション業界で流行しているBIM(コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデルを再現し、より良い建物づくりに活用するシステム)を用いた事前計画の策定や、建物を建てる前に3Dモデルで形状を確認する業務を任されています。さらに、3Dモデルを活用した工事計画にも取り組む予定です。

この先は技術部として、現場とは異なる学び方をしていかなければならないと考えています。技術部の主な業務は現場のサポートであり、現場を熟知した上で適切にサポートできるようになることが目標です。現場では忙しくて検討しきれないという内容があれば、自分から現場に足を運ぶ。それも1か所ではなく、複数の現場をサポートできるように知識を身につけたいです。今まで自分のような入社2年目、3年目といった若い段階で技術部に入った人がいないため、自分が先駆者となって、しっかり結果を残したいです。そして、必ずしも現場に出なくとも現場知識を学んでいく方法も、徐々に身につけていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

[Y.H.さん]素直に自分の考えていることを言い続けることが大事なのかなと思います。それから、インターンなどに参加し現場を見る・知る・感じるということも会社選びの重要な要素になると思います。学生時代の取り組みの中で社会人になって役に立つのは、やはり資格です。知識も増え、周りも評価してくれます。また建設業界は幅広い年次の方がいるので、趣味やバイトで様々な人と触れ合った経験はかなり活かされると思います。

[Y.I.さん]私は、自分のやりたいこと、続けられるものは何かと考え、昔から好きだった建設業を選びました。また、仕事の都合で趣味や好きなことを諦めるのは違うと思いますし、好きなことを辞めて仕事をしても、きっとどこかで歪みが出てしまいます。自分が納得できるまで焦らず取り組めば、きっと良い結果が得られると思います。

[S.N.さん]建設会社への就職を考えているなら、その会社の工事現場を見学して、現場の雰囲気や働いている職人さんの様子、仕事風景などを見ると、自分が働いている姿をイメージしやすくなると思います。僕の場合は、現場見学に参加しなかったので、入社する前は少し不安がありました。やはり、実際に動いている現場に足を運んで見学するのが一番だと思いますし、生の声を聞いて会社の雰囲気を掴めたら、自分に合う会社に出会えると思います。

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1年に及ぶ研修は、現場に出るための準備期間であると同時に、同僚や仲間との交流を深め、結束を強くする。

マイナビ編集部から

同社の魅力を若手社員に聞いてみたところ、「明るく和気あいあいとしている」という声や、「仕事で行き詰まった時に、なぜか事情を知らないはずの人が心配して連絡をくれたり、体調を崩した時に気に掛けて電話をしてくれる。」などと、温かいエピソードを披露してくれた。

また、「意見も通りやすく、否定されることはない。聞くだけではなく、きちんと考えてくれて、良ければ採用してくれる。年次にかかわらず、自分の思ったことを遠慮することなく発言できるし、身近に相談しやすい人がいるというのは有難い。」と同社の風通しの良い企業風土を教えてくれた。

さらに、同社は働きやすさにも力を入れており、現場周辺の清掃や整理整頓を徹底し、キレイな現場をキープすることで、安心して気持ちよく働ける環境が整えられているとのこと。基本的ではあるがとても重要なことを、しっかりと大切にしている会社であると感じた。また、先輩たちのインタビューから、社訓である「下げ振りの心」にも通ずる、正しく考え行動する実直さ、誠実さも伝わってきた。

充実した研修制度と先輩社員の温かな見守りのもと、若手のうちからスケールの大きな場所で活躍したいと考える方には是非、注目して欲しい企業である。

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若手が活躍できる環境を用意しており、30歳前後の所長も珍しくない。それぞれの年次に合わせた研修制度などの充実したサポート体制により、強い人財の成長を促している。
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