最終更新日:2025/4/11

(株)大気社

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

空調設備の施工管理に取り組む若手社員3名の挑戦と成長の軌跡!

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信頼できる仲間がいるから、どんな苦労も乗り越えられる!

ビル空調および産業空調、塗装プラントの領域で業界の発展に貢献する(株)大気社。今回は、主に空調設備工事を手掛ける環境システム事業部で活躍中の社員3名に、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標を伺った。

■天野 皓揮さん(写真右)
環境システム事業部 東京支社 技術1部 技術1課/2022年入社

■横山 雄一さん(写真左)
環境システム事業部 東京支社 技術2部 技術1課/2022年入社

■花田 丈典さん(写真中央)
環境システム事業部 東京支社 技術3部 Cs27/2022年入社

社員は語る

「研修で印象に残ったのは『お金を払う立場から、お金をもらう立場になったんだよ』という言葉。当時はピンと来ませんでしたが最近になってわかってきました」(天野さん)
「一緒に仕事がしたいのは、元気な人やコミュニケーションをとることが好きな人ですね。報連相さえしっかりできれば、楽しく働けると思います」(横山さん)
「“職人さんファースト”の姿勢で仕事に取り組んでいれば、何かうまくいかないときに、職人さんから声を掛けてくれます。これも現場の仕事の魅力です」(花田さん)

学生時代の過ごし方、入社の決め手。新入社員研修で同期との仲を深める

■学生時代の勉強内容と入社理由について聞かせてください。
【天野さん】学生時代は工学部で土木を専攻し、構造力学や材料力学を中心に土木工学の基礎を学びました。当社を知ったのは、大学の掲示板で求人票を見たことがきっかけです。正直なところ、設備業界に興味があったわけではありませんが、給与面や先輩社員の明るくて優しい人柄、一人ひとりに寄り添ってサポートする姿勢に魅力を感じ、入社を決めました。

【横山さん】私の場合は工学部で機械工学を専攻しており、学んだ知識を活かしたいと考えたことがきっかけで空調設備業界を志望しました。比較的早い段階で同じ業界の中堅企業から内定をもらっていたのですが、親戚が大手に進むことを知り「絶対に負けたくない」と思い就職活動を再開。そして当社に入社することにしたんです。天野と同様、先輩社員の優しくて、話しやすい人柄にも魅かれましたね。

【花田さん】学生時代は地元・福岡の大学の工学部生命環境科学科で教員免許の取得に励みながら、触媒に関する基礎研究に取り組んでいました。就職活動では「人と話し、協力し合いながら進められる仕事がしたい」と思い、施工管理職に絞って会社選びを進めました。空調設備業界は「ゼネコンよりもとっつきやすいんじゃないか」と思って志望したのですが、当社を選んだ理由としては、配属地の希望が通りやすい点が大きかったですね。ずっと地元で暮らしてきたので、一度は関東地方で働いてみたいと思ったんです。

■新入社員研修についていかがでしたか。
【天野さん】入社直後の集合研修では約2カ月間、本社で社会人としての心構えや基本的なビジネスマナー、ビジネススキル、学会設備士(空気調和・衛生工学会設備士資格検定試験)の取得に向けた勉強に取り組みました。

【横山さん】2022年入社の同期は84人。ワークショップを行ったり、研修後に一緒に飲みに行ったりして、仲を深めることができたのが良かったですね。

【花田さん】天野や横山とは寮が一緒だったので特に仲良くなりましたが、所属部署や先輩・後輩関係なく、飲みに行ったり、ゴルフに行ったりと、誰とでも気兼ねなく付き合える会社です。社員同士の仲がとても良い点は当社の魅力の一つだと思います。

空調設備の施工管理。多彩な仕事内容とそのポイントは?

■これまで携わってきた仕事について聞かせてください。
【天野さん】複合ビルや自治体の新庁舎、オフィスビルの新築工事の現場で、空調設備の施工管理に携わってきました。最初の現場では資材の移動や搬入からスタート。工事の流れをつかんだ上で、工程表の作成・管理や協力会社の手配、品質管理などに携わるようになりました。工事現場の迫力は想像以上。はじめのうちは見るものすべてが新鮮で、強烈な“非日常感”がありましたね。

【横山さん】美術館の新築工事、オフィスビルの改修工事、データセンターの改修工事の現場で空調設備の施工管理を行ってきました。天野と同様、資材の搬入などからスタートし、徐々に仕事の範囲を広げていきましたが、毎回、建築物の仕様がかなり違うのでチャレンジの連続です。データセンターの改修工事では所長が途中で別の現場に行くことになり、最終的な施主検査などを一人で担当。職人さんをはじめ、多くの方々の助けを借りて何とか乗り越えることができました。

【花田さん】自治体の新庁舎や、ビルの新築工事に携わった後、設計を経て、再び施工管理に。最近は、複合ビルの大規模改修工事などの施工管理を行っています。一時期、設計に携わったのは、忙しい新築ビルの工事に携わる中で、視野が狭まっていると感じたから。しかし、その後違う部署から現場を見る中で、施工管理の仕事の幅広さや関わる人々の多さを改めて実感し、「自分はやっぱり現場で働きたい」という思いが湧いてきました。

■仕事で心掛けていることはありますか。
【天野さん】周りに目が向けられるようになるまでは、「工事が止まってしまうようなミスを絶対にしない」ということを念頭に置いていました。あとは身近な先輩をはじめ、工事に関わる人との人間関係を大事にしていましたね。

【横山さん】常に新しいことを学ぶ必要があるので、取っ掛かりの部分ではいつも苦労しています。勉強のコツは、わからないことに直面するたびに先輩や職人さんに聞くこと。エクセルやPDFのノウハウなど、小さなことでも質問し、疑問を解消するようにしています。

【花田さん】大事にしているのは「職人さんファースト」の姿勢です。職人さんの力なしに私たちの仕事は成り立ちません。職人さんに、いかに安全に気持ち良く作業してもらうかということを常に念頭に置いて仕事を進めています。

仕事のやりがい、今後の目標は?

■仕事のやりがいは?
【天野さん】何もないところから建物が完成する姿を、最初から最後まで自分の目で見届けられることですね。半年から3年の長丁場が多いので、すべての工事が完了したときには「やっと終わった~」という安堵感が強いですが、時間の経過とともに達成感と自信が湧いてきます。

【横山さん】工事が完了したときはもちろん嬉しいですが、小規模な現場を任せてもらい、施工図の作成や協力会社の手配から工事の完了まで、すべての工程を一人でやり切ることができたときも大きな達成感を得られます。一人で現場を回していくとなると、考えなくてはいけないこと、新たに学ぶべきことが膨大にありますが、工事をやり遂げたときには、自らの成長を実感できます。

【花田さん】天野や横山の語っている場面では間違いなく大きな達成感を感じられますが、それに加えて環境整備や職人さんの詰所の清掃など、人目につかない仕事、人があまりやりたがらない仕事に率先して取り組んでいることを上司にきちんと評価してもらえる点。「ありがとう」という感謝の言葉を掛けてもらえる点も、やりがいにつながっています。

■今後の目標を教えてください。
【天野さん】施工管理の知識・スキルに磨きを掛けて、ビルも工場もどちらも担当できるようになることです。海外の仕事に挑戦するチャンスもあるので、英語の勉強にも力を入れていきたいと思っています。

【横山さん】まずは1級管工事施工管理技士を取得して、現場所長を務められるようになることです。その上で、小規模な現場の責任者として、施工図の作成から工事完成までを一人でやり切る力を身に付けていきたいと思っています。

【花田さん】私は学生時代に教員免許を取得するなど、もともと教育に興味を持っています。今後は現場所長の経験を積み重ねた上で、将来的には教育・研修担当として若手の育成に携わっていきたいと思っています。当社には「キャリアプランシート」といって、描きたいキャリアを申告する制度もあるので希望が持てますね。

学生の方へメッセージ

「環境システム事業部」の仕事内容、やりがいについては、3名の若手社員が話してくれていますので、私からは当社のビジネスのもう一つの柱「塗装システム事業部」についてご紹介したいと思います。塗装システム事業部は、自動車メーカーの工場敷地内への塗装プラントの建設に携わっています。基本的には一人の担当者が、お客さまへの営業から設計、施工に至るまでを一気通貫で担当。日系自動車メーカーの海外工場の立ち上げに数多く参画しているため、海外売上比率が高いのが大きな特徴です。空調設備の施工管理と同様、大きな建物・プラントの完成に立ち会うことができる、実にやりがいのある仕事です。

なお、当社には施工管理職のほかにも、研究開発職や設計職など魅力的な仕事があります。研究開発について申し上げると、環境システム事業部ではクリーンルーム周りや二酸化炭素吸着の研究開発、塗装システム事業部では塗装ロボットや、フィルムを使った新たな塗装方法に関する研究開発を推進中。施工管理の経験を積んだ社員がキャリアチェンジして、研究開発や設計に携わっているケースも少なくありません。こうしたキャリアパスの幅広さも当社の魅力といっていいでしょう。また、配属に際して学部・学科や学生時代の専攻内容は一切問いません。皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
(採用担当 石澤)

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2024年7月には新技術開発センター「TAIKISHA INNOVATION SITE AIkawa」(神奈川県愛川町)が稼働。新たな価値創出に向けてアグレッシブな挑戦を続けている。

マイナビ編集部から

エネルギー・空気・水に関わる先進技術を駆使して、ビル空調及び産業空調、塗装プラントという三つの領域で、最適な環境空間の創造を目指すエンジニアリング集団(株)大気社。高い技術力のもと、世界50カ国以上の国々で施工実績を持つグローバルカンパニーである。

今回、環境システム事業部で活躍中の若手社員3名に話を伺い感銘を受けたのは、雰囲気の良さだった。お三方に会社の魅力について伺ったところ、次のような答えが返ってきた。「現場では大変なこともたくさんありますが、無事竣工を迎える頃には、一緒にやってきたメンバーとの絆や強力な信頼関係ができているんです」(天野さん)。「飲み方もスゴいけど、仕事ぶりはもっとスゴい、面白い先輩がいます」(横山さん)。「とにかく社員同士の仲の良い会社です。ソフトボール大会などの社内イベントを通して、事務や人事、営業担当の社員など、部署の垣根を越えた交流を深める機会もあります」(花田さん)――。こうしたコメントからも、同社の社風の良さをご理解いただけるのではないだろうか。

また、月数千円で利用可能な現場宿舎など、福利厚生の充実ぶり、働きやすい環境も大きな魅力で、全社員の育児休業取得率も確実に高まっているという。設備・プラント業界に興味関心をお持ちのすべての方に企業研究をお勧めしたい会社であると取材を通して感じた。

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同社の塗装プラント事業は国内外の自動車メーカーをクライアントとし、高エネルギー効率と公害防止機能を実現した塗装プラントを強みとしている。

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