最終更新日:2025/4/9

三井不動産ファシリティーズ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 不動産(管理)
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 不動産

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

多くの人が行き交う建物を支え抜く。社会を支える実感が、やりがいになる

PHOTO

文系出身でも大丈夫。先輩社員たちの成長の軌跡

設備管理の現場から本社部門に異動した稲垣さん、設備の最前線で活躍中の真野さんの2名に、三井不動産ファシリティーズ(株)で働く醍醐味、キャリア開拓の可能性などについて話を聞いてみました。

■稲垣 聖菜(写真左)
 SCマネジメント一部 事業課
 法学部政治学科卒
 2018年入社

■真野 直樹(写真右)
 SCマネジメント一部 ららぽーと横浜
 国際関係学部国際総合政策学科卒
 2021年入社

先輩の横顔

設備管理をはじめ、幅広い部署を経験してきた稲垣さん。コンプライアンス遵守を徹底している会社だけに、どの部署でもオンオフのバランスをうまく保ちながら働けたという。
大型商業施設の現場管理に携わっている真野さん。文系出身ながらも必要な技術をしっかりと身に付け、リーダーシップを発揮するまでに成長している。
設備管理に関して専門性がないまま入社した稲垣さんと真野さんは今、ともに会社に欠かせない存在となっている。大きく飛躍できる場が同社には確かに広がっている。

【稲垣さん】物件の収支管理などに携わる。人の笑顔を支えられる点がやりがいに

私は学生時代、ハウスメーカーや不動産仲介への就職を考えており、その過程で不動産管理業務の存在を知りました。建物という生活基盤を支える社会貢献性の高さに魅力を感じ、何社か見ていった結果、出会ったのが当社。三井不動産グループでは著名な建物を管理しており、就職活動中に訪問した別企業の洗練されたオフィスも当社の管理物件だというケースもありました。まさに身近な存在を支えられると感じたことが、入社の決め手です。

最初の約2年間は「ららぽーと富士見」の設備スタッフとして、点検、不具合対応、テナント・運営会社とのコミュニケーションなどに携わりました。建物内では空調やポンプなどの多彩な機械が稼働しており、最初はその仕組みがわからずに戸惑うこともありましたが、自分の手で触っているうちに理解できる業務も増え、建物に関する基礎をしっかりと身に付けることができました。

3年目には、事業課に異動。物件の収支管理や契約管理に携わる部署で、私は当時、首都圏で規模が大きい「ラゾーナ川崎プラザ」を担当していました。年次が浅いながらも責任重大な施設を任されたのは光栄なこと。わからないことも多かったですが、そのたびに現場のスタッフや事業課の先輩たちから協力を得て、課題解決のために奔走しました。また、当時はコロナ禍直後の緊急事態宣言が発令された時期でもあり、臨時休館時のテナント対応や消毒液の確保を行うなど、お客さまが安心して来店できるよう現場スタッフや運営会社のみなさまと調整しました。

5年目には、人材開発課に異動して新卒の採用を担当。建物管理とはまったく違う業務ではありましたが、会社を存続していく上でどれほどの人材が必要なのかを理解できましたし、将来の仕事を求める学生の内面に触れることで、多様な考えを持つ人に向き合う経験を積み重ねることができました。

今年から再び事業課に異動し、主に池袋の小規模商業施設群の管理を任されています。現地の統括管理業務にも携わらせていただき、行政・テナント対応や、不測の事態が起きた際の対応を担っています。難しいことは多いものの、入社前にめざしていた通り、建物空間内での日常を支えられるこの仕事のやりがいを見出しています。施設内でお客さまの笑顔を見るのは本当に嬉しいですし、笑顔になれる空間を支えているスタッフが、いっそう働きやすい環境を作らなくてはならないと思っています。

【真野さん】ためらわずに質問するのを心掛け、一歩ずつ成長を遂げる

私の就職活動では業種業界を問わず、幅広い企業を調べながら自分に合った道を探していました。当社に関しては著名な建物の管理を手掛けていると聞き、大きく心動かされるものがありました。とはいえ未知なる設備管理という業務に不安を感じていたのも事実。それでも入社後2か月間の新入社員研修や、ブラザーシスター制度を介した指導を受けながら、なんとか一歩ずつ前に進んできました。

最初の3年間は「ららぽーと湘南平塚」で勤務。普段は防災センターに常駐しつつ、電気・消防・衛生といった設備の点検を行うとともに、不具合を発見した際、修理・是正できるレベルの場合は自ら対応し、そうでなければ協力会社に依頼をしていくというのが主な仕事となります。オフィスワークも多く、例えばテナントの水道・電気代の請求管理なども行っていました。

新入社員時代、わからないことは調べようとはしたものの、正解まで辿り着けないケースも少なくありませんでした。その際は躊躇せずに先輩に質問をし、その場で解決することを心掛けたおかげで、2年目の夜勤では当直長を務めるまでになりました。不測の事態が発生したとき、責任を負うのが当直長の使命。不具合はもちろん、台風や地震時の一次対応も率先して行うため、業務の上で当事者意識が芽生え、知らなかったことも積極的に吸収している自分がいました。

工事対応も任されるようになったのが3年目になった頃。修理の際に見積もりを出してオーナーの承認を受けるとともに、協力会社に依頼した上で工事の立ち合い、現地確認という一連の流れに携わっていました。最初は空調機器の部品交換程度の簡単な工事から始めましたが、何もかもわからないことだらけ。それでも実践の中で覚えるのが一番の近道だからと、先輩を頼りながら課題を乗り越えていきました。自分が提案した工事や不具合対応が終わった後、よりよい施設に生まれ変わった姿が見られるのはやりがいが大きいですね。

また、3年目の当時は並行して新入社員の指導にも携わりました。ですがその際、自分が人に教えられるだけの知識が定着していないことに改めて気付かされ、その後は資料を作りかみ砕いて説明しながら、なぜその手順になっているのかを理解してもらえるように指導することを心掛けました。「ららぽーと横浜」に異動してからは3人の後輩ができましたが、1年間にわたり後輩に寄り添った経験が大いに生きています。

【稲垣さん/真野さん】2名の先輩の将来の目標。人が育つ環境が整うのも当社の自慢

■昔は人前で話したり、自分の意見を主張するのが苦手な性格でしたが、積極的にコミュニケーションをとる先輩たちの影響を受けて、自然と私も堂々と話ができるようになりました。業務内容に関してもワンランク上のレベルに挑戦中。今までは担当物件の収支のみを見ていたのですが、他の複数物件の収支分析を手掛けることになったため、まわりの先輩方からしっかり学びたいと思います。職位としてもリーダー職まであと少し。よりいっそう責任ある仕事を任され、後輩たちの育成にも深く関わっていけるように、まずは自分自身をより高めていきたいですね。
私はこれまで、いくつかの部署を経験してきましたが、悩んでいた時には支えてくれる人が多いことが当社の魅力だと思います。また、柏市にオープンした「三井不動産総合技術アカデミー」にはさまざまな設備がそろっており、入社後は絶好の学びの場が広がっています。私が新卒の頃には未完成でしたので、1年目にアカデミーがあったらすんなり業務に入り込めたかと思うと、今の学ぶ環境の充実ぶりが素直にうらやましいですね。
<稲垣さん>

■横浜に異動してきてからは後輩たちも増え、今後は社員をまとめ、指示を出す側になる段階に来ています。そのため、こちらの意図に合わせて全員がスムーズに動けるようにマネジメント力に磨きをかけ、将来に備えていこうと思っています。また私は入社以来、一貫して設備業務を手掛けていますが、今後は本社を含めてさまざまなキャリアに挑戦したいとも考えています。現場以外の仕事を知ることができれば、より広くこの会社を支えられるのではないかと思います。
成長のために学べる環境が整っているのは、ありがたいところ。当社は『MFFCカレッジ』という人材育成プログラムが整備されており、入社後は段階を踏んで成長を遂げることができました。個人的には配属前の新入社員研修で、社会人マナーなどの基礎的な部分をしっかりと伝授していただけたおかげで、人と触れる機会の多い設備管理では貴重な経験となりました。現場ではブラザーシスター制度を通じて、マンツーマンでやさしく教えてくれる先輩がいますから、入社後も溶け込みやすいと思いますよ。
<真野さん>

学生の方へメッセージ

■就職活動を始める上では、最初に自分の性格を把握するのが大切です。さまざまな企業を調べていく中で、どんな部分に惹かれるか、どういう環境であればポテンシャルを発揮できるのかを考えていくと、自分自身の特性が見えてくると思います。
ただ、どんなにやりたい仕事であったとしても、一緒に働く社員の考え方が自分とズレていると、楽しく働き続けることができなくなってしまいます。本当に自分にマッチしているのかを探るには、直接企業に訪れてみるのが一番。思い切って飛び込んでみると、想像もしていなかったような新発見があるかもしれません。設備管理という当社の事業に関しても、実際に話を聞いてみると興味が膨らんでいくはずですよ。
<稲垣さん>

■職種を絞って企業を探している人も多いと思いますが、私は幅広く企業を見ることをおすすめします。私も全くのノーマークだった不動産管理業に関して、視野を広げるために当社を訪れて話を聞いたところ、その面白さに気付いて入社するに至りました。話を聞くだけでも自分の中で変化が生まれますから、積極的に説明会などには参加してみると良いと思います。
エントリーシートに関しては、細かく書いていくのもいいですが、面接で質問を受けやすいように、結論はあえて書かないというのも一つです。さまざまなスタイルがあると思いますので、自分なりのやり方で後悔のないように選考対策を進めてください。
<真野さん>

PHOTO
三井不動産グループの手掛ける有名施設を管理するだけに、家族や知り合いに「この物件を任されている」と胸を張って言いやすいという。

マイナビ編集部から

首都圏で約340棟の施設を管理する三井不動産ファシリティーズ(株)は、社是でもある「優れた技術と暖かい真心をもって、安全で快適な環境をお客さまに提供し、社会に貢献する。」のもと、建物を利用する人たちが快適で安心できる環境の創出に努めてきた。管理物件の名前を見れば、著名な施設がズラリと並んでいる。当然、特別な管理手法が問われてくるが、長年にわたってノウハウを蓄積してきた同社だけに、オーナーからも絶大な信頼を寄せられている。

取材に応じてくれた稲垣さんと真野さんはともに文系出身ながらも、たくさんの人が行き交う商業施設の安全と安心を実現するべく、真摯な姿勢で自分を高め続けてきたという。現在、稲垣さんは現場を離れて本社で勤務しているが、各物件での設備管理業務以外にも多様な仕事が存在しており、キャリアステップが豊富な会社であることも伺い知られた。

社員たちは、普段各拠点で勤務しているが、部署を横断したコミュニケーションも活発。例えば、野球やフットサル、スキーといった部活動で汗を流している者も少なくない。会社自体が全体的に和気あいあいとした雰囲気に包まれているため、新入社員たちも肩ひじ張らず、自分らしく働き続けられるはずだと、取材を通して感じた。

PHOTO
地下鉄虎ノ門駅前にある本社オフィスのエントランス。基本的には本社からもアクセスがしやすい首都圏の建物を管理している。

トップへ

  1. トップ
  2. 三井不動産ファシリティーズ(株)の取材情報