最終更新日:2025/5/9

JFE商事鉄鋼建材(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(鉄鋼・金属)
  • 商社(建材)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

スケールの大きな仕事、かたちに残る仕事で手にする“世の中を支えている充実感”

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3人の先輩が語る、仕事の面白さと難しさ

鉄鋼メーカーと多様なユーザーの橋渡し役を担っているJFE商事鉄鋼建材(株)。同社を支えているのは20~30代の若手社員。今回は本社の建築事業、管理部門、土木事業で活躍している3人の先輩社員にインタビューをした。

■菅原 和希さん
大阪建築建材部 建築建材室
文学部社会学科卒/2020年入社

■植村 真有さん
営業会計部 営業会計室
国際社会学部国際社会学科卒/2020年入社

■渡辺 和宏さん
土木建材部 土木建材室 課長代理
商学部商学科卒/2010年入社

先輩の仕事スタイル

「午前中は前日の退社後に届いたメールを処理し、半日かけてお客さま先を訪問。午後は会社に戻ってデスクワーク。広島・名古屋出張の場合は直行直帰が基本です」(菅原さん)
「仕事は主にパソコン上のデータと書類を突き合わせる確認業務。デスクワークが基本ですが、周囲とのコミュニケーションもしっかりとれています」(植村さん)
「社内業務と社外業務は半々ですね。コロナによって状況が変わりましたが、今も月に一度はお客さまの現場に足を運んでいます」(渡辺さん)

3年目にして数十億円規模のビッグプロジェクトを担当。若手でも大きな裁量を与えられ、やりがいを実感!

私の就職活動の軸は商品ではなく“人で勝負する仕事”。商社はそんな願望を実現するのに最適なフィールドでした。人の生活の支えになる仕事でスペシャリストを目指したいと考え、専門商社を志望。最終的に鉄鋼建材を扱う当社を選んだ理由は「かたちに残る仕事」ができることと、動く金額が数十億と巨額なこと。そして若いうちからいろいろなチャンスを貰えることに魅力を感じたからです。

所属する建築建材室は建物の骨組みとなる「鉄骨」に使用される材料・加工品の販売を行っている部署。グループ企業をはじめとする各種メーカーから柱や梁など建物の骨組みの部分に使われる建築建材製品を仕入れ、特約店やファブリケーター(鉄骨加工会社)に販売しています。
営業形態は2種類あって、最終ユーザーが決まっている「物件営業(紐付き営業)」と、特約店に対して製品を定期的に卸す「店売り営業」。私は両方を担当していますが、メインは「物件営業」。ゼネコンを取引先に持つファブリケーターや直需型特約店に対して営業を行い、材料を受注します。最終的に製品はゼネコンへと提供され、ビル・倉庫・工場といった建築物になるわけです。

大阪は人情に厚い街。ビジネス成功の鍵を握るのは深い信頼関係です。心掛けているのは、迅速なレスポンスとお客さまの話をじっくり聞いて懐に入ること。雑談を中心に、鋼材市場の状況など鮮度の高い情報を提供し、関係性づくりに注力しています。

当社の営業の面白さは、若手でも裁量権を持って働けること。私も入社3年目にして、数十億円規模の大型プロジェクトを一人で任されました。グループ企業と協力して、大規模物流センター建設のプロジェクトに向けた営業活動を行い、受注に成功!1万8千トンもの鋼材を納入し、自分が納入した材料がここまで大きな建物になったことに感動を覚えるとともに、大きなやりがいを感じましたね。

職場環境の魅力は風通しの良さ。上司や先輩に気兼ねなく相談できますし、気遣って話しかけてもくれます。他部署とも交流が盛んで、一緒に営業に行くことも。また大阪支社はワンフロアにグループ企業が入居しているため、グループの同期とも非常に仲が良く、一緒に食事や旅行を楽しんでいます。
今後の目標は新規顧客を開拓し、0から1をつくる仕事をしていくこと。将来的には海外拠点にも挑戦してみたいです。
(菅原さん)

巨額な会計事務処理管理を担う営業会計で活躍中。専門知識を習得して3つの営業室担当に!

就職活動では業界を絞らず、興味が湧いた会社のインターンシップに参加していました。そこで感じたのが、社員の温かさと親しみやすさ。出会った人たちが気さくで話しやすく、助け合って仕事をしているという話に魅力を感じました。
また人々の生活や暮らしを支えたいという思いや、JFEというブランドの知名度や安心感も志望した理由です。
さらに階層別研修やOJT制度があり、自己成長できることや先輩に相談しながら働ける環境があることも決め手となりました。

配属先は、日々の営業活動で発生する取引で会計事務処理管理を担当する、営業会計室。詳しく言うと、会社の支払時に正しい事務処理が行われているか、取引先との支払いや入金の手続きが予定どおり行われているか、さらには営業担当者が正しい証書(納品書など)で計上しているかどうかなどを確認する仕事です。
扱う金額が巨額なので、小さなミスが会社に大きな損害を与えかねません。会計処理を誤ると法律に触れることもあるので、責任も重大。毎日緊張感を持って仕事に取り組んでいます。

とはいえ、配属当初は仕事の複雑さに戸惑うばかりでした。会計事務の基本を覚えるだけで精いっぱいでしたが、先輩に教わりながら、必要な処理を一つひとつ覚えていきました。
当社には複数の営業室があり、私たちは一定レベルの知識がないと営業室を担当することができません。そのため今後担当を持つことを目標に据え、会計知識の習得に努めました。結果、3つの営業室を持つことができ、年に1回開催される営業事務会議の進行役も任されることに。努力次第で任せてもらえる仕事が増えていくのは、当社の大きな魅力だと思います。

今は複雑な会計処理にも慣れ、この仕事のやりがいが分かってきました。最も変わったのは、洞察力が身に付いたこと。毎日ミスしないよう気を配っているので、常に先読みしながら考え、行動できるようになりました。また今では、営業室から質問を受けることも珍しくなく、自分が頼りにされているという感覚はモチベーションにもなっています。

環境面での魅力は風通しの良さですね。会議では若手の社員が臆することなく発言できますし、上司も私たちの意見を尊重してくれます。
まだ年次が浅く、学ぶことも多いですが、将来は「分からないことがあれば植村さんに聞こう」と社員の皆さんから言われるようになりたいですね。
(植村さん)

スケールの大きな土木営業。自分の頭でスキームを考え、最適解を導き出す

私が所属する土木建材部は、インフラ整備や公共工事がビジネスの対象。公共工事を落札したゼネコンをお客さまに、土木工事で使用する鋼管杭や護岸工事で使用する鋼矢板など、さまざまな土木用商材を提案・販売しています。

営業の基本は、公共工事の入札サイトに公示される工事案件のチェックから始まります。応札されているゼネコンの工事仕様は全て公開されていますから、それを見て使用予定の鋼管杭などの詳細を確認。売り込むチャンスがある場合はお客さまに打診し、見積もりを作成して落札を待ちます。落札後は正式契約を結び、納品までの段取りを決定。土木営業の仕事はここからが本番といえるでしょう。

例えばメイン商材の鋼管杭にしても、標準仕様の製品だけでまかなえる現場はまずありません。基本は現場に合わせた一品一様。どこにどのような仕様の杭を使うのか、お客さまのニーズを細かく把握しておく必要があります。
また製品は大きなものばかりですから、どのような手順で現場に持ち込むかを搬入業者と一緒に考えなければなりません。運搬にあたってはトレーラーだけでなく、時には船を使用することも。使用の手続き自体は業者に任せますが、搬入を含めた全体のスケジュールを考えるのは私の役割。お客さまが予定どおりスムーズに工事に取りかかれるよう、細かい部分まで自分で段取りを考え、最適解を導き出すようにしています。

この仕事で求められるのは慎重さ。大きければ億単位の金額が動くので、発注や段取りには気を遣います。私は以前所属していた東北支店で鋼管杭の仕様を間違えてしまい、会社に大きな迷惑をかけてしまった経験があります。
スケールの大きな仕事だけに責任も重いのですが、同時にやりがいや達成感もことのほか大きいのが土木営業。私は自分で考えたスキームどおりに仕事が進み、会社に利益をもたらすことができたときが一番うれしいですね。また土木は、直接エンドユーザーのゼネコンに商材をお届けするので、自身の提案力や販売力が結果に反映されやすい点も魅力です。

私は現在、課長代理として東京本社に勤務しています。今は後輩を育てながら、新たな職場で営業プレーヤーとしての新境地を目指しているところ。東京の現場で求められる知識を貪欲に吸収し、さらに成長していきたいと思っています。
(渡辺さん)

学生の方へメッセージ

最も大切なのは、最初に決めた就職活動の軸をブラさないこと。私も「商社で良いのかな」と考えた時期もありましたが、結果的には「人で勝負する」という軸を貫いて本当に良かったと思っています。
ほかにも“どこで働くか”より、“何をするか”が大事。自分は何をやりたいのか、将来どのような人間になりたいのかを改めて見つめ直してみると、自ずと進むべき方向性が見えてくるので、やりたいことも明確になってくるでしょう。
(菅原さん)

今のオフィスに移転したのは2021年の10月です。かつては分かれていましたが、今は管理部と営業部が同じフロアに集結。しかもフリーアドレスなので他部署との連携がとりやすく、仕事の効率は格段に高くなりました。
また現在は出社と在宅勤務を併用して働いています。在宅中はオンラインで打合せに参加することができるので、自宅にいても社内の人とコミュニケーションをとりながら働くことができる点も良いですね。
(植村さん)

当社の仕事で必要な要素は、学ぶ意欲と吸収する意欲。そして、それらの土台となる素直な気持ちで取り組む姿勢だと思います。学ぼうとする気持ちが薄ければ、当社の場合は入社後に苦労するでしょう。
実際に活躍しているのは、成長意欲が高く、何事にもアグレッシブな人たちばかり。学びの姿勢があれば、周りの先輩たちもしっかりサポートしてくれます。
(渡辺さん)

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若手の積極採用に合わせて会社も成長を続けているJFE商事鉄鋼建材(株)。「当社には若手の成長を後押しする環境が整っています」と語る採用担当の皆さん。

マイナビ編集部から

JFE商事鉄鋼建材(株)は、JFEホールディングスグループに所属し、グループの強みを活かしながら数多くの商材を取り扱っている。土木・建築用資材や薄板建材用鋼板などの鉄鋼建材は、公共需要から民生需要までを幅広くカバーする重要な商品群。同社のグループ内における重要度も、年々高まっている。

今回の取材では、主要な営業部門2カ所と本社の管理部門に勤める3人の先輩から話を聞いた。入社動機はそれぞれ異なっていたが、彼らが共通して語っていたのは、職場の雰囲気がとても良いこと。植村さんと渡辺さんからは後輩への思いやりの気持ちが、菅原さんからは上司や先輩に対する信頼感や、同期の仲の良さが伝わってきた。
私は、専門商社に昔ながらの体育会系というイメージを持っていたが、同社にはそれが当てはまらない。ここ数年で新卒採用が進み、柔軟な考え方を持つ若手社員の比率が高まっているためだ。また会社自体も、フリーアドレス化やフレックスタイム制などの導入を通じて、職場環境や働き方の改善を大胆に進めている。

安定した経営基盤をはじめとして、数多くの魅力を持つJFE商事鉄鋼建材(株)。入社後は人間力を磨き、世の中を支える仕事の醍醐味を味わってほしい。

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明るく落ち着いた雰囲気のカフェスペース。年次やキャリアに関係なく社員同士が交流できる“敷居の低さ”も同社の魅力だ。

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