当社の総合職がいくつかの業務を兼任するのは、お客様の満足度向上につながると考えているからです。幅広い対応力を習得することで、たとえばフロントスタッフが料理のアイデアを出したり、お客様のアンケートをもとにみんなでプランを考えたりなど、よりお客様に寄り添ったご案内が可能だと自負しています。
夕食の品書きなども、スタッフからの意見をもとに見直しを図り、今ではメニューにひと言コメントを添えているほどです。今回、取材に登場した3名の話からもわかるように、“いろいろな経験をして成長したい”という思いが強い社員が揃っています。
会社としても、私たちの考えに共感してくれる社員たちには、できるだけやりたいことをさせてあげ、チャンスも与えたいと思っております。時にはイベント会場の視察や行政機関にも、勉強を兼ねて私も同行をしています。
旅館の仕事に興味を持つ方の多くは、接客が好きか、お客様を笑顔にしたいという気持ちを持っていることでしょう。もちろん、そうした姿勢は大切ですが、加えて自分を成長させたいという意欲も大切ですね。
(取締役支配人 浦崎将寿)