最終更新日:2024/8/1

(株)NID東北

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理

基本情報

本社
宮城県

取材情報

知識ゼロからの専門職

専門知識よりも「自分が何をしたいのか」を重視!未経験からITのエキスパートをめざす

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文系出身から、IT企業の最前線で働く技術者に!

東北で50年、ソフトウェアの開発業務を中心に事業を展開してきたNID東北。未経験で入社し、現在技術者として活躍する2名の先輩社員にたくさんのお話を伺った。

■工藤雄介さん(写真左)
事業部ソーシャルデザイン1部第2課 課長/2004年入社
教育文化学部 地域科学課程卒
取得資格:
応用情報技術者
データベーススペシャリスト
システムアーキテクト
オラクルマスターゴールドデータベース
プロジェクトマネージャ
JDLA Deep Learning for ENGINEER

■松原拓也さん(写真右)
事業部ITデザイン推進室/2019年入社
文学部 人文社会学科卒
取得資格:
応用情報技術者
データベーススペシャリスト
AWS Certified Security - Specialty
AWS Certified Database - Specialty
AWS Certified Solutions Architect - Associate
AWS Certified Developer - Associate

NID東北で働く面白さや魅力

「社員のチャレンジ精神を大事にして、きちんと見守ってくれる部分ですね。そのおかげで、私も若くしてリーダー業務を経験することができました!」と工藤さん。
「自分が作ったものが動いている様子を何かしらの形で見た時や、実際に使用した方から『良かったよ』というお言葉をいただくと嬉しいですね」と松原さん。
一緒に働く仲間を大切にしたいという想いが強く根付いており、発言や意見を出しやすい環境づくりにも注力。チームの足並みを揃えて一緒に成長できることも魅力のひとつだ。

入社の決め手は「ヒューマンウェア」。文系出身からプロジェクトリーダーや管理職に!

◆学生時代に学んだ分野と、入社のきっかけ
地元である秋田県の大学に進学し、当初は別の業界をめざしていました。ところが、私が企業探しに取り組んでいたのは景気が不安定だった時代。業種の幅を広げて情報を集めているうちに、IT業界に興味を持つようになりました。そこから様々な企業を比較検討する中で出会ったのが当社。理念である「ヒューマンウエア」という言葉に込められた「人が幸せになる世界の実現」という思いが自分と一致していたのです。担当者の方々は、私に対して一人の人間として真摯に向き合ってくださり、「自分が探していた企業だ!」と運命を感じたのが入社を決めた大きな理由です。

◆入社後の研修制度
当社では入社後3カ月間は外部講師による新人研修を受講して頂いています。研修は同業他社の新人との合同研修となっており、チームを組んで開発工程の一連の流れを経験する等、大変実践的な内容となっています。私自身、この研修を通じてITの基礎技術や、ビジネスマナーをしっかりと学ぶことができました。研修終了後、実際の業務に配属されてからは一人ひとりに先輩社員がOJTリーダーとしてつき、業務の進め方や新しい環境での不安解消など、丁寧にサポートしていきます。私も管理職に就任後は制度的な部分で意見を出して、研修制度の更なる改善に努めています。

◆会社の風土や、これまでの経験
これらの研修制度とともに、成長できる環境を支えているのが社員一人ひとりを大切にする風土。やる気や実力に応じて早い段階でキャリアアップでき、それぞれの生活にあわせた育児休暇の取得や時短勤務も推進しています。私もこれまでに社内外の数多くの現場に配属になり、プログラミングや設計を経験した後に3年目でサブリーダーに就任。8年前には2人目の子どもの育児休暇を取得し、復帰後は1年間時短勤務をしながらインフラ構築を担当しました。時短勤務終了後はグループリーダーという管理職に、2023年からは課長に就任し、現在は社内コミュニケーション改革や新ビジネスの検討など、いろいろな分野にチャレンジしています。
(工藤雄介さん)

未経験からしっかり学べる新入社員研修に安心。現在は新しい技術の研究も担当!

◆学生時代に学んだ分野と、入社のきっかけ
大学ではドイツ文学を専攻していました。もともと図書館の司書をめざしていましたが、司書の勉強を進める中でコンピューターの知識も学び、興味を持つようになったのです。また、私の両親がシステムエンジニアだったこともあり、子どもの頃からなんとなく親近感があり、IT業界を検討するようになりました。当社の見学に訪れた際、当社で働く同じ大学出身の先輩と話す機会もあり、「文系出身の自分でもここならやっていけそう!」と思い縁あって入社しました。

◆入社後の研修内容と、その効果について
入社後はすぐに約3ヵ月間の外部研修がスタートしました。ビジネスマナー研修やプログラマーとしての技術研修を受けながら、ITの基本的な技術を学べたことが良かったです。5名程のチームに分かれてディスカッションをしたり、力を合わせて1つの成果物を作り発表するという経験をしたりと、チームでものづくりに取り組む方法や面白さを学びました。研修中はついていくので精一杯でしたが、分からないことは同期や研修講師にすぐに相談して、疑問を残さないことを心がけていました。何年か経ってプログラミングやシステム設計に取り組む中で、「これって、あの時にやっていたことなのかも!」と思い出す瞬間が多々あります。気づけば研修で学んだことが自分の力になっていると実感しています。

◆これまでの仕事内容や、専門学部出身の同期との関係性
研修終了後は社外の現場へ本配属になり、開発と運用・保守を経験。2023年4月から社内の現場に戻り、現在はAI、RPA、クラウドコンピューティングなどを利用したソリューションの研究開発に携わっています。AIの画像診断技術を導入し、沿道の画像から人の頭部を検知して混雑度の可視化を行う混雑度ガイドの実証実験や、災害発生時に人工衛星から取得した衛生画像を解析して、状況把握の効率化や発生予測を可能にする防災DXの研究に取り組んでいます。当社には多くの現場があるので、同期たちとなかなか同じ現場にはなれませんが、頻繁に連絡を取り合える仲です。同期たちが取り組んでいる業務について聞くと、やはり「すごいな」「自分も置いて行かれないようにしよう」と良い刺激をもらえます。同期の存在があることで、仕事をもっと頑張ろうというモチベーションに繋がりますね。
(松原拓也さん)

「仲間でいたい」と思える社員たち。今後は地元で働く人々のプラットホームをめざして

◆会社の好きなところ
入社からずっと折に触れて思うのは、当社には心が温かい人が多いということです。人として好きで、ずっと「仲間でいたい」と思っています。仕事以外でも社員たちが自発的に連絡を取り合い、休日にフットサルやリレーマラソンを楽しんだり、家庭用ゲーム機でeスポーツを楽しんだりしています。きっと新入社員の皆さんも、すぐに打ち解けられる環境だと思いますよ。

◆今後の目標
当社は宮城県仙台市で50年、地元で事業を展開してきました。新型コロナウイルスによりテレワークが世の中で一般的になった今、「どこに住んでどのように働くか」について悩んでいる方も多いはず。当社ではオフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークも取り入れており、働きやすい環境づくりを徹底しています。それから、地元の案件に加えて東京の案件もクラウド経由で実施しているため、地元企業でありながら最先端の技術に触れることができる環境があります。これらの環境を活かして地元に暮らし最先端のITの仕事に取り組みたい方のプラットホームになることが目標です。そのためにもさらに技術力を向上させ、事業を拡大していくことで地域に貢献できる企業にならなくてはなりません。そのためにも私は、一つひとつのプロジェクトを成功させ、当社の技術力を受け継ぐ後進の育成にも力を注いでいきたいと思っています。
(工藤雄介さん)

◆会社の好きなところ
自分がやってみたいと思ったことを上司や先輩に伝えると、背中を押してくれるところです。自分がこれまでに携わってきた現場において「こうしたらどうですか?」と伝えると、「やってみよう!」と言ってくださる方が多かったですね。当社では年次を問わずいろいろな世代がバランスよく活躍しているので、多くのことを学べてとても働きやすいです。

◆今後の目標
入社からこれまでにいろいろな仕事を手広く行いましたが、今後はシステムの設計に力を入れ、専門性を高めていきたいです。また、当社では業務に役立つ資格取得を全面的にバックアップしてくれます。私もこれまでに多くの資格を取得しました。学生時代に専門外の分野を学んでいたので、資格取得という1つの目標があると勉強しやすく、自分の知識や技術がカタチになっていくことが楽しいです!今後も様々な資格を取得することが目標です。
(松原拓也さん)

企業研究のポイント

学生の皆さんは、IT企業を研究するうえでどのような部分をチェックしていますか?一言でIT企業と言っても、システム開発、システム保守、コンサルティングなど、職種や働き方は様々。それらの中で自分がやりたい仕事が何かを明確にし、それが実現できる会社なのかを見極めることが大切です。そのためにも、インターンシップや会社見学に積極的に参加して、どのような仕事をするのか確認することをおすすめします。当社でも今年の冬に体験型のインターンシップを計画しています!専門外の分野を学んだ方もプログラミングなどを体験できる内容を想定しているので、皆さんの企業研究の参考になれば嬉しいです。

また、「このプログラミング言語を勉強した」「このツールを使える」など、これまでの経験を重視している学生の方も多くいらっしゃると思います。もちろん、それらの知識があるに越したことはありません。ですが、実際は研修や実務を重ねていくことで、数年も経たないうちに経験者と未経験者の差はほとんどなくなります。当社では、学生時代の専攻に関わらずそれぞれのペースで成長できる環境を整えているので心配いりません。社員個々に合わせたキャリアプランニングを心がけており、経験よりも”入社後に自分がどうなっていきたいのか”という想いやビジョンも大切にしています。ですので、ぜひ入社後のイメージを膨らませながら企業研究を進めてくださいね。
(工藤雄介さん)

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「IT企業では業務に取り組むうえで多くの資格が必要なので、資格取得支援もチェックポイント。受験料の負担や、合格後にはお祝い金の支給などもあります」と工藤さん。

マイナビ編集部から

1973年に開設以来50年にわたり、東北でソフトウェアの開発業務(通信系・制御系・情報系の各システム)、ソフトウェアパッケージの開発、システムソリューションサービスなどの事業を展開してきたNID東北。そのような歴史と実績のある企業を支えるのは、同社の理念でもある「ヒューマンウェア」だ。多くの人が願う社会の実現に向けて、知識と情熱を大切にしながら技術開発を行う同社では、働く社員一人ひとりの幸せにも目を向けている。学生時代に学んだ分野を問わず、誰もが基礎から学べる新入社員研修、その後の個々のキャリアプランに合わせた配属やサポート体制まで充実している。さらに、徹底した資格取得サポートも特筆すべき点だろう。

今回の取材を通じて分かったのは、同社が社員一人ひとりの将来設計や働き方を第一に考えているということだ。知識ゼロからでも確実にキャリアを築いていけるのはもちろんのこと、その思いは育児休暇などの推進にも反映されている。工藤さんの場合も自ら申請したのではなく、当時の上長から家庭のことを考えて提案されたようで、育児休暇を取得したことで出世や評価に関わるものではないという言葉も安心感に繋がったという。社員一人ひとりを大切にしている企業だということがひしひしと伝わってくるインタビューだった。

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駅から徒歩5分という好立地にあるオフィス。とても眺めが良く、基本的に静かなオフィスなので集中して仕事に取り組めると社員たちからも好評だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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