最終更新日:2025/4/22

(株)京信システムサービス

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 各種ビジネスサービス・BPO

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京都府

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事業について伝えたい

中小企業のDX推進に取り組む、私たちの使命とやりがい

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それぞれのキャリアを歩む先輩社員にインタビュー

自治体から民間企業まで、幅広い業界のシステム開発に携わる同社。今回は、中小企業や自社内におけるDXの現状と業務効率化に向けた導入事例ついて伺いました。

■H・Y(写真左)
2005年入社

■Y・N(写真右)
2010年入社

■A・K(写真中央)
2019年入社

仕事をする上で心がけている姿勢

どんな仕事も面白く、と考えています。自分が興味を持って楽しく仕事をするためにはどうすればいいかを常に工夫しています/H・Y
お客様の役に立つための行動や勉強をすること。今取り組んでいる仕事が、結果として多くのお客様のためになると信じています/Y・N
仕事は個人ではなく、チームでするもの。ですから、何か問題が起こったときにはすぐに周囲に共有し、できるだけ早く解決するようにしています/A・K

現状を可視化し、データをもとに正しい経営判断を下せる、そんなシステムを追求したい

私が部長を務める事業部では、中小企業のデジタル化支援を推進しています。近年は、コロナ禍によるビジネス環境の変化もあり、中小企業でもデジタル化の機運が加速。当社がお付き合いをしている中小企業のお客様を見ても、業界を問わず、そのほとんどが基幹業務システムのパッケージ製品を導入されています。しかし、基幹業務以外のシステムや、基幹業務と他の業務を連携し自動化するシステムまでは導入に至っていない企業が多く、まだまだ過渡期といった状況です。

私たちが得意としているのは、そうしたパッケージ製品だけでは対応できないシステムの
開発。業務の特性が企業によって大きく異なる製造業や、事業を多角化している企業を中心に、それぞれの業務や目的に合わせた最適なシステムを提案しています。

最近の事例で特に印象に残っているのは、当チームで担当した介護業界のあるお客様。クラウドのパッケージ製品を複数使用されていたのですが、管理の範囲が異なるため、何かを判断するときには両方を開いてそれぞれ確認しなければならない状況でした。そこで、必要なデータを抽出して結合し、蓄積できるシステムを提案。データ分析がスムーズに行えるようになり、業務が効率的になったと大変喜んでいただけました。

とはいえ、私たちがめざしているのは、単に“業務を効率化するシステム”ではありません。収支状況や利益幅が適正かどうかなど、現状を可視化し、正確なデータをもとに正しい施策や経営判断ができる、そんなシステムを提案していきたいと考えています。

私自身は現在、現場業務から離れ、部署全体の舵取り役として、事業部の方向性の明示や人材育成、マネジメントを担当しています。最前線での開発業務を懐かしく思うこともありますが、立場が変わったために、現場にいたときには見えていなかった課題に気づいたり、気にも留めていなかった事柄を考える機会が増え、これまでにはないやりがいと魅力を感じています。
(H・Y)

より最適な提案のために自分に何ができるのかを考え続ける、それが成長の秘訣

システム開発は長らくスクラッチ開発が主流でした。スクラッチ開発とは、すでに存在する何かを土台とせず、サーバから自社で立ち上げる、いわばゼロベースでシステムを作る開発手法です。手間や費用はかかりますが、その分自由度が高く、他社との差別化も図れます。オーダーメイドの注文住宅をイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

そのスクラッチ開発に相対するのがローコード開発。プログラミング作業を可能な限り減らし、短期間でシステムを開発する手法で、住宅に例えるとオプションが選べる建売住宅。開発期間の短縮や予算の低減はもちろんのこと、機能のカスタマイズも可能で、DX推進の切り札としてその市場規模は年々拡大しています。当社においてもローコード開発の需要は年々増えており、サイボウズ社が提供しているプラットフォームを活用した業務改善提案とシステム開発を行っています。

SEとして感じるローコード開発の魅力は、最初は「この部分を改善したい」という小さなご要望でも、誠実な仕事を重ねて信頼を勝ち取りながら徐々に提案の幅を広げ、システムをより大きく、より便利に育てていける点です。お客様に喜んでいただけるととてもうれしく、「もっと役に立つためにはどんな提案が必要だろうか、そのためにはどんな勉強をすればいいのか」と自然に考えるようになりました。

私たちの仕事で大切なのは、システムを開発するだけではなく、システム開発を通してお客様の課題を解決に導く姿勢です。システム開発は目的ではなく、手段です。その手段は多ければ多いほど良いので、今は“経営者目線”での新たな手段を身につけるため、中小企業診断士の資格をめざして勉強を進めています。お客様のご要望を満たすだけでなく、その先の将来まで見据え、より良いシステム開発のためにできる工夫を私なりに精一杯やっていこうと思います。
(Y・N)

社内DXの推進とお客様のシステム開発に携わりながら、これからのキャリアを考える

お客様のシステム開発と並行して、社内インフラの構築・改修など、社内DXの推進を担当しています。社内DXの推進で先日導入を担当したのが、名刺情報の社内共有システムです。それまでは個々で名刺を管理していましたが、お客様との接点を社内に共有しながら、属人的だった人脈を企業の資産とし、営業力の強化につなげる狙いで導入する運びとなりました。当社が導入したサービスは名刺管理画面からお客様へメール送信できるので、メールの誤送信を防ぐメリットもあります。PCさえあればお客様の情報がすぐに確認できるため、コロナ禍で在宅勤務が増えた今、私自身も頻繁に活用しています。

名刺管理クラウドサービスの導入が決まり、実際に稼働するまでの期間は約2ケ月。その間、特に意識したのは、クラウドサービスの機能を最大限に活かしながら、利用者の要求を満たし、より利用者が使いやすくなるようにということ。経験を活かして、今後のシステム開発では、いつ・だれが担当している仕事で・何故必要なのか等、お客様の要望の詳細をヒアリングし、その要求を満たし、よりお客様が使いやすいシステムを提案していきます。

また当社では、それぞれの業務内容やそこから得た学び、注意点を社内掲示板に書き込み、社員が閲覧できるようにするなど、さまざまな形で情報共有が進んでいます。実際、社内掲示板は事業の内容や社員同士の理解を深めるツールとして多くの社員が利用していますし、これからも既存のDXサービスをどんどん活用し、より便利で、より快適な環境を追求していきたいと思っています。

自分の今後についてですが、利用者の立場で考えて社内DX推進に携わった経験を活かして、お客様のシステム開発に関わっていけたらと考えています。
(A・K)

学生の方へメッセージ

企業によって業務の特性や働き方が大きく異なるので、インターンシップなどを利用してその違いをできるだけ理解するように努め、自分の希望に合った会社を選ぶことが大切。この業界はスキルが高ければ高いほど、付加価値の高いサービスが実現できるので、資格取得などのスキルアップも含め、成長意欲の高い人にめざしてほしいと思います。
(H・Y)

私がもし今会社を選ぶなら、世の中のニーズを正しく掴んでいるか、未来に向かって変わろうとしているかどうか=会社のビジョンを真っ先に確認します。たとえ売上が好調でも、それは今だけのこと。ニーズが変われば必要とされるサービスも変わってくるので、これからの変化をどう捉えているか、それにどう対応していくか、その会社の未来への指針を判断材料にしてみてください。
(Y・N)

各社のホームページからさまざまな情報を集めて企業研究を進めましたが、いざ説明会に足を運んでみると、良くも悪くも「イメージが違った」という経験がよくありました。ですから、調べたり考えたりするだけでなく、行動を大切にしてほしいと思います。迷ったり悩んだりするケースは多々あると思いますが、自分だけで解決しようとせず、大学のキャリアセンターなど、プロのサポートも活用してください。
(A・K)

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気になる企業があれば、人事担当者や先輩社員から直接話を聞いてください。生の情報をたくさん集めれば、自分の軸や理想とする働き方が見えてきます。

マイナビ編集部から

京都信用金庫と日立製作所が共同出資し、1972年に設立された京信システムサービス。以来、50年の長きにわたり、自治体から教育機関、金融機関、民間企業まで、幅広い顧客にシステムを提供し、社会のITインフラを支えて続けている。既存顧客との継続的な取引だけでなく、親会社である京都信用金庫の融資先のデジタル化を任されるなど、新規案件も多く、安定した基盤を生かしたさらなる成長にも期待がかかる。

2021年には京都駅近くに本社を移転。利便性の向上はもちろん、TV会議室やオンライン商談用に個別ブースを設置するなど、新しい働き方に対応する仕様となっており、社員からの評判も上々。スキルアップをサポートするe-Learningの拡充や、社内のネットワークを常に最新の状態に保つ取り組みなど、働きやすい環境づくりも進んでいる。個人の能力向上が高度なサービスの提供に直結するため、学べば学ぶほど手応えのある仕事ができ、それがまた新たな意欲につながっていく――そんな好循環も同社で働く大きな魅力と言えるだろう。

近年は在宅勤務をする社員も増えているが、新入社員の研修やOJTは対面を原則とし、社内SNSを導入して他部署の人とも気軽にやり取りできるようにするなど、社内コミュニケーションを活性化させるさまざまな取り組みを展開。情報共有の仕組みやルールがきちんと整えられているので、新入社員でもスムーズに溶け込めそうだ。

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2021年に竣工した新本社は、開放的で明るい雰囲気。新しい働き方にも対応しており、服装もオフィスカジュアルが選択できる。

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