最終更新日:2024/6/25

ニタコンサルタント(株)

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本社
徳島県

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学生時代の学び・経験、どう活かせている?

勉強したことはもちろん、アルバイトや部活で学んだことも、すべて仕事の糧になる!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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専門性が高い仕事でも、学生時代の経験は活かすことができる?

そんな質問へと、真摯に答えてくれた3名の先輩たち。それぞれに異なる現場で活躍する彼らの学生時代と、そこで勉強したことや経験したことがどう活かせているかを、ざっくばらんに話していただきました。

■N.Kさん(2020年入社)/写真右
所属部署:企画部
※理工学部 社会基盤デザインコース卒

■A.Tさん(2021年入社)/写真中央
所属部署:環境調査部
※総合人間自然科学研究科 農学専攻卒

■I.Sさん(2022年入社)/写真左
所属部署:地域計画部
※創造工学部 建築・都市環境コース卒

先輩たちから一言

私は飲食店でアルバイトをしていましたが、そこで年配のお客様との接し方やマナーを身につけられたということも、社会人になってからとても役立っています。【N.K】
大学ではラグビー部に所属していました。そこで自然と身についたチームで目標を達成するためのコミュニケーション能力も、仕事で活かすことができています。【A.T】
職場を整理整頓したり、同期のちょっとした変化などにも気づいてあげられるのは、アルバイトを通して気配り・目配りを身につけられたからこそだと思います。【I.S】

大学で学んだ専門知識を活かし、地域で暮らす人々の安全に貢献できる喜びを実感しています。【N.K】

学生時代、私は河川の流れを解析・実験したり、その流れによって川底の砂が移動した量を算定する模型実験などに取り組んでいました。水の流れを解析することにより河川がどのように氾濫し、周辺地域へと水がどう広がっていくのかを解析・実験することで、水防災マップなどを作成することが、その研究の主な目的。そこで学んだことを仕事に活かすことができるというところに魅力を感じて、私は当社への入社を決意しました。研究室では氾濫解析ソフトウェア『AFREL-SR』を使っていたのですが、これを開発・販売している会社が当社だったというところも、大きな決め手になりましたね。地盤標高や農地、建物などの資料を収集して現場を確認し、浸水想定区域図やハザードマップを作成する現在の仕事は、まさに大学で学んできたこと。その知識は、間違いなく活かされています。

また、私たちが収集する膨大なデータの多くは、専門知識がない人から見ればただの数値です。これを技術者ではない方々へと、いかに分かりやすく伝えるかということも、大学で学んだことのひとつ。もしそれが技術者にしか理解できないような内容であれば、いざ水害が起きた時、地域の人々がどう対応すれば良いのか分からないので機能しません。そのため、誰にでも分かりやすく伝えるという点にこだわってきたことも、この仕事をする上で役に立っていると思います。ただ、学生時代と決定的に違うのは、仕事になると工期やコスト、どのマニュアルに準拠するのかもきちんと考えながら進める必要があるということ。さまざまな制限がある中で、どうやって品質を追求していくか。そこをシビアに考えられるようになったというところは、この仕事を始めてから学んだポイントです。

これからの目標は、まず国家資格である技術士の資格を取るということ。これを受験するためには4年間の実務経験が必要なので、来年からようやくチャレンジできるようになります。そのために、今は『徳島県技術士会』の勉強会に参加したり、過去に開催された勉強会のアーカイブを読んだりして勉強しているところ。技術者にとっては最高峰とも言われる難関資格ですが、早期合格を目指して、さらに地域へ貢献したいと考えています。

自分自身が「やりたい」と思う仕事を任せられるから、学生時代の経験を活かすことができる!【A.T】

昔から私は生きもの、その中でも特に魚が大好きだったので、大学院まで進学して生態や遺伝子などの研究を行っていました。淡水魚のカワムツには異なる遺伝子を持ったグループが3つ存在するのですが、遺伝子によって習性や攻撃性の強さなどに違いがあるのかどうかを調べることが、その研究の主な目的でしたね。そして、現在所属している部署では、河川や海、ため池、ダム、地下水などの水質調査や生物調査などを主に担当しています。水質調査では、まず現地で水を採取して分析。それぞれの水質基準を超えている項目はないか、つまり健全な状態かどうかを調べます。そして、もし何らかの問題がある場合は、その原因は何か、どうすれば水質を改善できるかというところまで報告・提案することが、私たちの役割です。

大学でやってきたことが活かせているなと感じるのは、もうひとつの生物調査。例えば、これから橋梁をつくるとか、護岸工事をするといった場合、事前にその周辺にどんな生物がいるのかを一つひとつ調べ、希少な生きものがいないかどうか、工事をすることで生態に影響が出ないかどうかを報告します。また、徳島県の最南端にある竹ヶ島では、サンゴや藻場などの再生・保全活動を担当。これらの仕事は、大学での研究に直結するものではありません。ただ、水生生物の知識や「この場所にはこういう生物がいるだろう」といったフィールドワークを通じて得た経験知は、仕事をする上でも役立っていると感じますし、まだ入社3年目であるにも関わらず、中心メンバーとしてこの業務を任されることができています。

とは言っても、まだ私が担当しているのは調査が中心。そのため、今後は調査だけではなく、そこから開発事業によって自然環境にどういった影響があるのかを予測し、評価する環境アセスメント(環境影響評価)を、しっかり最後まで担える存在へとステップアップしていきたいと考えています。当社は「これがやりたい!」「この仕事を任せてほしい!」と手を挙げれば、社歴や年次などに関係なく、どんどんチャレンジさせてくれる風通しの良い社風。そのため、意欲さえあれば、自分次第でチャンスは無限大に広がっていきます。そんな会社だからこそ、ここでは常に高いモチベーションを持ちながら、さらに上を目指すことができるんですよ。

限られた時間を有効に使って勉強する。その工夫をしてきたことが、とても役に立っています。【I.S】

大学のゼミでは水産工学を専攻し、卒論ではAIを使った魚種の判別について研究しました。そこで海に関係した仕事がしたいと考えるようになり、就職先として決めたのが当社。現在、私は地域計画部で海岸・港湾の護岸や堤防の点検を担当しています。入社1年目は上司についてさまざまな現場へ行き、そこで教わったことをメモに取りながら覚えていくことが中心でした。そして、2年目からは自分が主体となって護岸や堤防の点検、ドローンを使った上空からの撮影や測量を行い、上司や先輩のサポートのもと修繕計画などの作成までを手がけられるように。経験を積みながら専門性に磨きをかけ、それまではできなかったことができるようになると、本当に大きな達成感を味わうことができます。

学生時代に学んだことと今の仕事内容に直接的な関わりはありませんが、入社後も「すごく役に立っている」と実感しているのは、限られた時間を有効に使って勉強するやり方。と言うのも、私は大学1年生の頃は、徳島の実家から香川県にある大学まで、汽車で片道2時間もかけて通っていたんです。その時間を有効に使いたくて、私は移動中に勉強することをリスト化し、通学時間内できちんと終えられるように工夫。社会人になると勉強する時間が限られてしまいますので、振り返ってみると「本当に貴重な経験をしたなぁ」と思いますね。また、2年生からは大学の近くで一人暮らしを始め、焼肉店でアルバイトをしていたのですが、そこでの経験も仕事をする上での糧に。小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い年齢層のお客様と接する中でコミュニケーションスキルが身につきましたし、周囲にしっかりと気配り・目配りを行き届かせられるようになりました。これは、職場での人間関係づくりなどにも役立っていると思います。

学生時代に培ってきたこうした経験を活かしながら、さらに専門的な知識・技術に磨きをかけ、発注者からはもちろんのこと、社内でも「海岸・港湾関係のことならIさんに聞けば大丈夫!」と頼ってもらえる存在になることが、これから先の目標です。そのためには、まだ足りないものがたくさんありますので、そこを上司や先輩たちからも積極的に吸収しながら、技術者として着実に成長を続けていきたいと考えています。

企業研究のポイント

大学で学んだことを活かせるというのはもちろん大切かもしれませんが、社会人になると週に5日、生活のほとんどの時間を会社で過ごすことになります。そのため、どんな人たちと一緒に働くことになるのかを知ることはとても重要。職場の雰囲気や人間関係をきちんと把握するためにも、インターンシップなどには積極的に参加したほうが良いと思います。【N.K】

社会人になると、人生の大部分は仕事をしている時間が占めることになります。だからこそ、真剣に「自分がやりたいこと」を考えて、それを仕事にするべきだと思いますね。やっていて「面白い!」と感じられる仕事に思いきってチャレンジするのと、そうではないことに時間と労力を費やすのでは、人生そのものの充実感がまったく違ってくるはずです。【A.T】

今はインターネットを使えば何でも情報を得られるので、「世の中にはどういう業種があるのか?」「どんな会社があるのか?」といったことは、いくらでも調べることができます。自分がやりたいことを見つけるにはとても恵まれた時代だと思いますので、そこをしっかりと行った上で、会社見学会やインターンシップにも積極的に参加してほしいと思います。【I.S】

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人々の安全な暮らしに欠かせない社会インフラ整備や防災などへとダイレクトに貢献できるからこそ、同社では社員一人ひとりがそれぞれの仕事に誇りを持って取り組んでいる。

マイナビ編集部から

1954年から70年もの歴史を持つ安定企業と言えば、「ちょっとカタイ企業風土なのかな?」と心配される方は多いかもしれない。だが、今回取材に応じてくれた3名の先輩たちが口を揃えて語るのは、社内の人間関係がとても温かく、若手社員の意見にも真剣に耳を傾けてくれる非常に風通しの良い社風だということ。世代間や部署間などの垣根が一切なく、豊富な経験・知識・技術を持つベテラン社員とも気軽に話せるため、安心して働くことができているそうだ。

コロナ禍の前にはよく開催されていた社内イベントも少しずつ復活し、昨年の夏には若手社員たちが集まってバーベキューを楽しんだのだとか。カタイ雰囲気とはまったく無縁であり、むしろ社歴や年次などに関係なく、社員同士の距離が近いフランクな社風だ。また、有休を取りやすいなど、働きやすい環境が整っているというところも、3名の先輩たちが満足して仕事を続けられている理由のひとつ。「今月は祝日が少ないから」といった理由でも休みを取ることができるため、無理をすることなく安心して働けるという。このように、仕事のやりがい以外の部分でも社員たちの満足度が非常に高いということをインタビューを通して強く感じることができた。これも、同社ならではの魅力だと言えるだろう。

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専門性が高い仕事だけに、一流のプロを目指すにはじっくりと腰を据えて経験を積み重ねることが必要不可欠。それを実現するには、働く環境面に目を向けることも大切である。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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