(株)昭和システムエンジニアリング【東証スタンダード市場上場】

現在は保険会社で顧客管理システムの保守・開発を行っています。顧客管理システムとは顧客・契約情報などを統合し、名寄せ、顧客・契約情報等の出力機能を提供する社員向けシステムのことです。主に行うことはメンテナンス作業で設計から開発・テスト、リリースまでの一通りを行います。

一番印象に残っている出来事は今年７月に行った既存システムの性能改善に伴う性能検証です。これは実際に開発する前に新方式にすることで本当に処理時間が改善されるのを検証するのですが、この確認は本番環境という実際に運用されている環境で作業する必要があります。先輩のサポートが付いているとはいえ、初めて自分がメインの本番作業となりました。環境変数の変更を忘れると本番のデータベースに対して処理を行ってしまうため、すごく緊張し、間違えないよう慎重に作業を行いました。無事に作業が完了した時にはホッとしました。

高校の時に物理が好きで大学は理系の中でも電気や機械関係の学部に進もうと考えていました。進学した大学の2年次にプログラミングの講義があり、グループワークで一つの成果物を作成することになりました。機能ごとに担当者を決め、担当の機能を開発し、最後にすべての機能を合わせて完成させました。担当の機能を作成しているときに想定通りの動作をしない、グループ全員の成果物を合わせた時にエラーが発生するなどありましたが、一つずつ解決していくことによって完成した時には達成感を得ました。その後プログラミング関係の研究室に所属し、学んでいくことでSEを進路とすることにしました。

就活では文系・理系問わずに合同説明会等に積極的に参加することで、今まで知らなかった分野などを知ることができ、興味を持つことにより進路の幅が広がります。また、エントリーシートなどの添削を行ってくれる会場も多いので積極的に活用することをお勧めします。就職後のイメージに不安が多いかもしれませんが、基本的なことは研修で身につけることができます。参画するプロジェクトによって必要となるスキルが異なりますが、業務を行う中で身についていくため、焦る必要はありません。最初は誰もが初心者ですから、わからないことは調べたり先輩に聞いて少しずつ身につけていきましょう。