私は小学生時代から、理数系の勉強が得意で文系の勉強が苦手でした。理系に進むことにしたのは、苦手なことを克服するのではなく、得意なことを伸ばしたほうがいいと考えたからです。それは、仕事でも同じ。あらゆる業務をそこそここなせる平均点のスキルよりも、ひとつの分野で突出したスキルがあったほうが大きな武器となります。
私の場合はバグを見つけるスキルがそうなのですが、ぜひ皆さんも早い段階で「ぜひこれだけは誰にも負けない」という武器を見つけるようにしてください。そうすることで、自身の可能性を大きく広げられると思います。
一緒に働きたい人は、ひとつのことにこだわって、それを突き詰めていけるような人材。それぞれの突出したスキルが集まることで、会社の実力は上がっていくのだと思っています。
学生の内にぜひ自分の得意分野を見つけ伸ばしてみてください。その得意分野を生かせる企業を中心に企業研究をすると、努力次第で着実に成長できる自分に合った企業に出会えるはずです。