最終更新日:2025/4/23

メットライフ生命保険(株)

  • 正社員

業種

  • 生命保険
  • 外資系金融

基本情報

本社
東京都、長崎県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客様の声に寄り添いながら、これからの社会が求める商品やサービスを創造する

PHOTO

若手社員が見据える三者三様のキャリア

世界40カ国で保険事業を展開し、日本でも50年以上の歩みを持つメットライフ生命。同社に活躍の途を見出し、それぞれのキャリアを歩み始めた若手社員たちに、同社の環境や今後の目標について語ってもらった。

◆ S.S.さん(アンダーライター職)
カスタマーサービスアンドオペレーション部門
新契約・保険金グループ(新契約)契約査定チーム
2023年入社/薬学部卒

◆ B.T.さん(代理店コンサルティング担当)
代理店部門 首都圏広域代理店統括部 首都圏第1支社
2023年入社/経済学部卒

◆ A.H.さん(アクチュアリー職)
財務部門 数理グループ J GAAP 数理チーム
2023年入社/理学部卒

先輩社員の横顔

「業務後には、同じ拠点の同期メンバーでよく飲みに出かけていますね。半年以上の育児休暇を取得した先輩も身近におり、自分も将来取りたいと考えています」S.S.さん
「平日は19時迄の退社がルールで、休日対応もコールセンターに一任できます。オフはトレーニングを楽しんでおり、大阪にいる同期にも時々会いに行っています」B.T.さん
「アクチュアリー資格試験には、毎年1科目ずつ合格できるよう挑戦しています。フレックスタイム制度を活用し、平日の早朝や夕方に勉強することも多いですね」A.H.さん

ドクターとも連携しながら、査定における判断力を磨いています【アンダーライター職/S.S.さん】

大学で薬剤の研究をしていたこともあり、就職活動の序盤は化学や医薬品関連を見ていました。一方で、学生時代から資産運用に興味があり、お金の勉強をしたいという思いも抱いていたことから、金融×医療という両方の要素を持つアンダーライター職に注目。選考で接した社員たちの優しい人柄に魅力を感じて、入社を決めました。

私が担当しているのは、引受査定の業務です。営業担当者に加入書類の不備を指摘したり、保険へのご加入可否を判断するため、お客様の健康情報を閲覧して、体況上のリスク(過去の病歴や健康状態など)を通達すること等が主な役割です。

入社後は1カ月間の研修があり、分厚いマニュアルの読み込みを行いながら基本的なルールについて学習しました。配属後も半年間はメンターの先輩が付いてくださり、例題のQ&Aを繰り返しながら知識を習得。9月頃から少しずつ独り立ちをしましたが、以降も分からないことは適宜質問しながら理解を深めています。

今は不備や懸念点が見当たらない場合は数分で処理できるようになりましたが、複数疾患がある場合などは、ケースバイケースの総合的な判断が必要です。難しいこともありますが、オフィスに社内ドクターがいるので、よく質問に行っています。周辺知識も含めて体系的な医療情報を教えてくださるので、普段から懇意にさせていただいています。

正確な判断のために、お客様や営業担当者に追加情報をお願いすることもあります。そのような時は、一往復で漏れなく必要な情報をいただけるように依頼することを心がけています。週2日まで在宅勤務ができる職場ですが、私はまだまだ「先輩方に質問して教わりたい」と思う場面が多いので、基本的に出社をしています。

判断力を磨くためには、件数を一つでも多く重ねることが必要です。先輩たちの処理スピードにはまだまだ追いつけなくとも、医療知識が増えるに伴って少しずつスピードアップはできており、日々の成長実感がやりがいにつながっています。

最近は、体況情報からどのように保険料を設定しているのか、統計的なところや保険の仕組み自体にも興味が湧いてきました。いずれ商品開発に関わっていきたい思いも芽生えていますし、アクチュアリー職へのキャリアチェンジなども視野に入れています。いずれのキャリアを目指すにせよ、今の部署にいるうちに一つでも多くの事例に触れ、経験値を磨いておきたいです。

幅広く知識や経験を磨き、代理店の方々のフォローアップに努めています【総合職/B.T.さん】

大学では経済学を学び、その知識を活かせる金融業界を志望していました。当社に決めたのは、充実した商品ラインナップに顧客本位の姿勢を感じたこと、そして実力主義の社風に魅力を感じたことが理由です。「年齢も学歴も関係なく自分の力を試したい」という思いに合致する環境があると感じました。

入社後は2カ月間の研修があり、保険や会社のことを広く学んだのち、OJT期間の配属先へ。最初の3カ月間は全国展開する代理店のみを担当する支社で、残り4カ月間は地域に根差した中小代理店をメインで担当する支社で過ごしました。全国展開する代理店の中には来店型ショップも多く、同年代の募集人さんをはじめ幅広い年代の方々とお仕事をさせていただきました。地域に根差した中小代理店をメインで担当する支社では、歴史ある代理店も多く、当社の歴史について代理店の方から教えていただくような機会もありました。また、一週間の長崎本社での研修もありました。私たち営業部門はチームの中で攻めの役割ですが、長崎本社の研修でコールセンターや保険金支払いなど守りの業務を体験できたことが、その後の営業活動にも大変役立っています。

1月から正式に現支社に配属が決まり、営業活動をスタートしましたが、当初は実践的な知識が足りないことを痛感する場面が多かったです。社内のeラーニングや動画などで知識を積み重ね、その内容を先輩社員の方々にロールプレイングをお願いし、アウトプットを積み重ねた事で少しずつ代理店の方々に信頼頂けるようになりました。

現在は東京近辺の代理店 約30店担当しています。商品や手続き方法、提案に関する問い合わせなど、代理店の募集人さまからご連絡をいただいたときには、すぐに電話に出る事やフットワーク軽くご説明に出向く等、誠実な対応を心がけています。代理店の方々から感謝の言葉を直接いただける場面も多く、日々のやりがいにつながっています。

支社では幅広い年代の社員が活躍しています。また、昨年度は諸先輩方から多くの事を教えていただきました。代理店の方々に少しずつ信頼していただけるようになり、成長を実感できる場面も増えました。今年は、担当代理店も増え、電話やメール、Web面談なども活用して働き方を工夫することにチャレンジしています。諸先輩方にして頂いたように後輩の手本となり、自分の経験を伝えられる存在に成長することが今後の目標です。

新しい制度の導入に備えつつ、専門資格の取得にも励んでいます【アクチュアリー職/A.H.さん】

大学では代数的位相幾何学を専攻。学んだ数学の知識を活かしつつ、会計基準などいろいろなことを学べる点に魅力を感じて、金融専門職であるアクチュアリー職を志望しました。データサイエンスとも親和性があり、これから活躍の幅が広がる職種だと感じたことも志望理由です。

国内の生命保険業界では、2025年度から経済価値ベースの「ソルベンシー規制」が導入されます。業界全体に影響を与える出来事で、この業務に関わるチャンスを求めて、社会人5年目のタイミングで入社をしました。複数社を検討しましたが、当社は新しい商品の開発やリニューアルを高い頻度で行っており、マーケットニーズを迅速に反映させた商品を出している会社だと思います。

入社後は前任者の業務を引き継ぎ、財務部門にて日本の会計基準(J-GAAP)に基づいて負債の将来見込み計算や関連業務に携わっています。会社全体の経営方針にも影響を与えうる数字を扱っており、責任は大きいですが、その分やりがいも感じています。

金利や解約率など複数の数字を設定して計算し、保険商品ごとの傾向を可視化させていくことが主な役割ですが、過去のデータと明らかに異なる数字が出てきた場合には「どうしてこういった結果になったか」の原因分析も行います。経営層から質問がくることもあり、関連部署に対する報告の機会も毎月あるので、プレゼンテーションのスキルも磨けていると思いますね。

業務と並行して、来年度のソルベンシー規制導入に向けての準備も始めています。この規制は契約者保護の観点から、保険会社が保険金などの支払いを適切に行えるよう監督当局が監督するためのものです。法令やドラフトを確認しつつ、現状の計算方法からの変更点について理解を深めています。

アクチュアリー試験は7科目の合格が必要ですが、私はこれまでに4科目に合格しています。長年コツコツと勉強して取っていく資格であることも、自分の性に合っていると感じています。資格取得の過程においては、当社の「アクチュアリースチューデント制度」に大変助けられています。具体的には、受験料の支援や社内の勉強会に参加できることに加え、業務時間中にも勉強時間を確保できる制度です。また、準会員、正会員合格時には、報奨金も支給されます。2024年12月に5科目目を受けたばかりですが、全科目をクリアしてアクチュアリー正会員となることが、キャリア10年目までの目標です。

学生の方へメッセージ

日々業務を行いながら、世の中には細かくても大事な仕事がたくさんあることを実感しています。私の仕事は、一人ひとりのお客様の人生に影響を与える可能性があることを常に念頭に置きながら、日々の引受査定業務に取り組んでいます。
(S.S.さん)

就職活動では「学びたい分野の仕事に就く」のも一つの選択肢かと思います。私はお金や社会保障について学びたい気持ちから保険業界を選びました。実際に「働きながら勉強ができ、勉強することが仕事の評価にもつながる」という一挙両得の良さを感じています。当社では活躍している若手社員も多く、「年齢に関係なく活躍のチャンスを得たい」という人にも良い会社だと思います。
(B.T.さん)

アクチュアリー職は理系のイメージがある仕事ですが、当社では文系出身者も活躍しています。他の職種からキャリアチェンジする人もいるので、この仕事に興味や適性を感じる人であれば、出身学部はネックにならないと思います。保険や金融業界で活躍するニッチな職種でもあり、知り合いが転職してくることもあるので、就職活動中に同じ志望の仲間と良い関係を築いておくことをおすすめします。
(A.H.さん)

PHOTO
当社の保有契約件数は約947万件(2024年3月末日現在)にも上る。業務の根幹を支えている社員たちの共通点は、人に寄り添う思いやりと成長意欲の両方があることだ。

マイナビ編集部から

外資系保険会社として、業界内で確固たる存在感を放つメットライフ生命。外資系の保険会社と聞くと、「個人主義的な社風なのでは」「英語が話せなくては務まらないのでは」といった不安を抱く学生もいるかもしれないが、心配は無用だ。

毎年、個人で目標設定を行うが、チームでも目標を掲げ、協力しながら達成を目指す。また、社内には幅広い活躍フィールドがあるため、英語力も必須ではない。英文での情報共有は日常的にあるが、翻訳や同時通訳などのサポートが揃っており、入社後に社内の学習ツールやサークル活動を通じて勉強している社員も少なくないそうだ。

社員の声を反映させる仕組みも整っている。子どもの看護休暇の適用年数が延長されたり、1時間単位での有給休暇の取得が可能になったりと、働きやすさを年々進化させている。社内公募や社内インターンシップ制度などを利用して、社内でキャリアチェンジをしたり、業務の幅を広げる機会もある。

3名の取材でも感じたが、穏やかな人柄ながらも自分の意見や考えはしっかりと発信する。そうした社員の集合体である同社は、今後も変わり続ける世の中に柔軟に対応しながら、企業として進化し続けていくことだろう。

PHOTO
オフィスはきわめて自由闊達な雰囲気。サイトごとにレイアウトが異なり、カフェテリアの他、卓球台やテレビゲーム、事業所内託児所を設けているサイトもある。

トップへ

  1. トップ
  2. メットライフ生命保険(株)の取材情報