最終更新日:2025/5/16

(株)金太郎温泉

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ホテル・旅館

基本情報

本社
富山県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手のうちに多くの経験を積むことで、自分の適材適所が見えてくる!

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毎日が変化に富み、刺激的な毎日です!

自分の“好き”や“得意”を見つけるため、幅広い業務を担当する(株)金太郎温泉の若き社員たち。インタビューに登壇した3名には仕事を通じて得られた役割や、それぞれの思いについて語ってもらった。

(写真左から)
■関口 吏さん/総合職/2018年入社
フロント業務を中心に、夕食の配膳では特別料理の担当も任されている。

■鹿本綾乃さん/総合職/2017年入社
ギフトショップを担当しつつ、フロントや食事会場の応援も行っている。

■梅川愛華さん/総合職/2021年入社
フロントと夕食の担当。夕食ではチーフを任される日もある。

仕事で大切にしていること

配膳と違い、フロントではお客様との会話がメイン業務となります。失礼のないよう、そしてわかりやすいご説明・ご案内をいつも心がけています(関口さん)。
笑顔を絶やさないことと、予習をしっかり行うことです。私自身、外出が好きなため、近場の観光地に行ってみて、その感想をお伝えするようにしています(鹿本さん)
わからないことや困ったことがあった時には、自分1人で解決しようとせず、周囲に相談するようにし、お客様に誤った案内などをしないよう徹底しています(鹿本さん)

お客様に楽しんでいただく中で、私たちも多くのことを学んでいます。

私がメインで担っているフロント業務では、主にお客様のお出迎えやお見送り、チェックイン、チェックアウト業務などを任されています。当館にはご夫婦を始めとするご年配のお客様が多く、魚津の町など観光へのご相談をよくいただきます。
一方、夕食を提供するときには、お店へのご案内や、飲み物のオーダーなどを担当しています。中でも特別料理は、その名の通り、そのお客様の為だけの料理、ご説明の際も通常の配膳以上に不備がないように気をつけています。また、私たちの仕事では連携プレーも欠かせません。フロントから「アレルギーをお持ちのお客様がいらっしゃいます」と連絡をもらったり、料理を提供する際も、お待たせしないようスタッフ同士、つねにコミュニケーションを取り合っています。

入社したばかりの頃は、接客方法に自信がなく、自分で「なにをお客様にお聞きしたらいいか」といった質問を想定して下準備もしていたほど。その習慣は今も続けていて、施設周辺の観光スポットなどには、ずいぶん詳しくなりました。周りで働く先輩たちも、仕事終わりには必ず「今日はどうだった?」と声をかけてくれ、悩みにも積極的に耳を傾けてくれます。

業務としては食事の配膳から始め、2~3年目頃から特別料理やフロントも任されるようになりました。1つのことだけをしていると、その業務に特化した働き方もできる上、いろいろな業務にチャレンジでき、自分にとってやりやすいことや苦手な部分を知ることができます。おかげで、今ではさまざまな方との会話も上達したと思っています。

フロントはお客様と最初に接する部門であり、私たちの受け答えで当館の印象が変わるという、責任感と誇りを持って臨んでいます。そうした中、フロントでも食事会場でも、お客様からいただく「楽しかった」「美味しかった」「また来るね」の言葉が、何よりの励みになります!特別料理などでは、ふるさと納税の返礼品としてご利用されている方や企業の社長など、普段なかなか接することのできない方との出会いもあり、人生勉強にもなるなとつねづね感じています。
今後はさらに経験を積み、お客様から感謝の言葉をたくさんいただくことが目標です。「あなたがいるから、また来るよ」と言っていただけるようになれば、より達成感も味わうことができますね。
(関口さん)

自らの目利きで厳選した、地元の名産品をお客様にお届けしています。

私はギフトショップ「北前館」での活動を中心に行っています。お昼前に出勤し、レジ締め、商品の発注などを行い、15時頃からは来館されたお客様対応を進めていきます。そして週末にかけては、フロントや食事会場のサポートに入ることもあります。ギフトショップは、2022年6月にリニューアルオープンしたばかり。以前は団体のお客様に向けた一般的なお土産を置いていたものを、今は個人のお客様を対象に、地元の名産品を数多く取り揃えています。商品を取り扱うにあたり、毎月ギフトショップのメンバーでミーティングも行い、特設コーナーに置く商品の企画などを話し合っています。今年の夏には富山のゼリー、高岡の真鍮製の風鈴などを販売し、中でも私が提案した風鈴はご好評をいただきました!

販売業務を行っている私も、入社当初は朝食や夕食の配膳からスタートしました。3ヶ月に一度ほど変わるメニューを覚えるのが大変で、直接調理人の方に使用する食材の話を聞き、メモに書いたものを仕事前に見返したりしていたものです。ほかにも、先輩たちが料理をお出しする方法や、お皿を下げるタイミングなどについても丁寧に教えてくれました。
2年目からはフロントに入り、3年目になってからはギフトショップも兼任。そこから少しずつギフトの方の割合が増えてきた感じです。

業務を通してやりがいを感じる瞬間は、お客様からいただく感謝の言葉や笑顔。私たちにとってお客様が喜ばれている姿を見れるのは最高の贈り物ですね。つい最近も、食事会場で料理のことや観光地について、熱心に尋ねて来られる方がいらっしゃいました。私も誠心誠意お答えしたところ、お帰りの際に、フロントに「対応がとても良かった」と伝えていただき嬉しかったのを覚えています。

当社の方針としては、「お客様を想うおもてなし」を大切にしており、私たちもその実践に余念がありません。ギフトショップの商品も、気になったものがあれば工場見学に行ったり、自分で試食をするなどして、その魅力をお客様にお伝えする方法を考えています。
朝食で提供したホタルイカの沖漬けや、お部屋の枕などはギフトショップでもご購入いただくことができ、それらのインフォメーションにはフロントや食事担当も協力してくれています。
これからも、さらにお客様に喜んでいただけるよう、商品の選定などの面でスキルアップを図っていくつもりです。
(鹿本さん)

好奇心や向上心の旺盛な私には、日々の経験こそがやりがいです。

私の主な仕事内容は、お客様のチェックイン時にはフロントに立ち、ひと段落した時点で配膳業務を行うべく夕食会場へと移ります。夕食時にはチーフとして入ることもあり、その日は会場の担当者と前菜からデザートまでのご提供の段取りを打ち合わせし、アレルギーをお持ちのお客様がいらっしゃれば、その情報も共有しておきます。

私は、学生時代に結婚式場と料亭でのアルバイト経験があり、ある程度の流れはわかっていたつもりでした。ただ、やはり金太郎温泉ならではのルールもあり、最初のうちはとにかく習ったことはメモに取り、後から清書をするなどの工夫をしていました。当時はミスもたくさんしましたが、上司や先輩が必ずフォローをしてくれましたし、私にとっては、つねに新しいことを覚え、チャレンジできる毎日に新鮮さを感じています。現在、私は会社の寮に住んでいて、そこには同期もいるため、仕事が終わった後も楽しく過ごすことができていますね。

最近では館内の写真を撮影されている方に、「よろしければ私がお撮りします」とお声がけをしたり、迷われている方にご案内をするなど、気配りや目配りもできるようになってきました。その中での仕事のやりがいは、お客様からさまざまなご意見をいただける点です。当館には何度もリピートをしていただいているお客様から、毎回アンケートもお書きいただくのですが、最初のうちはあまり良い評価をいただけませんでした。それに対し、「今度はこんな対応をしよう」「言葉づかいを変えてみよう」など自分で考えて、それを実践し、解決したときにやりがいを感じます。一方、食事対応の方ではベテランのパートさんたちから、見たことのない食材の名前や料理法などを聞き、自分の知識にしていくことが自分自身の成長も感じることができ楽しいですね。

また最近はコロナ禍も終わり、海外からのお客様も増えてきました。私は英語に対して苦手意識があるため、まずはそれを克服し、よりスキルの高いスタッフをめざしていくことが今後の目標です。
(梅川さん)

学生の方へメッセージ

当社の総合職がいくつかの業務を兼任するのは、お客様の満足度向上につながると考えているからです。幅広い対応力を習得することで、たとえばフロントスタッフが料理のアイデアを出したり、お客様のアンケートをもとにみんなでプランを考えたりなど、よりお客様に寄り添ったご案内が可能だと自負しています。
夕食の品書きなども、スタッフからの意見をもとに見直しを図り、今ではメニューにひと言コメントを添えているほどです。今回、取材に登場した3名の話からもわかるように、“いろいろな経験をして成長したい”という思いが強い社員が揃っています。

会社としても、私たちの考えに共感してくれる社員たちには、できるだけやりたいことをさせてあげ、チャンスも与えたいと思っております。時にはイベント会場の視察や行政機関にも、勉強を兼ねて私も同行をしています。

旅館の仕事に興味を持つ方の多くは、接客が好きか、お客様を笑顔にしたいという気持ちを持っていることでしょう。もちろん、そうした姿勢は大切ですが、加えて自分を成長させたいという意欲も大切ですね。
(取締役支配人 浦崎将寿)

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魚津は蜃気楼で有名な海があるほか、立山連峰の山も有名。自然が豊かな上、スーパーや飲食店も多く、暮らす上でも快適な街だ。金太郎温泉では社員寮も用意している。

マイナビ編集部から

学生のみなさんにとって、“宿泊業”における旅館とホテルの違いは何だろう。中には「ホテルに比べ、旅館は働く上で敷居が高い気がする」という人もいるかもしれない。確かに客室や料理、接客などに対する熱意は感じるものの、それらはすべてお客様のためのサービスである。取材に応じていただけた浦崎支配人によれば「お風呂に入って、食事をして、睡眠を取る。それが1つの施設の中でできるのですから、豪華ではあっても、自宅との過ごし方と大差はありません。これほどお客様と密に関わる仕事は、接客業の中でも少ないので、よりお客様に寄り添った対応ができるのが当館の強みです」とのことだ。

実際、同社に関して言えば、スタッフ同士の関係性も良好で、その雰囲気がお客様に伝わり、リピーターも増えているのだろう。今回、取材に登場した3名からも「フロント内で世間話もしますし、コミュニケーションは取りやすい職場です(関口さん)」「私にとっては、毎日やりがいを感じられる空間。お客様の笑顔を見るたびに、頑張ろうという気持ちになれます(鹿本さん)」「上司や先輩のやさしさに加え、いつでも相談できる同期の存在をとても大きく感じています(梅川さん)」と語ってくれた。
まずは、一度、同社の働きやすさについて、実際の職場環境を見てみるのもいいのではないだろうか。

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上司や先輩との距離も近く、支配人のことも「浦崎さん」と“さん付け”で呼ぶのが基本。同期入社の仲間とも、切磋琢磨し合いながら成長していくことができる。

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