(株)興盛工業所

仕事の内容は設備工事の施工管理です。設備とは建物のキッチンやトイレといった水回りやエアコンや換気扇といった空気環境を整えるものを指します。そして施工管理とは、決められた予算の中で良い品質の物を作るために用途に合った器具・機器の選び、そこに繋ぐ配管のルートと材質を考えます。そして、その施工を事故なく安全に行うためにはどのような日程であればよいかを考えます。この仕事は知識や経験を元に何が最善かを考えて実行することが求められる仕事ですが、設備について学ぶ大学は少なく、私自身も大学では設備について一切学んでこなかったので、皆ゼロからのスタートになります。現在3年目のため毎日の経験が勉強となっていて、普段見かける設備がどうなっているか知れるのは面白いなと感じています。

今の自分は知識がないために器具・機器を選び、そこに繋ぐ配管のルートと材質を考えることは出来ないのが現状です。しかし、見栄えの善し悪しなどは感覚になりますが意見することはできます。それが採用されて実際に建物として組み込まれると嬉しいなと感じます。今はそんな一部のことしかできていませんが、もっと多くの自分の意見が建物として成っていくとなると達成感ややりがいが大きいのだろうと思います。

大学時にしていた研究を職業とする気にはならずに、新しいことに挑戦してみたいと考えていたところ、合同説明会で先輩社員に声をかけて頂いたのがきっかけです。良い先輩社員がいて創立80年の老舗企業、建物を造るというやりがい等の様々なことを加味してこの会社を選びました。入社後は、OJT制度という仕事上で面倒を見てくれて相談を聞いてくれる先輩社員がついてくれます。この人材育成の制度があるために安心できた部分もあります。また、年齢が一つ上の先輩社員は5人、同期が6人いてと歳が近い人たちがいるために仕事上の相談はもちろん、休日には釣りやフットサルを一緒にするなど仲良くしています。

この仕事を一人前としてこなすには国家資格の取得が必須になります。そのために、最初は有資格者の先輩社員と一緒になって経験を積み重ねて、こつこつと知識を身に付けていくことになります。

これからの就職活動において考えなくてはいけないものが「AI」の進歩です。近年は新型コロナウイルスの蔓延の影響もあってAI化が加速しています。これによりなくなる仕事、人員削減となる仕事というものが出始めています。なので、説明会や皆さんの就職活動を経験した先輩方に今と今後の会社の在り方について聞いてみるといいかもしれません。その上で自分がここだという企業を見つけてください。