社会福祉法人侑愛会

クッキーハウスでは、在宅やグループホームで暮らす方を対象に、パンやクッキー等の食品関連の作業を通して「働く場」「日中活動の場」を提供しており、地域で自立的な生活を目指す方々のサポートを行っています。その中で私は支援員として、クッキーの袋詰めやシール貼り、箱折り作業に従事される方の支援を担当しています。一人ひとりが働くことを通して喜びや達成感を得られるよう支援する他、余暇活動の充実として軽運動やヨガ、制作活動、ハープ等の音楽活動と幅広く取り組んでいます。誰もが抱く「働く」という気持ちと「人生を楽しく豊かに」という希望を実現させるためのお手伝いができる、やりがいのある仕事です。

利用される方々の可能性を引き出す手助けができるというところです。生活面や作業面において、その方一人ひとりの可能性をいかに引き出せるかを考え、実行に移すことが支援員としての役割の一つですが、それが大きな使命感となり、その使命感がやりがいに繋がっています。難しいこともありますが、利用される方と共に喜び、達成感を味わい、その時々の色々な感情を利用者の方と共有できることがいつも心を動かされ、それが次へのステップとして私のモチベーションになっています。　

侑愛会は、乳幼児期から高齢期まで、利用される方一人ひとりのライフステージに合ったトータルサポートを行っている他、医療機関、相談支援機関、就労支援機関等様々な支援体制が整えられています。この一貫性のある体制が、利用される方ご本人はもちろん、そのご家族にとってとても安心できる環境であり、ビジョンのしっかりした素晴らしい法人であると率直に思ったきっかけから、私もその一員になりたいと思い入社を決めました。

どの事業所においても、「利用される方、またそのご家族ファースト」であることが、何よりも侑愛会の一番の良いところです。また、質の高い支援、安心、安全な支援を常に提供していくために様々な研修が設けられており、勤めてからも専門性を高めることが出来ます。また、私のように結婚、出産後に復帰した際も暖かく迎え入れて下さり、子育てをしながら安心して働くことが出来る環境が整っていることも良いところの一つです。

現在、どの事業所でも、利用される方やそのご家族の高齢化が課題となっています。ですので、知的障がいや自閉症等の方が高齢期を迎え、どのように適した支援や環境が求められるのかをより専門的に学び、そのような方々に質の高い支援を提供することが出来る支援員になることが目標です。またそれだけではなく、利用される方やご家族の方と温かい愛情のある関わりを持ち、一人ひとりに寄り添える支援員、その方の心を支えられる支援員を目指し、そして目指される支援員になれるよう努力したいです。