最終更新日:2024/7/4

しずてつジャストライン(株)【静鉄バス】

業種

  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 旅行・観光
  • 検査・整備・メンテナンス
  • サービス(その他)
  • 教育

基本情報

本社
静岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

“バス事業を通じて地域の暮らしを支える”という、大きな使命感を持っています!

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多彩な業務に携わる若手社員にインタビュー

交通事業者として「安全」を最優先事項に、全社で協力し合い、様々な活動を行う「しずてつジャストライン」。同社で活躍する若手に、仕事のやりがいや魅力を伺った。

■望月 健さん(右)/運行企画部 営業推進課/2020年入社/法学部卒/静岡市出身
学生時代を名古屋で過ごし、改めて静岡の良さを実感。交通インフラという、地域に根差した事業に惹かれ入社を決意。

■美尾 百香さん(左)/鳥坂営業所 業務担当/2023年入社/外国語学部卒/静岡市出身
「経営基盤が安定している会社」「人間関係の良い会社」を軸に就職活動を続ける中、説明会などの雰囲気で入社を決めた。

■岸本 秀紀さん(中央)/鳥坂営業所 運転士/2023年入社/経済学部卒/宮城県出身
多くの人と関わる仕事を希望。子どもの頃に静岡で暮らし、静鉄バスを利用していたことを思い出したのが入社のきっかけ。

仕事での腕の見せどころ

どうすればもっと便利かつ快適に利用していただけるか、アイデアを出すこと。そのために、常に利用者様目線を忘れないよう心がけています。(望月さん)
営業所内で、密なコミュニケーションをとること。良い人間関係を築き、気軽に話しかけてもらえるように努めています。(美尾さん)
運転だけでなく、車内アナウンスも心がけること。先輩たちを見ていると、どんな時も冷静に対処しており、私も見習いたいと思っています。(岸本さん)

販促活動から車内機器の更新まで、アイデアを活かした活動をしています。

私の所属する営業推進課は、バスの利用促進に向けた企画・宣伝を行う部署です。LuLuCa(交通系IC)カードや既存路線のPR、都市間高速路線における新設路線の検討、サッカーの試合や花火大会などのイベント開催時に運行するシャトルバスの対応、企画乗車券の考案・管理など、様々な活動をしています。

私自身は入社2年目からこの部署に異動となり、最初は年に2回実施されるダイヤ改定に伴う、音声放送や行先表示、運賃などのデータ作成から始めました。専門性の高い業務であり、覚えることもいっぱい。社内はもちろん、バスの機器メーカーに何度も問い合わせ、仕事を覚えていったものです。

その後、少しずつできることが増えていき、今は新しい運賃箱への更新作業や、LuLuCaの運用方針に関わる協議、バス音声や行先、運賃などのデータに関する営業所からの問い合わせへの回答など、様々な業務を担当しています。心がけているのは、決まったスケジュールの中で優先順位を付け、他部署も巻き込んで仕事に取り組むこと。特にバスのデータ作成の際は、運行に支障が出ないよう、各営業所の所長や整備士と頻繁にやり取りをしています。

前述の通り、営業推進課はバスの利用促進に向けた様々な業務を担当していますが、中には成果が目に見えないケースも少なくありません。それでも、現場の意見を取り入れ、運賃箱や表示サインなどの車載機器を一新し、運転士から「操作性が良くなった」といった感想をもらえばうれしいものです。他にも私が担当した「謹賀新年」の方向幕と干支のデザインが採用され、それを表示した路線バスが走っている姿を見た時は、大きな達成感を感じました。

今年度から、新しい運賃箱が本格稼働します。今後もより良いものをつくっていくとともに、後輩たちが入ってきた時には、しっかり指導していきたいですね。(望月さん)

従業員を陰から支えることが、地域貢献につながると信じています。

当社の業務担当は、営業所内の総務・人事・経理を広く担当し、営業所と本社の橋渡し役を担っています。前日の売上精算や運転士の就業管理、営業所内の経費処理や従業員の健康保険など各種申請を行う他、月に1度は業務担当者会議で各営業所の状況も共有しています。

私の場合、1年目は運転士や整備士など、合わせて90名ほどの営業所に勤務。2年目を迎えた今は別の営業所へ移動し、100名超の営業所で勤務しています。

最初は運転士の顔と名前を覚えるだけでも大変でした。顔写真付きの乗務員台帳を何度も繰り返し見て、覚えたものです。営業所に業務担当は私1人だったため、仕事でわからないことがあれば、所属長や他の営業所の先輩に電話で相談していました。みなさんわかりやすく教えてくれ、1年が経った今ではひと通りの業務ができるようになりました。

仕事では運転士から聞かれたことに対し、まだ私だけでは解決できないこともたくさんあります。そんな時は、本社や他営業所の先輩の力を借りつつ、レスポンスを早くするよう心がけています。私は人をサポートし、役に立つことをするのが大好き。その点で営業所にいる100人以上の社員のために頑張り、「ありがとう」の言葉をもらうことが何よりのやりがいです。入社したばかりの頃は何もわからなかったのが、この1年で職場の人たちとも親しくなり、街でバスを見かけた時、運転士も気づいて合図をくれるようになりました。人見知りで、人と関わるのが苦手だった性格も、ずいぶん改善できたと感じています。

今は新しい営業所に移ったばかりなので、早くこの環境に慣れ、みんなの顔と名前を覚え、バックオフィスから営業所を支える一員として認めてもらうことが目標です。また、当社はジョブローテーションがあり、これからも常に新鮮な気持ちで業務に臨めると期待しています。

会社の上司や先輩も温かい人ばかり。安心して長く働くことのできる環境だから、地域に根付き、親しまれ続けているのだと思います。将来的には、幅広い知識やスキルを身につけて、みなさんのお役に立ちたいと思っています。(美尾さん)

運輸基幹職として「バス運転士」の経験を培い、交通事業のエキスパートをめざします。

「運輸基幹職」という職種は、入社後「運転士」として経験を積んだ後「運行管理」や「本社管理業務」など、自身でその後のキャリアを選択できるのが特徴的な職種です。私が運輸基幹職を希望したのも、バス業界で仕事をする以上、まずは実際にバスを運行し、お客様と接することが今後に役立つと思ったからです。

入社後は新入社員研修を経て教習所に通い、バスの運転に必要な大型二種免許を取得。その後、安全研修センターで3か月間、バスの運転操作の基礎、機器類の扱い方、接客接遇などを学び、10月に運転士デビューを果たしました。教習所で学び、免許を取得したといっても、実際のバスには多くの機器がある上、パターンにより扱いも異なります。そのため研修ではひたすら練習を繰り返すとともに、教習担当の方に、多くの質問を投げかけていました。何度も聞きすぎかなと思ったほどですが、いつも丁寧に対応してくれたおかげで、しっかり習得することができました。

今は路線バスの運転士として、静岡市内を運行しています。路線は街中から山の中まであり、運転が好きな私にとっては充実した毎日。1日の運行を無事に終えた時が、最もやりがいを感じる瞬間です。大学入試の臨時輸送を担当した時などは、多くの学生の方を輸送し、受験という大事なイベントのお役に立てたという実感も得られました。

この1年で印象に残っているのは、ICカードがうまく反応せず、お困りだった高齢のお客様。「機械の調子が悪い時もあります。慌てなくても大丈夫ですよ」とお声がけさせていただいたところ、後日本社にメールをいただき、「とても丁寧に接してもらい、うれしかった」と言っていただいたことが忘れられません。

現在勤務している営業所には70名ほどの運転士がいます。休憩時は雑談もし、とても良い雰囲気。社内を始め、お客様も様々な世代の方がいらっしゃるため、言葉づかいや考え方などの面でもずいぶん成長できたと感じています。

安全運転はもちろん、接客やアナウンスなどにも気を配って業務に取り組んでいます。また生活のリズムをつくるため、早寝早起きも常に意識しています。今後は運行管理者や衛生管理者などの資格にもチャレンジし、キャリアアップに向けて基礎固めをしていこうと思っています。ゆくゆくは本社での業務など、幅広い経験を積んで交通事業のエキスパートとして活躍したいですね。(岸本さん)

企業研究のポイント

企業研究の段階では自己分析をしたり、まわりの意見を参考に、自分が何をしたいのか、どんなことに興味があるかを明確にしましょう。そして機会があれば、インターンシップにも積極的に参加してみてください。ホームページで各社を比較するなら、どんな活動をしていて、他社とどんな点が違うのかに着目するのがおすすめです。(望月さん)

私が大学3年生の時に力を入れていたのは、自己分析です。そこで人をサポートする仕事がしたいと強く思うようになり、希望が実現できる会社を探すようになりました。インターンシップは化粧品メーカーのものに参加。商品の魅力を伝えるプレゼンテーションもあり、それが後々役立ちました。接客のアルバイトを通して学んだ人との関わり方も、今の仕事に活きていますよ。(美尾さん)

インターンシップは実際に会社に行き、働く人の雰囲気、仕事のイメージなどをつかむ絶好のチャンスです。中には他の大学の同期とのグループワークなどもあって、学びがたくさんあります。参加して損はないと思います。ホームページを見る際は、「先輩社員の声」などを参考に、雰囲気や社員思いの会社かどうかを判断したりしましょう。自己分析では、自分の短所を知ることも大切ですね。(岸本さん)

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仲の良いメンバー同士で食事に出かけるなど、仕事外での人間関係の良さ=団結力も自慢。社内旅行やクラブ活動などの支援制度も整っている。

マイナビ編集部から

学生のみなさんの中には、通学やプライベートで路線バスを利用する人も多いだろう。毎日何気なく乗っているバスだが、その運行には様々な部署が連携し合って成り立っていることが、今回の取材でよく理解できた。加えて、しずてつジャストラインでは、全社員が与えられた様々な役割を全うすることで、「日々の安全運行」が実現できると考えている。

そのため組織としての団結力、連帯感には力を注ぎ、社員たちの安全に向けた気概も人一倍だ。今回、取材に登場した3名からも「営業所からの要望を基に、ある地点で営業事故防止のための注意喚起を、運行中の車内モニターに表示するようにしました(望月さん)」「運転士が日々の運行に集中できるよう、職場環境をより良くしていくために、何ができるか常に考えています(美尾さん)」「営業所では、常に事故ゼロの継続をめざしています(岸本さん)」といった声が聞こえてきた。

こうした安全輸送への取り組みや、その実践こそが、長く地域に根差し、人々の暮らしを支えてきた同社の存在価値を高めているのだと感じた。

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運転士が実技や座学などの基礎研修を行う安全研修センター。乗務を始めてからも、定期的なフォローアップ研修で、運転技能と接客技能の向上を図っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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