最終更新日:2025/4/23

(株)アイズ【東証グロース市場上場】

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東京都

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事業について伝えたい

みんなの感動と幸せを追求し、今までにないサービスを提供する

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創業から現在まで増収を続ける「アイズ」の魅力とは

斬新なサービスの提供で独自のポジションを確立するマーケティング系ベンチャー企業「株式会社アイズ」。 17期連続収益、株式上場と躍進を続ける会社の実態とは。穏やかな人柄の福島社長に話を伺った。

■代表取締役社長 福島 範幸さん

福島社長率いる「アイズ」の魅力

大きな夢を掲げ、実現に向かって着実に歩を進める福島社長。「夢をかなえる喜びを、これからもずっとメンバーと分かち合いたいです」
企業の成長の決め手となるのは、メンバーの人柄。アイズのメンバーたちは、仕事のスキルを身に付けることだけでなく、相手を気遣うマインドを養うことも大切にしている。
「テニス部」「コーヒー部」などの部活動を通じて交流を深めることができる。趣味の合うメンバー同士で新たな部を創設するチャンスもある。

革新的なマーケティングサービスを提供し、着実に事業を拡大

私がアイズを設立したのは、世の中を大きく動かすような新しい事業を始めたいと思ったからです。新卒で大手企業に就職したのですが、実際に働いてみると自分の存在感を発揮することの難しさを痛感しました。失敗をしても、会社にはさほど影響がありません。つまり、私がいなくても仕事はまわるということを感じたのです。「これでいいのか」という疑問が自分の中で湧き上がり、起業することを決意しました。

いくつかのベンチャー企業で勤務し、マネジメント業務なども経験した後、株式会社アイズを設立しました。社名の「アイズ」は「台風の目」を意味します。世の中に変革を起こす、新しい風が集まる企業にしたいという思いを込めています。そして誕生したのが、現在ではクチコミプロモーションサービスに成長した「トラミー」です。

「トラミー」は、消費者の方々に商品やサービスのクチコミをインスタグラムなどのSNS上に投稿していただくサービスです。私は自分で営業していた時から、“クチコミ”のスピード感や強さに注目していました。やはり、消費者の生の声は説得力があり、他の消費者にも大きな影響を及ぼします。トラミーの会員は、現在15万人を超えました。こういったサービスで、当社は毎期連続の増収を実現しています。

さらに、当社の主軸サービス「メディアレーダー」も好評を得ています。これは広告主・広告代理店と媒体社とをつなぐ、媒体資料のポータルサイトです。このサイトが画期的なのは、テレビや雑誌、インターネットなどの媒体資料を、広告主や広告代理店が自らダウンロードできるという点にあります。広告主・広告代理店にはさまざまな媒体を検討できるメリットがあり、媒体社にはニーズのある企業を特定できるというメリットがあるのです。まさに、広告業界における革新的なサービスといえます。会員も増加中で、現在は11万人以上の方に利用していただいています。

株式上場はスタートラインに過ぎない。さらなる事業拡大へと動く

私は「将来が見える人生なんてつまらない」と大企業を飛び出し、ベンチャー企業を立ち上げたわけですから、常に失敗を恐れず、ワクワクするような夢に向かって挑戦を続けたいと思っています。そして、そういった想いを社内メンバーと共有したいとも思っています。そのために行っているのは、「失敗しても私が責任を取るから」と、メンバーの挑戦を後押しすることです。

現状に満足していては成長できませんから、すでに軌道に乗っているサービスの拡充にも努めています。例えばクチコミプロモーションサービスの分野では、「トラミー」に派生するものとして、コスメ・美容のランキングサイト「COSMEbi(コスメビ)」の運営をスタートしました。

また、媒体資料ポータルサイト「メディアレーダー」のノウハウを駆使した、新たなサービスも展開中です。具体的には、ここ数年で導入する企業が急増している、クラウドサービスの資料をダウンロードできる「クラウドレーダー」。訪日インバウンド支援に関するサービスや、越境ECなどのグローバル展開を支えるサービスの資料をダウンロードできる「グローバルレーダー」。ダイビングや脱出ゲームなどのアクティビティの予約サイト「ウィークル」など、革新的なサービスを次々と世に送り出しています。これからも現状に満足せず、新サービスの構想・展開を積極的に進める方針です。

当社独自で開発した技術は特許を申請し、財産として守りつつ、経営も安定化させたいと考えています。2022年12月には東証グロースへの新規上場を果たしましたが、これはあくまでもスタートラインにすぎません。さらなる事業拡大、グループ会社の立ち上げなども視野に入れています。そして近い将来、売り上げ100億円企業の仲間入り、時価総額1000億円の到達をきっと果たします。私たちは夢の実現に向けて、着実に前進を続けます。

充実した福利厚生もメンバーのモチベーションにつながる

当社の経営理念は「みんなの感動と幸せを追求する」というものです。従来にない革新的なサービスを提供することで、株主やお客さまはもちろん、消費者の方々、社内メンバーとその家族を含めた世の中全体を喜ばせ、活性化したいと思っているのです。そのためにも、メンバーには大きなやりがいを感じながら仕事に励んでほしいと思います。

特に、自分が在籍する会社が株式上場を果たす瞬間に立ち会えたことは、メンバーにとって大きな意味があったのではないかと思います。私も、以前勤めていたベンチャー企業で株式上場を経験した時、自分の頑張りが報われた、頑張ってきて良かったと感じました。そういった達成感を味わってもらうためにも、仕事には積極的に、そして主体的に取り組んでほしいと思います。自分の仕事が会社の成長に直結していると実感できれば、モチベーションは自ずと上がるはずです。それは社内の活性化にもつながるでしょう。

仕事を頑張るために大切なのは、仲間とのチームワークです。仕事上だけで交流を深めようとすると決まったメンバーで固まってしまいがちなので、当社は「シャッフルランチ」という制度を設けています。部署に関係なく4人のメンバーが集まり、会社負担でランチを楽しみながら交流を深めるという制度です。さらに、新しく入社したメンバーを誘って会社負担でランチに行ける「フレッシャーズランチ制度」も用意しました。ランチタイムは、メンバー間の距離を縮める大切な時間だと考えています。

もちろん、プライベートも大切にしてほしいと思っています。仕事を頑張るのは大切なことですが、夜遅くまでとか、休日を割いてまでといった非効率なやり方は推奨していません。実際、当社の有休消化率は高く、長期休暇を取得するメンバーも数多くいます。産休・育休を経て復職するメンバーも増えてきました。大勢の人の感動と幸せにつながるサービスを開発するのが当社の使命ですから、メンバー全員が満足できる環境をこれからもつくっていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

当社では、キャリアを重ねた社員だけで話し合い、事業を展開するといったことはありません。毎年の新卒採用で入社したメンバーが成長してリーダーとなり、その後に入社してきたメンバーを育成するといった理想的な流れが実現しています。

また、ワークライフバランスに不安を感じる学生の方もいらっしゃるかもしれません。実際、私が以前在籍していた会社では、泊まり込みで働くこともありました。しかし、そういったやり方で長く仕事を続けることはできません。当社はしっかりとしたビジネスモデルをつくり、効率良く仕事をするというスタイルを構築しています。

また、当社には向上心と人柄の良さを併せ持つメンバーが集まっています。「みんなの感動と幸せを追求する」という経営理念や、会社説明会でよく話す「ナンバーワン戦略」という言葉に共感した人だけが入社しているからかもしれません。オフィスに来られた方には、メンバーが率先して挨拶しています。仕事においても、「こうしてみるのはどうですか」などと積極的に意見してくれるような前向きなメンバーばかりです。

企業研究では業務の内容や会社の業績だけに注目せず、メンバーたちの“人柄”を知るために実際に足を運んで積極的に会話してみてください。

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17期連続増収、株式上場を果たし“台風の目”として勢いに乗るアイズ。社内は穏やかな雰囲気で、親しみやすい人柄のメンバーがそろっている。

マイナビ編集部から

SNSやブログを介したクチコミマーケティングサービス「トラミー」、広告媒体やマーケティング資料を集めたポータルサイト「メディアレーダー」など、革新的なサービスを次々と展開するマーケティング系ベンチャー企業・アイズ。2007年の創業から増収を続け、2022年12月には東証グロース市場への上場も果たした。

今回取材した福島社長は、大手企業で勤務した経験や、ベンチャー企業でマネージャーとして、スタッフ育成などに携わった経験があるとのこと。「自ら仕事を創り出し、チャレンジを続ける」という福島社長の精神を、アイズのメンバーはきちんと継承し、実践している。だからこそ、同社は大きく成長しているのだ。

部署の垣根を越えたコミュニケーションを目的とする「シャッフルランチ」や、年末に社員の家族へカニや肉を贈る「ファミプレ」などといったユニークな福利厚生にも、福島社長の人柄が表れている。「企業の形成で最も重要なのは、メンバーの人柄」と語る社長の手腕や人間性を間近で学びたい、という方はぜひ同社の研究を進めてほしい。

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メンバーの増員に伴い、2021年に渋谷の新オフィスへ移転し、2023年に増床した。互いに会話を楽しみながらアイデアを膨らませるメンバーが多いようだ。

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