最終更新日:2025/5/7

(株)URリンケージ

  • 正社員

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建築設計
  • 不動産
  • 設備工事・設備設計
  • 建設

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

国・地方公共団体や民間事業者のパートナーとしてまちづくり・すまいづくりを支援する

PHOTO

先輩社員に見るURリンケージの多様なキャリア

まちづくり/都市再生コンサルティング、発注者支援、プロモーション、マンション・団地再生など多岐にわたる事業を展開する同社。この記事では部署の異なる3名の先輩社員に実際の業務について話を伺った。

<写真左から>
高松 諒さん
都市・居住本部 都市再生部 事業推進課(2018年入社)

蒲地 由華さん
都市整備本部 技術情報室 積算管理課(2022年入社)

今井田 郁矢さん
アセットソリューション本部 地域活力共創部 地域活性課(2020年入社)

皆さんから一言

「異動を通して自身の適性に合った業務に出会うことができました。多様な経験を積み、自分なりのキャリアを見定めていける環境が魅力です」(高松さん)
「フレックスタイムやリモートワークなどの制度面も充実しています。ライフステージの変化にも柔軟に対応でき、安心して長く働ける会社だと思います」(蒲地さん)
「建設コンサルタント事業の川上から川下まで幅広くカバーしているのが当社の特色。1つの企業で働く中で多様な経験を積みながら、可能性を広げていけます」(今井田さん)

UR団地で育った経験からまちづくりに興味を持つ。再開発事業のコンサルタントとしてプロジェクトを推進

私は、日本住宅公団(現在のUR)の開発した郊外の団地で生まれ育ちました。開発から数十年経ち、衰退しつつある団地で暮らす中で、「どうしてこのまちはこんなに元気がないんだろう」という疑問を抱いていました。この経験が、団地再生や都市再生に興味を持つきっかけとなり、大学進学にあたってはまちづくり関連の学科を選択しました。

就活では実務的・技術的な面から都市再生に取り組める企業を探しており、当社に出会いました。2018年に入社し、最初の2年間は西日本支社で主に再開発事業の事業化検討に携わり、再開発の基本を学びました。2020年に現在の部署に異動し、実際に事業として進捗している市街地再開発事業の事業コンサルタントとして働いています。事業として本格的に動きだした段階のプロジェクトを担当し、組合設立や権利変換計画の作成など、貴重な経験を積ませてもらいました。一般的に「再開発」というと都心部で高層ビルを建てるイメージがあるかもしれませんが、私の担当するプロジェクトは都内縁辺部の私鉄駅前に広がる住宅密集地域で、道路や駅前広場といった基盤整備も含めて地域の活性化と防災性向上を目指す、まさにまちづくり的な事業です。

クライアントは再開発組合という、地元の権利者で構成される共同体です。当然ながら地元の権利者の方々は不動産や建設の専門家ではないので、私たちが技術的なサポートを提供しています。具体的には、デベロッパーやゼネコン、公共団体などの事業関係者と連携し、事業推進や課題解決のための知識・技術の提供や関係者との調整を日々行っています。私たちが組合の代理人として、主体的にプロジェクトをリードしていくイメージです。

業務におけるやりがいは、なんといっても自分の仕事が目に見える形で実現していくこと。例えば、私が現在携わっている地域では、昭和50年代からまちづくりが議論されていましたが、長年進展していませんでした。しかし、ここ数年で着実に事業が前進しています。かつて住宅が密集していた地区に新しい道路ができ、再開発ビルの建築が始まり、まちづくりが進んでいる様子を目の当たりにできるのです。再開発は息の長い仕事ですが、だからこそやりがいがあります。事業関係者や地域の皆さんと共に、一歩一歩進んでいく過程には、他では味わえない充実感があります。(高松さん)

人事から勧められたのをきっかけに積算にチャレンジ。コツコツと根拠を積み上げていくのが楽しい

私が当社に入社した理由は、大学での学びを活かしつつ、幅広い選択肢がある環境に魅力を感じたからです。土木学科で学んでいた私は、当初は都市計画の業務に興味を持っていました。就活を進めていく中で当社に出会ったのですが、選考での面接の印象が良く、また海外での開発事業を行っている点にも惹かれました。

就活を進めていきながら、大学では都市計画の研究に取り組む中で「都市計画は自分に向いていないのではないか」と思い悩むようになっていました。そこで内定後の面談で正直その悩みを伝えたところ、人事の方から「蒲地さんには積算が向いていると思う」とアドバイスをいただいたのです。そのアドバイスを信じて、積算管理課で積算業務にチャレンジすることにしたのですが、結果的に自分の性格と合う業務ということが分かり、おかげさまで楽しく働くことができています。

積算業務は、公共工事の予定価格を決定するために、設計図等の資料を基に工事に必要な金額(工事予定価格)を算出します。積算には明確な基準があるのが特徴で、様々な資料から情報を掘り出し、つながりを理解していく過程がまるで謎解きゲームのようで面白いんです。コツコツと根拠を積み上げていき、最終的に「これが正解です」と提出できる達成感があります。一見地味な仕事に思えるかもしれませんが、とてもやりがいを感じます。

業務では大切にしていることが2つあります。1つ目は、周りの人と良い関係を築くこと。1人での作業が多いですが、設計条件や実際の工事内容を理解して進めていかなければならないため、発注者、設計担当、現場担当との連携が必要です。2つ目は、正確さを追求すること。発注者は主に公共団体で、提出した予定価格に違算があれば、発注トラブルや、税金の無駄遣いにつながります。間違いは許されないので、思い込みで作業することがないよう根拠の確認を怠りません。もちろんベテラン社員による照査も行っています。

就活では、将来を考えてやりたいことを明確に話さなければならない場面が多くありますが、実際にそれが本当にやりたいことなのか、私も当時不安になりました。その点、私は当社に入社して積算業務に出会い、不安が解消されました。幅広く事業を展開しているからこそ、さまざまなキャリアの選択が用意されており、自身にあった業務を見つけられるのが、当社の良いところだと思います。(蒲地さん)

多様な分野で経験を積み、キャリアを考えられることが入社の決め手。現在は不動産マッチングサービスを担当

私が当社を選んだ理由は、幅広い業務が経験できる環境が整っていると感じたからです。大学時代はランドスケープを学びましたが、就活のタイミングでは将来の明確なビジョンが描けていませんでした。 そんな中、当社ならさまざまな分野で経験を積むことができる可能性があると感じ、入社を決めました。

実際に2020年に入社して以降、異動を重ねて多様な業務を経験できています。これまでマンション・団地再生推進室で建て替えに関する業務、官民連携支援部で跡地活用に関するコンサルティング業務を担当してきました。その後、当部署に異動となり昨年はプロモーション業務、現在は不動産マッチングサービス業務を担当しています。

不動産マッチングは、東京都の委託により、東京都内で事業用不動産を探している方々と不動産会社をつなぐサービスです。オフィスや店舗、工場など、さまざまな用途の物件を求める事業者から希望条件をお伺いし、登録している不動産会社から物件情報を集めて提供しています。このサービスは、物件を探す手間・時間を省き効率的に物件探しができるので、自社で不動産探しをする時間的な余裕のない中小企業の方々に重宝されています。

昨年担当していたプロモーション業務では、江東区の委託を受け、地元の店舗やサービス業等の魅力を発信する情報誌の制作に取り組んでいました。実際にお店を訪れ、オーナーさんから直接話を聞き、その魅力をウェブサイトや情報誌で紹介するのです。

こうして複数の業務を経験して、住民の方々、行政、店舗オーナー、不動産業者など、それぞれ人々によってアプローチの仕方は異なりますが、皆さんの課題解決に真献できたときや感謝の言葉をいただいたときに、大きなやりがいを感じます。特に印象に残っているのは、お店の魅力を発信するプロモーション業務です。それまでの経験とは異なり、住民の方々と直接コミュニケーションを取る業務だったため、新鮮な気持ちで取り組むことができました。実際に店舗を訪れ、取材し、記事を書くというー連の流れは、人との関わり方の重要性を改めて実感させてくれました。

当社なら将来のキャリアパスを明確に決めかねている学生でも、幅広い分野で経験を積みながら考えていくことができます。まちづくりに興味がある方、多様な経験を通じて自己成長したい方にとって、魅力的な企業だと思います。(今井田さん)

学生の方へメッセージ

当社はUR都市機構や国、地方公共団体などの「まちづくり・すまいづくり」の支援を行う建設コンサルタント会社です。業務分野は多岐にわたり、再開発や団地再生、建築設計、造園、施工監理、構造設計といった建築分野、調査・計画、区画整理、補償、工事計画、土木設計、積算、環境といった土木分野に加えて、機械設備や電気設備、公有地・公共施設の利活用、シティプロモーション、公有地販売支援、UR団地入居支援、マンションの建替支援、さらには海外支援も行っています。

当社では幅広い事業領域を展開しているため多様なキャリア形成が可能です。特定分野のスペシャリストや、多分野の経験を積んでジェネラリストを目指すこともできます。さらにキャリアを積む中で自身の方針を変更し、異なる分野に挑戦することもできます。

また、当社ではフレックスタイム制度や在宅勤務制度を導入しており、ライフスタイルに合わせた働き方を実現しています。さらに、育児や介護のライフイベントに対応した制度の充実を図っており、仕事とプライベートの両立がしやすい環境が整っています。

今はスマホから簡単に情報が手に入る時代ですが、企業研究ではオープンカンパニーや会社説明会、OB/OG訪問などを通じて企業の雰囲気や社員の声を直接聞くことが重要です。自分の五感を使って得られる情報は企業選びの参考になるので、こうした機会を積極的に活用してください。(人事部/植村さん)

PHOTO
「ぜひ積極的に会社説明会など企業と触れ合う機会を活用して、自分の目で見て、耳で聞いて、企業理解を深めてください」(植村さん)

マイナビ編集部から

取材ではワーク・ライフ・バランスについての話も出ていた。蒲地さんは、「当社の福利厚生は『10点満点で10点』と言えると思います(笑)。在宅勤務制度や休暇制度、さらにはフレックス勤務制度など、働き方の柔軟性を重視した取り組みが整っているんです。例えばフレックス勤務では、私は業務の予定が入っていなければ10時に出社することもあります。制度として根付いているので利用しやすくありがたく思っています」と語っている。

フレックスタイム制度は、部署ごとの選択制を採用しており、適用時の勤務時間は7:15から21:40の間で業務状況に応じて自由に設定できる。蒲地さんに限らず、多くの社員が自身の業務状況に合わせて、柔軟に勤務時間を調整しているとのこと。有給休暇についても充実しており、2024年度の実績では15日の有給休暇が付与され、入社と同時に取得可能となっている。半日単位や時間単位での取得も可能とのことだ。

また取材した3名の皆さん、それぞれが同社のキャリアパスの幅広さに触れていたのも印象的だった。建築コンサルタントに関する上流から下流までのあらゆる業務があり、なおかつ公共・民間を問わず多様な顧客にサービスを提供するため、さまざまな業務を経験しながら自身のキャリアパスを描ける点は魅力だと感じた。

PHOTO
都市計画、環境、土木、建設、建築、構造、設計、積算などの専門技術を持つ。国・地方公共団体や民間事業者のパートナーとしてまちづくり・すまいづくりを支援している。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)URリンケージの取材情報