最終更新日:2024/6/1

(株)新栄技術

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建築設計

基本情報

本社
新潟県

取材情報

知識ゼロからの専門職

官公庁発注の公共工事(測量、設計、調査委託業務)を担う、新潟県の老舗企業です。

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地域社会の発展に貢献する技術を習得し、人として大きく成長!

「豊かな暮らしを未来に」の理念のもと、水と土と緑の建設コンサルタントとして地域社会の発展に貢献する「(株)新栄技術」。「人の成長なくして企業の成長はない」と考え、社員教育にも注力しています。

今回は、技術部と管理部で活躍する先輩社員2名にインタビュー。大学時代の学びや取得した資格、現在の仕事内容、入社後の努力、やりがい、将来の夢などについて、たっぷり語っていただきました。

(写真左から)
●斉藤 優希さん(技術部/2021年入社/環境ツーリズム学科出身)
●広橋 あみさん(管理部/2022年入社/経済学部出身)

「(株)新栄技術」の魅力

「事務所内だけでなく屋外の業務もあり、とても楽しい。大学の名誉教授による水理学の講習はとても難しい内容ですが、将来のために頑張っています」(斉藤さん)
「官公庁発注の公共工事に携わる当社は、経営が安定しているのが魅力です。福利厚生も充実していて、安心して長く働き続けられる環境が整っていますよ」(広橋さん)
若い社員も多く活躍しており、部署の壁を超えて活発なコミュニケーションがみられる。先輩や上司とも密に連携がとれているなど、風通しの良さも自慢の一つ。

未経験でも充実した社員教育のおかげで、安心して仕事に取り組める環境です。

大学では環境ツーリズム学科に進学し、主にサステナブルツーリズム(地域の自然や伝統文化の保全を第一に考えた持続可能な観光)について学びました。将来も観光業で活躍を、と思っていたのですが、私が企業研究を始めた時期とコロナの第一波が重なり、観光業が大きなダメージを受けました。さらに不要不急の外出や移動の自粛が叫ばれる当時の状況に、まったく出口が見えず……。なんとか方向転換し、手に職をつけられる技術系の仕事をめざすことにしました。しかし、文系出身の私が入社できる技術系の会社は少なく、その中で文理不問の当社と出会いました。設計職を希望した理由は、単純にかっこいい仕事だと感じたから。ほかにも大工だった祖父の影響で、小さい頃から木材とノコギリで積み木をつくって遊ぶなど、モノづくりへの憧れもありました。最初は、知識ゼロの私に設計職が務まるのか不安も感じましたが、当社の社員育成のノウハウを知り、安心して入社することができました。

入社後には現場研修に参加し、当社が設計した構造物を見てまわりました。同時にベテランの先輩によるOJTもスタート。最初は境界確定測量(土地の境界をはっきりさせるための測量)の現場に同行し、測量機の使い方から丁寧に教えていただきました。さらに測量機を使った観測にも挑戦するなど、実践的にスキルを習得。下水道管を新設する現場では、既設の下水道管の位置を測量で求めて、新設する下水道管の位置や勾配を計算するという経験もしました。もちろん当時は右も左も分かりません。現場に飛び交う専門用語にも苦労しました。しかし、現場を一つ経験するたびに理解が深まり、自然と仕事の幅が広がるのを感じてとてもうれしかったです。それもすべて、先輩方が導いてくれたおかげと感謝しています。
(斉藤 優希)

地元である新潟県に貢献したいと思い当社に入社を決心。

商業高校で学んだ商業や経済の知識をさらに深めたいと思い、経済学部に進学しました。大学の4年間では、経営や金融、税金などの講義を中心に受講。特に力を入れたのは、簿記の資格取得です。3年生の冬には簿記2級の試験に挑戦し、見事に合格することができました。簿記は高校時代から取り組んでいますが、とても難しい内容に苦労の連続でしたが、頑張った証として挑戦して本当によかったです。

企業研究をはじめた頃、経済学部の同級生の多くは銀行などの金融系を希望していました。私も例外ではありませんでしたが、いろいろ調べるうちに「地元である新潟に貢献したい」や「社会インフラに関わる仕事に就きたい」などの気持ちが芽生えました。その時に出会ったのが、建設コンサルタントとして地域社会の発展に貢献する当社です。多くの公共事業を通して、社員一人ひとりが技術で成長していること。福利厚生や社員研修が充実していることを知り、ここで働きたいと強く感じました。学部に関係ない専門外の業種ではありましたが、会社を訪問した際に感じた職場の落ち着いて仕事ができるおだやかな雰囲気、技術未経験で入社した先輩の存在も入社の決め手となりました。

現在は総務や経理を担当する一般事務職として、先輩方のサポートを頂きながら日々奮闘しています。来客や電話の対応、社員の勤怠管理、備品の管理・在庫チェックや購入手続き、電気やガスなどの設備点検の手配と、役割は多岐にわたります。特に請求書が届いた仕入先への支払い、帳簿作成時の勘定科目の分類などについては簿記の知識が生かされています。しかし、実務を通して大学の学びでは得れないことの方が多く、上司の方にご指導いただきながら、分からないことはそのままにせず、安心して相談にのってもらえる環境で仕事に取り組めています。
(広橋 あみ)

先輩2名が語る「仕事のやりがい」と「当社の強みと職場の雰囲気」。

国や県、市町村が発注する測量、設計、調査委託業務を担う当社の技術職は、とにかく覚えることがたくさんあります。入社して3年経ったいまでも、知識量は先輩方の足元にも及びません。そのため、たいへんだなと感じる瞬間もありますが、それを支えているのが「手に職をつける」という思いです。さらに新しい知識を習得して、仕事を通して理解が深められた瞬間には、大きなやりがいが得られます。私は入社後に、測量士補と技術士補の資格を取得することができました。今後もさらに測量士、土地家屋調査士、下水道技術検定など、たくさんの資格取得に挑戦したい。そしてキャリアステップを叶え、人としても大きく成長したいと思います。当社には真面目な社員が多く、仕事に集中できる環境が整っています。若手社員に対しては先輩方が積極的に声をかけてくれるので、一人で悩みを抱える心配もありません。文系から技術系に飛び込む際には躊躇もしましたが、思い切って当社に入社して本当によかったです!
(斉藤 優希)

管理部の仕事では、経理や備品の管理など多岐にわたりますが、何より社員のみなさんとコミュニケーションをとりながら進めるということがとても大切です。イレギュラーな状況に直面した時には、まず経験豊富な上司に報告してからアドバイスをもらった上で、なにが最善なのか自分で考えるようにしています。入社した当時は、業務で困ったときに、周りに聞くことができない自分がいました。しかし、上司や先輩は「いつでも相談してね」と声をかけてくれ、常に聞く姿勢を示してくれます。それからは、少しでも悩んだり引っかかったりしたら一人で抱え込まず、上司にすぐ相談することを心がけています。仕事をする上での拠り所であり、いつかは追いつきたい憧れの存在でもあります。昨年12月にははじめての決算を経験しました。まだできることは少ないですが、経理として一番多忙な時期をチームワークで乗り越えたことに、大きなやりがいを感じました。電子帳簿保存法により新しく導入されたシステムを、ミスすることなく操作できたときも本当にうれしかったです!
(広橋 あみ)

企業研究のポイント

大学の学びが仕事に直結する方もいれば、そうでない方もいるでしょう。特に直結しない方は、広い視野で企業研究を進めてほしいと思います。文系だから技術職はムリと最初から諦めず、多くの業種や職種を調べてください。近年は技術職であっても、文系出身者の方が多く入社される傾向にあると思います。高い専門性が求められる公共事業を手がける当社の場合は、土木や建築出身者であっても、一から知識や技術を学んでいただく必要があります。そのため重要なのは出身学部ではなく、人として成長したいという意欲とやる気です。

入社後に社内研修はもちろん、大学の名誉教授を招いて水理学や構造力学の講習を開催するなど、学ぶ機会を豊富に設けています。現場では上司が実力に応じたきめ細かな指導を行うことで、知識ゼロからのスタートでも着実に成長できる環境が整っています。社内の活発なコミュニケーションを支えるためにも、仕事以外で社員同士が交流する機会も豊富に設けています。そんな環境も、未経験の方には安心材料となるのではないでしょうか。
(人事担当/関川 秀一)

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若手には文系出身者も多いが、40代以上のベテランの多くは理系出身で豊富な知識を有する。分からないことがあれば、どんなことでも答えてくれる頼れる存在だ。

マイナビ編集部から

1967年の創業以来、「豊かな暮らしを未来に」という理念のもと、水と土と緑の建設コンサルタントとして地域社会の発展に貢献する「(株)新栄技術」。測量や設計など専門知識が求められる職種においても、文理不問で配属している。

今回インタビューに応えてくれた文系出身の先輩は「最初は分からないことだらけなのは、当たり前です」と話してくれた。右も左も分からないのは、同社にとって想定内のこと。だからこそ、周囲のサポートや研修制度を充実。取材中に先輩社員の2人に「仕事のモチベーションは何か?」と尋ねると、斉藤さんは「資格取得の費用負担や取得手当などは、モチベーションにつながります」と、広橋さんは「新しい仕事を任せてもらうたびに責任感が大きくなり、この業務をやり遂げようという意欲が湧きました」と教えてくれた。社員一人ひとりの成長段階に応じて仕事を任せることで、モチベーションを支えているのだと感じた。

同社の事業である一般土木や農業土木、建築は、私たちの快適な生活を支える重要な役割を果たしている。さらに近年頻発する豪雨や地震などの災害時には、被災地の復旧作業にあたることで、地域社会に大きく貢献している。手に職をつけたい方、地域社会に貢献したい方は、ぜひ同社の企業研究を進めてみてはいかがだろうか。

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地域社会に貢献する仕事に誇りを持つ先輩方。技術職も一般事務職も、研修で建設コンサルタントとしての心構えを学ぶことで、仕事への責任感が育まれている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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