社会福祉法人侑愛会

知的や身体、精神、および発達障害等を持っている人が職業生活による自立を図ることを目的に、一人ひとりに合ったプランを一緒に考え、就労に関する相談を受けながら継続したサポートを行っているのが、道南しょうがい者就業・支援センター「すてっぷ」です。

障がいをもった方が中心ではありますが、福祉の分野だけではなく、ご本人と企業とをつなぐために色々な分野の方たちと一緒に仕事をさせていただいています。私には無いものをご本人たちから得ることができ、その方の考え方や価値観など、今までの自分にはない人生観もたくさんあり、出会いという縁の中で、自分自身の視野も拡がることがたくさんあります。そんなときに“やりがい”を感じたりします。

乳幼児から高齢期にいたるまで、さまざまな暮らしの場や、バラエティに富む日中活動があり、それらを柔軟に組み合わせ、一人ひとり違った人生について、切れ目のない一貫した支援を実践していることと、道南地域で歴史の長い法人であり、長年の支援実績の積み重ねとコンサルテーションや海外研修など、支援の技量や専門性を高める学びの場が多く用意されていると感じたことが決め手となりました。

それぞれ現場のスタッフのチームワークの良さが素晴らしいと感じています。現場では、自分を相手にきちんと理解をしてもらうことの大切さと、相手の意見や考えを良く聞き、自分だけの意見を押し付けるのではなく、相手の意見も聞けること、そして共感できることが大切であると感じています。それが、利用される方に学び、一人ひとりに合わせたより良い支援の質の向上とその追及をしていくことに繋がる土台になると思います。チームワークの良さとチームワークを大切にする姿勢が、侑愛会の好きなところです。

「働くこと」という切り口から、障がいのある方が今よりもっと地域で生き生きと活躍できるような地域づくりに貢献していきたいと思っています。相談業務を通して多くの方と出会い、様々な価値観や人生観などに触れ、たくさんのことを学んできたように思います。その経験を活かし、就労支援機関として、障がいの有無に限らず、一人ひとりの違いや個性を尊重し、誰もが住みやすい地域、多様性が認められる地域に貢献出来るような仕事をしていきたいと思っています。