社会福祉法人神戸福生会

私の就職活動の軸が、兵庫県で人の役に立つ仕事に就きたいと思っていた為、この法人に入職を決めました。施設が神戸市のみであることと社会福祉法人の1号であり、福祉の歴史がつまった法人であったからです。また、兵庫県を出たくなかったこともあり、自宅から通える距離も理由の一つです。他にも私と同じように福祉学部を卒業していなくても活躍されている職員がいたことです。

入職後1ヶ月は「介護職員初任者研修」を受講し介護の基礎を実践も交えながら学びます。取得後はチューター職員や先輩職員に付きながら利用者について知り、介助を現場で実践していきます。始めは利用者に自身の事を覚えてもらう為、コミュニケーションを取るところから入ります。利用者の事を理解してから介助を行い、出来ない所や苦手としている事を先輩職員やチューター職員に相談をしアドバイスをもらいます。現場に入って2か月位で夜勤も始まります。一通りの業務を習得したら独り立ちです。独り立ち後も上司、チューター職員、先輩職員がアドバイスをしてくれます。また、3,4か月に１度研修が入り、研修授業部の方からもアドバイスをもらうが出来、自身の成長に繋げる事ができます。2年目以降から委員会や担当の利用者をもちます。委員会では、各現場の状況を共有し、改善すべき事や行っていく事などを決めたりします。担当する利用者については利用者の大切な情報となる「アセスメントシート」の作成などを行います。段々と自身の視野が広がっていき、利用者の変化などを他の職員に伝えたり、看護師、栄養士、相談員といった他職種にも相談を行います。

私が所属している地域密着型特別養護老人ホームではユニット型（1ユニットに利用者10名）であり、一人で1ユニットを回すため、責任が出てきてしまいますが、どの職員もやさしい方が多いため、すぐに相談に乗ってくださいます。わからないときには聞くことができる環境が整っています。

介護福祉士を取得し、利用者理解に繋げていきたいと思っています。今後は自身が上の立場となっていくため、新人や中途採用者の育成にも力を入れていけたらと思ってます。また、利用者が生活の中で楽しみとなる事（レクリエーション）などを考え、実施していきたいと思っています。