最終更新日:2025/5/14

日本飛行機(株)【川崎重工グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 精密機器
  • 重電・産業用電気機器

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO
  • 10年目以内
  • エネルギー系
  • 技術・研究系

学生の頃から夢であった航空機用機器の設計開発業務

  • S.N
  • 2016年入社
  • 29歳
  • 理工学部 航空宇宙工学科
  • 技術部 運用支援設計課 電装設計係
  • 航空機に対するシステム維持業務及び機体改修に関する研究開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 形の残る仕事
  • システム構築の仕事
現在の仕事
  • 部署名技術部 運用支援設計課 電装設計係

  • 仕事内容航空機に対するシステム維持業務及び機体改修に関する研究開発

現在の仕事内容

防衛省航空機に対するシステム維持業務と、機体改修技術に関する研究開発業務を行っています。
1.防衛省航空機に対するシステム維持業務
防衛省の保有する航空機の整備マニュアルの維持作業や、新たに搭載する機器に対する設計、顧客からの問い合わせ案件に対する回答の作成を行っています。
また、機体の改修に関して試験手順書を作成したり、機体の不具合に対する処置を考えたりする業務を行っています。
私は主に電気関係の設計を行っており、機体内の機器間の配線設計や、新たに搭載する無線機器や航法関係の機器の機能試験手順書などを手掛けています。
2.機体改修技術に関する研究開発業務
機体に新規に搭載する機器を考案したり、整備作業を行う上でどのような技術が作業効率化に繋がるかを考え、最新の整備器材の導入の検討等を行っています。
新規搭載機器に関して、その内部のソフトウェア開発も行い、ソフトウェア開発に関して特許も取得しました。
整備器材に関しては商社とやりとりをし、最新の機器情報を仕入れ、自社に合った整備器材を選定し、導入計画を立てています。


関わった仕事で一番印象に残っていること

機体に搭載する航法関係の機器について、研究から従事し、実際に機体に搭載するまでの設計開発業務に携わったことです。
民生品を用いた機器製造であったこともあり、社内外を含めて完成までの道のりは困難を極めました。
国内で初めて扱う機器であったため、海外メーカとやり取りをしながら試行錯誤し、製造時に発生した様々なトラブルを解決していきました。
機器搭載後に使用した顧客の「非常に使いやすい」という喜びの声を頂いた時は、それまでの苦労が報われました。
また、当該機器に関して特許も取得したことで今後の会社の機器製造の足掛けとなる技術を残せたと自負しています。
研究開発業務というと中々モノにならないイメージを持つ方も多いかと思いますが、私は入社してから4年で研究から設計開発した機器を機体に載せるまでのプロセスを経験することが出来ました。
一つ一つモノを見ながら、それが形になっていく工程を自分の目で見れるのはエンジニアとしてメーカに努める醍醐味だと感じています。


今後の目標

私は入社以来「自分で開発したものを航空機に載せ、世に送り出す」という目標を持って業務に取り組んできました。
実際に自分たちが設計開発した機器を機体に載せることは叶いましたが、世の中にはまだ自分の知らない技術がたくさんあります。その中で新たに開発してく技術力に加え、今ある技術をどのようにうまく組み合わせ、自社の製品に適用していくかが課題だと思っています。
【短期目標】
自分の携わった機器搭載の技術を廃らせることなく、次の新機器搭載への技術力として、その幅を広げたいと思います。
今、世の中にある機器はスマートフォンなど様々な機能を持っています。航空機もそのような日々アップグレードできる機器を搭載していくべきだと考えています。
一度航空機に載せた最新の器材の機能を更に応用させ、顧客のニーズに合う製品を今後も提供していきたいと思います。
【長期目標】
民生品を用いた航空機改修の幅を広げ、航空機における大規模システムのインテグレーションを実現したいと思います。
そのためにも、既存技術の理解を深め、実機を触る経験を多く積み、自分の技術的な目を更に養っていきたいと考えております。


  1. トップ
  2. 日本飛行機(株)【川崎重工グループ】の先輩情報