最終更新日:2025/4/15

(株)コンシェルジュ【いずみ市民生協グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 食品
  • 生活協同組合
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

好きなことを仕事にすれば頑張れる! 生き生きと働く先輩の入社から現在までの軌跡

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現場の最前線で活躍する先輩社員のインタビュー

大阪いずみ市民生協の店舗運営を担う「コンシェルジュ」。今回は、コープ野々井店惣菜部門で活躍する辻岡さんに、この会社を選んだ理由や仕事内容、やりがい、今後の目標などを本音で語っていただきました。

■コープ野々井店 惣菜部門 
辻岡梓沙さん
2022年新卒入社 

惣菜部門で働く私の1日

惣菜部門に欠かせない調理や盛り付けは、スタッフみんなで手分けして行います。一人でも多くの人に豊かで楽しい食生活を――その想いが一番の原動力です。
店頭ではお客様から質問を受けたり、「おいしかった」と直接感想をいただくことも。パッと見ただけで心が躍るような楽しい売場を作っていきたいと思っています。
2年目以降は生産計画の立案や原料・資材の発注など、事務所内での作業が増えました。天気や温度によって売れる商品が変わるので、需要を予測するのはまだまだ難しいです。

自分が作ったものを多くの人に食べてもらいたい、そんな気持ちで選んだ仕事

子どもの頃から食べること、作ることが好きで、食品に関わる仕事に就きたいと思っていました。大学で食品衛生について学んだこともあり、働くなら品質管理・安全管理が徹底した会社が良いと思い、当社を選びました。

もう1つ、当社を選んだ大きな理由があります。それは、コロナ禍で、家族の食事づくりを担当していたときのこと。私は当社が運営する店舗で買い物をしており、売り方や見せ方に工夫が凝らされていることに魅力を感じていたのです。たとえば、献立が決まらないまま買い物に来ても、「今日はこれにしよう!」とメニューがパッと思い浮かぶようなレイアウトと品揃えがなされていたり、まさに、毎日来ても飽きない、顧客として助かる店舗でした。

大学時代、お弁当屋で調理などのアルバイトをしていたことから、配属は入社前から惣菜部門を希望していました。クリスマスやハロウィン、誕生日といったイベントを食で祝うことも好きだったので、惣菜部門ならそうしたイベントを、仕事を通して楽しめると思ったのです。

入社後は、新入社員研修を経て、希望通り惣菜部門に配属されました。惣菜部門には、弁当、鉄板、天ぷら、フライ、握りなど、複数のポジションがあるのですが、配属後はすべてのポジションのレシピを覚え、作ることの繰り返し。材料の分量はすべて細かく決まっていますし、味付け用のたれなどは見た目も似ているので、ミスをしないようにするのが大変でしたが、自分が作ったものを多くの人に食べてもらえると思うととてもうれしく、やりがいも感じていました。

2年目になると、調理に加え、原料・資材の発注や生産計画の立案なども担当するようになりました。生産計画というのは、バイヤーからの提案をもとに、過去の実績なども加味しながら立てていくもので、当時は寿司の生産計画を担当していました。

その年の秋、新店の立ち上げに伴い、店舗を異動。仕事そのものは変わりませんが、新しく入ったパートやアルバイトの人たちに指導をする業務が増え、戸惑うことも多かったように思います。とはいえ、一人で抱え込むことはなく、同時期に異動した先輩方に随分助けられました。

社内レシピコンテストで入賞し、作ること、食べてもらうことの喜びを再確認

3年目には、生産計画の担当が寿司から温惣菜に変更。私が勤める店舗では、温惣菜はからあげやコロッケなど50~60アイテムあり、日替わりの商品も多いので、生産計画を立て、棚割り(商品陳列の配置)を決めるのにもかなりの時間がかかります。季節や日によって若干の違いはありますが、午前中は調理や値付け、陳列をし、午後から原料・資材の発注をしたり生産計画を立てたりするというスケジュールで動くことが多いです。

最近あった出来事で一番うれしかったのは、昨年、いずみ市民生協50周年を記念して開催された社内レシピコンテストで入賞した事です。200を超えるレシピの中から私のレシピが2つ入賞しました。そのうちの1つであるお弁当は昨年の秋、商品化され、店頭で販売されました。お客様から「おいしかった」というお声もいただき、作ることの喜びを改めて感じることができました。もう1つは甘味で、そちらは来月販売される予定。調理をするだけでなく、レシピを考えるところから携わった商品をお客様が手に取り、味わい、満足してくださる――その感動は想像以上に大きくて、挑戦してよかったと喜びを噛み締めているところです。

もちろん、そんな楽しいことばかりではありません。需要を予測し、生産計画を立てても、その日の状況によってはうまくいかないこともあります。そこは、上司や先輩にアドバイスをもらい、失敗と成功を繰り返しながら、徐々に感覚を磨いていくしかないと思っています。

より多くの人に “おいしい” を届けるため、商品開発の仕事に携わりたい

仕事をする上で心がけていることは、お客様に気持ちよくお買い物していただけるよう元気に挨拶をすること。私たち従業員は、売場と作業場を行き来するとき、扉の前で必ずお客様に挨拶をすると決まっているのですが、誰よりも大きな声で挨拶することを意識しています。「いらっしゃいませ」という私の声を聞いて、遠くの売場で品出しをしているスタッフがそれに返すように「いらっしゃいませ」と挨拶している声が聞こえると、気持ちよい挨拶が広がっているなと感じ、うれしいですね。

店舗での経験を十分に積んだら、次は商品部で商品開発の仕事に携わってみたいと思っています。全店で販売する惣菜のレシピを考案することができれば、より多くの人に自分が作ったものを食べてもらえますし、オリジナルの食材キットの開発ができれば、宅配で当社をご利用いただいているお客様にも自分が作ったものが届けられます。そのためにも、調理師免許の取得を目指し、会社の通信教育制度を利用して勉強を進め、自宅でも料理をするなど、スキルアップに励んでいます。

私がこうして楽しく働ける理由は、当社の制度・環境にあります。その1つが研修です。1年目から入社時研修、仮配属前研修、ローテーション研修、フォロー研修、本配属前研修、配属後のフォロー研修と、とにかく学べる機会が豊富で、その度に同期とも顔を合わせるので自然と仲も良くなります。2年目以降も年次別の研修や部門別の研修があるので、切磋琢磨しながら成長していけますし、縦横のつながりも広がっていきます。

私たち小売業者は、生産者、食品メーカー、卸売業者など、たくさんの人の想いを乗せて、商品を消費者に届ける最後のポジション。そうしたことを意識しながら働くと、学びたいという意欲や責任感、使命感もより強くなる気がします。

学生の方へメッセージ

学生時代、ホームセンターでアルバイトをしていて、お客様と直接関わる仕事に面白さを感じ、同じ小売業である当社を選択。選考過程で出会った人事担当者の人柄や、職員同士の和やかな雰囲気も印象的で、ここなら楽しく働けそうだと思ったことも入社を決めた理由の1つです。

入社後は、農産、水産、畜産、惣菜、日配、ドライ、サービスの各部門で研修が行われました。私は包丁を使う加工の仕事に魅力を感じて水産を希望しましたが、料理が得意だったわけではなく、技術は完全に0からのスタート。包丁の使い方については、日々の業務や研修で丁寧に教わり、練習を重ねて身につけました。いわしの開きやさばの三枚おろし、刺身など、それまでできなかったことができるようになるととてもうれしく、モチベーションも自然にUP。もちろん、先輩方と比べると技術の差はありますが、年末の慌ただしい時期に切り場を一人で担当し、少しずつ自信もついてきました。

上司や先輩との距離も近く、わからないことがあればすぐに質問できますし、研修も豊富で、真面目に取り組んでいれば知識や技術も習得できます。人と接する仕事がしたい、居心地の良い職場で働きたい、仕事を通して自分の成長を感じたいなど、いろいろな要望に応えられる職場だと思います。(水産部門 余田達哉 2024年入社)

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就職活動は、いろいろな会社に足を運び、職場の雰囲気を体感することが大事だと思います。社員同士が話をしている様子を見るだけでも参考になりますよ。

マイナビ編集部から

大阪いずみ市民生活協同組合の店舗運営を担い、南大阪エリアに12店舗のコープのお店を展開する「コンシェルジュ」。取材に協力してくれた辻岡さんが所属するコープ野々井店は、2023年9月にオープンした新しい店舗で、立ち上げ当初からここに勤めているという。「新店を立ち上げ、軌道に乗せるプロセスを経験したかったので、チャンスがあればやらせてほしいと伝えていました。とても勉強になりましたし、当社には少なくとも1年に1店舗、新店を立ち上げるという目標があるので、また挑戦できるチャンスはあると思っています」と辻岡さん。

一般的に、小売業は地域密着型の事業展開を強みにしていることが多いが、働き手はどう捉えているのだろうか。ドライ部門チーフの藤村さんに聞いてみたところ、答えは、「地域の人たちが何を求めているのか、ニーズをしっかりとつかみ、商品の開発や品揃えに即座に反映していかなければなりません。お客様の反応がダイレクトに感じられること、結果がすぐに見えることがやりがいにつながっていると私は思います」ということだった。

今回の取材を通じて生活に密着した小売店はとても身近で、仕事もイメージしやすいかもしれないが、その奥には私たちが想像する以上の喜びがあり、苦労の末のやりがいがあることを、3人の先輩が教えてくれた。

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「人と話すことが好きで成長したいという意欲があれば大丈夫。職員同士の仲も良く、気負いなく働ける楽しい職場です」(左から藤村さん、辻岡さん、余田さん)

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