最終更新日:2025/4/10

(株)日本デリカサービス【ニッスイグループ】(7月1日日本クッカリー(株)、(株)グルメデリカが合併)

  • 正社員

業種

  • 食品
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 商社(食品・農林・水産)
  • コンビニエンスストア
  • 専門店(食品・日用品)

基本情報

本社
東京都、兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

コンビニエンスストアの“中食”に特化したメガベンダーで自分らしいキャリアを構築

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ライフラインでもある身近な“中食”を、チームワークで!

店舗に並ぶおにぎり・弁当・寿司・麺・サラダ・総菜各種。その開発・製造・供給を担う最前線をインタビュー。新卒入社3名の仕事内容とは、その難しさと面白さとは、そしてこれから目指すものとは――?

◆K.H.さん(中央)
2021年入社・商品開発部米飯開発課

◆E.S.さん(同左)
2023年入社・製造部四課(工務)

◆T.M.さん(同右)
2023年入社・製造三課(盛付)

会社のココが好き!

「時短勤務で育児と両立する先輩も多く、子どもの小学校卒業まで時短が可能など続けやすい環境も整っています。私も昨年結婚し、6連休で沖縄旅行を楽しみました」K.H.さん
「土日の休日希望や連休取得など希望も通りやすく、オフの休暇も立てやすいです。趣味はスタジアムでのサッカー観戦で、アウェーもちょこちょこ行く予定です」E.S.さん
「地域限定職も選択可能で、引越代や家賃の補助がでるのも大きなメリット。趣味のバンド活動もムリなく楽しんでいます」T.M.さん

【商品開発】ゼロからイチを生み出すメニュー提案

私は、製造部門での業務を3年間経験し、4年目から「商品開発」という新しい挑戦を始めています。異動のきっかけは、面談での上司の質問「他に気になる部門は?」でした。その時私の頭に浮かんだのは、入社後の研修で2日間体験した商品開発部門。もともと料理は好きですし、自分で商品をつくりだす開発そのものが面白そう…それに、現場の作業効率など製造部門で培った経験も活かせそうと考えました。実際、異動できたときはとても嬉しかったです。

当社はベンダーのなかでは珍しく、麺類、おにぎり、お寿司、サラダ…などの商品カテゴリ別に商品開発担当を配置する手厚い体制が特徴で、私は「お寿司」を担当しています。開発の流れは、コンビニエンスストア本部のご担当者から開発の依頼を受け、当社を含めてベンダー各社がメニューを提案。本部で採用されたメニューを各社で分担し、製造を行うというものです。メニュー開発だけでなく、当社が担当するメニューのレシピをつくり、製造工程へと繋げていくのも、大切な業務のひとつです。

難しいと感じるのは、“ゼロからイチを生む”開発そのもの。ゼロベースで当社から提案するケースもありますし、デパ地下やレストランなどの「この商品のイメージで」といったヒントのあるケースもありますが、アイデアや工夫、知識が試されます。もちろん、それだけではなく、イメージ対象の味や量は?大きな窯で炒めたときの味は?ラインでの盛り付けの作業効率は?原価は?など、すべての条件を兼ね備えるのは難しいもの。だからこそ、考案したメニューが美味しいと評価してもらえるのは大きな達成感があります。

開発1年目の私は社外に向けた提案は経験がありませんが、プレゼン練習の一環として「社内の提案会」に挑戦。考案したメニューは、3種一貫ずつの押しずしで、それぞれサーモンにトビコ、さばに高菜といった具合にトッピング。見た目も印象的になるように仕上げました。とても不安でしたが、「美味しい」という上司や先輩の言葉はとても嬉しく、意欲も新たになりました。

今後の目標は、自分がゼロから生んだ商品を世に送り出して、多くの人に喜んでもらうこと。ゆくゆくは、おにぎり、麺類、サラダなどのさまざまなカテゴリにも挑戦したいし、先輩のようにアイデアや知識を蓄え、食のトレンドを自分でも楽しみながら成長したい。本当の挑戦はこれからです。(K.H.さん)

【工務】次から次へと学んで活かす面白さ

工務は、機械や設備の保全・メンテナンスを担当するエンジニアです。私は、食品生命学科出身で食品製造を念頭に置いていたため、「工務」は未知の挑戦でした。初めは戸惑いましたが、学んで身についてきたことも多く、製造現場から頼られることも増えてきて、面白くなってきたのが現在地。この業務に出会えたことを嬉しく感じています。

私は、おにぎり製造用の機械・設備・建屋を担当しています。消耗部材の発注や在庫管理、新機導入対応も守備範囲で、故障があれば自分で対応したり、適宜協力会社を手配したり。機械の稼働停止は出荷に影響するため、復旧見込みや途中経過も製造部門に早めに共有するよう努めています。ちなみに、入社後の工場研修で一緒に楽しく働きながら身についた、製造の立場の理解やコミュニケーションの取り方も大いに役立っています。

とはいえ、業務に入る段階にたどり着くまでの「基本の部分」が個人的に苦労した部分です。電気の配電盤や機械のしくみなどの基礎理解も必要でしたし、業務に必要となる資格取得(溶接やクレーン関連、エネルギー管理士など)も数多くあり、今後もボイラーやアルキル鉛関連、電気工事士の資格などを取得予定です。実務面は、はじめの3カ月は先輩につきっきりで、不具合対応の事例一つひとつを学びました。4カ月目からはある程度の仕事を任され主体的に動くことで、できることが増えていきました。

直近で達成感を得たのは、金属検出器の外付けの制御プログラムを自作したことです。金属検出器は食品製造時にしか使用が許可されないため、製造時以外は「検出を止める」必要があり、その動作を制御するわけです。他の業務と並行しつつ、試行錯誤の3カ月。シーケンサーやスイッチも自分で組み込んで完成させ、実際に成功できたときは大きな達成感が湧きました。次は、部品の発注や在庫管理のプログラムに挑戦して、効率アップに貢献したいと考えています。

実はおにぎり製造用には、ごはんを三角型にしたり、具材を入れたり、海苔をまいたり、包装したり…様々な種類の機械があり、それを一つひとつ覚えていくことが私の目標の一つであり、道半ば。その一方で、他工場に目を転じれば、麺、サラダ、冷凍食品などの製造内容に応じて異なる機械や設備も稼働しています。私は、色々な機械や設備を経験しながら力をつけたい。学びながら、挑戦しながら進んでいきます。(E.S.さん)

【製造】仲間と乗り越えていけるから、毎日が達成感!

幅広い人々に“食”を届けられるコンビニの食品製造。私が担当する製造部門は、7割の社員が携わる当社の基本業務です。1日2便出荷体制の工場で、作業実務は契約スタッフが担当し、私たちは出荷時間に間に合うよう、製造の進捗管理を行います。
入社前は職場に馴染めるか不安もありましたが、入社時の工場研修はとてもフレンドリーな雰囲気で、上司の熱心なサポートも心強く安心しました。スタッフの皆さんとは年齢差もあるため、私の世代はスタッフさんにとっていわば「娘」や「孫」。本当の娘のように親しく雑談も楽しめる関係性を嬉しく感じながら、好スタートを切ることができました。

私の配属先は、お寿司の製造部門です。おにぎりおかずセットや巻きずし、サラダ巻、いなりなど1日で約1万1500食を製造し、日勤時間帯であれば14回トラックが出発します。
私の役割は現場マネジメントのため、順調に製造が進む光景を見渡しているのが理想ですが、常にスムーズとは限らないのが、この仕事の難しさです。スタッフ数や個々の力量も異なるなかで、製造内容やスタッフに合わせて配置を工夫したり、機械トラブルがあっても出荷に間に合うよう指示を出したり。スタッフ一人ひとりの力量も理解し、スピーディで臨機応変な対応力が不可欠です。

そのような中でも、トラブル時に心強い体制が整っている点が魅力です。先日、機械トラブルが発生し復旧のめどが立たないケースがありました。出荷時間が迫る中で、私は、スタッフにできるところまで製造を続けるよう要請しつつ、上司に報告・相談。上司も直ちに社員のサポートを求め、社員5名で手巻き寿司をつくり続けて、ぎりぎり間に合わせることに成功しました。一人で抱え込まない、強力なサポート体制、みんなでやり遂げる一体感も嬉しく感じました。

私の課題は、一つのことに集中していると周りが見えなくなることです。上司は少しの異変にもすぐに気づき、人の配置を変更するなど対処も早いのです。私も視野を広く持てるように成長したいですし、将来的にはおにぎりの製造部門にも挑戦したい。種類も多く、工程も複雑なおにぎり製造も経験して、自分の幅を広げたいと考えています。
実は今も自分が担当しているお寿司を食べる機会がありますが、製造時の情景が浮かんできて、美味しさにも特別なものを感じます。シンプルに「頑張ってよかったな」そう思える環境が嬉しいです。(T.M.さん)

学生の方へメッセージ

就職活動は、自分の可能性を広げるチャンスです。悔いのないよう、自分の専攻やイメージにこだわらず、ぜひいろいろな企業を訪問してください。そのなかで、当社にもチャンスを見出していただければ、とても嬉しく思います。

◆求めるのは、知識ではありません。
大切なのは、周りのさまざまな人を巻き込みながら、挑戦を広げていく姿勢であると当社は考えます。そのため、専攻や知識に関係なく、チャンスのあるフィールドです。「食べることが好き」「コンビニの食はライフライン。役に立ちたい」など志望動機もさまざまで、文理問わず、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。

◆楽しみながら、イチから学べる体制です。
当社の基本業務は「製造」です。そのため、入社時の本社研修を経て、2カ月の工場研修を行っています。具体的には、製造内容の異なる2工場を各1カ月体験。盛り付け作業も契約スタッフの皆さんと一緒に行い、「フレンドリーで陽気な雰囲気のなかで、貴重な経験を楽しめる」と大変好評です。併せて、品質管理、商品開発、管理部門など、多様な業務も紹介しています。キャリアの選択肢の幅広さも実感できることでしょう。

私たち自身、多部署と接するなかで実感しているのは、フレンドリーで興味を持ってコミュニケーションを楽しむ“人”の魅力です。若手にこそ早く大きく任せ、盛り立てていく風土を楽しみにお越しください。

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豊富なジャンルの資格取得支援があり、その数は100以上。「福利厚生もご紹介しきれないほど。人材を長く大切に支えていきます。」と、採用担当の皆さん

マイナビ編集部から

2024年7月、日本クッカリー株式会社と株式会社グルメデリカの合併により、新しいスタートを切った株式会社日本デリカサービス。コンビニ向け食品に特化し、長年にわたって商品開発から製造・供給を担当してきた実力派2社の合併により、全国12工場を擁し、大手コンビニチェーンの国内店舗の半分以上を占める約9100店舗へ、1日180万食を納入する「メガベンダー」が誕生。
ちなみに、担当企業に納入するベンダー約100社のなかで、納入店舗数、供給数でトップクラス。中食業界をリードする存在として、さらなる発展が期待されている。

毎週新商品を生み出しつつ、日々多彩な食を提供する同社。自動化が進む一方で、手作業の比重も高い実態があり、人材を大事にする企業姿勢が根付いている。実際、諸制度の充実ぶりもきめ細やかで、突出しているものも多い。たとえば、業務に直結しない学びもeラーニングなどで支援し、資格取得奨励金の対象資格は100以上、奨励金は最大50万円支給。また、産育休はもとより、産休前にマタニティー休暇として10日間特別有休が付与され、子の小学校卒業まで時短勤務も可能だ。ちなみに、新卒入社以降、毎年同期と会える研修が5年目まで継続し、刺激と絆を楽しめると好評だとか。知れば知るほど伝わってくるのは、向上心に敬意を払い、人を人財として大事に長く支え続ける温かさだ。規模だけでなく、人財を取り巻く環境もリードする存在、と言えそうだ。

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大手コンビニチェーンに、おにぎり・弁当・寿司・麺・総菜など幅広いカテゴリーで、年間6億6880万食の製造・供給を行う同社。ベンダーとしてトップクラス

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