最終更新日:2025/5/7

社会福祉法人ひまわり福祉会

  • 正社員

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

研修・教育について伝えたい

職員同士のコミュニケーションが盛んで、それぞれの気づきが介護の現場に活きています

PHOTO

仕事を楽しみながら、利用者様のQOLの向上を目指しています

誰もが安心して利用できるサービスの提供、日常生活の保持を目指して運営を行っている「ひまわり福祉会」専門職としてチームアプローチを実践する先輩3名に研修内容や仕事内容、今後の目標等について伺った。

*介護老人保健施設「港南あおぞら」で、専門職として活躍する先輩たち*

●伊藤 楓さん(写真右)
介護職員/2020年入職

●萩原 あゆみさん(写真左)
支援相談員・ケアマネジャー/2010年入職

●岩瀬 美奈子さん(写真中)
リハビリ職員(作業療法士)/2023年入職

私がやりがいを感じるとき

(伊藤さん)「入職2年目でOJT指導を担当した新人スタッフから、私に教えてもらったことで今の仕事が続けられていると言われた時は本当に嬉しくて、励みになりました」
(萩原さん)「入所時は全く歩けなかった方が、多職種で連携し、ご家族とも情報を共有してケアを続けた結果、ご自宅に戻られる姿を見ると嬉しくて、やりがいを感じますね」
(岩瀬さん)「自宅に戻りたいと言われていた方が、頑張ってしっかり機能を上げ、ありがとうという言葉と共に帰られた時は、この仕事を選んで本当によかったと思いました」

OJTや研修を通してスキルアップ。講師をはじめ、自分を活かせる新たな分野に挑戦できます(伊藤さん)

中学2年時の職業体験でデイサービスに伺った時、利用者様の前で歌を披露する機会があったんです。すると、私たちの歌を聴いて口ずさむ方や涙を流される方がいて、「人の心に触れ、幸せにする介護の仕事って素敵だな」と思うようになりました。それで大学の介護福祉専攻に進学。その現場実習の実習先の1つが”ひまわり福祉会”でした。ここでの約1カ月間の実習を通して感じたのは、利用者様の笑顔と施設の雰囲気の良さ。自分の意見や改善点、相談事等を気軽に話し合える雰囲気や、大変なことがあっても、職員の方々が意見を交換し合い、仕事を楽しみながら生き生きと働いている様子に惹かれ、ここで働きたいと強く思いました。

介護職員として入職後、2週間の新人研修があり、「排泄介助」「声かけ」「おむつ交換」「ベッドと車イス間の移乗」等について、より現場で役立つスキルをロールプレイを通して学びました。配属後は、約半年間、先輩のもとでOJTを通して技術や知識を身につけていきますが、困った時に頼りになる先輩が必ずいる、決して一人にならないという絶対的な安心感から心の余裕ができ、伸び伸びと仕事に取り組めたことを思い出します。自分の担当の居室が決まった後も常に先輩のサポートがありますし、3年目までは定期的に研修があるので、スキルアップすることができます。現在は介護職員として、利用者様の介護全般にあたっていますが、笑顔を見るとこの仕事に就いてよかったなとつくづく実感します。その方の個性や生活背景、コミュニケーションを大切に、お一人おひとりに合った接し方をするよう心がけています。

実は入職2年目でOJTを担当した経験を活かし、講師として外部で介護職員初任者研修の資格取得を目指す方々に教える機会をいただいています。講師の立場になって感じるのは、未経験の方に教える難しさ。普段は当たり前のように専門用語を使っていますが、私自身も改めて知識を入れ直して相手がわからないことをしっかり把握し、わかりやすく相手に伝えるように心がけています。そして、この経験をひまわり福祉会でのOJTや実習で来られる学生さんへの指導に役立てたいです。
ひまわり福祉会には、互いに刺激しあい、励ましあいながら、成長できる環境があります。私自身、利用者様への関わり方を含め施設内の新人スタッフの育成や外部講師としても、今後はより主体性をもって取り組んでいきたいと思っています。

利用者様の多様な目標を実現するために必要な多職種連携。チーム力の大切さを実感しています(萩原さん)

祖父母と同居していたことから高齢者の方となじみがあり、自然に福祉の道を目指すようになりました。医師や看護職、リハビリ職、介護職、管理栄養士、相談員等、専門職がそろい、一人の方を連携して支える体制に魅力を感じて私もその一員として貢献したいと思い現在に至ります。

入職後は認知症専門棟で介護福祉士として介護にあたっていました。半年ほどのOJTを通して日常生活のサポート、ベッドと車イス間の移乗等必要なスキルや知識を習得をしました。「上司と部下」の良好な関係がある、ひまわり福祉会はOJTが終わった後も手厚いサポート体制があるので非常に心強かったです。5年目ほど経った時、「相談員にチャレンジしてみないか」とお声がけいただいたのをきっかけに、当施設の支援相談員となりケアマネジャーの資格も取得しました。特別養護老人ホーム等で相談業務にあたる生活相談員と、介護老人保健施設で相談業務にあたる支援相談員がありますが業務内容には大差はありません。

支援相談員としてご入所時にご本人やご家族から、また入院中の場合は病院の相談員さんからの相談を受けた後に、入所の調整や退所の支援等を主に行っています。介護老人保健施設は、入所者が自宅で生活できるようになることを目指す施設。長期で入所できる場所ではないので、時期が来たらご自宅での生活が難しい方には、特養等の施設や入院先等、利用者様の状態や症状に合った場所の調整や紹介をさせていただくのも支援相談員の仕事です。各専門職と合同でカンファレンスを行い、その方に合ったケアを決めていきますが相談員としての意見を述べるだけではなく、まとめ役として意見を聞き出し、ご家族に伝えるのも私達の役目だと思っています。

面会も思うようにできないコロナ禍では、ご家族に安心していただけるように私自身も利用者様の状況を把握し、様子をお伝えするよう心がけていました。支援相談員をしていて本当に嬉しいのは、笑顔でご自宅に戻られるお顔を見る時。そのためにも、コロナが落ち着いた後は、外出や外泊支援も行い、本来の老健の目標である自宅に帰れる支援を積極的に行っていきたいですね。勤務して10年以上、ずっと変わらないのは人の良さ。私は産休・育休を2回取らせていただきましたが、復帰後のフォローや支援が手厚いので子育てしながらキャリアを中断することなく、長く勤められる職場だと思いますよ。

症状だけでなく、その人の思いや人生経験等を汲み取って行うのがリハビリだと思っています(岩瀬さん)

大学の教育学部体育学科で教員免許を取得した後、出版社に勤めたのですが、もっと人と関わる仕事がしてみたいと思っていました。そんな時、子どもから高齢者までさまざまな人と1対1で向き合い、日常生活を取り戻す支援を行う作業療法士の仕事に魅力を感じて心機一転、専門学校に入学しました。

いろいろな施設を見ていく中で、ひまわり福祉会を見学した時、「こんにちは」と言う私の挨拶に出会う職員の方々が笑顔で「こんにちは!」と。挨拶って当たり前のことですが、その礼儀正しさや活気ある雰囲気が非常に印象に残り迷わず入職を決めました。入職後の1カ月間は、OJTで先輩に教えていただきながら介入という形で入所者様の支援に入りました。また、業務後の残り時間で仕事の流れや多職種間での情報共有、各種書類の作成業務等を理解していきました。

病気や怪我等からの回復を目的とする病院での医療リハビリに対し、在宅復帰を目指す介護老人保健施設では、身体の機能を低下させず、入所者様の日常の生活動作や認知機能の回復を目指したリハビリを行います。私自身は、「その人を見る」というのがリハビリの仕事だと思っています。したがって、バランス感覚、柔軟性、歩行・食事・排泄・入浴・ベッド上での動きといった生活動作等をしっかり把握し、リハビリ20分間の中で、その人の日々の状況に合わせたメニューを自分なりに作成。認知機能の低下が見られた人には脳トレを行ったりもします。私が心がけているのは、笑顔で挨拶し、相手の目を見て話すこと。そして、何より大切なのがリハビリを楽しく続けていただくこと。ご本人でできることを増やして自信とやる気をもっていただけるような声かけをしています。ここには、個性や症状、人生経験の異なる方がたくさんいらっしゃいます。お話しするだけでも楽しくて、学ぶことも多いですし、その方のことを思いながらメニューを考えるのは非常にやりがいのあることだと実感しています。

今は個別リハビリが中心ですが、みんなで1つの物を作ったり、イベントをしたりと、集団で行うリハビリを習慣化させていければいいなと思っています。ワークライフバランスを考えた働き方ができるのも、ひまわり福祉会の特色です。定時に帰れますし、業務量の調整もあります。気持ちをしっかり切り替え、プライベートを楽しむことで、仕事へのモチベーションもグンと向上します。

学生の方へメッセージ

ひまわり福祉会は2つの特別養護老人ホームと1つの介護老人保健施設、地域包括支援センターを展開しています。特に港南あおぞらは、強化型の老健ということで利用者様を中心に、医師や看護職、薬剤師の医療職と、リハビリ職員、相談員、ケアマネ、介護職員がチームを組み、それぞれの専門性を発揮しています。ご本人の自宅に帰りたい気持ちを叶えるために、お互いの職種を認め合いながら情報を共有、効果的な支援のための方法や役割を検討し、各専門職の立場から利用者様にアプローチしているのが大きな特色です。利用者様に満足していただくためには、それを支えるスタッフが満足して働ける環境づくりも大切です。成長に合わせ課題を設定し3年目まではフォローアップ研修、その後さらなるスキルアップに向け外部研修に参加等、育成にも力を入れています。そして仕事と子育て等のプライベートを両立しながら、安心して長く働ける環境を整えているのも、ひまわり福祉会の特色といえますね。

少子高齢化により介護業界の人手不足は加速度的に進みます。だからこそ各専門職がそれぞれの役割を果たし、チームで解決していくことが求められます。介護業界は競争ではなく共存です。利用者様やご家族を含め、お互いが高め合いながら、より良いケアを目指していく。人の心に触れ人とのつながりを感じながら支援する介護の喜びとやりがいを共に実感しませんか。
(介護課副部長 南雲衆一郎)

PHOTO
「充実した研修やOJT制度、資格支援等を通して、目指すキャリアを実現できます。利用者様の心に寄り添ったケアを共に目指しましょう!」(南雲さん:写真後列左)

マイナビ編集部から

特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、通所介護等の高齢者福祉施設を運営しているひまわり福祉会。その魅力は、やはり多くの専門職が利用者お一人おひとりの目標に向かって支援する多職種連携だ。利用者様に根拠のあるケアを実践できるだけでなく、協力し合うことで職員の負担も軽減できケアの質の向上と職員のバーンアウト回避につながっているという。

今回の取材を通して感じたのは、それぞれが「高齢者の自立した生活を支援する」という共通認識をもって高齢者に寄り添い、専門職としての誇りと自覚をもって仕事を楽しみながらケアにあたっていることだ。その背景には、職員ファーストで伸び伸びと働ける環境はもちろん、職員の意欲を応援し、研修制度や目指すキャリアに応じて成長を促す機会を与えている社風がある。

例えば伊藤さんのように外部講師を経験することで、スキルや経験値を高めることができ、何気なく行っている介護の根拠をきちんと把握し、人に伝えられるように知識を入れ直すことで、自分の理解も深まり若手や実習生の指導に役立っているという。また、ひまわり福祉会では大学や専門学校の実習生を多数受け入れており、指導のための実習指導者講習等の外部研修にも参加できる。実習先としてひまわり福祉会を選ぶ教育機関が多いのも十分うなずける。人が好き、思いやりがあって介護をやってみたいという思いのある人には挑戦しがいのある職場だといえるだろう。

PHOTO
老人介護保険施設「港南あおぞら」。人間関係が良く、気持ちよく働ける環境のもとで長く勤める職員が多い。それが利用者様との絆を深め、質の良い介護につながっている。

トップへ

  1. トップ
  2. 社会福祉法人ひまわり福祉会の取材情報