最終更新日:2025/4/22

白石グループ【白石工業(株)・白石カルシウム(株)・(株)白石中央研究所・スターコンピューターサービス(株)】[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 化学
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 受託開発
  • 情報処理

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

人々の暮らしに欠かせない、あらゆる製品の原材料となる“炭酸カルシウム”を世界へ。

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工業製品から日用品、そして食品まで。

白石グループ各社で経験を重ね、それぞれのキャリアを築いてきた3名に、仕事の面白さ、やりがい、そして会社の魅力を聞きました。

K.K.(写真中央)
白石工業株式会社
営業本部 副本部長
1992年入社

Y.S.(写真右)
白石工業株式会社
営業本部 欧州事業部
2008年入社

S.U.(写真左)
株式会社白石中央研究所
主任研究員
2012年入社

白石グループの魅力とは?

営業本部での仕事が本業ですが「広報委員会」にも籍を置き、社内外に向けた広報活動に関わっています。広報手段も様々で興味があることに参加できますよ。(K.K.)
興味のあるセミナーや展示会に参加を申請できますし、福利厚生で中国語・英語レッスンやビジネススキル研修を自発的に受講可能で、スキルアップの機会が豊富です。(Y.S.)
福利厚生が充実しており、ワークライフバランスへの配慮もきちんとしている会社です。最近は育児休業取得者が増えてきており、私も7年前と3年前に取得しています。(S.U.)

様々な業界のお客様のニーズにアイデア次第で様々な提案を。(K.K.)

白石カルシウムの営業職を30年間、その後、経営企画室に異動し白石グループ全体の経営計画の立案に2年間携わった後、2024年から白石工業営業本部の副本部長としてメーカー営業をメインに商社営業も行っています。白石工業の営業本部は自社製品(炭酸カルシウム)を武器にお客様が必要とする幅広い周辺材料を取扱い、国内、海外(アジア、欧州、米州)に展開しています。炭酸カルシウムは多岐にわたる業界(建築・自動車・塗料・インキ・製紙・食品・ヘルスケアetc.)でご使用いただき、営業領域が広がることに非常にやりがいを感じております。

白石グループの営業スタイルに決まった形はありません。誰もが先輩のやり方を見ながら学び、試行錯誤しながら自分のやり方を見つけていくものだと思います。担当地域は大きく国内と海外に分かれますが、それぞれが担当するエリアにはさまざまな業種のお客様が存在します。業種ごとの基礎知識を学ぶ機会は提供していますが、実際の商談の場ではお客様の方々から教えていただくことも多いでしょう。私が若い頃は「まずはお客様に自分を覚えてもらい、長居できるお客様を見つけなさい」と言われたものです。そして良い関係性を築き、そのお付き合いの中から先方が求めているものを見出し、商材の提案をしていく。そうした人間関係からものが売れるようになっていくことに面白さを感じていました。

私は白石カルシウムの国内営業からキャリアをスタートし、タイ、そして上海での駐在を経験しました。タイに赴任し現地法人の営業部長を担当した当初は大赤字でした。しかし、自動車部品の大手メーカーとのお付き合いを深め、商材を認めていただき、やがて黒字に転換することができました。お客様から「困ったときは最初にあなたに電話するよ」と言われたときは嬉しかったですね。

営業をする上では、白石グループの特徴をうまく活用することが大事です。グループ内にメーカー、商社、研究機関があり、商社部門では他社製品も扱えますから、アイデア次第ではお客様のニーズに合わせた商材の組み合わせ販売も可能です。ひとりひとりが主体的に活躍できる規模感が当社の良さだと思います。

研究開発職から営業職へ。培った知見を活かし「価値」を伝える。(Y.S.)

欧州地域での当社事業に営業職として携わっています。当社製品ならびにオーストリアの合弁会社で製造される製品について、チームで事業拡大のための方策を立案します。その後、当社が培ってきた知見や新しく取得した知見から技術資料を作成し、お客様への紹介や提案を行います。現在、欧州地域のお客様は接着剤・シーリング材メーカーが主ですが、施工される場所・分野によって求められる性能が異なりますので、お客様に目線を合わせた資料作りや提案が重要です。今後はお客様の分野を広げていきますので、仕事はより活動的になっていきます。

私は2008年の新卒入社から16年間で、研究機関の白石中央研究所での研究開発職、商社部門の白石カルシウムでの営業職を経験し、現在は白石工業の営業職をしています。理系大学院を卒業して、約4年間白石中央研究所でシーリング材向け炭酸カルシウムの開発に携わりました。その後、白石カルシウムに移り、国内シーリング材メーカーへの営業を担当しました。また当時は商社として白石工業製品以外の商材も取扱い、様々な業種のお客様との取引を経験しました。2017年以降は活動をアジア域に広げて、中国、韓国、タイ、インドのお客様との取引を通じて貿易を経験しました。いろいろと仕事内容が変わっていますが、全世界に流通チャネルを持つ当社にとって、“技術”・“営業”・“貿易”は一つ一つが重要な要素であり、貴重な経験であると感じています。

2021年以降は活動範囲を欧州へ広げて、これまで培った経験を一つでも多く活かせられるように日々試行錯誤しています。国内外問わず、当社と類する同業他社はいくつか存在しますので、私たち営業職が当社製品の価値を効果的に正しく伝えなければ、市場を拡大することはできません。その役割を果たしていくことは大変ですが、当社の製品の性能や品質をお客様に“価値がある”と認めていただけたときにはやりがいを感じます。

研究開発職出身の営業職として当社が培ってきた知見から新たな提案をしたり、新たな技術データを企画してお客様へ提案したり、新しい何かを生み出すことは面白いです。私は理系学部の出身ですが、文系学部出身の営業職の方もいます。営業職は比較的幅広い知識がもとめられますので、様々なことに興味を持たれる方であれば、理系・文系問わず挑戦してほしい仕事です。

恵まれた研究環境に身を置き、社会人ドクターにも挑戦。(S.U.)

白石中央研究所では炭酸カルシウムの主に無機フィラー製品の開発・評価を行っています。白石グループで扱っている炭酸カルシウムには多くの種類があり、見た目はどれも同じ白い粉体ですが、顕微鏡で観察すると大きさも形もさまざま、それぞれに個性がある面白い材料です。私たちの仕事はこれらの個性がなぜ生まれるのかという基礎研究的なものから、これらの個性を暮らしにつながる多くの分野にどのようにして活かしていくかという応用研究的なもの、そして工場で実際にどうやって造り上げていくかという実践的なものまでとても幅広い課題に挑戦するものです。また、営業職の方と一緒にお客様を訪問し、ユーザーと直接会話することもあります。

私が担当しているのは白石グループでこれから拡げていきたいライフサイエンス分野。社内でも知見が少なく、お客様や共同研究先とのコミュニケーションを大切にしながら開発に挑戦しています。最近の成果としては、炭酸カルシウムセラミックスを使った骨補填材の開発に関する研究についての論文を発表しました。従来は難しいと思われていた炭酸カルシウムのセラミックス化を自社の技術によって成し遂げ、実用化に向けた一歩を踏み出すことができました。できないと思っていたことができるようになることがこの仕事の面白さだと思います。

また白石中央研究所は実験機器類への投資も積極的で、特に分析機器については高度な設備が整っており、研究者にとってはありがたい環境ですね。私の学生時代の話になりますが、電子顕微鏡が研究科で1台しかなく、30名くらいの学生が競い合って使用している状況でした。この会社では目的に応じて使い分けられる電子顕微鏡が3台あるため、装置待ちのストレスが少ない環境です。

与えられたテーマをこなしていくという前提は当然つきますが、自分が興味を持った分野を研究する自由度も高い会社です。現在、私は研究テーマであるセラミックスの研究を続けるために社会人ドクターとして大学院に在籍しています。白石中央研究所からは過去に4名の社会人ドクターが出ており、チャレンジを快く応援してくれる会社です。実験設備、そして社風からも研究員の自由度が高い会社といえるのではないでしょうか。

学生の方へメッセージ

32年間をこの会社で過ごせた理由は、白石グループが好きだから。グループ全体で1000人程度の規模なので自分の発言によって変えられる部分もあり、単なる歯車だと感じることがなかったからだと思います。白石グループは上司と部下、先輩後輩の関係は保ちながらも気軽に相談やお話しができる雰囲気で良い距離感を保ちながら仕事をしています。グループではスポーツ事業や不動産事業なども展開しており、ユニークな環境なのでそういった雰囲気が好きな人にはオススメの会社ですよ。(K.K.)

学生時代は友人や先生、学校や自宅などご自身を囲む生活環境はあまり変化しないものと思います。しかし、社会人になるとご自身が勤める会社の方針や顧客の方針、さらには社会情勢も日々変化していきます。当然、自分が置かれている状況も刻々と変わっていくものです。変化にはどうしても面食らってしまうときもありますが、「どうやって前に進むか」を考えるように努めてほしいと思います。(Y.S.)

研究職に向いているのは、誰もが「これは当然」と何気なく受け止めていることに対して「なぜだろう?」という視点を持てる人。こういう人には、新しいものを創っていく力があると思います。アイデア力に自信のある方は是非当社に興味を持って、足を運んでみてくださいね。(S.U.)

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「白石工業」「白石カルシウム」「白石中央研究所」それぞれでキャリアを歩んできた3名。会社は別ですが会社間の垣根はなく白石グループの一員として業務を行っています。

マイナビ編集部から

工業製品から日用品、食品まで。これまでの生活の中で白石工業の炭酸カルシウムに出会っていない人はきっといないだろう。創業者が炭酸カルシウムを化学的に合成する製造法を完成させたのは1909年。以来115年を経て、白石グループは世界中に販路を持つ企業となった。新しく入社するみなさんは、白石グループの次の100年をデザインしていく人材として期待されているのだ。

現在、白石グループを構成するのは22社。研究開発、製造、販売などの役割を持つ会社があることはもちろんだが、スポーツ事業や不動産事業なども手掛けている点がユニークだ。グループ全体でも従業員が1000名程度の規模感のためか、社員たちは「良い距離感を保ちながら仕事ができる会社」だと口を揃える。社員それぞれが必要な研鑽を詰めるよう、研修や教育の体制も整えられており、研究環境にも十分な投資がされていると感じた。

世界有数の石灰石産出国である日本で採掘できる石灰石は品質が良く、この先も数百年分の埋蔵量があるそうだ。近年では、CO2を原料として吸収できる炭酸カルシウムの生産技術を活用し、使うほどCO2を削減できるサステナブルな製品の技術開発や事業化に積極的に取り組み、製品・技術ともに、今後、炭酸カルシウムにはどんな可能性が発見されるのか。社員の方々とともに楽しみな気持ちでいっぱいだ。

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人々の生活に欠かせないあらゆる製品の原材料となる炭酸カルシウム。これまでの100年も、これからの100年も、世界中の人々の暮らしに関わっていきます。

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