最終更新日:2024/12/4

ヤマセ電気(株)

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 家電・AV機器
  • 機械
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
宮城県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

『ヤマセ電気』のモノづくりの現場を支える、若き技術者を紹介!

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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製造現場の設備製作を担う生産技術の仕事

自動車向けのユニット製品を一貫生産している『ヤマセ電気』。今回の取材では、製造現場の設備製作を担当する若手社員の浅野さんに、仕事内容や仕事術、やりがいなどを伺いました。

浅野 竜人さん
生産技術課(2020年入社)

ヤマセ電気の魅力ポイント

「製造や保全関係など、いろいろな部署と協力しながら、仕事を進めるのも当社の魅力です。横のつながりもできて、働きやすい環境です!」という浅野さん。

製造現場で設備を使う社員を思いやり、設備製作に携わる

大学時代は電気電子工学科で、電気関係からドローンを自律飛行させるため、ブレなどを制御するドローンのプログラミングまで幅広く学びました。埼玉県の大学に通っていましたが、卒業後は地元・東北に戻って働きたいという思いがあり、学生時代に学んだプログラミングの知識などを生かして働ける当社を選びました。

ヤマセグループは宮城県下に4社7工場を構えて、それぞれに役割分担をしながら、資材調達、金型設計製作、プレス加工、樹脂成形加工、塗装、印刷、電子回路基盤実装から製品完成までの一貫体制を確立しています。このように、さまざまなモノづくりに携わる当社の製造現場には、それらを生産するための設備が必要です。私が所属する生産技術課では、社内の製造現場で生産するために必要な設備(機械)の製作と改善を行っています。学生の皆さんにとって「生産技術」という職は、あまり馴染みがないかもしれませんが、製造現場を支える大切な役割を担い、大きなやりがいを感じています。

生産技術課の具体的な仕事内容としては、機械の設計、プログラミングを行い、実際に機械を使う製造課の人々からの意見の聞き取りなどです。その中でも、私は主に配線作業やプログラミングを担当しています。入社してすぐは生産技術課で行う作業の工程にあたる部署に所属して、当社にモノづくりを依頼されるお客様とお打ち合わせを行い、どのような生産ラインにするのか取り決め、仕様を決めるという仕事を経験しました。その部署でも現在のような生産技術の仕事も並行して行っていたので、2022年4月から本格的に現在の仕事を担当するような形に。

いつも大切にしているのは、使う人のことを考えて設備製作に取り組むこと。生産技術課が手がける設備は、自分たちではなく製造現場の皆さんが使うものです。そのため、生産工程の流れや人の動線などもしっかり把握して、製造現場の人々がより快適に生産に取り組み、生産効率を上げるための設備製作を行っています。

自分の成長を感じられる瞬間が、働く上でモチベーションに!

仕事をする際はわからないことをそのまま放置せず、自分で調べてわからない部分があれば、すぐに先輩に聞くのが私の仕事術です。プログラミングや配線作業などは後ろの方の工程なので、後々問題が出てくるとどこが原因なのか見つけるのが大変です。さらに、前の工程に遅れが生じるとスケジュールに余裕がなくなり、効率よくスピーディーに作業を進めなくてはなりません。ですので、わからないこと、気になることは先に聞いて対処するように心がけています。優しい先輩たちが多く、何でも丁寧に教えてくださるので、安心して作業に取り組めます。

生産技術課へ配属になり、初めて自分が一から配線作業とプログラミングに取り組んだ設備が完成して、現場で動いている様子を見た時は大きな達成感を得られました。その時に製作したのは、人の代わりに自動で作業を行うロボットです。人が作業をしなくて済む分、経費削減にも繋がりました。

自分の成長を感じられる瞬間が、働く上でモチベーションになっています。前の部署で培った経験や、前回携わった設備製作で得た知識が、次の設備製作に取り組む際に生かされるとうれしいですね。ほかにも、プログラムを組んでいて、自分が思ったように動いた時はやりがいを感じます。毎回、異なる設備製作に取り組めるので、常に新しい知識を得られるのもこの仕事の面白いところ。一つひとつの設備製作が、自分の成長につながっています。

当社の生産技術課の強みは、設計から設備の完成まで一貫して取り組んでいること。社内で設備を製作することで、さまざまなオーダーに柔軟に対応できます。もちろん、現場で設備が動き出した後のメンテナンスなども行っており、トラブルがあった場合はすぐに対応し、状況に合わせて設備の改善も行っています。社内に生産技術課があることで、モノづくりの幅がさらに広がるのも当社の強みの一つです。

何でも積極的にチャレンジして、自ら学び、吸収する姿勢が大切

まだまだわからないことが多いので、何でも積極的にチャレンジして、自ら学び、いろいろなことを吸収する姿勢を大切にしています。当社は「いろいろなことをやってみたい」というチャレンジが好きな方活躍できる環境です。積極的な姿勢で取り組めば、上司や先輩たちも、どんなことをやりたいのか理解してくださり、新たな分野にチャレンジできるチャンスがめぐってきます。

今後はさらに多くのプログラミング言語を覚えて、自分の力でより多くの作業を進められるようになることが目標です。学生時代に学んだドローンのプログラミングで使用した言語に比べて、機械(ロボット)プログラミング言語は特殊なので、知識を増やすために常に勉強しなくてはなりません。

社会人になって感じるのは、学生のうちにもっと資格を取っておけば良かったということです。現在の仕事を進める上で、必ず必要な資格というものはありませんが、プログラム関係の資格を取得しておけば、よりスムーズに仕事ができたのではと思っています。もちろん、プログラム関係の資格を問わず、ご自身の知識を深めるために、興味のある分野について専門的に学び、資格を取得しておくと、社会人になった時に役立つと思います。プライベートな面では、学生のうちから生活リズムを整えておくことも大切です。特に早起きが苦手な場合は、社会人になって朝会社に出社するのが大変かもしれません。今のうちから少しずつ早寝早起きの練習をして、ぜひ社会人準備を進めてくださいね。

ほかにも、社会人生活を送る上で、リフレッシュできる時間を作ることも必要です。私の場合は、もともと旅行が好きなので、車でよく国内旅行に出かけていました。近頃は、コロナ禍でなかなか遠方にはいけませんが、車で近場のドライブにでかけて、気分転換することで、仕事に対してより前向きになれます。ワークライフバランスを上手に取ることも、社会人生活を楽しく送る秘訣ですよ。

企業研究のポイント

学生の皆さんの中には「こういう業界や業種で働きたい」など、ある程度、枠を決めて企業研究を進めている方が多いのではないでしょうか。ですが、初めから決めつけてしまうと、視野が狭くなってしまいます。まずは、業界や業種を絞らず「自分が何をしたいのか?」という目線で、いろいろな業界・業種を調べた方が良いと思います。例えば、プログラミングが得意な場合、プログラミングは業種・業界問わず、さまざまな企業が求めている技術です。ですので、どこの企業なら自分の強みを生かせるのかという視点が大切。そして、気になる企業を見つけたら、ぜひ一度インターンシップなどに参加して、実際に働く現場の雰囲気をチェックするのがおすすめです。

当社のようなモノづくりの業界は、学生時代に専門的な資格を取っておくことも役立ちますが、資格に限らず何か一つのことをやり遂げた経験が力になると思います。当社の場合は、宮城県下の4社7工場で役割分担をしながら、資材調達から製品完成まで一貫体制を確立しています。おそらく「電気電子製造=理系」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。当社はモノづくりには直接関わらない部署もあり、理系文系問わず、どなたでも活躍できるステージが整っているのも特徴です。固定観念にとらわれず企業研究を進めることで、ご自身が本当に働きたいと思える企業に出会えると思います。

(総務課長/大場 秀昭さん)

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『ヤマセ電気』のモノづくりの特長は、接続技術!金属と樹脂など異種材料をくっつける独自技術「レザリッジ」を開発するなど、高度な技術で幅広いニーズに応えている。

マイナビ編集部から

モノづくりを行う製造業を取り巻く環境は常に変化し続けている。近年では、世界的な半導体不足などの情報を耳にする機会も多いと思うが、そのような環境の中でも自社の強みを最大限に生かして、モノづくりに取り組んでいるのが『ヤマセ電気』だ。通常はくっつかない異種材料をくっつける独自の接続技術「レザリッジ」をはじめとする高度な技術力と、グループ会社の専門技術を集結することで、一つの製品を自社一貫体制で生産し、幅広い取引先から支持されている。

今回取材を行った浅野さんは、自社の製造現場の設備製作を担当し、現場を支えている社員の一人だ。終始笑顔でインタビューに応じてくれたが、誰にでもわかりやすい言葉で自分が担当する仕事について丁寧に説明してくれた。自分の思いを言葉できちんと伝え、製造現場の人を思いやる姿に、入社3年目の若手社員とは思えない頼もしさを感じた。モノづくりは、新しいモノを自分たちの手で作り上げるので、柔軟な対応力と積極的にチャレンジする力が求められる。常日頃からモノづくりに取り組んでいる同社の社員たちは、やはり真面目で、臨機応変に対応できる人が多いという。

文系や理系など学生時代に学んだ内容を問わず、モノづくりに興味がある人たちが活躍できる環境が整っているのも同社ならでは。宮城から世界に向けて『ヤマセ電気』の技術力を発信したい人に、ぜひ注目してほしい。

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開発力、技術力、行動力、管理力などを合わせて総合力で勝負している『ヤマセ電気』。多様化するニーズにあわせて、多品種少量生産や変種変量生産にも柔軟に対応している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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