最終更新日:2025/5/2

学校法人東京理科大学

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

建学の理念を胸に、大学経営を牽引していく東京理科大学の事務職員

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東京理科大学の事務職員が取り組むのは、日々の定型業務だけではない。「日本の理科大から、世界の理科大へ」というビジョンのもと、大学経営を多角的に考え、改革を実践していく創造的な仕事だ。

「理学の普及を以て国運発展の基礎とする -Building a better future with Science-」という建学の精神に基づき、実力を備えた学生のみを卒業させるという「実力主義」を受け継いできた東京理科大学。長年にわたり、真に実力ある人材を各界に輩出し、広く社会に貢献してきた。(人事部長 坂口 広志)

キャンパス紹介

【神楽坂キャンパス】理学部、経営学部のある”都心型サイエンスキャンパス”。 共同研究を行う企業との距離が近く、近代科学資料館や数学体験館など特徴的な施設も揃う。
【葛飾キャンパス】工学部、先進工学部、薬学部のある”イノベーションキャンパス”。本学で最も新しく、キャンパスアメニティが充実した環境で先端融合分野の研究を行う。
【野田キャンパス】創域理工学部、創域情報学部(2026年度開設予定)のある”リサーチキャンパス”。広大な敷地に、講義棟や図書館、グラウンドのほか大型研究施設が並ぶ。

本学が進化を続けていくため、事務系職員が果たすべき役割は一層大きくなっています。

皆さんもご存知のように、大学業界はいま転換期を迎えています。国内では少子化によって本格的な大学全入時代が到来し、各校はそれぞれの特徴を打ち出して他校との差別化を図る必要性に迫られています。他方、世界に目を転じると、数多くの社会的問題が顕著にあらわれてきています。グローバル化、デジタル化が進む現代は、激動、不確実、複雑、不透明な時代とも言われ、個々の社会的課題は複雑に影響し合い、従来のやり方では解決できなくなっています。このような状況下において、高等教育機関・研究機関である大学にはこれまでよりさらに大きな期待が寄せられています。

東京理科大学は、「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の理念を掲げています。これは、「Building a better future with Science」と英訳されることからも分かるように、理学、つまり今日でいう基礎科学によって、日本、ひいては世界に貢献し、よりよい未来を築いていくという本学の使命があらわされたものです。世界が様々な問題を抱える現代社会において、理学の視点から課題にアプローチし、その解決とよりよい未来へ導いていく本学の役割は、以前にも増して重要性を帯びてきているといえるでしょう。

このような状況の変化の中で、本学は、これからますます魅力的な大学へと進化を遂げていかなければなりません。そのためには、学内で教育・研究活動を行う教育職員(教員)の努力と研鑽のみに頼るのではなく、教育職員を含む大学関係者が一丸となってその総合力を発揮し、大学の変革を推進していく必要があります。”大学関係者”の中には、もちろん私たち事務系職員も含まれます。従来、学生や教育職員のサポートのみに徹するようなイメージがついていた事務系職員は、いまや変革の中心的存在として、その力を求められているのです。

これを受け、本学事務系職員が所属する組織である事務総局は、自分たちの在り方として「大学の発展に貢献する『力のある組織』」となることを目標に掲げています。これは、学内で権力を持つ組織になるという意味ではなく、実行力や活力、敏速かつ的確な事務処理能力といった、大学経営のために必要な”力”を持つ、プロフェッショナルな集団となっていくことを目指したもので、事務総局は、組織の力を最大限に引き出すべく、構成員である事務系職員の意欲・能力の向上を図っています。

「TUS-JIM」は、これからの時代に求められる、本学事務系職員のあるべき姿を示したキーワードです。

本学の事務系職員の業務は、教学マネジメント、産学連携・研究推進といった大学の教育・研究支援を行うものから、財務、総務、経営企画といった学校法人の管理運営を担うものまで、多岐に渡っています。今後、18歳人口の減少や公的財政支出の縮小見込みなど様々な要因により、日本の大学は収支面において厳しい状況に立たされることが予想されますが、そのような中で、あらゆる角度から大学経営を支え、安定した財政基盤を確立し、将来にわたり価値ある大学として存在し続けるための大学改革を推し進めていくのが、私たち事務系職員の仕事なのです。

大学経営の中核を担う存在として、事務系職員は、複数の能力や専門知識を兼ね備え、今後さらに成長を遂げていくことが期待されます。
本学では、これからの大学職員に求められる職員像を端的に表現した「TUS-JIMになろう!」というスローガンが定められています。この「TUS-JIM」とは、単に「TUS(Tokyo University of Science、東京理科大学)のJIM(事務系職員)」を意味するものではなく、「Trust(信頼)」「Utility(貢献)」「Specialist(専門知識)」「Joint(協働)」「Innovation(改善・改革)」「Management(マネジメント)」から頭文字を組み合わせたもので、これら6つの能力を身に着けた職員を目指していこうというものです。

このスローガンの実現のため、本学では、スタッフ・デベロップメント(SD)と呼ばれる様々な制度を取り入れています。各役職や業務に必要な能力を育成する「階層別・業務別研修」や、職員のチャレンジを支援する「自己啓発研修援助金制度」、様々な業務経験を通じて広い視野を獲得することを目的とした「ジョブローテーション制度」などがその一例です。いずれの制度でも、職員が自らのキャリアを自律的に考え、必要とする能力を獲得し、その力を発揮することで成長や働きがいを感じられることに重きを置いています。職員ひとりひとりが自身の能力により一層磨きをかけながら活き活きと業務にあたることが、結果として、本学の経営基盤をより強固なものとし、それが教育・研究力を高めることにつながり、ひいては国際社会へ貢献していくことに結び付いていくと考えられているからです。

「世界のTUS」へ!その変革をプロモートしていくことのできる人材を強く求めています。

現在、本学は、長期ビジョン「TUS Vision 150」を掲げ、日本の理科大から世界の理科大へと進化を遂げようとしています。創立150周年を迎える2031年に向けて目指すのは、次のような、科学技術の発展に寄与し国際社会に貢献する、世界に広く認められた東京理科大学の姿です。

□ 日本の先進技術を駆使し、イノベーション創出に貢献する多くの人材を育成している。
□ 科学技術、経営、教育の分野で世界レベルのリーダーとして活躍できる人材を供給している。
□ 人類への貢献をめざし、高い実践力と忍耐力を持って、たゆまなく課題の解決に挑む人材を育む環境がある。
□ 基礎研究から応用研究まで幅広い分野に亘って世界をリードする研究拠点となっている。
□ 学際的コミュニティの中で多様性をもった自由闊達な議論を求め、世界各国から人材が集う拠点となっている。
□ 世界のいたる所で社会に貢献する校友の強固なネットワークの中核となっている。

このような姿を思い描き、学内では、アドミッションポリシーの変革や国際競争力強化のための体制整備、キャンパス再構築・学部再編をはじめとした9つの課題に対する取り組みが、着実に、そして確実に、実行に移されています。

そんな中で、事務系職員の採用に際し求めているのはどのような人材でしょうか?一言でいえば、先に挙げた「TUS-JIM」の6つの能力を備えた人材ということになりますが、最初からすべての能力を身に着けている人は少ないでしょう。本学への入職を希望される皆さんに求めるのは、「TUS-JIM」の素地となる部分であり、言い換えれば、以下のような方と一緒にこれからの東京理科大学を創っていきたいと考えています。

1.建学の理念を理解し、東京理科大学の発展と成長に向けて、自身の役割に責任を持ち、誠実かつ前向きに行動することができる人
2.現状に満足せず、常に向上心を持って自己研鑽に励むことができる人
3.グローバルマインドを持って異文化や異なる価値観を持つ人々とかかわり、協働することができる人
4.自ら課題を発見し、広い視野と前例に捉われない柔軟な思考をもって改善・解決につなげることができる人

いま、まさに変革の最中にある東京理科大学。その経営を担い、牽引していく事務系職員。
私たちの仲間として、同志として、ともに本学の未来を創ってくれる、そんな方からのエントリーを、心よりお待ちしております。

マイナビ編集部から

1881年に創立された東京理科大学は、当初から「実力主義」を掲げ、数多くの有能な人材を世に送り出してきた。また、私立大学としては唯一、2015年に卒業生がノーベル賞を受賞するという輝かしい実績を誇る。
しかし、日本における18歳人口に目を向けると、2008年から2017年頃までは120万人前後を横ばいで推移していたものの、2018年以降は急激に減少し、2035年頃には100万人を下回るとの予測も出ている。このような状況下において、同大学が将来にわたり存在感を放ち続けるには、より魅力ある大学へと進化していかなければならない。そこで示されたのが、創立150周年を迎える2031年に向けた長期ビジョン「TUS VISION 150」である。この中で、同大学は「日本の理科大から、世界の理科大へ」の変革を、高らかに宣言したのである。
この変革をリードしていくのは、大学経営をあらゆる角度から支える、事務系職員にほかならない。経営環境のドラスティックな変化をとらえ、ビジネス的視点から大学のあり方を再検証していく。これまでの職員像を超えた、大学経営のプロフェッショナルが待望されているのである。

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東京理科大のイメージキャラクター、坊っちゃん(左)とマドンナちゃん(右)。夏目漱石の小説『坊っちゃん』の主人公が同校の前身の卒業生であるという設定から生まれた。

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