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最終更新日:2025/4/21
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部署名関連事業部 関連事業開発課 主任
仕事内容グループ会社への自社サービスの提案活動
私が所属する関連事業部では、NEXCOのグループ会社に対し、給与、勤怠管理、人事、契約などの業務系システムをASPの形で提供しています。高速道路という事業は、一般的な企業と比べて特殊な勤務形態や契約形態となることが多いため、グループで唯一のIT企業である当社が適切なシステムを開発し、パッケージのような形で使っていただいているのです。現在の仕事は、セールスエンジニアとしてグループ各社への導入提案を行うことです。ここ数年、グループの親会社に当たるNEXCO3社からガバナンス強化の方針が示され、多くのグループ企業がシステムの見直しを迫られています。そのため、お客さまからの引き合いが非常に多く、全国を飛び回ってお客さまのご要望をお聞きしたり、当社のパッケージの優位性を説明したりするのが私の役割です。グループ企業には従業員数が1000名を超える会社もあれば、数十名のところもあり、規模もさまざまです。お客さまの事業内容や業務フローを確認しながら最適な導入方法を検討し、カスタマイズが必要ならその内容を決定します。
NEXCOグループ会社には、ある地域の高速道路のパトロールや料金収受だけを行うといった小規模な会社も少なくありません。そうしたお客さまの場合、経理を手動で行っていたり、契約書を紙ベースで作成したりしているケースがあります。業務フローが明確にルール化されていないので、担当者が変わったら仕事に支障が出てしまった、ということも起こりかねません。こうした場合にはどのような手順で業務が進められているのか、どのような帳票が必要かなどを担当者からしっかりとヒアリングし、当社が持つ業務パッケージに落とし込んでいく必要があります。また会社ごとに業務の進め方が異なるため、場合によっては開発チームにカスタマイズを依頼し、本来のパッケージにはない機能や帳票を付け加えてもらうこともあります。私の仕事は、お客さまへの提案だけを行うのではなく、カスタマイズ開発のプロジェクトマネジメントや導入、操作説明までを一貫して行うことです。自分が関わる領域が広いだけに、無事に導入が終わり、お客さまから感謝の言葉をいただけたときには大きなやりがいを感じます。
私は大学卒業後、OA商社のSI部門で5年ほどエンジニアとしてのキャリアを積んだ後にNEXCOシステムズに転職し、前職は営業色の強い会社だったために、エンジニアにもノルマ達成のプレッシャーがあり、社員同士が競い合うようなギスギスした雰囲気でした。しかし、当社はユーザー系のIT企業であり、直接のライバルといえる存在もありません。そのため良い意味でゆったりとした、働きやすい環境があると思います。学生さんの中には、IT企業というとパソコンに向かって黙々と作業しているというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際の業務にはコミュニケーションが欠かせません。そのため、オフィスでは案外賑やかに会話を交わしながら仕事を進めています。このように働きやすく、明るい雰囲気があるのが当社の大きな特徴で、私自身はとても気に入っています。
高速道路というインフラは、非常にアナログな存在です。システムで管理されているのはICやパトロール隊など、ごく一部です。しかし、この先は高速道路の運用というビジネスそのものが大きくデジタル化されていくのではないかと思っています。例えば、大きな話題を集めている自動運転も、実際の導入が始まれば、NEXCOとしての情報インフラの整備やデータ管理などの業務が発生すると考えられます。混雑や渋滞の状況をAIを使って分析し解決方法を探る、パトロールの業務をドローンで行うなどといった時代が来るかもしれません。そうしたニーズが生まれてきたとき、高速道路というビジネスを一番深く理解している私たちNEXCOシステムズの技術が必要となります。どこまで私たちが対応できるかという問題はありますが、最先端のテクノロジーを取り入れ、これまでは考えられなかったような仕組みやシステムの企画・立案に関われる可能性が大いにあります。NEXCOグループ企業という会社としての安定性だけでなく、この先の可能性の大きさにも、ぜひ注目して欲しいと思います。
情報システムは、人間の仕事をフォローするための道具です。重要なのは、ユーザーが何をやりたがっているのか、どこに課題があるのかを理解することです。そのために必要なのがコミュニケーション能力です。エンジニアの仕事とは、突き詰めれば人とコミュニケーションを交わすことなのです。私たちが扱うアプリケーションには、一般の商品のように形がありません。無形の商品を提案し、お客さまに理解してもらうためには、形のある商品を扱うよりもさらに高度なコミュニケーション能力が必要となります。だからこそ、テクノロジーに対する興味だけでなく、人と関わること、人とコミュニケーションを交わすことに魅力を感じる人には向いている業界だと感じます。また、常に新たな技術が登場してくる環境ですから、新たなチャレンジを続けることができます。企業研究をする際には、自分がどのような業界に向いているのかという点にも着目してみてください。