最終更新日:2025/4/1

(株)トヨタプロダクションエンジニアリング

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • 自動車・自動車部品
  • プラント・エンジニアリング
  • 機械設計
  • ソフトウエア

基本情報

本社
福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

設計と製造をつなぐ重要な業務を担当。世界のモノづくりに関わる仕事の魅力に迫る!

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職場の雰囲気の良さや、充実した福利厚生も気に入っています

H.Rさん(車両SE部 車品・組立SE室 組立工程SEG/2019年入社)

トヨタ自動車の生産工程全般の製造準備をデジタルで支援する「(株)トヨタプロダクションエンジニアリング」(以下、TPEC)。今回は「クルマづくりに関わりたい」という思いで入社したHさんに、仕事のやりがいや会社の魅力などについて伺いました。

TPECで働く魅力とは?

「TPECの何よりの魅力は、雰囲気の良さです。入社前に受けた印象はその後も全く変わりません。新人の方もすぐに職場に馴染めるはずです!」(Hさん)
PCに向かいながら設備のシミュレーションなどを行うHさん。生産ラインの検討や工程計画の構築を通じて、トヨタのクルマづくりに深く関われるのが醍醐味。
金曜日の夜にはバドミントンサークルに参加してリフレッシュしているというHさん。ワークライフバランスがとりやすく、プライベートの時間も大切にできる職場です。

子どもの頃に憧れていたクルマ。その生産を支える仕事に惹かれて入社しました。

小さい頃に遊園地で運転した体験をきっかけにクルマに憧れを抱くようになり、大学では物理が得意だったことから機械科に進学。そして自動車部に出会い、先輩から譲り受けたクルマを自分たちでメンテナンスし、ドライバーとして競技に参加する日々を過ごしました。機械科の授業でもエンジンの仕組みを学ぶなど、幼少期のクルマへの憧れにより一層火が付くことに。「クルマづくりは大変そうだけど、ぜひやってみたい!」そんな思いがTPECへの入社の決め手となりました。

就職活動では、自動車メーカーも視野に入れていたのですが、大学の教授から紹介されたのがTPECでした。詳しく会社を調べてみたところ、設計と製造のあいだを繋ぐ部分に深く携わっていることを知り、面白そうだと感じて入社を決めました。どれだけ素晴らしい設計図面が出来上がっても、それがカタチにならなければ自動車を完成させることはできません。それが入社後に学んだ図面から形を創るモノづくりの難しさであり、設計から製造へのプロセスが最も重要だと心得ています。そこに携われることがとても魅力的でしたし、やりがいが詰まった仕事だと感じました。

選考が進んでいく中で感じたのは、人事の方の人柄の良さでした。こちら側に寄り添って話を聞いてくださったのが印象的でした。また、大学3年生の時にはTPECのインターンシップにも参加。部品を組み立てながらトヨタのモノづくりに触れるというもので、充実したグループワークの内容や、一緒に参加した人たちの雰囲気の良さが印象に残りました。先輩社員の皆さんの人柄も含めて、「こうした人たちと一緒に働くのであれば、きっと楽しい社会人生活が送れるに違いない」と確信しました。

成長するために必要なのは、何事にも興味を持ち、自ら考える力を養うこと。

入社1年目の6月から本配属になり、当時はユニット系と呼ばれる部署に所属し、エンジンやトランスミッションなどの駆動系部品の製造に携わり、主にハイブリッド車のモーター内部に使われるコイルの試作などを担当していました。その後、2023年1月から現在の部署へ異動し、トヨタ自動車の組立ラインに関わる業務を担当しています。組立ラインで流れている自動車にさまざまな部品を組み付ける工程で、例えば、バッテリーを搭載するための補助設備を3Dのバーチャル空間で検証したりしています。同じラインにさまざまな車種が流れてくるなかで、問題なく部品を搭載できるか検討しています。トヨタ自動車の工場内に入り、現場の人と打ち合わせをしながら実際の設備でトライを行うメンバーもいますが、私はオフィス内でPCを用いて検証を行うのがメインの仕事です。トヨタ自動車の専用ツールや、CADなどを使用して検討を行っています。私が担当するラインは4つあり、3~4ヶ月のペースで新たな車種が立ち上がるのに合わせて随時検討を進めています。

主体的に仕事をするためには、興味を持つことが大切です。例えば、バッテリーひとつを取ってみても、さまざまな形があります。「どうしてこんな形状なんだろう?」と疑問を持ち、想像力を働かせてみる…こうした「考える力」がとても重要だと思います。何も考えることなく漫然と仕事に取り組むだけでは、忘れてしまうことも多い。さまざまな経験を積んで知識を蓄えていくためにも、常に考えながらモノを見て、仕事に向き合うことが大事だと感じます。

大学時代には機械科で学んでいたものの、CADは全く触ったことがなく、入社後にほぼ知識ゼロからのスタート。そのほかに学んだことの一つが、トヨタの「なぜなぜ分析」です。「なぜ」という問いを何度も繰り返すことで問題解決に繋げる手法のことですが、今ではどんな業務に取り組む時にも活かされているなと感じます。入社3年目の研修では、福岡本社で同じTPECの先輩からCAE解析の進め方を教わったり、社内のデジタルツールの使い方を学んだりするなど、学べる機会がとても充実している会社だと思います。

福利厚生が充実。ワークライフバランスを大切にしながら活躍できるのも魅力です。

大学時代は九州に住んでいましたが、入社後は愛知県で一人暮らしを開始。最初の1年は、同期と一緒にトヨタ自動車の社員寮に入居。1年目に3ヶ月間の工場実習があり、実際に工場で働くことでトヨタ自動車工場の仕組みや、生産時間、品質管理に対する厳しさ、製品に対する責任、こだわりの大切さを学び、社外の方々と働く良い機会にもなりました。「自分のクルマが欲しい」と念願の愛車を購入し、今ではすっかり愛知県での暮らしに慣れ、先輩からの紹介を通じて愛知県内の友人もたくさんできました。金曜日の夜にはトヨタ自動車の体育館を借りて、学生時代にやっていたバドミントンを楽しんだりしています。土日には新たに空手も習い始めました。所属グループによって残業時間にはバラツキがあるものの、私の部署では、月間最大20時間を目安に調整しているので、ワークライフバランスの点でも、働きやすい環境が整っていると思います。

改めて感じる仕事のやりがいは、自分が検討したものがモノづくりに繋がっていく実感が持てるところですね。例えば、バッテリーを搭載するためだけに使っていた設備を、充電器の搭載にも使えないかと検討したりするのですが、「どう改造すれば実現できるのか」を現場に近いメンバーと一緒に考えてバーチャル上で構想し、いい案を出していくという過程がとにかく楽しいです。

私たちが行う事前の検討をもとに生産が進められるため、もし行き違いがあったりすると、干渉が起きてモノ同士がぶつかり、大掛かりな設備の改修が必要になることも考えられます。生産ラインをストップさせることになりかねないため大きな責任が伴いますが、こうした事態を絶対に起こさないという強い気持ちと緊張感を持って業務に取り組んでいます。私が所属するグループでは、女性の先輩がマネージャーを務めており、その働きぶりを見ながらいつも「カッコイイ」と思っています。今後はこうした先輩たちの姿に刺激を受けながら、自分の意見をきちんと持って仕事ができるように成長していきたいです。

学生の方へメッセージ

「トヨタ」を知る学生さんは多くいらっしゃると思いますが、「製造準備」という当社のBtoBの事業内容をイメージしていただくことは難しいかも知れません。BtoBとBtoCの会社の違いや、それぞれの会社がどのような事業を手掛けているかなど、企業HPや情報サイトを参考にしながら企業研究を進めて欲しいと思います。当社の採用HPには、実際に働いている社員のインタビュー記事をはじめ、福利厚生や教育環境などの情報を多く掲載しています。最近では平均有休消化日数が16日となるなど、働き方改革がさらに進んでいますし、コロナ禍で浸透したテレワークを継続して自身の状況に合わせた柔軟な働き方ができる体制も整えています。ぜひそのあたりにも注目していただければと思います。

就職活動では、自分自身がどのような会社で働きたいと考えているのか、自己分析を進めておくことをお勧めします。自分の強みを活かせて、活躍できる環境があるのかなど悩んだときに選択できる材料になるはずです。企業研究では、職種、待遇、福利厚生、働く環境など、多くの情報を集めるのはもちろん、グループ企業の違いや強みなど、何かしらの切り口を見つけて広げていくことでいろいろな発見があると思います。大変なことも多いですが、その発見を楽しみながら企業探しに取り組んでみてください。応援しています!
【採用担当:I】

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社員同士のコミュニケーションが密で、職場はいつも和気あいあいとした雰囲気。社員が伸び伸びと活躍できる環境づくりに注力しており、着実にスキルを積み重ねていける。

マイナビ編集部から

世界に名をはせるトヨタのパートナー会社として、最先端のデジタル技術を活用し、モノづくりの革新をめざす同社。“より良いクルマづくり”に向けて、「製造準備」と呼ばれる分野を担う同社では、グループ会社の生産ラインや海外工場の立ち上げに携わっている。その会社の事業成長を支えているのが若手社員だ。一人ひとりの社員が力を発揮できる環境を整える同社では、手厚い教育体制だけでなく、自己研鑽の機会や個人のキャリアプランを力強く後押ししている。

産休・育休取得からの復帰率は100%(※1 2023年3月実績)。対象となる社員の59%(※2 2023年実績)が育児休暇を取得するなど、ライフイベントに応じた柔軟な働き方を叶えられるのに加え、コロナ禍においてテレワーク体制を構築するなど、社会の変化に適応しながら働きやすい環境を整備しているのも特徴だ。そのうえ、充実した福利厚生制度が整っているのも魅力のひとつ。今回取材に応じてくれたHさんもその充実ぶりに満足しており、社員の働きやすい環境づくりにつながっている。

自動車生産ラインの整備や工程計画の構築というモノづくりの導入部分を任される同社には、クルマづくりに深く入り込んだ仕事が待っている。「車が好き」「モノづくりが好き」という方にはうってつけの環境だと感じた。若いうちから大きな仕事にチャレンジしてみたいという人は、ぜひ同社の企業研究を深めて欲しい。

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部署毎のパーテーションを排除した広々としたオフィスは、フリーアドレスを採用。気軽に打ち合わせができるオープンな空間でいつも社内に活発なやり取りが飛びかっている。

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