敦賀セメント(株)

現在の私の仕事は、主に電話の対応を行っています。お客様からの商品のオーダーをいただき、その商品を製造、運搬する工場の担当者、関係会社の担当者に連絡を取り、お客様のご要望の日時に、商品を届けられるのかを調整しています。お客様と工場との間で段取りを組み、なるべくお客様の期待に添えるように調整をしますが、様々な要因によってそれができないときに、お客様へその旨を伝え、お断りするのではなく、この日時にならいけるという提案などをするのも仕事です。お客様があっての自分たちなので、まず第一はお客様ですが、しかし、こちらの都合も考えながらできないものはできないということもお客様にとって大事なことなので、そこの、代替案を出すことや断りの電話を入れることが難しいところになります。その他には、毎日の取引の帳簿のチェックや商品知識をつけること、そして、上司と一緒に取引先を訪問したりしています。覚えることがたくさんあり、なかなか大変ではありますが、一つ一つできることが増えていくことで、一日の仕事終わりに仕事をしたという達成感があります。

私は就職活動をするなかで、自分がやりたい仕事というのがありませんでした。そこで、自分の中で軸となるものを決めました。それが、地元で働きたいということでした。軸を決めるとたくさんあった選択肢がだんだんと絞られて、そこで敦賀セメントと出会いました。もともと中学時代に職業体験で来たこともあり、いつも使う道路から工場が見えるので、なじみ深い企業ではありました。敦賀市に本社があり、敦賀で働くことのできる企業のなかで、合同説明会などに積極的に参加し人材集めに積極的なところや、休日や有給休暇の取得率などの福利厚生など、働きやすさや将来的な人生設計などを考えたときに、敦賀セメントという企業がいいのではないかと思い就職しようと決めました。

私は今年入社したばかりなので、わからないことだらけです。なので、まずは上司から指示された仕事を完ぺきにこなすことを意識して仕事をしています。セメントという物自体が初めてのものなのでどういった商品を扱っているのかなども分からない状態ですが、時間の空いたときにカタログを見て勉強したりしています。初めのうちは分からないことがあっても仕方ないと割り切って、分からないことは分からないと質問すること、しかし、一度聞いたことは二度聞かなくてもいいようにしっかりとメモを取ることを意識しています。その他には、お客さんや上司や同僚など、すべての人に対して素直で謙虚な気持ちを持つことを意識しています。お客さんや上司などから怒られることもありますが、そんな時でも、謙虚な気持ちを持って間違っていることは間違っていると認めて素直で謙虚にすることが、人間関係を構築していくうえで大切だと思い、また自分が成長するためにも常に意識して心がけています。

敦賀セメントに入社してよかった点は、休みがしっかりと取れることです。土日祝日は基本的に休みが取れます。有給休暇についても入社１年目の私でもここで取りたいと上司に相談すれば取ることができます。ワークライフバランスがしっかりとしているので、仕事もプライベートも充実した生活を送れます。その他には、社員同士の交流の場が多いことです。年２回あるハイキングやバーベキュー、部内での懇親会など、同じ社内で働いていてもなかなか関わりのない部署の人たちとも、関わりができるイベントがたくさんあります。年の近い同僚などともこういったときに話をしたりすることができるので、そのおかげで仕事中にあった時でも、円滑なコミュニケーションをとることができるようになります。人間関係が上手くいけば仕事中もそれ以外でも居心地のいい職場に自分がしていくことができると思います。そういった人間関係の構築が容易な社風も当社の自慢です。

学生の皆さんへの私が行ってきた就職活動からできるアドバイスは、まず、自分の中で譲れない軸となるものを一つ決めるということです。私の場合は前にも書きましたが、地元で働きたいということです。その軸さえあれば、たくさんある選択肢を絞ることができるはずです、また、就職してみて合わないことや、違ったことがあっても、その軸さえ合っていれば何かといい意味での妥協ができ、心の余裕を持つことができると思います。さらに、今の時代は、一つの企業で定年になるまで働くということが難しくなってきているのも事実としてあります。私も、敦賀セメントで定年まで働くことができれば何の不満もありませんが、将来的に何かやりたいことができたなど、様々な原因によってその企業で働けなくなることがあるかもしれません。なので、将来のために、様々な社会情勢に目を向けることや、いろいろな資格を大学中に取ることもいいかもしれません。そういった準備が就職したときに生きてくる場面があると思います。その過程で、自分のやりたいことも見つかるかもしれません。